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壁紙のヤニを落とす方法!オススメの洗剤や道具、予防法も紹介

最終更新日: 2023年01月11日

室内でタバコを吸っていると、真っ白だった壁紙が徐々に黄ばんでいきます。少しずつ変化していくので、「うちの壁、若干黄色い?」と気づいた時にはかなり汚れが溜まっていることに。

じつは壁紙のヤニ汚れは見た目が悪いだけでなく、悪臭や健康被害の原因にもなってしまいます。この記事では壁紙のヤニの掃除方法、便利な道具、ヤニ汚れの予防法などを詳しく解説していきます。

壁紙のヤニ・黄ばみの原因は?

喫煙する男性

室内でタバコを吸っていると、ヤニで黄ばんでいきます。ヤニの正体は、タールという有害物質です。

タバコに含まれる「タール」という物質

気づくと壁紙についてしまっているヤニ。壁紙にヤニが付着してしまうのは、タバコに含まれる「タール」という植物性樹脂の物質が原因です。

「タール」というのはタバコの煙に含まれる物質のうち、一酸化炭素やガス状成分をのぞいた成分の総称です。タールのなかにはニコチンなどの有害物質・発がん性物質などがが約70種類も含まれているのだとか。

タールは黒褐色で、ねばねばとした粘着性の性質が特徴です。壁や天井、家具などあらゆる箇所に渡ってへばりついてしまいます。部屋の壁紙が白色の場合は、タールが蓄積され、黄ばみとして目立ってきます。

お香もタールを含む、ヤニ・黄ばみの原因?

壁紙の黄ばみを引き起こす「タール」は、実はお香にも含まれています。植物が燃えるときには、必ず「木タール」という成分が多かれ少なかれ発生するのです。

ただしお香の煙はタバコと比べてかなり少ないため、日常的にお香を使っていても壁紙の黄ばみが目立つまでは相当時間がかかります。

黄ばみ汚れにつながりやすいのは、壁の近くでお香を焚いているとき。目安としては5cm異常は壁紙クロスから離しましょう。火災を防ぐことにもつながります。

壁紙のヤニを掃除する方法

壁紙のヤニを掃除するために必要な道具と、掃除の手順を紹介します。基本的には重曹やセスキ炭酸ソーダでヤニ汚れを落とすことが可能です。

重曹やセスキ炭酸ソーダを用意しよう

自然にやさしい重曹
自然にやさしい重曹 お徳用 1kg

重曹やセスキ炭酸ソーダはアルカリ性の性質を持っているため、酸性汚れであるタールに効果的です。ちなみにキッチンの油はねや、手垢・皮脂汚れなども酸性なので、重曹やセスキが有効。

また重曹・セスキ炭酸ソーダは消臭効果も持っているため、ヤニの悪臭軽減もできて一石二鳥。人体や環境に優しい物質としても重宝されており、乳幼児やペットがいる家庭でも安心です。素材を傷めてしまう恐れもほぼないため、壁紙やカーテン、テーブルなど、色々な箇所に対して気軽に使用できます。

<用意するもの>

  • 粉末の重曹・セスキ炭酸ソーダ:1カップ
  • 30~40℃程度のお湯:2カップ
  • スプレーボトル
  • スポンジ
  • 雑巾2枚(水拭き用と乾拭き用)
  • ゴム手袋
  • ハタキ・掃除機

重曹やセスキ炭酸ソーダの粉末をお湯に溶かして、重曹水やセスキ炭酸水をつくることができます。作り方は簡単で、重曹1カップあるいは、セスキ炭酸ソーダ1カップと30~40℃程度のお湯2カップをスプレーボトルに入れて混ぜて完成です。

また既製品のセスキ水スプレーも販売されているので、もし自分で作るのが面倒くさい方はそちらを購入しましょう。ドラッグストアなどで500円前後あれば買うことができます。

重曹やセスキ炭酸ソーダは、人体に優しい物質ですが、肌が敏感など反応には個人差があります。作業の際にはゴム手袋を着用してください。

掃除の手順

準備ができたら、以下の手順に従って掃除します。

<重曹・セスキ炭酸ソーダによるヤニ掃除の手順>

  1. ホコリをハタキや掃除機などで落とす
  2. スプレーボトルで重曹水・セスキ炭酸ソーダを壁紙に吹き付ける
  3. 壁紙をスポンジで優しく擦っていく
  4. 壁紙全体を雑巾で水拭き
  5. 乾拭きをして仕上げる

まず初めに、ハタキや掃除機で、壁紙のホコリを落とします。ヤニ以外の汚れをあらかじめ減らしておくことで、洗剤が染み込みやすくなり効果的です。

重曹水・セスキ炭酸水を壁紙に吹きつけ、スポンジで優しく擦っていきます。まず壁紙の上の方からスタートして、垂れた汚れを拭き取りながら、徐々に下へと進めていくのがコツです。

スポンジはどんどんヤニで汚れていくので、こまめに水で洗ってスポンジ自体を綺麗にするのも忘れずに。

全体のヤニ汚れが落ちたら水で固く絞った雑巾で吹いて、洗剤の成分を落とします。水分が残ると壁紙の劣化やカビ発生につながるので、最後は乾いた雑巾で乾拭きして仕上げましょう。

頑固なヤニ汚れ掃除にオススメの洗剤・道具

重曹水やセスキ水ではヤニが落ちなかった場合は、ここで紹介する洗剤や道具を試してみてください。より強力な洗浄効果を得ることができます。

カビキラー

カビキラー本体
カビキラー 本体 400g

ジョンソン株式会社の「カビキラー」は、塩素系漂白剤の中で有名で頑固汚れに効果的です。

重曹やセスキ炭酸ソーダでも落とせないヤニ汚れや黄ばみは、非常に頑固な状態になっていると考えられます。このような場合は、塩素系漂白剤を使用しましょう。塩素系漂白剤はアルカリ性の濃度が高く、強力な洗浄力を持っている点が特徴です。

カビキラーはスプレーボトルタイプのものが販売されているので、壁紙に吹きつけて使用しましょう。

キッチンハイター

花王のキッチン泡ハイター
【業務用 塩素系除菌漂白剤】キッチン泡ハイター 1000ml(花王プロフェッショナルシリーズ)

「キッチンハイター」は花王株式会社の製品で、カビキラーと同様の塩素系漂白剤です。キッチンの掃除用にキッチンハイターを常備している場合は、ヤニ掃除にも使えます。

キッチンハイターはスプレーボトルから泡で出てくる「泡タイプ」の商品もあり、壁紙に吹きつける場合は下に垂れにくいので便利です。

マジックリン

マジックリンハンディスプレー
マジックリン ハンディスプレー 400ml

花王の「マジックリン」はアルカリ性の洗剤です。油汚れに効果的で、除菌やウイルス除去効果も期待できます。塩素系漂白剤のような強力な洗剤を使用したくない場合は、マジックリンがおすすめです。

オキシドール

オキシドール
【第3類医薬品】オキシドール 500mL

消毒液として知られる「オキシドール」は、壁紙のヤニ掃除にも使えます。

使い方は液体のオキシドールを布に含ませ、壁紙を拭いていけばOKです。オキシドールを壁紙に塗り広げた後は2~3分ほどそのままにしておくと、漂白効果がアップしますよ。あとは雑巾で水拭きを行い、最後に乾拭きで仕上げましょう。

ウタマロクリーナー

ウタマロクリーナー
ウタマロ クリーナー 400ml

株式会社東邦の「ウタマロクリーナー」は、油汚れや水アカに強い中性洗剤です。洗浄力が高く、壁紙以外にも床やお風呂場など日常のお掃除にも気軽に使用できます。手肌に優しいことにこだわっており、ゴム手袋がなくても使えるアイテムです。

香りは爽やかなグリーンハーブ。部屋の壁紙掃除に使用しても、洗剤臭さが気にならない点がメリットです。

スチームクリーナーで汚れを浮かして落とす

THANKOのスチームクリーナー
THANKO 「浮かせて吸い取るクリーナー」

スチームクリーナーは高温・高圧の水蒸気を吹きつけることで、汚れを浮かして落としていく器具です。洗剤での擦り洗いが不要な掃除方法です。

ただしスチームクリーナーは高圧の水蒸気を吹きつけるので、防水加工がされていない壁紙や珪藻土(けいそうど)・紙クロスへの使用は避けましょう。

<スチームアイロンによるヤニ掃除の手順>

  1. ハタキや掃除機でホコリを落とす
  2. 水蒸気を壁に吹き付け、ヤニを浮かせる
  3. 雑巾などでヤニを拭き取る
  4. 乾いた雑巾で乾拭き

ホコリに水分が掛かると、掃除にくくなったり、ヤニが蒸気で浮きにくくなったりします。まずはハタキや掃除機でホコリを除去しましょう。

軽度のヤニなら、スチームだけで落とせます。頑固なヤニが残った場合は、重曹やセスキ炭酸ソーダなどの洗剤を併用すればOKです。

重曹あるいはセスキ炭酸ソーダ1カップ程度と、30~40℃のお湯を2カップ混ぜるだけで掃除に使えるスプレーができます。

高所・天井の壁紙のヤニは「クイックルワイパー」を使う

高所や天井にこびりついてしまったヤニ

ヤニによる黄ばみ汚れは、天井などの高い場所にも付着してしまう点が厄介です。椅子や不安定な足場に乗って無理な体勢で天井を掃除しようとすると、転落など怪我の恐れもあります。

花王の「クイックルワイパー」は、長い持ち手の先に拭き掃除用のシートを取り付けることができる、お掃除グッズです。洗剤をシートに含ませてクイックルワイパーにセットすれば、足場を使わずに天井まで拭き掃除ができます。

ただしシートに洗剤を含ませすぎると、下に垂れ落ちて身体にかかる恐れがあります。ワイパーは真上に伸ばすのではなくやや斜めに向けて、自分の身体が真下に入らないように伸ばしましょう。

クイックルワイパーの柄の部分は短くすることもできるので、壁や網戸など天井以外のお掃除にも使えますよ。

関連記事:天井の掃除はどうやるの?汚れの原因と汚れ別の掃除方法を紹介

壁紙のヤニ掃除するときの注意点

洗剤は試してから使う

掃除する際の注意点
(画像提供:PIXTA)

壁紙のヤニを掃除するときには、クロスと洗剤との相性に注意しましょう。クロスの素材によっては、洗剤の成分で傷んでしまうケースがあり、激しい色落ちをしてしまうかもしれません。

重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性の洗剤や、塩素系漂白剤は色落ちを引き起こす可能性があります。洗剤を使って掃除するときは、目立たない床に近い隅で一度試してから使用しましょう。

また珪藻土(けいそうど)や紙クロスなどの自然素材は、そもそも水に弱い材質の場合があり注意が必要です。

塩素系漂白剤は使用に注意

カビキラーやハイターなどの塩素系漂白剤は、頑固なヤニ汚れの黄ばみもカビキラーなら除去することが期待できるアイテムです。しかし、色柄ものの壁紙だと強力な漂白力で変色してしまう恐れがあります。

また塩素系漂白剤は大量に吸い込むと、気分が悪くなるといった健康被害を及ぼします。掃除をするときは窓を開ける、換気扇を回すなどして十分に換気を行い、使用時間もなるべく短時間ですませましょう。

壁紙の掃除では他の洗剤を併用することはまず無いはずですが、塩素系の洗剤と酸性の洗剤が混ざると有毒ガスが発生します。例えば「カビキラー」の容器にも「まぜるな危険」と表示されています。塩素系漂白剤を使って掃除をする際は、必ず単独で使用することが大切です。

壁紙のつなぎ目に水分が入らないように

複数枚をつなげて壁紙を貼っている場合は、つなぎ目に水分が入らないようにしましょう。壁紙の表面は防水加工されているものがほとんどですが、つなぎ目は水の侵入を防ぐことができません。

つなぎ目が濡れてしまうと、壁紙がふやけたり、剥がれる原因になることがあります。見た目が悪くなってしまうため、注意が必要です。

壁紙を掃除するときは、つなぎ目に直接洗剤を吹きかけないように気を付けて掃除するのがポイントです。

強くこすらない

壁紙の掃除

壁紙についた頑固なヤニを落とすときは、強くこすらないように注意しましょう。

ヤニ汚れは粘着性があって、落としにくいイメージがあります。しかしヤニ汚れは、洗剤の力と、軽く「円」を描くように拭くだけでも十分落ちます。

洗剤をつけたまま放置しない

壁紙を拭く女性

壁紙を掃除するときには、洗剤をつけてから放置せず、すぐ拭き取るようにしましょう。頑固そうな汚れを洗剤となじませるために、吹きかけた後放置するとシミの原因に。

壁紙は防水加工はされていても湿気に弱く、洗剤が放置されたままだと染み込んでしまうことがあります。

壁紙の変色や傷みの原因になることもあり、洗剤は雑巾ですく拭き取るように掃除するのがポイントです。

壁紙のヤニ、放置しているとどうなる?

タバコのヤニが原因で黄ばんでしまった壁紙

タバコの煙に含まれているタールは、人体に有害であることが知られています。粘着性もあるため、煙と一緒に吸い込むと、喉や肺といった器官に長い間留まり、厄介です。タバコを吸う人の歯の黄ばみが落ちにくいのも、この粘着性が原因となっています。

さらに喫煙者が吐き出した副流煙が、周囲の人に悪影響を及ぼすことも。しかし煙だけではなく、壁紙のヤニも放置していると問題になります。

壁紙の黄ばみ、放置していると頑固な汚れに

タールは着色性が強い物質です。汚れの蓄積と時間の経過によって、黄ばんだり茶色がかったりと、変色していくのが特徴です。壁紙が黄ばんでいると部屋の清潔感が薄れ、全体の明るさに悪影響があります。少し暗い印象の部屋になってしまうでしょう。

またヤニは粘着性があるため、しばらく放置していると空気中のホコリやカビなどが付着し、頑固な汚れになります。軽い汚れであれば水拭きだけで壁紙掃除は十分ですが、放置されたヤニ汚れは洗剤とスポンジで擦らないと落ちません。また汚れがひどい場合は、掃除しても落ちず、張り替えない限りキレイにならないことも。

壁紙の張り替え目安は、10~15年といわれています。汚れがひどいと最悪、壁紙の劣化を早め、壁紙を張り替えなければならないほど悪化することも。

ヤニは放置しないように、注意しましょう。

自分だけじゃない、同居人の身体に悪影響

部屋の中の壁紙や家具などに染み付いたヤニは、人にとって有害です。タバコの有害成分が壁紙や家具に残ります。この残留タバコ成分は人の動きや換気システム、エアコンの風で再遊離することがあり、吸い込むことで「三次喫煙」に。

同居人に気を遣って部屋に他に人がいない時だけタバコを吸ったとしても、健康被害を与えることがあり厄介です。

またヤニは粘着質なため、ホコリやカビといった別の汚れを吸着していきます。これらはアレルギーを引き起こす原因にも。壁紙のヤニは、様々な有害物質を集めてしまう厄介者といえるでしょう。

賃貸の場合、退去費用がかかる

賃貸を退去するときには、「原状回復」が必要です。部屋を空け渡す前に「入居する前の状態に戻す」ので、壁紙が黄ばむ前の真っ白な状態にしなくてはいけません。

しかしヤニ汚れは長年放置していると、通常の壁紙クリーニングだけでは落としにくくなってしまいます。そのため多くの場合は「壁紙の張り替え」が必要になり、その分だけ退去費用が大きくなってしまうのです。

タバコのヤニ汚れや臭いは、「賃貸人の負担」です。原状回復にかかるクリーニング費用は、経年劣化や通常損耗分を差し引いての請求です。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、壁紙は一般的に6年が対応年数とされています。たとえば同じ部屋に3年間済んだ場合は、壁紙の耐用年数のうち半分の時間が過ぎた計算になります。そのため張り替え費用の総額が10万円だとすると、実際に支払うのは半分の5万円ほどになるでしょう。

つまりは賃貸人が長く住むほど、退去費用は減っていきます。しかし通常の部屋であればクリーニングだけで済むのに、ヤニ汚れがあるとクロスの張り替えが必要です。クリーニングと張り替えでは、そもそもの総額がかなり違うので、その分だけ自己負担金額も増えます。

参考資料:原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(PDF)

壁紙のヤニを防止する方法

きれいな壁紙のリビング

壁紙のヤニ・黄ばみを落とすことができたら、綺麗な状態をできるだけ長持ちさせていきたいですね。壁紙にヤニやをつけない一番の方法は、部屋の中でタバコを吸わないことです。

分煙に厳しい現在では、集合住宅のベランダでの喫煙は禁止されていることも多いでしょう。一軒家であってもご近所付き合いを気にして、庭で吸いにくい場合もありますね。

屋内でタバコを吸う場合のために壁紙のヤニ防止法をしっかりマスターして、綺麗で快適な生活環境を手に入れましょう。

換気扇の前で喫煙する

ヤニは喫煙時の煙に混ざって拡散します。換気扇の下で喫煙することで、部屋全体に煙が広がらないようにしましょう。

換気扇の前で喫煙して煙をすぐに屋外へ排出させることで、ヤニ汚れの防止につながります。吸い終わった後もしばらく換気扇を回したままにしておくと、煙を残さず排出できますよ。換気扇にヤニや黄ばみが付くことあるため、定期的に換気扇だけ掃除するのも忘れずに。

換気扇の掃除も壁紙と同様、アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダを水で割って拭き取ればキレイになります。

以下の記事では、換気扇の掃除方法が紹介されています。換気扇に蓄積された、ヤニ汚れや油汚れを掃除したい方は以下を参考に。

関連記事:キッチン換気扇の油汚れをカンタンに掃除!自分でできるフィルターやファンの分解洗浄を解説

空気清浄機を使用する

空気清浄機を所有している場合は、清浄機の前でタバコを吸うと煙を機械が吸い取ってくれます。空気清浄機の中にはタバコ対策機能のスイッチが備わっている機種も多いので、説明書を確認してみましょう。

清浄機は本体の中に空気を吸い込むときに、フィルターを通すことで汚れを除去する仕組みになっています。フィルターに汚れが溜まると清浄機能も低下していくので、フィルターの掃除や交換は定期的に行うことが大切です。

空気清浄機にはタバコ対策の他に脱臭や花粉除去など、機種によって色々な機能が備わっています。新たに清浄機を購入する場合は、自分の体質や生活に合った機種を選びましょう。

こまめに掃除する

換気扇や空気清浄機をきちんと活用したとしても、ヤニ汚れはどうしても少しずつ室内に蓄積してしまいます。ヤニ汚れに限りませんが、「こまめな掃除」が快適な空間を維持するための王道です。

掃除の頻度は、目安として「1ヵ月に1回」、あるいは「2ヵ月に1回」行いましょう。

汚れは放置しておくと、どんどん頑固にこびりついてしまいます。軽い拭き掃除程度で汚れを落とせるうちに落としておくことを、日頃から心がけておきましょう。

汚れが目立たない・落ちやすい壁紙を貼る

はがせる リメイクシート
はがせる リメイクシート

壁紙の中には、お掃除がしやすいように以下の工夫がされているタイプもあります。

  • 表面がコーティング剤で保護されている
  • 薄いフィルムで壁紙表面を覆ってある

今使用している壁紙の上から自分で貼り付けられるフィルムも販売されています。これらを使用すると、ヤニ汚れを拭き取りやすくなりますよ。

またヤニ汚れが目立ちにくいように、黄色やオレンジ系を張り替えるのおすすめです。

関連記事:壁紙(クロス)張り替えの費用・リフォーム内容!事例を交えて単価や注意点を解説!

電子タバコに変える

タバコといわれてまず思い浮かぶのは、タバコの葉を紙に巻いて燃焼させる「紙巻きタバコ」でしょう。新しいタイプのタバコとして近年登場した「電子タバコ」は、電気による加熱で液体から蒸気を発生させる仕組みです。

電子タバコにはタールの量を紙巻きタバコよりも減らしたタイプや、タールを含まないのもあります。紙巻きから電子タバコに変えることで、ヤニ防止にもつながりますよ。

プロに壁紙クリーニングを依頼する

壁紙を掃除する女性

壁紙全体が汚れていて、自分では手に負えないという方はプロに依頼しましょう。

専門業者に頼むことで、しっかりと壁紙をキレイにしてもらいます。適切に汚れが処理され、さらには傷を補修してもらうことも。

プロに依頼する場合は、以下のような相場です。

壁紙・クロスの清掃 1㎡あたり500~700円
壁紙・クロスの補修 1つあたり1~3万円

また、汚れや傷をきれいにするだけでなく、壁紙のコーティングもプロにお願いできます。コーティングは、壁紙に汚れがつきにくくなるため、おすすめです。汚れだけでなく、壁紙の日焼けを防止することができます。

壁紙のコーティングは、種類によりますが、1㎡あたり約2,500円です。掃除が楽になるため、検討してみるのもいいですね。

また以下は、壁紙やハウスクリーニングをプロに依頼したときの見積例です。

7~9畳の居室1部屋 手垢・タバコのヤニ・ホコリの汚れ 20,000円
居室2部屋、10~20平米 タバコのヤニ(オプションでトイレ・洗面所、エアコンクリーニング、フロアコーティング) 50,220円

壁紙のクリーニングを行っているプロは、家全般のクリーニングも行って場合があります。オプションで、他にも気になる場所を掃除してもらいましょう。

プロに依頼しても、タバコによる黄ばみ変色は白色へ戻せない場合もあります。これは、材質や喫煙量などが原因です。

プロにみてもらって、張り替えを検討するのもいいですね。

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