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大学生の引越しで知っておきたい流れと手続き!費用を抑える方法は?

最終更新日: 2024年11月19日

大学生が引越しをする際、在学中を含め移動する時期を考えたり、段取りを間違えてしまうと時間がかかるほか、費用もかさんでしまう可能性があります。

新生活を気持ちよくスタートするためにも、物件探しから引越し作業が完了するまでの流れや手続きを知ることが大切です。

大学生が引越しをするときの流れや必要な手続きについて、費用を抑える方法を含めて解説します。

大学生にリーズナブルな引越し業者を探す

大学生が引越しを決めた後の流れ

引越しをスムーズに行うためには、事前に作業リストを作成したうえで引越し日の1か月前から準備を進めることが大切です。

期日 引越し作業でやること
引越し日の1か月前まで
引越し日の1~3週間前まで
引越し前日まで
引越し当日
引越し日から14日以内

大学生の引越しで1か月前にやる5つのこと

大学への入学や進級を機に新居へ引越したい人は、移動する日を決めたうえで1か月前に下記5つの準備を進めましょう。

1.引越し先の物件を決める

引越しすることを決めたら、物件を探しましょう。特に1〜3月は新生活に向けて物件を探す人が多くなる時期で、人気の物件はすぐに入居が決まるため、早めに動くことが大切です。

気になる物件は下見をして、壁や床に傷がないか、防音やセキュリティがしっかりしているかなどを確認します。できれば家族や友人と一緒に見に行き、気づいた点があれば教えてもらうのがおすすめです。

2.引越し先の新居と契約を結ぶ

気になる物件を見つけたら、不動産仲介会社に入居の申し込みをしましょう。年齢によっては単独で契約を交わすことができず、保護者による同意書の提出が必要です。

貸主と保証会社による入居審査を受け、問題がなければ3〜7日以内で審査が通ります。その後、重要事項の説明を受けて賃貸借契約書にサインをすれば、契約は成立します。

入居審査後、不動産仲介会社によって異なりますが、1〜2週間以内に敷金や礼金といった初期費用の支払いが必要です。物件によっては、家賃の4~5倍程度の費用がかかるため、用意しておきましょう。

3.引越し日と業者を決める

引越し先の物件に入居する日にちが決まったら、引越し日と業者を決めます。

すでに賃貸住宅に住んでいる場合は、一時的に旧居と新居のどちらにも家賃を支払う二重家賃が発生する可能性があるため、旧居と新居の家賃発生日を把握したうえで、引越し日を決めることが大切です。

引越し業者を探す際、時期や曜日、時間帯などによって料金が変わります。特に大学への入学や進学で動く3〜4月の土日祝日は引越し料金が高くなるほか、予約そのものが取れないこともあるため、できる限り早めに業者に依頼しましょう。

4.退去日を管理人に連絡

マンションやアパート、学生寮などで暮らしている人は引越し日が決まったら早めに大家や管理会社、大学の担当部署に退去日を連絡しましょう。賃貸借契約書によって異なりますが、一般的に退去日の1〜2か月前までの連絡が義務付けられています。

5.インターネット・固定電話の契約変更手続きを行う

インターネットの利用を継続したいときは、継続できるかどうか確認しましょう。継続する際、別途工事が必要となるため、引越し日の1か月前まで、繁忙期(3〜4月)は6週間前までに手続きを済ませておくと安心です。

引越しを機にインターネット回線を解約したい場合は、撤去工事に立ち会いが必要のため、引越し日の1か月前までに済ませておきましょう。新規契約する際も引越し日の1〜2か月前に手続きを始めないと間に合いません。

同一市区町村内の引越しで電話番号が変わらない場合も、固定電話の移転手続きが必要です。手続きに時間がかかるため、移転手続きは引越し日の2週間前までに、インターネットサービスを併用する場合は引越し日の3週間前までに手続きをしておくと良いでしょう。

大学生の引越しで1~3週間前にやるべき6つのこと

引越し日の1〜3週間前になったら、下記6つの作業を行います。

1.転出届を提出する

旧居の住まいを管轄する市区町村の役所に転出届を提出しましょう。不備がなければ、転出証明書が発行されます。同市区町村で引越しをする場合は、転出届ではなく転居届を提出しましょう。

旧住所の自治体がオンラインでの提出を受け付けている場合は、マイナンバーカードとマイナンバーカードに対応したスマートフォンがあれば、オンラインで手続きを完了することも可能です。

ただし手続きは24時間365日受け付けていても、転出届の処理や問い合わせへの対応は開庁期間のみのため、早めに手続きを済ませることが大切です。

2.ライフラインの解約・契約手続きを行う

ガスや電気、水道といったライフラインの解約・継続手続きも引越し日の1~3週間前に済ませておきましょう

ガスの解約・契約手続き

ガスの解約・契約手続きは一般的に引越し日の1か月前から、電話またはインターネットでできます。ガスの開栓には立ち会いが必要なため、契約手続きは引越し日の2~3週間前までに済ませておくと安心です。

電気の解約・契約手続き

電気の解約は引越し日の1〜2週間前に、電話かインターネットで手続きができます。契約についても、同じく引越し日の1〜2週間前に郵送や電話、インターネットで手続きを行えば、引越し当日から電気が使えるようになるので手続きを進めましょう。

水道の解約・契約手続き

水道の解約は引越し日の1週間前に電話やインターネットで手続きを済ませておくと安心です。新居にある「水道使用開始申込書」を引越し日の3〜4日前に郵送することで、契約手続きが完了できます。

手続き前でも使用できますが、契約をしないまま使用し続けると、開始日が明確でないことから金銭トラブルに発展する場合もあります。引越し前に開栓手続きが出来なかった場合は、引越し後の使用開始からできるだけ早めに手続きをしましょう。

3.郵便の転送手続きを行う

郵便物が旧住所に届かないように最寄りの郵便局に行って指定の転居届を提出しましょう。郵便の転送手続きを済ませておけば、旧住所宛ての郵便物を1年間無料で新住所に転送してもらえます

郵便局まで足を運ぶ時間がなければ、インターネットで申し込めるほか、転居届を書いて切手を貼らずにポストに投函すれば手続きすることも可能です。

申し込みをした後、3〜7営業日で転居届が受理されます。ただし、転送が始まるのは転居届に記入した転送開始希望日からなので、引越し予定日当日、または予定日の翌日以降を指定しておくと良いでしょう。

4.家具や家電を購入する

引越し先で使う家具や家電は、引越し日の1〜2週間前までに購入しましょう。特にタンスや冷蔵庫、洗濯機といった生活に欠かせない家具・家電は早めに買っておかないと支障をきたします。

購入する際、引越し当日に家具や家電が届くように早めに購入して配送予約をしておくと安心です。複数の店舗で家具・家電を購入する場合、日時に注意したうえで配送を手配しましょう。

5.不用品や粗大ごみを処分する

引越し先に持っていかない不用品は粗大ごみとして出したり、リサイクルショップやオークションサイトに売却したりして処分しましょう

特に自治体に粗大ごみとして処分を依頼する場合、時間がかかるため、引越し日の1〜2週間前を目途に行いましょう。

6.ダンボールの調達と荷造りを始める

引越し業者に依頼した後、荷物を梱包するダンボールやガムテープ、緩衝材がもらえます。ただし業者やプランによっては有料だったり、もらえる枚数に制限があるので契約する際に確認しておきましょう。

ダンボールをはじめとした梱包資材が足りなくなったとき、スーパーやホームセンターなどで不要なダンボールをもらったり、100円ショップなどで購入します

荷造りも引越し日の1〜2週間前から始めると、前日に慌てるリスクは軽減できるでしょう。

大学生の引越しで前日までにやる4つの作業

引越し前日までに下記の4つの作業をやっておかないと、当日にトラブルが発生するケースがあるので忘れずにやっておきましょう。

1.冷蔵庫や洗濯機の水抜きを行う

取扱説明書を参考に冷蔵庫や洗濯機の水抜きを行いましょう。水抜きをやっておかないと、引越し当日に内部から溜まっていた水が漏れてしまい、他の荷物や床、壁を濡らしてしまうほか、家電製品が故障する可能性もあります。

2.テレビやパソコンの配線整理

テレビやパソコンのコードやケーブル類も針金やクリップで束ねたうえでダンボールに梱包しましょう。

束ねて梱包する前に周辺機器の設置場所や配送の様子を写真で撮ったり、コードと端子に目印をつけておくと、引越し当日にスムーズに配線作業ができます。

3.パソコン内のデータをバックアップしておく

パソコンをはじめとした精密機器は、トラックで運んでいる最中に振動や衝撃の影響でデータが破損、または消失する可能性があります。

引越し前日までにUSBメモリや外付けハードディスク、クラウドサービスを利用して、データのバックアップを取っておきましょう。ノートパソコンは、引越し当日に自分で持っていくようにすれば、破損や消失のリスクが軽減できます。

4.現金や貴重品を自分のカバンに入れる

現金や保険証券といった貴重品は、自分の手持ちのバッグに収納しておきましょう。引越し業者のトラックに貴重品が入ったダンボールを載せても、万が一紛失したとしても保証の対象外になるのが理由です

大学生が引越し当日にやる5つのこと

引越し当日、新たな生活を引越し先で安心してスタートできるように下記5つのことをやっておくといいでしょう。

1.引越し業者の搬出作業に立ち会う

引越し業者が旧居に到着し、作業内容の説明を受けたうえで荷物の搬出作業を行います。

作業中に荷物の積み忘れがないか確認したり、作業スタッフからの質問に答えたりして、作業に立ち会いましょう。荷物の量によって変わりますが、2〜3時間で作業は終了します

2.旧居の清掃を行って退去に立ち会う

搬出作業が終わり、引越し先での待ち合わせ時間を決めた後、ほうきや雑巾で掃除して部屋をきれいにしましょう

掃除が終わったら、ガス会社によるガスの閉栓作業と管理会社、または大家による退去時の確認作業に立ち会いま。確認後、部屋の鍵や備品を返却してから新居へ移動しましょう。

3.荷物の搬入とライフラインの開通作業に立ち会う

新居に到着した後、引越し業者による荷物の搬入作業に立ち会います。荷物の損傷や紛失がないか確認したり、家具や家電を設置する場所を指示しましょう。

搬入作業とあわせて、ライフラインの開通作業も行います。電気と水道は事前に申し込みをしていれば、入居時から使えますが、ガスは立ち会いによる開栓作業が必要です

ガス会社の作業員がガスメーターの開栓を行った後、ガスコンロや給湯器が正常に動くか確認し、問題がなければ約30分で終了します。

4.ご近所へ引越しの挨拶をする

荷物の搬入とラインの開通作業が終わったら、近隣の人に挨拶をしておくといいでしょう。ただし1人で暮らす女子大生の方は、防犯のためにあえて挨拶まわりをする必要はありません

挨拶まわりをするなら、大家や管理人にとどめたり、父親や兄弟に同行してもらったりするのがおすすめです。

5.当日に必要なものから荷ほどきを行う

荷物が入ったダンボールは使用する場所ごとに運び入れてもらえます。開梱の準備が整ったら、当日に必要な荷物が入っているダンボールから荷ほどきを始めましょう

布団やカーテン、洗面用具、衣服などが入ったものから始めると効率よく作業が進みます。

大学生が引越し後14日以内にやる3つの手続き

新居に引っ越した後、14日以内に下記3つの手続きを行う必要があります。

1.転入届を提出する

引越し先の住居がある市区町村の役所に転入届または転居届を提出します。提出する際、旧居の役所で受け取った転出証明書は忘れずに持参しましょう。

あわせてマイナンバーカードや国民年金、国民健康保険の住所変更手続きを行うと、再び役所まで足を運ぶ手間は少なくなります。

2.運転免許などの住所変更手続きを行う

運転免許証やクレジットカード、銀行口座、携帯電話などの住所変更手続きも引っ越しが終わったら、14日以内を目途に行いましょう

早めに住所変更の手続きを行わないと、更新の案内や重要な書類が届かないケースがあります。

3.大学へ住所変更届を提出する

在学中に引っ越した人は、大学に住所変更届の提出も忘れないようにしましょう。大学の窓口で直接提出できるところやインターネットで住所変更申請ができる大学があります。

大学生の引越しにかかる費用相場

大学生が新居へ引越す際にかかる主な費用の内訳と相場は、下記のとおりです。

引越しにかかる費用の内訳 費用相場の目安
賃貸借契約の初期費用 家賃の3~6か月分(場所や部屋の間取りなどによって変わる)
賃貸借物件の退去費用 20,000~70,000円(部屋の間取りによって変わる)
引越し業者への料金 22,040~66,394円(移動距離や荷物量、引越し時期によって変わる)
家具・家電の購入費用 130,000~300,000円(購入する家具・家電によって変わる)

1.賃貸借契約の初期費用

敷金や仲介手数料、前家賃、鍵交換費用など、賃貸物件に入居する際にかかる費用です。不動産会社や契約内容、部屋の間取りによって金額が変わりますが、家賃の3〜6か月分かかります。

たとえば、家賃6万円の賃貸物件に入居するときの費用相場は、200,000〜400,000円が目安です。

2.賃貸借物件の退去費用

すでに賃貸物件に入居している人が新居へ引っ越す場合、部屋のクリーニング代や日割り家賃といった退去費用がかかります

部屋の間取りによって金額が変わりますが、ワンルームや1Kの物件を退去する際の費用は20,000〜50,000円、1DKや1LDKの退去費用は30,000〜70,000円が目安です。

敷金を払っていれば相殺できますが、傷や汚れの状態によっては追加で請求されるケースもあるため、注意しましょう。

3.引越し業者への料金

引越し業者に依頼したときの料金は荷物量をはじめ、移動距離や引越し時期によって変わります

基本的に一人で引越す人が多いことから、単身者が引越しをする際にかかる料金相場について、通常期(5〜1月)と繁忙期(2〜4月)のケースで紹介します。

【通常期(5~1月)の費用相場】

移動距離 料金相場
~15km(同市区町程度) 22,040円
15~50km(同都道府県程度) 24,802円
50~200km(同一地方程度) 34,651円
200~500km(近隣地方程度) 62,448円

※ミツモアを通して依頼された引越し案件の成約価格をもとに作成(2023年11月~2024年1月)

【繁忙期(2~4月)の費用相場】

移動距離 料金相場
~15km(同市区町程度) 23,324円
15~50km(同都道府県程度) 25,476円
50~200km(同一地方程度) 37,509円
200~500km(近隣地方程度) 66,394円

※ミツモアを通して依頼された引越し案件の成約価格をもとに作成(2024年2月~2024年4月)

通常期と繁忙期と比べてみると、繁忙期が1,300~4,000円高くなっています

ただし、大学生の引越しでかかる費用は、家具や家電といった大型の荷物が少ないことから、家族や社会人単身の引越しの相場よりも安くなることがほとんどです。

加えて、多くの引越し業者は、学割パックや単身パックなど、荷物が少ない人に向けてお得なサービスを提供しているので利用するといいでしょう。

4.家具・家電の購入費用

大学の入学や進級などを機に初めて一人暮らしをする学生は、ベッドやタンス、冷蔵庫、洗濯機といった家具や家電の購入費用がかかります

おおまかな家具・家電の購入費用の相場は、下記のとおりです。

家具・家電 購入費用の相場
ベッド(シングル) 20,000~40,000円
テーブルセット(椅子付き) 10,000~20,000円
収納家具(チェストやタンスなど) 5,000~40,000円
カーテン 3,000~7,000円
冷蔵庫(単身用2ドア) 35,000~70,000円
洗濯機(縦型洗濯機) 40,000~70,000円
電子レンジ 9,000~20,000円
炊飯器 3,000~20,000円
掃除機 5,000~20,000円

購入する家具や家電の数や種類によって変わりますが、購入費用の目安は130,000〜300,000円です

大学生の引越しで費用を抑える7つの方法

大学生が新居へ引越しをするとき、少しでも費用を安く抑える方法は、下記のとおりです。

費用を抑える方法 抑えられる費用の目安
家賃や初期費用が安い物件を選ぶ 家賃1~2か月分(場所や部屋の間取りなどによって変わる)
繁忙期ではなく閑散期を狙う 1,000~10,000円
荷物を極力減らしておく 1,000~5,000円
大学生協を通じて引越し業者に依頼する 1,000~3,000円
学割や単身パックの引越し業者に依頼する 1,000~5,000円
自分で引っ越す 5,000~15,000円
家具・家電の購入費用を抑える 1,000~50,000円

1.家賃や初期費用が安い物件を選ぶ

大学生限定の物件やシェアハウスなど、家賃や初期費用が安い物件を選ぶことが大切です。家賃が安い物件に住めば、10,000〜20,000円の費用が抑えられるほか、敷金や礼金がかからない物件や仲介手数料が半額になる物件を選べば、場所や間取り次第で家賃の1~2か月分の初期費用が抑えられる可能性があります。

主な物件の種類は、下記のとおりです。

学生向けの物件

学生寮や学生マンションといった大学生を中心に暮らしている物件です。学生寮は個室を用意しながらも風呂やトイレ、キッチンなどは共同で使用しますが、食堂があるため、食費はかかりません。

学生マンションは通常のマンションやアパートと同じ形態ですが、学生寮と比べて家賃や共益費が高くなるのが特徴です。

ゼロゼロ物件

敷金または礼金がかからない賃貸物件です。引越すことで家賃の1〜2か月分の費用が節約できます。

ただし、入居または退去時にクリーニング費用が割高になるほか、家賃も高めに設定する物件もあるため、注意しましょう。

フリーレント物件

入居後、1〜3か月間家賃が無料になる物件です。敷金や礼金といった初期費用を抑えられる一方で、短期間で退去すると違約金が発生するほか、管理費や共益費がかかる物件もあるため、注意が必要です。

シェアハウス

自分の部屋とは別に共有スペースのある賃貸アパートです。通常のアパートと比べて敷金や仲介手数料といった初期費用がかからないほか、家具や家電がついているところもあります。

ただし入居者によっては生活リズムが合わないリスクがあるほか、台所や浴室は入居者同士で共有するため、プライバシーが確保しにくくなる点に注意しましょう。

2.繁忙期ではなく閑散期を狙う

2〜4月は引越し業者の需要が高まる繁忙期で、入学や卒業を機に新居に引越す人が増えることから予約が取りにくくなるほか、料金も1,000〜10,000円高くなります。

大学在学中に引越しを考えている人は、できる限り繁忙期を避けましょう。できれば業者の閑散期に該当する6月や11月に引越すのがおすすめです。

加えて、土日祝日や月末も引越し料金が高くなります。時期を考慮して平日または月初に引越すのも選択肢に入れておきましょう。

繁忙期でも引越し費用を抑えるには

大学入学の影響でどうしても2〜4月の繁忙期に引越しをしないと難しい人は、フリー便や午後便を利用しましょう

「フリー便」は時間帯を依頼者側が指定せず、引越し業者の空いている時間に引越しをおこなうプランです。引越し業者の都合に合わせる分、費用が安く設定されています。

ただし、作業が夜遅くになったり、作業の開始時間が分からなかったりしてスケジュールが立てにくいなどのデメリットもあるので注意しましょう。近距離の引越しで荷物が少ない場合、時間に余裕がある場合におすすめです。

加えて荷物が少ない大学生は、午後便で引越すことも選択肢に入れましょう。業者によって金額は変わりますが、依頼が集中しやすい午前中と比べて午後便のほうが5,000〜15,000円安くなります。

3.荷物を極力減らしておく

引越し料金は荷物の量が多いほど、高くなります。引越し業者に見積もりを依頼する前にできるだけ荷物の量を減らしておきましょう。減らした量次第では、引越し料金が1,000〜5,000円安くなる可能性があります。

あわせて新居に引越した後に家具や家電を購入する場合は、引越し前に不用品回収サービスを利用して処分しておきましょう。

4.大学生協を通じて引越し業者に依頼する

自身が在籍している大学で生協に加入している場合は、大学生協を通じて引越しを依頼すれば割引や特典を受けられるケースがあります

通常の引越し料金から1,100円の割引を受けられる業者があるほか、1,000〜3,000円かかるダンボールやハンガーボックスが無料でもらえるところもあるので確認しましょう。

5.学割や単身パックの引越し業者に依頼する

引越し業者によっては大学生の引越しを後押しする学割パックや単身パックを提供するところがあります。主なプランは下記のとおりです。

アート引越センター「学割パック」

Art Gakuwari
画像引用:学割パック|アート引越センター

大学入学時をはじめ、就職や帰省時にも利用できる大学生向けの引越しプランです。申し込み時に学割パックを希望する旨を伝えると、特別料金が適用されます

コースは大型家具以外の荷造りと荷解きは自分でする「基本パック」から、荷造りからセッティングまで依頼できる「ハーフコース」、荷造りから荷解きまで全て業者に任せられる「フルコース」の3種類です。

女性スタッフだけの「レディースパック」も併用できるほか、申し込むと無料で4色から選べるカーテンももらえます。

日本通運「引越し単身パックL」

日通「単身パックL」
出典:引越し単身パックL|日本通運

大きめの荷物が少ない人におすすめの単身引越しサービスです。ダンボールや家具、家電など、運びたい荷物の種類と個数を入力すれば、必要なボックスの個数が一目で分かる「単身パック積載シミュレーション」で、簡単にプランが確認できます。

ただし、ドラム式洗濯機やベッド、食器棚といった大型の家電や家具は運べないので注意しましょう。

ヤマトホームコンビニエンス「わたしの引越し」

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出典:単身者向け引越しサービス「わたしの引越」|ヤマトホームコンビニエンス

大学生を含む単身者向けの引越しサービスで、コンテナボックスは最大2本まで利用できます。ベッドや洗濯機といったボックスに入らない大型家財を運びたい人は、「らくらく家財宅急便」に申し込む必要がありますが、別途料金がかかる点に注意しましょう。

サービスに申し込む前に「相性診断」で引越しのきっかけや新居に持っていきたい家具・家電の個数などの質問に回答すると、このサービスのおすすめ度や料金を抑えるコツについてアドバイスしてもらえます。

6.自分で引っ越す

引越し業者を利用せず、自分で引っ越すのも費用を抑える方法のひとつです。5,000〜15,000円の引越し費用が抑えられる一方で、タンスや洗濯機といった大型の家具・家電を自分でレンタカーや協力者を手配する必要があります。

加えてレンタカー代やガソリン代、ダンボール、緩衝材といった梱包資材費は別途発生するため注意が必要です。

7.家具・家電の購入費用を抑える

引越し先で使用する家具や家電を購入しようとすると、商品次第によっては20万円以上かかる場合があります。少しでも購入費用を抑えたいなら、レンタルまたはサブスクサービスで利用するのもおすすめです。

月1,000~4,000円で利用できるため、初期費用を抑えて必要な家具・家電を揃えられるほか、引越し費用も1,000〜50,000円節約できる可能性があります。

ただし、提供する会社によっては使わなくなったときに別途引き取り料金を請求するところがあるほか、商品によっては引越し当日まで届けられない場合があるため、引越し先が決まったら早めに申し込みましょう。

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大学生の引越しは社会人と比べて、比較的費用を抑えられるケースがある一方で、引越す時期によっては費用が高くなる可能性があります。少しでも費用を抑えたい人は、平日または閑散期に引越しをするほか、複数の引越し業者から見積もりを取って選ぶことが大切です。

引越し一括見積もりサービスを提供する「ミツモア」なら、簡単な質問に答えるだけで最大5つの業者から無料で見積もりが届きます。料金はもちろん、引越し日の調整を含めて柔軟に対応してもらえるので、安心して依頼できるでしょう。

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