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【保存版】引っ越しやることリスト!A4紙1枚分で必要な手続きがチェックできる

最終更新日: 2024年10月31日

引越しでは住所変更に伴う手続きから荷造りまで、やることが盛りだくさんです。そこで効率的に進められるように、すべての手順をリスト化しました。

A4紙1枚でダウンロードもできるので、引越し先の決定後から引っ越し当日、翌日以降まで漏れなく消化していきましょう。

引っ越しやることリストをダウンロードする

引っ越しやることリストはA4紙1枚のPDFでパッと確認できます。1クリックで気軽にダウンロードしてみましょう。

A4紙1枚の引越しやることチェックリスト

A4紙1枚の引越しやることリストをチェックする

引っ越しでやること全体を時系列で確認する

引っ越しでやることは全92項目を網羅していますが、人によっては不要な項目も多々あります

時系列で「引越し先の決定後、1カ月前、2週間前、1週間前、前日、当日、引越し後1~2週間」のタイミングを把握しながら、対象者で「全員、1人暮らし、家族向け、所有者」などで絞っていきましょう。

引っ越し先の決定後にやること 対象者
1-1. 引越しの候補日を複数出す 〇全員
1-2. 新居の契約開始日を決める △賃借人
1-3. 新居の初期費用を支払う △賃借人
1-4. 旧居の管理会社に退去を伝える △賃借人
1-5. 月極駐車場の解約を伝える △賃借人
1-6. インターネットの契約と解約をする △契約者
1-7. 新居に運搬する家具家電を決める 〇全員
1-8. 新居周辺の道路状況を確認する 〇全員
1-9. 引越し業者に相見積もりを取る 〇全員
1-10. 引越し業者を選んで依頼する 〇全員
引っ越し1カ月~2週間前にやること 対象者
2-1. 不用品の処分を始める 〇全員
2-2. 粗大ゴミ収集を自治体に依頼する △所有者
2-3. 新居の家具家電の配置を決める 〇全員
2-4. 新居に新しい家具家電を買う △購入者
2-5. 新居の窓枠のサイズを確認する 〇全員
2-6. 新居を掃除する 〇全員
2-7. ダンボールと道具を用意する 〇全員
2-8. 保育園や幼稚園の転園手続きをする △子あり
2-9. 小学校や中学校の転校手続きをする △子あり
2-10. 高校の転校手続きをする △子あり
引っ越し2週間前~1週間前にやること 対象者
3-1. 役所に転出届を出す 〇全員
3-2. 役所で国民健康保険の手続きをする △非会社員
3-3. 役所で児童手当の手続きをする △子あり
3-4. 役所で介護保険の手続きをする △介護者
3-5. 役所で印鑑登録を廃止する △登録者
3-6. 携帯電話の住所を変更する 〇全員
3-7. 固定電話の住所を変更する △保有者
3-8. NHKの住所を変更する △契約者
3-9. 衛星放送やケーブルテレビの住所を変更する △契約者
3-10. 新聞や購読物の住所を変更する △契約者
3-11. 電気の住所を変更する 〇全員
3-12. ガスの住所を変更する 〇全員
3-13. 水道の住所を変更する 〇全員
3-14. 普段は使わない物をダンボールに詰める 〇全員
3-15. 季節で使わない服をダンボールに詰める 〇全員
引っ越し1週間前~2日前にやること 対象者
4-1. 郵便物の転送サービスに申し込む ✕必要な人
4-2. 宅配便の転送サービスに申し込む ✕必要な人
4-3. 冷蔵庫と食品を整理する 〇全員
4-4. 食器をダンボールに詰める 〇全員
4-5. 日用品をダンボールに詰める 〇全員
4-6. 本や漫画をダンボールに詰める △保有者
4-7. パソコンのデータをバックアップする △保有者
4-8. 旧居と新居の挨拶用の手土産を買う ✕必要な人
4-9. 旧居の近隣住民に引越しの挨拶をする ✕必要な人
4-10. 新居のレイアウトを決める 〇全員
引っ越し前日にやること 対象者
5-1. 冷蔵庫の水抜きをする 〇全員
5-2. 洗濯機の水抜きをする 〇全員
5-3. 石油ストーブの灯油を処理する △保有者
5-4. 食材・調味料をダンボールに詰める 〇全員
5-5. 直前まで使っていた物をダンボールに詰める 〇全員
5-6. ダンボールを数えて運ぶ部屋を書く 〇全員
5-7. 旧居を掃除する 〇全員
5-8. ゴミ出しをする 〇全員
5-9. 自分で運ぶ現金や貴重品をカバンに入れる 〇全員
5-10. 引越し業者から日時や内容の連絡を受ける 〇全員
引っ越し当日にやること 対象者
6-1. 当日分の荷物をダンボールに詰める 〇全員
6-2. 当日に引越し業者からの質問に答える 〇全員
6-3. 引越しの搬出をサポートする 〇全員
6-4. 旧居で電気・ガス・水道の使用を停止する 〇全員
6-5. 旧居で忘れ物を確認しながら軽く掃除する 〇全員
6-6. 旧居の鍵を返却する 〇全員
6-7. 旧居から新居に移動する 〇全員
6-8. 新居で近隣住民に引越しの挨拶をする ✕必要な人
6-9. 新居を軽く掃除して空気を入れ替える 〇全員
6-10. 新居で電気・ガス・水道の使用を開始する 〇全員
6-11. 引越しの搬入をサポートする ✕必要な人
6-12. 事故がないことと搬入した荷物を確認する 〇全員
6-13. 引越し完了の書類にサインをする 〇全員
6-14. すぐ使うダンボールから荷解きをする 〇全員
6-15. 寝具やカーテンを設置する 〇全員
引っ越し後1~2週間にやること 対象者
7-1. 全部のダンボールを荷解きをする 〇全員
7-2. ダンボールや梱包材を回収してもらう 〇全員
7-3. 役所に転入届・転出届を出す 〇全員
7-4. 役所でマイナンバーの住所を変更する △保有者
7-5. 役所で国民健康保険の手続きをする △非会社員
7-6. 役所で国民年金の住所を変更する △非会社員
7-7. 役所で児童手当の手続きをする △子あり
7-8. 役所で介護保険の手続きをする △介護者
7-9. 役所で印鑑登録の手続きをする △登録者
7-10. 役所で妊婦や乳幼児の補助券を交換する △子あり
7-11. 子供の転園・転校の手続きをする △子あり
7-12. ペットの登録手続きをする △ペット
7-13. インターネットの開通工事に立ち会う △保有者
7-14. 警察で運転免許の住所を変更する △保有者
7-15. 警察で車庫証明の手続きをする △所有者
7-16. 運輸支局で車検証の手続きをする △所有者
7-17. 銀行の住所を変更する 〇全員
7-18. 保険の住所を変更する △契約者
7-19. クレジットカードの住所を変更する △契約者
7-20. 会員サービスの住所を変更する △契約者
7-21. パスポートの住所を変更する △保有者
7-22. 勤務先の住所を変更する △会社員

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引っ越し先の決定後にすぐにやること10項目

1-1. 引越しの候補日を複数出す

引越しの準備を始めるにあたり、まずは引越しの候補日を複数出しましょう。特に連休や2~4月の繁忙期は、引越し業者のスケジュールが詰まっていることが多く、依頼者にとってベストな日程に引っ越せないことも一般的です。

そのため、引越し月のカレンダーを確認し、仕事や予定の少ない日を3〜5日選びます。事前に「平日、土曜、日曜、連休」の曜日や「早朝、午前、午後、夕方、夜間」の時間を想定しておくと、引越し業者も予定が調整しやすいです。

1-2. 新居の契約開始日を決める

新居が賃貸物件の場合は契約開始日を決めます。不動産会社との相談時に、物件が空くタイミングを確認して、引越し候補日と照らし合わせましょう。

大切なことは旧居の解約日と新居の入居日は近いほうがお得であることです。家賃の重複期間を最小限に抑えるよう調整します。

1-3. 新居の初期費用を支払う

契約開始日が決まったら、新居の初期費用を支払います。敷金、礼金、仲介手数料などの内訳を確認し、支払い方法と期限を確認しましょう。

銀行振込やクレジットカード決済の準備をし、支払い後の領収書は大切に保管します。初期費用が足りない場合は、分割払いなどができる不動産会社もあります。

1-4. 旧居の管理会社に退去を伝える

旧居の管理会社に退去を伝えます。契約書で退去の通知期限を確認し、管理会社に連絡しましょう。退去の通知期限は1カ月前が一般的です。

退去日を伝えたら必要書類の有無を確認し、退去時の立ち会い日程も決めます。

1-5. 月極駐車場の解約を伝える

駐車場を借りている人も解除の連絡をします。契約書で解約の通知期限を確認し、管理会社に連絡しましょう。解約の通知期限は1カ月前が一般的です。

解約日を伝えたら必要書類や保証金の返金手続きを進めます。

1-6. インターネットの契約と解約をする

①新規でインターネットのプロバイダと契約する

新居にインターネット回線を引きたい場合、新しいプロバイダと契約し、光回線の開通工事の予約を取る必要があります。開通工事は予約が混み合っていることが多く、早めに予定をおさえるのがおすすめです。

一般的には契約から開通工事までは3週間程度かかりますが、引越し繁忙期の2~4月には3~4カ月後になった事例もあります。一方、Wi-Fiでインターネットを接続する場合は工事がいらないため、そこまで急ぐ必要はありません。

②現在のインターネットのプロバイダを解約する

現在のプロバイダから新規のプロバイダに乗り換える場合、解約手続きも進めます。

こちらも時間がかかることがあるため、早めの申し込みが必要です。モデムやルーターの返却もしましょう。

1-7. 新居に運搬する家具家電を決める

家具家電は「新居に旧居から持っていく家具家電」「新居に新しく買って届ける家具家電」「旧居で捨ててしまう家具家電」の3つに分類してます。

運搬する家具家電の量が少ないほど、引越し業者に依頼する内容が変わって、料金が安くなります。

1-8. 新居周辺の道路状況を確認する

Googleマップなどで新居周辺の道路状況を見て、道路幅や駐車スペースを確認します。可能であれば現地を訪れたほうが確実です。

マンションの場合は、エレベーターの大きさや使用可能時間も確認しましょう。

1-9. 引越し業者に相見積もりを取る

引越し業者は新居が決まったら早めに探し始めることがおすすめです。

特に繁忙期である2~4月は、引越しの依頼が殺到するため、引越し業者のスケジュールがすぐに埋まってしまいます。希望の日程で優良な引越し業者を予約するには、余裕をもって探しましょう。

引越し一括見積もりサービスを使うと、複数社の見積書が比較できるために便利です。

引越し見積もりサービスで引越し業者を比べる

1-10. 引越し業者を選んで依頼する

2~5社の引越し業者から相見積もりを取ったら、引越し料金、仕事内容、口コミから1社に絞ります

当日の引越しスタッフの人数、1個あたりのダンボール箱の金額、使用済みダンボールの無料回収、引越し時間帯別の料金差は、しっかり確認する人が多いです。

引っ越し1カ月~2週間前にやること10項目

2-1. 不用品の処分を始める

不用品の処分は意外と時間がかかるため、早めに着手します。最初に家中の物を確認して、必要なものと不要なものを仕分けます。

  • 時間があるならフリマアプリに不用品を出品します。
  • 時間や手間がかかるときは、リサイクルショップで売却します。
  • 知人への譲渡なども一般的です。
  • 燃えないゴミの日は2週間先になることもあります。

段階的に処分を進めておくと、荷物量が減って引越し見積もり額も安くなります。

2-2. 粗大ゴミ収集を自治体に依頼する

大型の荷物が増えるほど、引越し料金に加算されてしまいます。もう使わないであろう大型家具や大型家電は、自治体の粗大ゴミ収集サービスに依頼しましょう。

  • 自宅の住所を管轄する自治体のWebサイトや市役所にて、粗大ゴミ収集の申し込み方法を確認します。
  • 多くの自治体では電話やオンラインでの申し込みが可能です。
  • 指定された方法で料金を支払います。
  • 収集日当日は指定の場所に粗大ゴミを出すようにしましょう。

注意点としては、回収日は2~4週間先になることがあります。特に繁忙期は予約が混み合うため、早めに手配をしましょう。

粗大ゴミがリサイクル可能であったり、自分で回収場所まで運ぶことが難しい場合、また時間がないときは不用品回収サービスを利用しましょう。

不用品見積もりサービスで料金を比べる

2-3. 新居の家具家電の配置を決める

新居の間取り図を用意して、家具や家電を配置してみましょう。家具や家電の寸法、動線や使い勝手、コンセントの位置も考慮して、問題ないかを確認します。

搬入時に大型本棚や冷蔵庫、ソファ、マッサージチェアなどは「新居のドアから入れられるか」「階段を曲がるときに壁にぶつからないか」「天井が低くて斜めにしたら通るか」といった搬入経路のスペースも計測します

2-4. 新居に新しい家具家電を買う

新居のレイアウトが決まったら、必要な新しい家具や家電を購入します。組み立てが必要な家具も時間に余裕をもって購入し、引越し前に組み立てておくことをおすすめします。

冷蔵庫や洗濯機の配送日は、引越しする前に新居に送って設置が完了していると、新生活が快適にスタートできるでしょう。緊急度が低い家具家電は後日、新居で受け取れるように手配しても大丈夫です。

2-5. 新居の窓枠のサイズを確認する

新居のカーテン、レースカーテンやロールカーテン、ブラインドを設置するために、窓枠のサイズを正確に測ります。窓の高さと横幅、窓枠の奥行きを測定し、メモをとります。

これらの情報でカーテンやブラインドの購入や注文をしますが、採寸が難しい場合は不動産会社や管理会社に連絡すると教えてくれることも多いです。

ちなみにカーテンレールの本数は基本2本、カーテンランナーの数は7~14個、カーテンに付いているリングの数は7~9個が一般的です。

2-6. 新居を掃除する

新居まですぐ行ける距離の人は引越し前に新居を掃除しておくと、家具家電をスピーディーに設置できますし、当日疲れている中で掃除をしなくて済みます。

天井から床まで順番に水掃除をして、次にキッチンや浴室、トイレといった水回りを念入りに清掃します。窓ガラスと換気扇、エアコンのフィルタも掃除すると、ホコリっぽくなくなります。

また空室クリーニングが適切なされていない箇所があれば、家主や管理会社に連絡して、追加清掃や修繕を依頼します。

2-7. ダンボールと道具を用意する

引越しに必要なダンボールを準備します。ホームセンターやスーパーで購入するか、引越し業者からレンタルする方法があります。また引越し業者によってはダンボールが無料な場合もあります。

大小様々なサイズのダンボールを用意し、衣類用や食器用の専用ボックスがあるとラクです。

さらに引越し7つ道具である「ガムテープ、緩衝材、カッター、マジック、軍手、ドライバーセット、掃除セット」も忘れずに準備しましょう。

2-8. 保育園や幼稚園の転園手続きをする

現在通っている園に転居することを伝えます。次に転居先の自治体に連絡し、転入時の保育園や幼稚園の入所手続きに必要な書類を揃え、期限内に提出します。

待機児童の問題がある地域では、早めに手続きを始めることが重要です。また、転園時期や慣らし保育の必要性についても確認しておきましょう。

2-9. 小学校や中学校の転校手続きをする

小中学生の場合、学校から転出学通知書や在学証明書を受け取るなど、転出先の学校、役所、転入先の学校とのやり取りが発生します。

  1. 小学校や中学校の担任の先生に転校することを伝えます。
  2. 現在の学校へ「転出届」を提出し、次に入学する学校が決めます。
  3. 現在の学校から「入学通知書」と「転出学通知書」を受け取ります。
  4. 役所に「転出学通知書」を提出し、「在学証明書」と「教科用図書給与証明書」を受け取ります。
  5. 転校先に「入学通知書、在学証明書、教科用図書給与証明書」を提出します。

また、転校先の制服や学用品についても情報を集めておきましょう。

2-10. 高校の転校手続きをする

高校生が転校をする場合は、義務教育の小中学校とは少々手順が異なります。地域差はありますが、空き枠や試験が必要になることが多いです。

  1. 現在の高校に転校することを伝えて、受け入れ先の高校を探します。
  2. 志望校に現在の修得単位と、志望校で修得できる単位を合わせて卒業の見込みを計算します。
  3. 現在の高校で「転学照会書、在籍証明書、単位修得証明書」を受け取ります。
  4. 志望校に出願し、転入試験に合格します。

このほかにも学校によっては転勤を証明する書類の提出を求めることがあります。また入学試験の考査料が必要であるため、転校を希望する学校に確認をしましょう。

引っ越し2週間~1週間前にやること15項目

3-1. 役所に転出届を出す

転出届は引越し日の14日前から提出できます。直前は慌ただしく時間がないことが多いので、引越しまで2週間を切ったら早めに済ませましょう。提出方法は以下の3通りです。

  • 役所の窓口で直接提出
  • 郵送で提出
  • オンライン(マイナポータル)で提出

役所に行く時間がとれない方は、郵送またはマイナポータルでの手続きがおすすめです。

小中学校に通うお子さんがいる場合、この時に転入学通知書が発行されます。これは転校の手続きに必要なので紛失しないようにしましょう。

マイナポータルから転出届を提出した場合は、在校中の学校へ転入学通知書が送付されるため、引越し前に必ず受け取りましょう。

3-2. 役所で国民健康保険の手続きをする

自営業やフリーランスなど、職場の健康保険がなく国民健康保険に加入している方は、引越し時に手続きが必要です。

異なる市区町村に転出する場合には、転出届の提出と一緒に世帯全員分の保険証を役所に返還し、資格消滅手続きを行いましょう。

同一市区町村内で転居する場合には住所変更手続きをします。現在の保険証と世帯全員分の個人番号を確認できるもの、本人確認書類が必要です。

3-3. 役所で児童手当の手続きをする

児童手当の受給世帯が異なる市区町村に転出する場合には、旧居の自治体で児童手当受給事由消滅届を提出する必要があります。ただし、自治体によっては転出届の提出と一緒に自動的に児童手当を止める手続きをしてもらえることがあります。現在お住まいの自治体の窓口にご確認ください。

このとき所得課税証明書が発行されるので、転入先の自治体に提出します。

届け出が遅れて過払いになってしまった場合、返金しなくてはなりません。手間もかかるため手続きを忘れないようにしましょう。

3-4. 役所で介護保険の手続きをする

要介護・要支援認定を受けている方や、65歳以上になり介護保険被保険者証を持っている方は、介護保険に関する手続きが必要です。

異なる市区町村に引っ越すときは、旧居の自治体へ被保険者証を返却しましょう。

要介護・要支援認定を受けている場合、転居先の自治体で再度認定を受ける必要があります。旧居の自治体では、要介護・要支援状態であることを証明する「受給資格証明書」を受け取りましょう。

3-5. 役所で印鑑登録を廃止する

印鑑登録は転出届を出して、住民票が削除されると、自動で印鑑登録も一緒に廃止されます。全国の市区町村が同じ仕組みであり、特に手続きが必要なわけではありません。

3-6. 携帯電話の住所を変更する

携帯電話会社の公式サイトにログインし、住所変更のページから新しい住所を入力します。本人確認が必要な場合もあるので、身分証明書を用意しておきましょう。

3-7. 固定電話の住所を変更する

家に固定電話を引いていて、引越し後も使いたい場合は、固定電話の移転手続きが必要です。

期限は定められていませんが、移転手続きには2週間ほどかかります。電話開通工事が必要な場合や、混雑する時期はさらに時間がかかる可能性もあるので、引越し日の1か月以上前に済ませておくと安心です。

「同じ市区町村内の引越し」「NTT東日本内またはNTT西日本内の引越し」「NTT東日本・西日本をまたぐ引越し」でそれぞれ手続きの内容が異なります。

3-8. NHKの住所を変更する

家にテレビがある場合は、転居に伴いNHK受信契約の住所変更もしなければなりません。インターネットや電話から変更の手続きが可能です。

3-9. 衛星放送やケーブルテレビの住所を変更する

契約している衛星放送やケーブルテレビ会社に連絡し、住所変更の手続きを行います。転居先でのサービス提供の可否や、必要な工事の有無について確認します。

3-10. 新聞や購読物の住所を変更する

購読している新聞社や雑誌の出版社に連絡し、住所変更の手続きを行います。転居先での配達開始日と、現住所での最終配達日を明確に伝えます。ほとんどはオンラインや電話での手続きできます。

3-11. 電気の住所を変更する

引越し日が近づいてきたら、電気・ガス・水道などライフライン関係の契約変更を行いましょう。特別な理由がなければ、停止日は引越しの当日に設定しましょう。

通常、契約変更の申し込みは1週間前までに手続きをすれば良いと言われています。しかしながらゴールデンウィークなどの連休前や2~4月上旬といった引越しの繁忙期は、問い合わせが混雑するため、申し込みから手続き完了まで時間がかかることがあります。早めに手続きをしておくと安心です。

3-12. ガスの住所を変更する

現在のガス会社に連絡し、転出の手続きを行います。新居でのガスの使用開始手続きも同時に行います。

都市ガスやプロパンガスによって対応が変わるため、新居のガス設備について事前に確認しておくとよいでしょう。ガスの開栓には立ち会いが必要な場合が多いので、日程調整も忘れずに行います。

関連記事:引越し時のガスの使用停止・開始手続き!閉栓・開栓時は立ち会いが必要|ミツモア

3-13. 水道の住所を変更する

現在お住まいの地域の水道局に連絡し、使用中止の手続きを行います。同時に、新居の水道局に連絡し、使用開始の手続きを行います。

使用中止日と開始日を明確に伝え、必要に応じて検針の立ち会いの日程を調整します。

関連記事:引越し時の水道の使用停止・開始手続き!スケジュールや注意点を解説|ミツモア

3-14. 普段は使わない物をダンボールに詰める

引越しの準備として、普段使用頻度の低い物から梱包を始めます。書籍、装飾品、季節外の用品などから始めるとよいでしょう。

ダンボールには内容物を記入し、割れ物には緩衝材を使用します。重要書類や貴重品は別途管理し、引越し当日に自分で運ぶようにしましょう。

3-15. 季節で使わない服をダンボールに詰める

現在の季節に不要な衣類を整理し、ダンボールに詰めていきます。衣類は圧縮袋を使用すると省スペースで梱包できます。

ハンガーにかけたまま運びたい衣類は、衣装ケースやワードローブボックスを利用するとよいでしょう。ダンボールには「衣類・夏物」「衣類・冬物」などと記入し、開封時に分かりやすくしておきます。

引っ越し1週間前~前日にやること10項目

4-1. 郵便物の転送サービスに申し込む

郵便局に行くか、オンラインで郵便物の転送サービスに申し込みます。必要な情報は、現住所、新住所、転居予定日、申込人の氏名です。

転送期間は最長1年間で、無料で利用できます。手続きは引越しの1週間前までに行うのが理想的です。

4-2. 宅配便の転送サービスに申し込む

ヤマト運輸や佐川急便などの主要な宅配便会社に連絡し、転送サービスの申し込みを行います。オンラインや電話での申し込みが可能です。現住所、新住所、転居予定日、氏名、連絡先、サービスの開始日と終了日を伝えます。

ただし、料金は有料になることもあります。基本的には配達元の住所変更をしておきましょう。

4-3. 冷蔵庫と食品を整理する

冷蔵庫を運ぶときは中身を空にしないといけないので、食品を計画的に使い切る必要があります。

引越しまで1週間を切ったら新しく食材を買うのを控え、要冷蔵・要冷凍のものを消費しましょう。

どうしても運びたい調味料や食材は、クール便で送るか、クーラーボックスに入れて持ち運ぶ手もあります。

4-4. 食器をダンボールに詰める

食器用の専用ダンボールを用意し、丁寧に梱包していきます。割れやすい食器は新聞紙やバブルラップで個別に包み、隙間にはクッション材を入れます。

重ねる際は、重い物を下に、軽い物を上にします。ダンボールには「食器・割れ物注意」と明記し、上下の向きも示しておきます。

4-5. 日用品をダンボールに詰める

引越し1週間前になったら、シーズン中の衣類や食器、調味料など、日常的に使う荷物も少しずつ梱包を始めましょう。

ダンボールに詰めてから封をせず口を開けておけば、万が一使うタイミングがあってもすぐに取り出せます。

よく使う荷物は引越し先でもすぐに使う可能性が高いです。ダンボールの外にわかるようにマジックでメモ書きしておき、判別しやすいようにしておくと便利です。

4-6. 本や漫画をダンボールに詰める

本や漫画は重くなりやすいため、小さめのダンボールを使用します。本の大きさごとに分類し、隙間ができないようにぎっしりと詰めます。

4-7. パソコンのデータをバックアップする

パソコン内の重要なデータを外付けハードディスクやクラウドストレージにバックアップします。

4-8. 旧居と新居の挨拶用の手土産を買う

引越しの挨拶をする場合、一緒に渡す粗品を購入しておきましょう。

単身者の引越しであれば引越しの挨拶をしないことが多いですが、家族での引越しや家を買った場合など、その土地で長く住むのであれば引越し回りの挨拶をすることをおすすめします。

4-9. 旧居の近隣住民に引越しの挨拶をする

旧居のご近所さんには、今までお世話になったことへの感謝と、引越し日に迷惑をかけてしまうことを伝えましょう。粗品を購入しているのであればこの時に渡しましょう。

4-10. 新居のレイアウトを決める

新居の間取り図を用意し、家具や家電の配置を具体的に計画します。ダンボールをどの部屋に運ぶかも想定しておくと、荷解きがスムーズに完了します。

引っ越し前日にやること10項目

5-1. 冷蔵庫の水抜きをする

洗濯機や冷蔵庫などは電源を切れば運べるというわけではありません。中に水が残っていると運送中に水がこぼれて他の荷物を濡らしてしまうなどのトラブルが発生します。

冷蔵庫の電源を切り、霜取りを始めます。庫内の食品を全て取り出し、製氷機の氷も取り除きます。ドアを開けたままにし、自然解凍させます。解凍水を拭き取り、庫内を清掃します。給水タンクがある場合は水を捨て、乾かします。

5-2. 洗濯機の水抜きをする

洗濯機の電源を切り、水道の蛇口を閉めます。給水ホースを外し、残水を抜きます。次に排水ホースの水を抜きます。槽洗浄コースがある場合は実行し、槽内の汚れを落とします。その後、槽内の水を完全に抜き、乾いた布で拭き取ります。

5-3. 石油ストーブの灯油を処理する

石油ストーブの灯油タンクを空にします。可能であれば灯油を使い切るか、処分が必要な場合は、地域のルールに従って適切に処理します。

5-4. 食材・調味料をダンボールに詰める

調味料の蓋はしっかり閉め、テープで固定します。こぼれないよう密閉容器に入れるか、ビニール袋で包みましょう。

5-5. 直前まで使っていた物をダンボールに詰める

洗面用具、タオル、着替え、調理器具など、引越し前日まで使用していた物を梱包します。

5-6. ダンボールを数えて運ぶ部屋を書く

ダンボールに部屋名を書いて、番号を振っておくと引越し業者が迷いませんし、紛失も起こりません。

5-7. 旧居を掃除する

荷造り中はホコリやごみが出やすいです。引越し当日は作業の立ち会いで余裕がないので、前日までにできる限り掃除をして、ごみを捨てておくとよいでしょう。

5-8. ゴミ出しをする

退去までに捨てられなかったごみは新居に持っていくしかありません。引越し業者にごみを引き取ってもらうことは法律上できないので注意しましょう。

5-9. 自分で運ぶ現金や貴重品をカバンに入れる

現金、宝飾品、重要書類などを、自分で運ぶ用のカバンに入れます。パスポート、印鑑、保険証など重要な身分証明書類も忘れないようにしましょう。

5-10. 引越し業者から日時や内容の連絡を受ける

引越し業者からの最終確認の電話を受けます。到着予定時刻、所要時間、作業内容、注意事項などを確認します。

特に運搬に注意が必要な物や、新居での搬入経路に制限がある場合は、再度伝えておきます。

引っ越し当日にやること15項目

6-1. 当日分の荷物をダンボールに詰める

朝起きたら寝具や着替え、洗面用具など、前日まで使用していた最後の荷物をダンボールに詰めます。「当日開封」と大きく書いたラベルを貼り、他の箱と区別しましょう。

6-2. 当日に引越し業者からの質問に答える

引越し業者が到着したら、作業の流れや注意点について最終確認を行います。相手はプロであるため、具体的な指示をしなくても、壊れやすい物や搬出入の順番などは効率的にやってくれますし、引越し業者も「どこに置きますか」など毎回質問してくれます。

6-3. 引越しの搬出をサポートする

引越し業者の作業は必要に応じてサポートします。家具や家電の取り扱いについて注意点があれば伝えます。ただし、基本的には重労働であり、専門家に任せましょう。

6-4. 旧居で電気・ガス・水道の使用を停止する

引越し業者が荷物を運び出した後、電気、ガス、水道の元栓を閉めます。電気のブレーカーを落とし、ガスの元栓を閉め、水道の蛇口がすべて閉まっていることを確認します。

6-5. 旧居で忘れ物を確認しながら軽く掃除する

全ての部屋を丁寧に確認し、忘れ物がないか最終チェックします。同時に簡単な掃除を行います。床を掃く、拭く程度で構いません。

6-6. 旧居の鍵を返却する

荷物をすべて運び出した状態で、管理会社の人に来てもらって部屋の状態をチェックします。

入居者の過失による傷や汚れが見つかった場合、修繕費用を請求される可能性があります。

通常使用の範囲内でついた傷や汚れは家主の負担になります。

なお旧居と新居の距離が近く行き来がしやすい場合は、引越し日よりも後に退去日を設定するのがおすすめです。余裕をもって掃除や立ち会いの対応ができます。

6-7. 旧居から新居に移動する

旧居の最終確認が終わったら、新居へ移動します。可能であれば、引越し業者より先に新居に到着し、搬入の準備をしましょう。

6-8. 新居で近隣住民に引越しの挨拶をする

新居に到着したら、なるべく早めに引越しの挨拶をしましょう。マンションやアパートでは両隣りと上下階の住民に、戸建ては両隣り、迎え、裏、もしくは周辺住民に簡単な挨拶をします。

挨拶は「本日引っ越してきました」と伝え、手土産を渡す、もしくは「後日、あらためてご挨拶させていただきます」と伝え、引越し時の騒音などのトラブルを事前に防ぎましょう。

当日の夕方暗くなるまでの時間帯に済ませるのが理想的ですが、遅くなってしまった場合は無理せず翌日以降で問題ありません。

6-9. 新居を軽く掃除して空気を入れ替える

荷物の搬入前に、新居を簡単に掃除します。床を掃く、拭くなどの基本的な清掃を行います。

6-10. 新居で電気・ガス・水道の使用を開始する

ライフラインのうち、ガスの開栓作業はその場で立ち会う必要があります。

使用停止・開始手続きの際に、立ち会い日時を予約しておきましょう。ガスが使えないとお湯が出ずお風呂に入れないので、引越し当日に設定しておくのがおすすめです。

電気や水道は申し込みをした利用開始日に使える状態になっているはずです。ブレーカーを上げたり蛇口をひねったりして、開通していることを確認しましょう。

6-11. 引越しの搬入をサポートする

引越し業者が家に来て荷物を運び出すときは、作業に立ち会うケースが多いです。

荷物の取り扱いについて業者から質問があったときは対応する必要があります。最後に荷造りしたものがすべて積み込まれたか確認し、積み忘れを防ぎましょう。

積み込みが終わったら、引越し業者が荷物を運んでいる間に新居へ移動し、運び込みの立ち会いをします。

簡単に動かせない家具や家電は、引越し業者に指示を出して希望の場所に配置してもらう必要があります。あらかじめ新居のレイアウトを決めておくとスムーズです。

6-12. 事故がないことと搬入した荷物を確認する

全ての荷物が搬入されたら、破損や紛失がないか確認します。家具や家電に傷がついていないか、数が合っているかをチェックします。

問題があれば、すぐに引越し業者に報告し、対応を求めます。

6-13. 引越し完了の書類にサインをする

料金の支払いタイミングは業者によって違いますが、現金支払いの場合は当日の作業開始前後に直接渡すことになります。

引越し業者大手のサカイ引越センターでは作業前に、アート引越センターでは荷物の積み込み後に料金を支払うようです。

業者によってはクレジットカードやQR決済などに対応しています。しかし見積もり時に申し出る必要があるなどのルールがあるため、必ず事前に支払い方法とタイミングを確認しておきましょう。

6-14. すぐ使うダンボールから荷解きをする

引越し後すぐに必要な荷物は面倒にならないうちに取り出して片付けましょう。荷造りの際に同じダンボールにまとめておき、リビングルームに運び込んでもらうと便利です。

6-15. 寝具やカーテンを設置する

快適に過ごせるよう、まず寝具を用意します。ベッドを組み立て、シーツやカバーをセットします。次に、プライバシーを確保するためにカーテンを取り付けます。

引っ越し後2週間以内にやること22項目

7-1. 全部のダンボールを荷解きをする

あまり使わない荷物はダンボールのまま放置してしまいがちですが、なるべく早めに荷ほどきをするのがおすすめです。

放置していると、いざ必要になったタイミングで、どこに何が入っているのか忘れてしまっているかもしれません。

ダンボールに入れたままでも生活に支障がない荷物であれば、思い切って処分してしまう手もあります。

7-2. ダンボールや梱包材を回収してもらう

使用済みのダンボールや梱包材を整理します。再利用可能なものは畳んで保管し、それ以外は地域のルールに従って分別します。大量の場合は、引越し業者や専門の回収業者に依頼します。

7-3. 役所に転入届・転出届を出す

異なる市区町村への引越しの場合、引越し日から14日以内に転入届を提出する必要があります。

転入手続きは転出手続きと違い、必ず新居の住所を管轄する役所の窓口に行かなければなりません。

同じ市区町村内での引越しの場合は転居届を提出しますが、こちらも直接窓口に行く必要があります。

7-4. 役所でマイナンバーの住所を変更する

マイナンバーカードを持っている場合、引越しで住所が変わると継続利用手続きが必要です。

これをしないとコンビニでの住民票交付など、マイナンバーカードを使った各種手続きができなくなってしまいます。

7-5. 役所で国民健康保険の手続きをする

国民健康保険に加入しているのであれば住所変更を、引越しを機に加入するのであれば新規加入手続きが必要です。

転居により住所変更を行う場合は、転出証明書が必要です。市区町村の窓口にある書類に必要事項を記入し、提出すると住所変更が完了します。

所有しているのであれば、住所変更をするすべての人の住基カードまたはマイナンバーカードを持参してください。マイナンバーカードがあれば個人番号の確認と本人確認が1度にできます。

転居と同時に国民健康保険に加入する場合は、従前の健康保険の資格喪失証明書が必要です。これは健康保険への多重加入を防ぐためのものです。資格喪失証明書を受け取ったときには紛失に注意しましょう。

7-6. 役所で国民年金の住所を変更する

厚生年金に加入している会社員であれば、会社に厚生年金保険被保険者住所変更届を提出すれば住所変更手続きは完了します。第3号被保険者も同様に被保険者住所変更届を提出する必要があるため、忘れずに手続きをしましょう。

国民年金に加入しているのであれば、被保険者住所変更届を提出します。提出先は市区町村役場の担当窓口です。

ただしマイナンバーと基礎年金番号を紐づけているのであれば、どちらの年金に加入していても、自動で住所変更がされます。ご自分のマイナンバーと基礎年金番号が紐づけされているかは、ねんきんネットや年金事務所への来訪、電話で確認ができます。

7-7. 役所で児童手当の手続きをする

同一市区町村内で引越しをしているのであれば、児童手当の住所変更届を提出する必要があります。詳細は居住している市区町村のホームページをご確認ください。

従前とは異なる市区町村へ転入してきた場合は、引越しから15日以内に転入先の役所窓口に児童手当認定請求書と所得課税証明を提出します。児童手当は原則的に申請の翌月から支給されるため、手続きが遅くなるとその分支給も遅くなる点に注意が必要です。

7-8. 役所で介護保険の手続きをする

65歳以上の方や40歳以上で特定疾病がある方は、介護保険の住所変更手続きを行います。

7-9. 役所で印鑑登録の手続きをする

新しい自治体でも印鑑登録をするのであれば、忘れないうちにしておきましょう。特に難しい手続きはなく、役所で必要な書類に記入し提出するだけで完了します。

7-10. 役所で妊婦や乳幼児の補助券を交換する

妊娠・出産時には、自治体から健診費用の助成として健診補助券が配布されます。

健診補助券は指定の地域の医療機関でしか利用できないので、適用エリア外へ引っ越す場合は転入先の自治体で再度交付してもらう必要があります。

母子手帳については特に住所変更手続きの必要はありません。自分で住所欄を書き換えておきましょう。

7-11. 子供の転園・転校の手続きをする

小学校・中学校の転入手続き

転入先の小中学校に入学通知書と在学証明書、教科用図書給与証明書の3種類の書類を提出することで、転校の手続きは完了します。不明点は転入先の学校に確認を取りましょう。

高校の転入手続き

高校生の場合は、試験合格後に入学手続きを行います。制服は採寸してから作るため、タイミングによっては転入初日に間に合わない可能性があります。その際はどのような服装で行くべきかを事前に確認しておきましょう。

7-12. ペットの登録手続きをする

犬を飼っているのであれば、登録住所の変更手続きが必要です。マイクロチップが入っており、国の機関に情報登録をしているのであれば、ウェブ上で情報変更ができます。登録住所の変更は引越しから30日以内に行う必要があります。

犬のほかにも特定動物に指定されている動物を飼っている場合も、同様に住所変更が必要です。サーバルやアミメニシキヘビといった、人に害を及ぼす可能性が高い生き物が特定動物に指定されています。環境省のホームページに特定動物のリストがありますので、自分のペットが当てはまる種類でないか確認しましょう。

7-13. インターネットの開通工事に立ち会う

事前に申し込んだインターネットの開通工事に立ち会います。Wi-Fiの設定も忘れずに行いましょう。

7-14. 警察で運転免許の住所を変更する

運転免許証の住所変更期限は明確に定められてはいませんが、役所の転入手続きと同じタイミングで早めに変更するのがおすすめです。

免許証の記載事項と実際の情報が異なると、身分証明書として使えません。さらに2万円以下の罰金または科料に処せられる可能性があります。実際に罰金を支払った事例はあまりないようですが、注意しましょう。

免許証の住所変更は免許センターやお近くの警察署で受け付けています。アクセスの悪い一部地域では交番での手続きも可能です。

7-15. 警察で車庫証明の手続きをする

車庫証明は自動車の保管場所を証明する書類です。引越しに伴い駐車場が変わる場合はもちろん、変わらない場合も住まいに変更があったら車庫証明の再取得が必要です。

車庫証明の手続きは警察署で行います。必要な書類や書き方は以下の記事を参考にしてください。

7-16. 運輸支局で車検証の住所を変更する

車を持っている場合、引越し日から15日以内に車検証の住所変更が必要です。引越し先を管轄する運輸支局で手続きを行いましょう。車検証の住所変更には、発行から3か月以内の住民票と車検証、車庫証明が必要です。

国土交通省の自動車検査登録総合ポータルサイトから必要な書類を用意できるためぜひご活用ください。

ナンバープレートの地域表示が異なるエリアに引っ越す場合、運輸支局で新しいプレートの交付を受けて付け替えます。

7-17. 銀行の住所を変更する

利用している銀行やゆうちょ銀行で住所変更の手続きを行います。オンラインや郵送で可能な場合もありますが、窓口での手続きが必要な場合は、本人確認書類と印鑑を持参します。

7-18. 保険の住所を変更する

生命保険の住所変更

住所変更をしないと、生命保険会社からの重要なお知らせを受け取れません。郵便局に転送してもらうよう依頼していても、保険会社の規約で契約住所以外には送付しないとしているケースが多いです。またスムーズに保険金を受け取れないこともあります。忘れずに手続きをしましょう。

保険会社によって異なるものの、ほとんどの会社では住所変更の手続きをインターネットや電話、窓口で受け付けています。引っ越したらできるだけ早く住所変更をしましょう。

自動車保険の住所変更

引っ越したら、加入している自動車保険の住所変更が必要です。

保険会社によって手続きの窓口が異なりますが、主に公式ウェブサイト・電話・代理店窓口などで受け付けてもらえます。

手続きの手順や必要書類は契約している保険会社の案内を確認しましょう。

7-19. クレジットカードの住所を変更する

忘れてはいけない手続きのひとつです。登録情報を変更しないまま利用を続けると、不正利用を疑われてしまい、口座の凍結、カードの利用停止などの措置が取られる可能性があります。

住所変更のみであれば、ウェブ上で手続きが行えることがほとんどです。しかし氏名変更がある場合は、窓口で申請をしたり、書類の郵送が必要となります。詳しくは利用中の銀行口座やクレジットカードのホームページをご確認ください。

いつまでに行うと厳密に決まっているわけではありませんが、手続き忘れを防止するためにも、引越し日から翌々日までの間に変更しておくと安心です。

7-20. 会員サービスの住所を変更する

ネットショップの住所変更

忙しいと忘れてしまいがちなのが、登録サービスの会員登録情報の変更です。特に通販サイトをよく利用する場合、住所を変更していないとうっかり前の住所に荷物を配送してしまう可能性もあります。

日常的に使うサービスだけでも、早めに登録住所を変えておきましょう。

7-21. パスポートの住所を変更する

記載されている住所と現住所が異なっていても問題ありません。次回の更新時に行うことができます。ただ、よく忘れてしまうため、パスポートの住所変更を済ます人も多いです。

7-22. 勤務先の住所を変更する

引っ越して住所が変わったら、すみやかに勤務先にも報告しましょう。会社は従業員からの申告に基づいて、健康保険証の再交付や通勤交通費の再計算などの手続きを行います。

住所が変わったことが知らされないと、保険証の住所が古いままになったり、交通費の支給額が実際とずれてしまったりします。

やることが多い引っ越しをスムーズに進める3つのコツ

1. 引越しでやるべきことをリスト化する

自分がやるべきことをリストにして、進捗を見返せるようにすることがおすすめです。

特に役所手続きや住所変更の手続きはたくさんあるため、引越しやることチェックリストをダウンロードして、順番を整理しておきましょう。

2. オンラインで住所変更の手続きをする

転出手続きがオンライン化されたり、住所変更の手続きもスマホでできたりと、引越しに伴う手続きの負担を減らす動きが進んでいます。

特に平日の日中に働いている方は、仕事の合間に役所手続きをしなければならず大変です。オンラインで済むならスマホで処理しましょう。

3. 早めに引越し業者を探して、予約する

2~4月の繁忙期は、引越し業者の空き枠が早めに埋まってしまいますし、直前は引越し業者の金額を十分に比較できず、高い金額で依頼するケースもあります。毎年予約ができずに引越し難民になる人が出ているため、できる限り早めに依頼しましょう。

引越し業者を探す方法としては「ネット一括見積もり(訪問なし)」がおすすめです。

荷物量や引越し先などの質問に答えると、最大5名の引越し業者から見積もりが届きます。その際、引越し料金や口コミ、実績など、さまざまな項目を比較できます。お気に入りの引越し業者が見つかったら、そのまま予約して困りごとはチャットで相談してみましょう。

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