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引越しで退去するときの掃除はどこまで必要?場所ごとの掃除ポイントも解説

最終更新日: 2024年06月28日

引越しのときには、自分の過失・不注意・お手入れ不足などの要因で汚れた個所に「原状回復の義務」が発生します。そのためクリーニング費用が高額になり、追加料金を支払わなくてはいけません。

そこで退去前に確認しておくべき汚れの種類、「どこまで掃除が必要か」「いつ掃除するのがベストか」といった解説、掃除方法などを紹介します!

引越しで退去するときに掃除は必要?ポイントは経年劣化かどうか

引越しの際に部屋の掃除をする男女

引越しで退去するとき、旧居を掃除するのは必須ではありません。借主が部屋を掃除しなくても、退去後にハウスクリーニング業者が清掃するためです。

ハウスクリーニングにかかる費用は、入居時に支払った「敷金」から差し引かれます。しかし敷金以上のクリーニング費用が必要となった場合には、追加費用を支払って部屋を「原状回復」させなくてはいけません。

そのため引越しや退去にかかる費用を浮かすために、旧居はなるべく掃除してから退去するのがオススメです。

原状回復ってどこまですればいいの?ポイントは経年劣化かどうか

原状回復とは、簡単に言えば部屋を「入居前の状態」に戻すという意味です。敷金の範囲内でクリーニングが収まれば、残りの金額が返ってきます。ただし「完全に入居前の状態に戻す」というのは誤った解釈です。

たとえば普通に生活していても、壁紙クロスや畳の日焼け、家具の設置跡、給湯器の劣化などは防げませんよね。こういった経年劣化については入居者が元の状態に戻す必要はなく、基本的には貸主側の負担となります。

つまり原状回復しなくてはいけない範囲は、「入居者の使い方の不備などによって生じた破損や傷を、元の状態に戻す」というところまでです。

たとえば経年劣化ではなく、「部屋でタバコを吸っていた」「掃除をせずにカビが生えた」といった不注意・過失が原因と認められた場合には、原状回復の費用は入居者が負担しなくてはいけません。そうなると敷金だけではクリーニング費用がまかなえず、追加で請求されてしまうことになるのです。

この汚れはどっちの負担?具体例を紹介

「経年劣化は貸主負担、不注意・過失は入居者負担」とはわかっていても、実際にはそのボーダーラインがあいまいなので、トラブルが発生しやすくなります。そこで貸主負担になる場合と、入居者負担になる場合との両方の具体例をいくつか見ていきましょう。

ちなみにここで紹介している具体例は、以下のガイドラインを参考にしています。より詳しい事例なども記載されているため、気になる方はこちらも参考にしてみてください。

参考

原状回復をめぐるトラブルとガイドライン | 国土交通省(PDF)

賃貸住宅トラブル防止ガイドライン | 東京都住宅政策本部(PDF)

【畳の変色・張り替え】

畳が日照によって変色するのは避けられないので、張り替えや手入れは貸主負担になります。また雨漏りなど「建物の欠陥」によって起こったシミも、貸主負担です。

「タバコの火で1枚だけ焦げがついた」という場合は、その1枚分だけ原状回復費用を入居者が負担するのが妥当です。「1枚だけ交換すると色が目立つので、畳をすべて交換する必要がある」という主張は認められないでしょう。

【フローリング・カーペット】

フローリングのワックスがけについては、貸主側の負担となります。また家具・家電の設置場所にできたへこみも、貸主負担となることが多いです。ただし「家具を設置しただけで出来てしまう跡」に限られてしまいます。

たとえば冷蔵庫の下にサビが出来てしまった場合、入居者が自分でキレイな状態に手入れしておくことで防げるため、退去時には原状回復の義務が発生。

またキャスター付きのイスによる傷は、設置時に床へのダメージは予測できるので、「マットを敷くなどの対策を怠った」とみなされてしまうことが多いです。

ほかにも「窓を開けっぱなしにして雨が入り込んだことによるフローリングの変色」や「飲み物などをこぼしたときのカーペットのシミ」などは入居者が負担することになります。

【壁・天井】

実は壁紙にポスターやカレンダーを貼っていても、日焼け跡や画鋲の穴などは貸主負担になることが多いです。ポスターなどの掲示は、通常の生活で起こる損耗の範疇とされます。

ただし穴が石膏ボードまで到達するような場合、おもにクギ・ネジなどを深く差し込んでいるときには、入居者の負担となることもあるので注意が必要。

また天井に設置されていた照明を交換して、自分で購入していたものを使っていた場合には、天井に跡がつくと原状回復の義務が発生します。

ほかにも「結露を放置してできたカビ」「クーラーの水漏れに対処しなかったためにできたシミ」などは、入居者の過失となってしまうことが多いです。

【キッチン・水回り】

キッチンは、油やススの程度によって負担者が変わります。「入居者の手入れ不足」だと判断されると、入居者側の負担です。

また風呂・トイレの汚れやカビも、基本的には借りた側が手入れしないといけないので、通常使用した場合よりも汚れがひどい状態だと入居者がクリーニング費用を支払う必要があります。

ただし「消毒も必要」と言われた場合には、過剰に請求されている可能性が高いです。消毒は日常の手入れの範囲外と考えられます。

居住年数によって退去費用は変わる?

一般的には6~8年ほど同じ部屋に住み続けると、原状回復で入居者が負担する費用は少なくなります。これは「設備が経年劣化を迎える期間」だからです。ただしすべての設備が経年劣化を迎えるとは限らないので、耐用年数を確認しておく必要があります。

耐用年数 設備
5年
  • キッチンの流し台
6年
  • エアコン、クーラー、ストーブなどの空調機器
  • 電気冷蔵庫
  • ガスレンジ(コンロ)
  • インターホン
  • 壁紙クロス
  • フローリング、畳、カーペット
8年
  • 金属製以外の家具(たんす、戸棚など)
15年
  • 便器
  • 洗面台
  • 給排水設備
  • 金属製の家具

壁紙や床のフローリングなどは厳密にいえば「6年で価値が1円になる方式で、居住年数/6年で負担割合を計算する」という方式です。そのため実質「6年住めば経年劣化とされる」ことになります。

どこまで掃除する?退去時に確認すべきポイントと掃除のコツ

引越しの準備をする人たち

ここからは退去時のお部屋掃除のコツや、どこまで掃除すればいいのかといったポイントを解説していきます。「丁寧に掃除しても無駄な場所」もあるので、必要最低限で終わらせることを意識しましょう。

退去時に掃除したほうがいい場所は?

旧居を明け渡すときには、自分が掃除していようがいまいが、かならずハウスクリーニングが行われます。そのため自分で掃除するのは、「掃除していないと追加費用が発生する場所」に絞り込んでもよいでしょう。

  • キッチンの油汚れ、サビ、水垢
  • お風呂の水垢、カビ
  • トイレの汚れ、カビ
  • 家電周辺のサビ、カビ
  • 壁紙やフローリングのカビ
  • カーペットのシミ

「費用を浮かせるため」という目的であれば、これらのように入居者の過失・手入れ不足の部分を重点的に掃除すれば、負担割合を減らすことができるかもしれません。

退去前の掃除のタイミングはいつがベスト?

引越しで旧居の掃除をするタイミングは、「不要な家具・家電を処分して、必要なものは新居へ運び終わったあと」がベストです。旧居にモノがなくスッキリ片付いているので、掃除がしやすくなります。

掃除しなくてはいけない場所が多いときや、退去日ギリギリまで運搬作業をしない場合は、あらかじめ長期的なスケジュールを組んでおき、少しずつ掃除していきましょう。

引越し当日にまとめてやろうと思っていても、汚れがひどい場合時間がかかってしまいます。引越しが決まった段階で「今日はトイレ」「今日はキッチン」と場所を決めて、1か所ずつ掃除をしましょう。

掃除場所1.キッチンの掃除

キッチン

【チェックすべき箇所】

  • ガスコンロ周辺の油汚れ
  • 換気扇の油汚れ
  • シンクや蛇口の水垢、サビ、カビ
  • 排水口のカビ

ガスコンロ周辺の壁についた油汚れは、借主が手入れしておく必要があります。またシンクなどにサビがある場合も、管理を怠ったとみなされることが多いです。

【掃除方法】

コンロ周辺にこびり付いた油汚れは、アルカリ性洗剤を使うと落とすことができます。市販の油汚れ用洗剤か、「重曹」「セスキ水」「アルカリ電解水」などを使いましょう。

洗剤を混ぜた水につけ置きすると、時短掃除につながります。ぬるま湯にアルカリ性洗剤を溶かし、コンロの五徳などをつけ置きしているあいだに、壁や床、コンロ台なども掃除しましょう。

水垢やサビを落とすには、市販の弱酸性洗剤か「クエン酸」などが有効です。水200mlの水に小さじ1~2杯のクエン酸を溶かしたものを汚れにかけ、柔らかいスポンジなどでこすりましょう。

シンクやコンロに傷がつかないよう、マイクロファイバークロスなどの柔らかい素材を使って洗うのがオススメです。

関連記事:【場所別】キッチンの油汚れの掃除方法は? | ミツモア

掃除場所2.お風呂や洗面台の掃除

お風呂

【チェックすべき箇所】

  • 壁や床に生えたカビ
  • 蛇口や浴槽、鏡、洗面ボウルなどにこびり付いた水垢
  • 天井、換気扇のカビ

普段の掃除を怠っていることが原因でカビがひどい場合は、入居者負担の割合が大きくなるでしょう。そのため最低限でもカビはキレイに除去しておくのがオススメです。

【掃除方法】

浴室の場合、壁や床に生えたカビには塩素系漂白剤を使いましょう。「カビキラー」などの市販のスプレーをカビにかけ、30分ほど放置したら洗い流します。ゴムパッキンやタイルの目地など、カビが生えやすい場所を入念にチェックしてみてください。

洗面台の場合、床にカビが生えていても塩素系漂白剤は使わないほうがいいかもしれません。床材によっては変色する恐れがあるからです。まずは中性洗剤を水で薄めて、布で拭き掃除しましょう。

鏡や蛇口にこびりついた水垢・石鹸カスなどは、クエン酸で中和することができます。クエン酸を水で溶かし、鏡や蛇口に吹きかけて10分ほど放置してから、マイクロファイバークロスなどの柔らかい布でこすり洗いしましょう。

換気扇はブレーカーを落としてから分解し、住宅用の中性洗剤をかけて、柔らかいスポンジでこすりながら洗いましょう。

関連記事:効果的なお風呂掃除のやり方・コツ!浴槽や床・壁などを綺麗にするテクニック | ミツモア

掃除場所3.トイレの掃除

トイレ室内

【チェックすべき箇所】

  • 便器内の黄ばみ、黒ずみ
  • 便座裏の黄ばみ
  • 壁・床のカビ
  • 換気扇の汚れ、カビ

便器は日常的に掃除できる場所なので、汚れが激しい場合は入居者負担の割合が大きくなってしまうでしょう。また湿気が溜まりやすいトイレ室内では気づかないあいだにカビが発生していることも考えられるので、とくに低い位置の床・壁は入念にチェックしてみてください。

【掃除方法】

もしもトイレの壁や床にカビが生えているときは、住宅用の中性洗剤を使って丁寧に拭き掃除してみましょう。カビには塩素系漂白剤が効果的ですが、フローリングなどの床材に使用するとかえって色落ちしてしまい、原状回復費用が高額になる恐れがあります。

また中性洗剤を使った場合でも、床材との相性によっては傷んでしまうことも。そのためまずは目立たないところに洗剤をつけ、変色しないかどうかパッチテストをしてみましょう。

便器についた黄ばみ汚れには、酸性洗剤が効果的です。市販のトイレ用洗剤やクエン酸水を汚れにかけて数分放置し、ブラシでこすって洗い流しましょう。頑固な汚れには、トイレットペーパーを貼りつけたうえから洗剤で濡らしてパックしてみてください。

黒ずみ汚れがある場合は、基本的に水洗いか中性洗剤で落ちるでしょう。頑固な黒ずみには、アルカリ性洗剤が有効なこともあります。

関連記事:トイレ掃除にはクエン酸!効果・メリットや掃除方法をわかりやすく解説 | ミツモア

掃除場所4.家電周辺のサビ・カビ掃除

冷蔵庫を動かす男性

【チェックすべき箇所】

  • 冷蔵庫の下のサビ
  • 洗濯機周辺のカビ
  • 本棚などの木製家具裏のカビ

とくに冷蔵庫下にはサビができやすく、放置していると原状回復の義務が発生するので注意が必要です。また金属製の素材を床などに置きっぱなしにしていると、「もらいサビ」が発生することも。

そのほか、木製家具や洗濯機などを置きっぱなしにしていた場所に湿気が溜まり、カビが発生することもあるので注意しておきましょう。

【掃除方法】

掃除方法としては、床や壁の掃除と同じで、基本的には中性洗剤を使って拭き掃除をしていきましょう。洗剤や水分が残らないよう、しっかり乾拭きまでして仕上げてください。

サビにはクエン酸が有効ですが、フローリングに使用するとコーティングが剥げたり、白っぽく変色したりすることがあるので注意が必要です。

カビに対しては塩素系漂白剤が有効ですが、こちらも壁・床につかうと漂白してしまうので、よけいに状態が悪化する恐れがあります。

掃除場所5.壁紙クロスの掃除

壁紙の掃除

【チェックすべき箇所】

  • タバコのヤニ
  • スイッチ回りなどの皮脂汚れ
  • クレヨンやペンの跡、落書きなど
  • 結露を放置したことによるカビ

タバコを部屋で吸っていた場合、壁紙にはヤニが付いています。また気温差や湿気によって発生した結露を放置していた場合は、カビが生えていることも。これらは入居者負担になることが多いので、キレイに掃除してから退去するのがオススメです。

【掃除方法】

壁紙の汚れが軽度であれば、まずハンディモップなどでホコリを落とし、中性洗剤を水で薄めて拭き掃除しましょう。洗剤によって色落ちしないかどうか、まずは目立たない場所で試してから掃除してください。

タバコのヤニは掃除しても落としきれない可能性もありますが、「セスキ水」などアルカリ性の洗剤を試してみましょう。手垢の黄ばみや、油性の落書き跡などもアルカリ性洗剤で落とすことができます。

一般的なビニールクロスの壁ならアルカリ性洗剤を使っても大丈夫ですが、念のため素材は確認しておいてください。少量の水を壁にかけ、水をはじいたらビニールクロスです。

関連記事:壁紙のヤニを落とす方法!オススメの洗剤や道具、予防法も紹介 | ミツモア

掃除場所6.フローリング・カーペット・畳の掃除

フローリングの床

【チェックすべき箇所】

  • 飲み物などをこぼしたシミ
  • クレヨンやペンの跡、落書きなど
  • 結露を放置したことで発生したカビ
  • カーペットやラグを敷いていた部分のカビ

床のチェックは、シミやカビを重点的に見ましょう。通常の使い方をしていてもついてしまう日焼けや家具跡などは問題ありませんが、自分の過失と思われる汚れは掃除しておきましょう。

【フローリングの掃除方法】

フローリングの場合は、まず掃除機やフロアワイパーでホコリを取り除きます。そのあとは水で薄めた中性洗剤を使って拭き掃除しましょう。

カビが付いている場所は、拭き掃除をしても取れない場合、すでに木材の奥深くまで入り込んでいる可能性があります。無理にこすったりするとかえって補修費用がかかる恐れがあるので、できる範囲の掃除にとどめてください。

関連記事:フローリングの掃除方法を解説!頑固な汚れ・黒ずみへの対処法は? | ミツモア

【畳の掃除方法】

畳の場合はまず掃除機をかけて、除菌用アルコールを使って拭き掃除しましょう。畳の目に沿って拭きあげるのがコツです。軽いカビは落とせる可能性があります。

関連記事:畳掃除の3つの心得!正しい掃除方法で傷めずきれいに | ミツモア

【カーペットのシミ掃除方法】

カーペットについたシミは、40℃程度のぬるま湯で絞った雑巾を使って、トントンと叩くように拭き掃除してみてください。汚れを雑巾に移すイメージです。カレーなどの油性汚れは、はじめにスプーンなどを使ってこそぎ落とすのも効果的ですが、カーペットが傷まないように注意しましょう。

またシミ専用の洗剤を使うことも選択肢として挙がりますが、その場合はカーペットが色落ちする可能性もあるので、目立たない場所でテストしてから使いましょう。

関連記事:【汚れ別】カーペットの掃除方法!普段の掃除からシミ・ダニの取り方まで解説 | ミツモア

【余裕があれば】ベランダも掃除しておこう

ブラシでベランダ掃除

ベランダは引越し掃除で意外と忘れてしまいがちな場所です。床や壁に、コケや黒ずみ、サビなど目立つ汚れがないか、排水溝が詰まっていないかチェックしましょう。

【ベランダ床掃除】

ゴミをほうきで掃き、水を撒いてデッキブラシ等でこすり洗いをします。汚れがひどい場合は、水に重曹を混ぜた重曹スプレーや、ウタマロクリーナーの使用が効果的です。

鳥のフンやコケがある場合はお湯でふやかすと雑巾やブラシなどでとることができるようになります。

関連記事:マンションのベランダ掃除の方法と注意すべき4つのこと|ミツモア

【排水溝掃除】

溝にあるゴミをほうきで掃き床と同様、水とデッキブラシでこすり洗いしましょう。汚れがひどい場合は、洗剤を使うときれいになります。

最後に水が流れる排水口はゴミを取り、歯ブラシやスポンジで細かい汚れまで取りましょう。

関連記事:ベランダの排水溝を掃除しよう!つまりの予防法も解説|ミツモア

【余裕があれば】窓・サッシ・網戸の掃除

窓、レール、サッシ掃除

窓ガラスだけでなくレールやサッシ、網戸に汚れがたまっていないか確認しましょう。

【レール・サッシ・網戸の掃除】

100均でも買える洗車用ブラシを使うことが手早くきれいに掃除するコツです。まず網戸の片側に新聞紙を貼り、網戸やサッシ、レールのホコリをブラシで払い落します。

次にスポンジや雑巾で下から上に水拭きを行います。汚れがひどい場合には中性洗剤を使いましょう。最後に乾拭きを行えば完了です。

関連記事:窓サッシの掃除方法を紹介! | ミツモア

【窓ガラスの掃除】

窓ガラスをきれいに掃除するコツは雑巾を3枚用意することです。

まず1枚目の雑巾で、汚れを拭き取ります。水だけではきれいに汚れが落ちない場合には、薄めた中性洗剤を使いましょう。市販のガラスクリーナーでも構いません。

次に2枚目の雑巾で、水分が乾かないうちに水滴を拭き取ります。最後に3枚目の雑巾で、仕上げに磨くように拭けば完了。

外側の窓ガラスから掃除すること、そして上からコの字型に拭いていくことがポイントです。

関連記事:窓ガラスの掃除方法を解説!今日からできる簡単な3つのコツでピカピカに|ミツモア

退去時に高額請求があった場合の対処法

悩む女性

退去時のクリーニング費用が敷金の金額を超えた場合、超過分を請求されることがあります。請求自体はよくあることなのですが、予想以上に高額請求にあってしまった場合は、一体どうすればいいのでしょうか。請求に納得いかないときは次のような対応を取るとよいでしょう。

管理会社や大家さんに相談する

退去費用の見積もりを出してもらい、国土交通省の定めるガイドラインと照らし合わせながら、内容を確認するようにしましょう。

交渉が上手く進まなかった時のために修繕が必要だと思われる箇所の写真などの証拠を残すようにしましょう。

消費者センターに相談する

管理会社や大家さんに交渉したが納得のいく結果が得られなかったときは、消費生活センターに相談しましょう。

電話で相談をすることができます。相談料は無料ですが電話代はかかるので注意しましょう。

また、相談時は契約関係の書類を事前にそろえて相談するようにしましょう。

参考:相談時のポイント-国民生活センター

民事調停を申し込む

消費者センターに相談しても納得できなかった場合には民事調停を申し込むことが可能です。

民事調停の申し込みは相手方の住所のある地区の簡易裁判所に行き、申立用紙を書いて提出するだけです。記入方法も窓口に備え付けてあるので1人で手続きできます。

裁判所に納める手数料はトラブルの対象額が10万円以下の場合は500円、30万円以下の場合は1,500円となっています。

掃除が間に合わない場合はハウスクリーニングを依頼しよう!

ミツモアの利用説明

「忙しくて掃除をする時間がなかなか確保できない」「退去までに掃除が間に合わない」そんな方はプロのハウスクリーニング業者に掃除を依頼してみてはいかがでしょうか。

ただし賃貸の場合、貸主がクリーニング業者を頼むことが多いので依頼を出す前に大家や管理会社に確認しましょう。

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