キッチン周辺の換気扇・レンジフードには、油で固まった頑固な汚れが付着しています。少なくとも半年に1回くらいは、フィルターやファンを掃除しましょう。
この記事では、重曹やセスキ炭酸ソーダを使ってカンタンに汚れを落とす方法、おすすめの住居用洗剤などを紹介していきます。
キッチンの換気扇・レンジフード掃除の流れ
まずはカンタンにキッチンの換気扇・レンジフードを掃除する流れを押さえておきましょう。
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それぞれの手順についてもう少し詳しく解説します。
1.換気扇の周辺を養生(しなくてもOK)
換気扇やレンジフードは、普段から調理中の油をたくさん吸い込んでいます。空気中のチリやホコリも同時に吸い込むので、油と混ざって黒い汚れがボロボロと出てくるでしょう。
フィルターなどを取り外したときに、換気扇の下にあるコンロや床に汚れが落ちてくる可能性があるので、できれば周囲をビニール袋で養生しておきましょう。
2.換気扇の電源を切る、コンセントを抜く
換気扇やレンジフードを分解して洗う場合は、必ず電源を切っておきましょう。作業中にファンが回転しだすと、大事故につながってしまいます。
誤って押してしまいそうな位置にスイッチがあるなら、コンセントまで抜いておくと安心です。
念のためガスコンロのコンセントも抜いたり、チャイルドロックをかけたりすると、より安心です。
3.フィルター、ファンを取り外してつけ置き
詳しい取り外し方は後述しますが、フィルターやファンなど各部品を取り外して、洗剤を溶かしたぬるま湯につけ置きしましょう。つけ置き時間の目安は、軽い汚れであれば20分程度、ひどい汚れは1~3時間ほど。
フィルターやファンの固定ネジにも油汚れがたまっているので、一緒につけ置きするのがオススメです。紛失しないように、水切りネットに入れておくと効率的になります。
お湯をためる場所はシンクか、もしくは大きなゴミ袋を使うとよいでしょう。
4.換気扇・レンジフード本体側の拭き掃除
つけ置きが完了するのを待っているあいだ、取り外しできない部品を拭き掃除しましょう。レンジフードであればフィルターの外側やフィンの外側、そしてフード部分など。
壁に直接ついているプロペラファンの場合は、換気扇のカバー部分や周辺の壁に油汚れやホコリが付着しがちです。
5.つけ置きが終わった部品を、歯ブラシなどで洗い流す
つけ置きが終わったら、歯ブラシやスポンジなどを使って、落ちなかった汚れをかき出しましょう。ひどい汚れにはもう1度洗剤をかけながら、ぬるま湯を使って洗ってみてください。
つけ置きのぬるま湯が冷めると、また油汚れが固まってしまうので、手早くこすり洗いするのがコツ。もしお湯が冷めたら、注ぎ足していくのも効果的です。
洗い流しが不十分で洗剤が残ると、カビの元になったり素材が傷んだりする可能性があるので、しっかり洗い流しましょう。
6.各部品を乾燥させてから取り付け
ファンやフィルターに水分が残らないよう、半日以上は陰干ししておきましょう。キッチンペーパーや新聞紙の上に置いて、風通しをよくしておくのがオススメです。
水分が残ったまま取り付けてしまうとホコリが吸着しやすく、カビも生えやすくなるので注意してください。
レンジフードのシロッコファンまで掃除が必要?
レンジフードの汚れがそこまでひどくない場合は、ファンまで分解せずにフィルターと外側のレンジフード回りだけで問題ありません。
フィルター部分に油・ホコリがつまるのを防げば、換気性能を保つことができるからです。しかしレンジフード内部のファンは意外と簡単に取り外しできるので、せっかくならフィルターと一緒に掃除するのがオススメです。
または10~20年以上のあいだ放置しているファンだと、換気の稼働率に問題が出る可能性も否めません。汚れの状態がひどい場合はファンまで掃除することで、換気効率のよさや電気代の節約につながります。
換気扇・レンジフード掃除をラクにするためのポイント
キッチンの換気扇・レンジフードを簡単かつ効率的に掃除にするためのポイントを紹介します。
アルカリ性の洗剤を使う
掃除の基本として覚えておきたいのが、「汚れと正反対の性質の洗剤を使う」ということ。油汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤を使うことで中和して、汚れがスルッと落ちるようになります。
その証拠に、市販の油汚れ用洗剤はほとんどがアルカリ性です。また重曹、セスキ炭酸ソーダ(セスキ水)、アルカリ電解水、オキシクリーンなどもアルカリ性なので、油汚れの掃除に便利。
ただしアルミなどの金属パーツや、塗装の剥がれた部分にアルカリ性洗剤を使うと、変色したり劣化が進んだりする可能性も。これを「アルカリ焼け」といいます。白いフィルターを使っている場合は要注意です。
素材の傷みが気になる場合は、まずキッチン用・油汚れ用の中性洗剤で汚れが落ちないか試してみましょう。中性洗剤を使ってもバッチリ汚れを落とすコツは、以下の記事で紹介しています。
換気扇・レンジフードの油汚れには「お湯でつけ置き」が効果的
キッチンの換気扇は、調理中にはねた油や煙、喫煙している場合はタバコのヤニなどでベタベタです。そこにホコリが付着して粘土のような汚れに変化し、ただの拭き掃除では落としきれない状況になっていきます。
こびりついた油汚れには、40~60℃のお湯を使うと効果的です。熱したフライパンにバターを入れると溶けるように、油は熱によって緩みやすくなります。これは油汚れの場合も同じです。
またつけ置きは「時間」をあけることも大切。ほとんどの洗剤は、汚れと反応して落としやすくなるまでに一定の時間がかかります。つけ置きなら放置しているあいだに汚れが落ちるようになるうえ、力を入れてゴシゴシこすらなくてもいいので効率的です。
フィルターやファンの掃除は3か月に1回
換気扇・レンジフードは普段の掃除では手が伸びにくい場所。ついついずっと放置してしまいがちですが、理想は3カ月に1回くらいの頻度で掃除することです。普段からキレイにしておけば汚れが付着しにくくなるので、掃除がラクになります。
油料理を作る機会が多い家庭や、毎日3食料理する場合には「3か月に1回」ほどを目安に、キッチンの換気扇を分解洗浄しましょう。
油料理を作ることがが少ない家庭や、1人暮らしの場合には「半年に1回」ほどでもOK。ただし換気扇の下でタバコを吸う場合は、もう少し頻度を上げましょう。
軽い拭き掃除は月1回ほどの間隔でこまめに
分解して掃除するのは面倒でも、簡単な拭き掃除ならそこまで手間がかかりません。できれば月1回を目安に、油汚れをサッと落としておきましょう。
掃除方法は、キッチンペーパーに食器用洗剤をかけて拭いたあと、水拭きで洗剤を拭きとるだけです。お手軽なので「気付いたら掃除」を心がけましょう。
ちなみに拭き掃除だけでは油汚れが落ちにくくなってきたと感じたら、換気効率が落ちている証です。そのタイミングでフィルターやファンのつけ置き掃除をしましょう。
市販のフィルターを付けて汚れ予防しておく
フィルター掃除の頻度を減らすなら、「換気扇用フィルター」(レンジカバー)の装着がおすすめです。換気扇に汚れがつきにくくなるので、掃除するときにも洗浄が簡単になります。
換気扇用フィルターは、整流板に貼るタイプやフィルターに直接被せるタイプなど、さまざまな種類が販売されています。まずは、自宅の換気扇にサイズが合っているかを判断することが重要です。
交換時期になると模様が浮き出てくる便利なタイプもあるので、複数の種類を比較検討してみると良いでしょう。
おすすめフィルター:東洋アルミ パッと貼るだけ深型用フィルター
裏面にシールがついていて、レンジフードにパッとはるだけでフィルターの油汚れを防いでくれます。厚みがあるため、汚れを確実に吸着します。取替時期になるとマークが現れることも嬉しいポイントです。
おすすめフィルター:東洋アルミ プロペラ換気扇用カバー
プロペラファンタイプの換気扇用フィルターです。ファンを上からすっぽり覆う形なので、洗いにくいファンに油汚れが付着することを防ぎます。全面だけでなく、側面まで覆える点がポイントです。
洗剤を使った掃除方法と、おすすめの洗剤
住居用洗剤や、食器用のアルカリ性・中性洗剤など、家にある洗剤を使うことで換気扇・レンジフードを掃除できます。
洗剤でつけおきしておくなら、1時間ほど放置してからお湯で洗いましょう。軽度な汚れであれば、つけおきせずに、ブラシなどを使って直接こすり洗いでも大丈夫です。
市販のスプレー洗剤を噴射して掃除
スプレータイプの洗剤を使えば、手軽にフィルターやファン全体を洗浄できます。軽度な汚れであれば、スプレーを噴射してから5~10分ほど放置して、ブラシやスポンジで洗い流しましょう。
おすすめ洗剤:ウタマロキッチン
「ウタマロ」シリーズのなかでもキッチン掃除に特化した洗剤。通常よりも多く界面活性剤が含まれているので、油になじませて落としやすく出来ます。またアミノ酸系洗浄成分を使っているので、手肌に優しいのもメリット。
ただしこちらは中性洗剤です。ひどい油汚れを落とすならアルカリ性のほうがオススメ。
おすすめ洗剤:花王 マジックリン ハンディスプレー
こちらは家庭用洗剤としておなじみの「マジックリン」のなかでも、油汚れに特化した製品。アルカリ性なので油汚れと中和し、中性洗剤よりも効果的に汚れを落とすことができます。
もっと詳しく油汚れ用洗剤を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
重曹・セスキ炭酸ソーダ・アルカリ電解水を使う
重曹、セスキ水、アルカリ電解水は、ナチュラルクリーニングの代表的な存在で、いずれもアルカリ性の性質です。そのため油汚れを落とすのにとても便利。化学成分を使っていないので、安心して掃除できます。
アルカリ性の強さは、「重曹<セスキ水<アルカリ電解水」という順です。強いアルカリ性ほど油汚れが落としやすいですが、そのぶん肌刺激も強くなるので注意しましょう。
またアルミ製品との相性も悪いので、傷みが気になる場合はまず重曹から試してみましょう。ただし重曹を使っても変色・剥げなどが起こるリスクはあります。
オキシクリーンでつけおき
オキシクリーンは酵素系漂白剤です。アメリカ版だと界面活性剤が入っていますが、日本版のものは化学成分を使っていません。そのため重曹やセスキ炭酸ソーダと同じく、ナチュラルクリーニングとして使用できます。
アルカリ性なので油汚れを中和しつつ、酸素が発泡することでこびりつき汚れを浮かしてくれます。キッチン以外でも洗濯槽、お風呂、洗面台など家中の掃除に使用可能です。
【オキシクリーンを使ったつけ置き方法】
40~60℃のお湯4Lに対して、付属スプーン1杯のオキシクリーンを入れて混ぜ、ファンやネジなどをつけ置きします。つけ置き時間は20分ほどが目安です。 |
ただしオキシクリーンはアルミ素材には使用できないので、プラスチック製のプロペラファン掃除にオススメです。アルミ製のフィルター掃除に使うとメッキがはがれたり、黒く変色したりする恐れがあります。
クエン酸と重曹を混ぜて使ってもいい?
もうひとつナチュラルクリーニングとして知られるのがクエン酸。重曹と混ぜると、中和反応が起きて泡が発生します。
この泡には汚れを浮かす効果があるので、オキシクリーンのように汚れを浮かす効果が期待できるのです。
ただし中和反応が起こって中性になるので、とくに油汚れに効果を発揮するというワケではありません。換気扇・レンジフードの油落としを重視するなら、別の洗剤を使うのがオススメです。
重曹・セスキ炭酸ソーダで換気扇を掃除する方法
換気扇に付着している油汚れは酸性です。重曹やセスキ炭酸ソーダはアルカリ性なので、酸性の油汚れが中和されることで掃除が簡単になります。
- 重曹やセスキ炭酸ソーダをスプレーにして掃除
- 重曹・セスキ炭酸ソーダをお湯に溶かして掃除
- 粉のままの重曹を、換気扇の部品かけて掃除
この2種類の掃除方法を紹介します。粉のままの重曹で掃除する方法は、「フィルターだけ掃除する」場合に効果的です。
重曹やセスキ炭酸ソーダをスプレーにして掃除
重曹やセスキ炭酸ソーダの基本的な使い方は、水100mlに対して小さじ1杯(5g)の割合で混ぜます。冷水には溶けにくいので、40℃前後のぬるま湯を使ってもよいでしょう。ただし熱湯に重曹を入れると、アルカリ性が強まってしまうので注意してください。
上記で作った重曹水またはセスキ水は、スプレー容器に入れておくと、換気扇やレンジフード以外の場所もまとめて掃除できるのでオススメです。
たとえばコンロについた焦げ付き・油汚れなども掃除できます。またつけ置きしている間のレンジフード内部・周辺の壁を拭き掃除するのにも便利です。
重曹・またはセスキ炭酸ソーダを溶かしたお湯でつけおき
重曹をお湯に溶かして、換気扇を掃除する方法を紹介します。用意するものは以下の6つです。
- フィルターが入る容器 (45Lのポリ袋など)
- 重曹、またはセスキ炭酸ソーダ
- 50℃のお湯
- 輪ゴム
- 歯ブラシなど
- ゴム手袋
油汚れを中和するアルカリ性の重曹(またはセスキ炭酸ソーダ)、そして油を解かしてくれるお湯とを組み合わせた掃除方法です。
火傷する恐れがあるので、厚手のゴム手袋を用意しておきましょう。
つけおきの手順
常温の水1リットルに対して、重曹(またはセスキ炭酸ソーダ)を大さじ3杯いれて、火にかけます。固まらないように、ときどき混ぜながら沸騰するのを待ちましょう。
沸騰して数分待ったら火を止め、15分くらい放置して、火傷しない温度になるまで待ちましょう。
ポリ袋などの容器にお湯を移し替えます。火傷しないように、ゴム手袋などをはめて作業しましょう。
お湯のなかにフィルター、ファン、ベルマウス、ネジ類を入れて輪ゴムで袋の口をとめましょう。この状態で1時間ほど放置します。
つけおきしている間に、換気扇本体やレンジフードの拭き掃除をしましょう。先ほど使った重曹入りのお湯を使うか、もしくは中性・アルカリ性の洗剤を使って、キレイに汚れを拭きとります。
つけ置きが終わったら重曹水を捨てて、フィルター、ファン、ベルマウスなどを取り出します。
つけ置きした部品は油汚れが落ちやすくなっているので、歯ブラシやスポンジで簡単にこすり洗いするだけでOKです。
掃除が終わったら、部品をしっかり乾かしましょう。「キッチン用品を天日干しするのはちょっと……」という方は、室内で新聞紙を敷いて、その上に置いておきましょう。
しっかり乾いたら、取り外したときと逆の順番で取り付けていきます。シロッコファンの場合は、「ファン→ベルマウス→フィルター→整流板」の順です。
重曹を粉のままかける
「重曹のお湯をつくるのは面倒くさい」「シンクが小さいので、つけおきができない」という方は、重曹を粉のまま使うこともできます。ただしこの方法は、換気扇のフィルターだけ掃除する場合に有効です。
- 重曹
- 新聞紙
- ティッシュ、またはキッチンペーパー
- スポンジ
上記の道具を用意しましょう。
掃除の手順
まず新聞紙のうえに、フィルターを敷きます。表面(油汚れが多い面)が上になるようにしてください。
次にフィルター全面が真っ白になるまで、重曹を振りかけましょう。裏側にも重曹がいきわたるように、厚みを持たせるのがポイントです。
そのまま3時間放置したら、重曹が油汚れを吸着してくれます。ティッシュやキッチンペーパーで拭きとり、汚れを落としていきましょう。
最後はスポンジなどを使って水ですすぎ、乾燥させたら掃除完了です。
換気扇の種類と、それぞれの取り外し方
上画像のように、換気扇には2種類あります。扇風のような形のものがプロペラファンで、壁穴から直接換気するタイプです。シロッコファンは、フィルターのなかに円筒状のファンが入っています。それぞれの分解方法をみていきましょう。
もしこの手順で外れない場合には、以下の記事を参考にしてみてください。
シロッコファンの取り外し方
レンジフードタイプの換気扇に設置されている、シロッコファンの取り外し方を解説します。以下の記事ではシロッコファンの掃除方法に特化した内容を紹介しているので、自宅の換気扇がこのタイプの方はあわせて参考にしてみてください。
1.整流板、フィルターを取り外す
レンジフードある換気扇は、整流板がついていて、フィルターが隠れているタイプがあります。整流板の側面には留め具が付いているので、これを横にずらすなどして外しましょう。
フィルターを外す場合には、プラスドライバーで緩めるだけです。
ネジは油汚れで固まって、動かしにくいことがあります。その場合、ドライヤーを2~3分当てて油をとかし、ネジを動きやすくしましょう。
2.シロッコファンを取り外す
まずは「ベルマウス」という部品を外します。ファンの手前に固定されている、円形の部品です。手で回せる蝶ネジで固定されていることが多いので、簡単に外せます。
次にファン本体の中央を見てみましょう。スピンナーというネジで固定されているので、これを緩めていきます。
このとき油汚れで手が滑って、落としてしまうかもしれません。ファンが落ちないように、片手でしっかり押し上げながら作業しましょう。
ここまで完了すると、上の画像のように分解できます。細かいネジ類は、まとめて洗浄ネットに入れておくのがオススメです。無くす心配がなく、洗剤で水洗いするときもラクになります。
プロペラファンの取り外し方
プロペラファンの取り外し方は、とても簡単です。片手で羽をおさえ、もう一方の手で中央のツマミを軽くひねるだけで簡単に外すことができます。
前面にフィルターがついている場合がありますが、こちらも手前に引っ張ると簡単に取り外すことができる製品が多いです。
換気扇を掃除する時期のサイン
換気扇のフィルターやファンを掃除すべきタイミングは、どうやったら把握できるでしょうか。以下のような症状が出たときは、換気扇を掃除したほうがよいかもしれません。
異音・異臭がする
換気扇をずっと掃除していなかったり、10年以上同じ換気扇を使用していたりすると、換気扇の作動時に異音がする場合があります。
- ブォーという重たい音:ファンやプロペラに汚れが蓄積して重くなっている
- キュキュキュという乾いた音:ファンやプロペラを回す軸に塗られた潤滑油の減少
- カラカラと何かが当たる音:軸ずれが発生している
- ジーとという低い音:内部のサビ
これらの異音は、換気扇を分解して掃除すれば解消するかもしれません。
また換気扇から異臭がするときも、換気扇を掃除することで解決できるケースが多いです。スイッチを入れていないときにもニオイがするなら、かなり汚れが溜まっているサインです。
何もしていないのに電気代が高い
換気扇の掃除は、電気代の節約にもつながります。月々で換算すると数百円前後くらいですが、積み重ねると大金です。
汚れがべっとりと付着した換気扇は、換気機能が低下しています。その分だけ余分に作動し、電気代が上がってしまうのです。
汚れを落とすことで換気機能を回復させましょう。
壁や床のベタつきがある
キッチンまわりの壁や床がベタベタしているとき、きちんと換気扇に吸い込まれていないと考えられます。
換気扇の換気機能が低下していることで、汚れた空気がうまく排出されずにキッチンに充満してしまうのです。
その結果、キッチンの壁や床にベタベタ汚れが付着します。
どうしても取れない汚れは業者への依頼がおすすめ
換気扇の油汚れがひどい場合は、クリーニング業者に掃除を依頼することがおすすめです。
家庭では用意できない強力な洗剤や、高い技術を用いて掃除を行うため、自分では落としきれない頑固な汚れも落としてもらえます。
換気扇の掃除料金は、ファンのタイプによって異なります。
- プロペラファン:7,000~10,000円
- シロッコファン:10,000~13,000円
また掃除にかかる時間は、「プロペラファンなら1~2時間」「シロッコファンなら2~3時間」程度です。シロッコファンタイプの方が複雑な構造をしているため、時間が長くかかります。
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この記事では、換気扇の掃除方法について紹介してきました。
少なくとも半年に1回くらいはフィルターを取り外して、しっかり油汚れやホコリを洗浄しましょう。
「自分で掃除するのは面倒くさい」「ずっと掃除せず放置していたから心配」という方は、換気扇クリーニングの専門業者に依頼するという手もあります。
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