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お風呂の換気扇の掃除方法!6ヶ月に1度のお手入れでカビを予防

最終更新日: 2024年11月29日

お風呂の換気扇は定期的なお手入れが必要です。

掃除しないまま換気扇を使い続けるとカビや汚れを浴室中に撒いてしまい、思わぬ健康被害をリスクがあります。

お風呂の換気扇は6か月に1度を目安に自分で内部の掃除をしましょう。

掃除のやり方やおすすめの道具などを解説します。

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お風呂の換気扇の見分け方

換気扇の種類によって掃除方法が異なるので、掃除を始める前に自宅のお風呂の換気扇がどのタイプかを確認しましょう。

お風呂の換気扇がどのタイプかを確認するチャート表

お風呂の換気扇を見分けるときは、設置場所と操作スイッチをチェックすることをおすすめします。

名称 シロッコファン型 浴室乾燥機 プロペラファン型
見た目のイメージ
スイッチのイメージ シロッコファン型の浴室換気扇スイッチのイメージ。つまみで換気の強度を調整します。 乾燥機能つきの浴室換気扇操作パネルのイメージ。運転や乾燥、送風などのボタンがあります。 プロペラファン型の浴室換気扇のスイッチイメージ。浴室の電灯スイッチと一緒になっていることが多いです。
換気扇の設置場所 天井 天井 浴室の壁
外側カバー 外せる製品が多い 途中まで外せる製品が主 外せる
掃除手順 シロッコファン型の掃除方法 浴室換気扇の掃除方法 プロペラファン型の掃除方法

プロペラファンタイプは壁に設置されているものなので、比較的見分けるのが容易です。

天井に設置されているもののうち、浴室乾燥機能がある浴室乾燥機などは同じく天井に設置するシロッコファンタイプの換気扇と見た目が似ています。

浴室乾燥などの機能がないシロッコファン型の換気扇は、電源のオンオフやタイマースイッチ、運転強度のスイッチが浴室近くの壁に設置されていることが多いです。

シロッコファン型(浴室乾燥機能なし)の換気扇の掃除方法

お風呂場に設置される換気扇の多くはシロッコファンタイプです。

シロッコファンタイプの換気扇は構造が複雑で、お手入れの手順がやや多いです。

しかし1度手順を覚えてしまえば簡単にできるので確認してみましょう。

シロッコファンタイプの換気扇の掃除手順は以下の通りです。

1.電源を切りブレーカーを落とす

掃除を始める前にお風呂場の換気扇の電源を切り、ブレーカーを落とします。

ブレーカーを落とすことで、掃除中に急に動作してけがをしたり感電したりするリスクを下げられます

2.外側カバーを外す

お風呂の換気扇の外側カバーを外したイラスト

外側カバーを軽く引っ張ると、V字の針金がストッパーになっていることが分かります。

このV字の針金を、I字に近づくようにつまみましょう

針金がI字に近くなると針金先端のフックを、浴室換気扇本体から外しましょう。

力任せにカバーを引っ張るとV字の針金が破損する可能性があるので注意してください。

3.ベルマウスを外す

シロッコファンはベルマウスというネジで留められています。

ベルマウスは円盤や円錐型をしていることが多く、通常のネジとは異なりドライバーなどの工具を使わずとも回せるものがほとんどです。

ベルマウスをすべて外すとシロッコファンも外れるようになるので、ファンを落とさないように注意してください。

4.シロッコファンを外す

ベルマウスをすべて外したらシロッコファンを引き抜いて外しましょう

TOTO製品など一部の浴室換気扇はネジ止めを外してもシロッコファンが簡単には外れないようになっていることがあります。

その場合は無理に外そうとするのではなく、ファンをつけたまま掃除をしましょう。

5.シロッコファンに付着しているホコリを取り除く

シロッコファンを取り外したら掃除機などで付着しているホコリを取り除きましょう

アタッチメントがあるのならブラシタイプを装着すると細かいところのホコリも吸い取りやすくなります。

もしホコリや汚れに水分が含まれている場合は、掃除機を使わず雑巾などで取り除いてください。

湿った汚れを掃除機で吸い込んでしまうと故障する可能性があるためです。

6.シロッコファンをつけ置きする

シロッコファンについたホコリをある程度きれいにしたら、シロッコファンをつけ置きしてガンコな汚れを落とします。

シロッコファンが入る大きさのタライやバケツに水を張り、中性洗剤を適量入れます

お風呂場の換気扇につく汚れはカビとホコリがほとんどなので、水と洗剤の割合を厳密に計測する必要はありません。

水やぬるま湯だけでつけて、洗剤をつけたブラシでこするなどでも十分に汚れを落とせます。

7.シロッコファンの汚れを落とす

シロッコファンの汚れに十分水分を含ませたら、中性洗剤をつけたブラシやスポンジで汚れを落とします

汚れを落とすときに力を込めすぎるとシロッコファンを破損する恐れがあるので力を入れすぎないようにご注意ください。

シロッコファンを取り外せないタイプの浴室換気扇の場合は、固く絞った雑巾で本体内部を拭きましょう。

8.シロッコファンを乾燥させる

シロッコファンの掃除が終わったら風通しの良い日陰で乾燥させてください。

ドライヤーの温風や直射日光を当てるとファンが変形し、異音などを誘発する可能性がありますのでご注意ください。

乾燥させる時間を短くしたいのであれば、シロッコファンの水気をタオルなどで拭き取ってから干しましょう。

サーキュレーターで風の流れを作ることでも乾きやすくなります。

9.シロッコファンを装着する

シロッコファンが十分に乾燥したら、取り外すときとは逆の手順で装着します。

手順が分からなくなってしまったら取扱説明書などを参照してください。

一般的には以下の順番で取りつけます。

  1. シロッコファンを換気扇本体の穴に入れる
  2. ベルマウスを取り付け固定する
  3. 外側カバーをはめ直す

10.浴室換気扇の試運転をする

お風呂の換気扇掃除が完了したら、ブレーカーを上げて電源を入れなおし、試運転を行いましょう。

試運転では異音などが発生していないかを確認します。

たとえば「カタカタ」「ガタガタ」などの異音がしたらパーツの固定になにか不備がある可能性が高いです。

異音がしたら1度止めて、換気扇を分解しなおし各パーツを固定しなおしましょう。

シロッコファン型(浴室乾燥機能あり)の換気扇の掃除方法

天井埋込型の換気扇の中には、浴室乾燥機能や暖房機能などがついた高機能なものもあります。

浴室乾燥機能つきの換気扇の掃除方法は、形状が似ているシロッコファンタイプの浴室換気扇の掃除方法と異なる部分があります。

関連記事では、浴室乾燥機能がある浴室換気扇の掃除方法や注意点を解説しています。

1.運転を停止してブレーカーを落とす

浴室乾燥機の掃除前

浴室乾燥機の掃除を始めるまえに運転を停止し、分電盤のブレーカーを落とします

運転を停止しただけでは誤作動で運転が再開される可能性があるので、必ず分電盤のブレーカーを落としてください。

掃除中に運転が再開されるとケガの原因になります。

もし浴室乾燥機の分電盤のブレーカーを落とせないのであれば、家族や同居人に掃除中であることを伝え、スイッチ等に触れないようお願いをしましょう。

2.フィルターを外す

浴室乾燥機のフィルタをはずす
フィルターは取っ手を持って引くだけで簡単に外せます。

浴室乾燥機の運転を停止させたらフィルターを取り外します。

メーカー各社もフィルターのお手入れを推奨しているように、フィルターは掃除がしやすいように取り外しやすいつくりになっています。

多くの乾燥機能つき浴室換気扇は、フィルターの取っ手を引っ張るだけで簡単にフィルターを外せます。

フィルターに付着しているホコリが飛び散らないようにゆっくりフィルターを引き出しましょう

3.掃除機やブラシでホコリを掃除する

フィルターを取り外せたらついているホコリを掃除機で吸い取りましょう。

掃除機にブラシノズルをつけると効率的にホコリを除去できます。

フィルターは繊細なので、ノズルや掃除機をぶつけてしまうとフィルターが破れてしまうことがあります。

フィルターが破損したら買い替えなくてはならないので、壊してしまわないように慎重に作業しましょう。

軽くて取り回しがしやすいハンディ掃除機があると長時間掃除をしても腕や手が疲れにくいです。

4.フィルターを元通りにはめる

フィルターの掃除が終わったら元の位置にはめ直しましょう。

正しい位置にフィルターを戻せると「カチッ」「カタッ」などの音がしてお知らせしてくれる製品が多いです。

音が聞こえない場合は軽く2度ほど押してみましょう。

フィルターがさらに奥に行くことがなければその位置がフィルターの正しい位置と判断できます。

5.外側パネルやカバーを濡れ雑巾で拭く

浴室乾燥機のパネルを掃除機できれいにする

フィルターの掃除が終わったら外側パネルの拭き掃除をしましょう。

固く絞った濡れ雑巾でパネルを拭きます。

力を入れるとパーツの破損につながるので、力を込めすぎないように注意しましょう。

吹き出し口のホコリが気になる場合は掃除機で吸い取りましょう。

掃除機を押し当てるとパーツが割れる可能性があるのでご注意ください。

無理してパーツを外さない

浴室乾燥機の掃除をするときに大切なのは、無理にパーツを外そうとしないことです。

無理に外そうとした結果、パーツが破損したり再組み立て後に異音などの不具合が発生する可能性があります。

また浴室乾燥機本体が故障することも考えられます。

特に電子部品やモーターなどの内部部品をメンテナンスするためには専門的な知識と技術が必要です。

掃除を行うときはメーカーの指示書をよく読んで、外せるパーツの範囲や注意点を確認しておくことが必要です。

フィルターや外側パネルのみを掃除する

浴室乾燥機は定期的な掃除をすることで長く機能を維持できます。

フィルターと外側パネルの掃除を日ごろのお手入れに組み込みましょう。

フィルターは月1回、外側パネルは週1回のお手入れが理想です。

フィルターはほこりやゴミが溜まりやすいため、定期的に掃除することで効率よく運転ができます。

外側のパネルのお手入れは固く絞ったタオルで拭くだけで問題ありません。

外側パネルは汚れやすいので、こまめに拭き掃除をすると汚れの定着を防げます。

プロペラファン型の換気扇の掃除方法

プロペラファンの掃除手順は以下の通りです。

プロペラファンはシロッコファンに比べると、構造がシンプルでお手入れがしやすいのが特徴です。

1.電源を切りブレーカーを落とす

掃除を始める前にお風呂の換気扇の運転を停止し、ブレーカーを落としましょう。

ブレーカーを落とす代わりに電源コードを抜いても構いません。

掃除中に換気扇が作動すると大けがの原因になるので、スイッチをオフにするだけでなく必ず元から電源を落とすことをおすすめします。

2.プロペラを取り外す

電源を落としたらプロペラを取り外します。

フィルターがついている場合はプロペラを外す前にフィルターを外してください。

プロペラを軽く押さえ、中心にあるスピンナーやツマミを回すとプロペラを外せます

3.パネルやカバーを外す

プロペラを取り外したら、パネルやカバーを外します。

外側パネルは軽く引くだけで外れるものが多いですが、ツメで固定しているものもあります。

ツメがあるものは無理やり引き抜くとツメが割れてしまい、もとに戻せなくなるのであらかじめ取り外し方を確認しておきましょう。

4.プロペラに付着したホコリを取り除く

お風呂場の換気扇につく汚れはホコリやカビが多いです。

付着してるホコリなどが乾燥している場合はハンディ掃除機で吸い取りましょう。

汚れが湿っている場合は掃除機で吸うと壊れてしまうので、固く絞った濡れ雑巾やスポンジで拭き取ってください。

5.中性洗剤を使ってしつこい汚れを落とす

なかなか取れない汚れがある場合は中性洗剤を使って落としましょう。

汚れに水を含ませ、中性洗剤を吹きかけてから古歯ブラシでこすると多くの汚れを落とせます。

6.プロペラの周辺(本体部分)の汚れを下とす

プロペラを外した後はプロペラの周辺部分である換気扇の本体を掃除します。

固く絞った濡れ雑巾で拭き掃除をしたあと、乾いた雑巾で乾拭きをしてください。

水気が残っていると思わぬ故障の原因になる可能性があるので注意してください。

7.プロペラを十分に乾燥させる

拭き掃除やつけ置き掃除をした後はプロペラを十分に乾燥させてください。

濡れたまま換気扇に装着すると故障の原因になります。

また直接的に故障につながらなくとも、湿気が原因で各パーツのサビを誘発し、異音等の原因になるので水気がなくなるまで風通しのよい日陰で乾燥させてください

速く乾かしたいからといってドライヤーの温風や直射日光を当てると変形・変質の原因になるので行わないようにしましょう。

8.プロペラを装着する

プロペラが十分に乾燥したらプロペラを装着しなおしましょう。

取り外すときとは逆方向にスピンナーやつまみを回して、プロペラを固定させます。

プロペラを装着したら外側カバーやパネルを戻し、浴室の換気扇掃除は完了です。

お風呂の換気扇のパーツが外せないときの掃除方法

設置されている換気扇の種類によってはファンなどのパーツを外せないこともあります。

換気扇の各パーツが外せない場合、無理に外そうとすると破損や故障のリスクがあります。

特に乾燥機能つきの浴室換気扇ではネジを外したら本体ごと落下する事故も発生しています。

お風呂の換気扇が外せない場合の掃除方法について解説します。

基本は外せるパーツだけを外して掃除する

お風呂の換気扇が外せない場合、基本的には外せるパーツだけを外して掃除をします。

外せないパーツは掃除機でホコリを吸ったり、ブラシで汚れをかき出す程度にとどめましょう。

無理に掃除をすることで故障などのリスクが上がります。

もしも内部まできれいにしたいのであれば、プロの手を借りることをご検討ください。

パーツの順番を間違えて取り付けないように注意する

パーツを取り外した際は取り付ける順番を間違えないようにしましょう。

誤った順番でパーツを取り付けると異音や故障の原因になります。

取り付け順番を間違えないようにするには、写真や動画でパーツを取り外すところを撮っておくことをおすすめします。

お風呂の換気扇掃除で便利な道具3選

お風呂の換気扇掃除をするときにあると便利な道具を3つ紹介します。

これから掃除を始めるのであれば用意しても良いですし、新規に購入せず自宅にあるものを使っても問題ありません。

コードレスハンディ掃除機

持ち運びが簡単なハンディタイプのコードレス掃除機があるとお風呂の換気扇掃除がはかどります。

なるべく軽いタイプを選べば、持ち上げて高いところのホコリを吸うときの負担も軽いです。

ヘッドに装着するアタッチメントが豊富であれば、細かい部分のホコリが吸いやすくなるなどさらに掃除がはかどります。

使い捨ての掃除用スポンジ

掃除用のスポンジは特別なものである必要はありません。

普段使っている浴室掃除用のスポンジをそのまま使って問題ありません。

ただし初めて掃除をする場合は、想像している以上にお風呂の換気扇が汚れている可能性が高いです。

100円均一で複数個セットで販売されているような、安くて使い捨てにしても惜しくないスポンジを用意しておくことをおすすめします。

もしスポンジを使いきれなかったとしても、他の掃除で使えるため損はありません。

ファンつけ置き用のバケツ

ファンなどお風呂の換気扇のパーツをつけ置き洗いするためのバケツがあると便利です。

洗面器でも良いですが、洗面器よりも大きく大量の水を扱えるため保管スペースがあるのであればバケツがおすすめです。

お風呂の換気扇の汚れを放っておく4つのリスク

お風呂の換気扇を掃除せず、汚れを放っておくことには4つのリスクがあります。

4つのリスクは健康に関するリスクと金銭負担に関するリスクのどちらかに分類できます。

健康もお金も大切なものなので、お風呂の換気扇は定期的に掃除して汚れを溜めないようにしましょう。

リスク1:カビが発生する

お風呂の換気扇の汚れを放っておくと、汚れをエサにしてカビが繁殖します。

浴室に発生するカビは「クラドスポリウム」というカビで、ぜんそくやアトピー性皮膚炎の原因です。

ほかにもアスペルギルス肺炎などの重大な疾患を引き起こす黒カビである「アスペルギルス・ニガー」にも注意が必要です。

どちらのカビも健康面に大きな悪影響を与える可能性が高いので、浴室の換気扇も定期的に掃除しましょう。

リスク2:カビやホコリが浴室中に広がる

お風呂の換気扇は浴室内の空気を入れ替えをしてくれます。

換気扇が汚れたままだと、せっかく換気をしてきれいな空気を入れてもカビやホコリが混ざってしまいます。

カビやホコリが浴室中に舞い、浴室の床や壁、浴槽に付着するとそこでカビが繁殖する可能性が高いです。

また空気中に舞ったホコリやカビを吸い込んでしまい、ぜんそくなどの病気になることも考えられるので注意が必要です。

リスク3:運転中の音がうるさくなる

お風呂に設置された換気扇に限らず、ホコリが溜まると換気扇の羽が重くなってしまい、運転中の異音の原因になります。

たとえば「ゴー」「ブーン」という音は汚れが原因で発生する異音です。

定期に掃除をしておけば異音も発生しづらくなるので、よりリラックスしてバスタイムを楽しめるでしょう。

関連記事では換気扇からするうるさい異音について解説しています。

リスク4:消費電力が上がり電気代が高くなる

ホコリが溜まり異音が発生する以外にも、換気扇の運転効率が下がり電気代が上がるリスクがあります。

ホコリや汚れが付着すると換気扇の羽が重くなり、同じ回転数で稼働させるためにより多くの電力が必要になります。

消費電力が上がると電気代が高くなるので、特に1日中換気扇を回しているご家庭は注意が必要です。

1日あたりの消費電力はわずかなものでも、1か月、半年、1年と長い期間で見た場合、思っている以上の電気代を浪費している可能性があります。

お風呂の換気扇掃除の頻度は6か月に1度がおすすめ

お風呂の換気扇を掃除する頻度は6か月に1度がおすすめです。

浴室内は湿度が高くカビが生えやすい環境なので、定期的なお手入れは必要不可欠といえます。

浴室内の他の部位と異なる点は、カビが繁殖するための栄養が比較的少ないことです。

床や壁であれば皮脂などの老廃物はボディソープなど、さまざまなものがカビの栄養源となります。

そのため頻繁なお手入れが必須です。

一方、お風呂の換気扇付近は比較的カビの栄養となるものが少ないので、6か月に1度の掃除でも十分なカビ予防効果があります

外側パネルの掃除は1週間に1度の拭き掃除がおすすめ

お風呂の換気扇のフィルター掃除等は半年に1度でも問題はありませんが、外側パネルは週に1度を目安に拭き掃除を行いましょう。

外側パネルは汚れにくく掃除しやすい素材でできていることが多いですが、お手入れをまったくしなくて良いわけではありません。

カビが目に見えて繁殖する前に消毒用アルコールを含ませた布でひと拭きするだけで、カビが生えにくい環境を保てます

外側パネルにカビが生えてしまうと、浴室全体も汚れて見えてしまいます。

こまめなお手入れでカビを生やさないようにしましょう。

お風呂の換気扇掃除で注意するべき4つのポイント

お風呂の換気扇掃除をするときは以下4つのポイントに注意してください。

いずれも安全にお風呂の換気扇掃除をするために知っておきたいことですので、掃除を始める前にチェックをしておきましょう。

① マスクやゴーグルで皮膚や目を守る

お風呂の換気扇は浴室の高い位置に設置されるものです。

換気扇の各パーツを取り外すときにカビが混じったホコリや汚れが降ってくる可能性があります。

カビの胞子を直接吸い込んだり、皮膚に触れたりするとアレルギーを発症するリスクがあります。

マスクやゴーグル、ゴム手袋またはビニール手袋などを用いて、カビの胞子に直接触れないように注意しましょう。

② 中性洗剤を使う

お風呂の換気扇の各パーツを洗うときは中性洗剤を使いましょう。

換気扇パーツの素材によっては、洗剤の液性に反応して劣化したり変色したりする可能性があります。

たとえばフィンに使われることもあるアルミパーツはアルカリ性の洗剤などに反応すると黒ずむ「アルカリ焼け」を起こします。

中性洗剤は液性に偏りがないのでそのような大きな変化が起こりづらいです。

普段使っている浴室用洗剤を使って掃除することをおすすめします。

③ 安定した足場を用意する

お風呂の換気扇を掃除するときに、浴槽のヘリやフタに立ってはいけません

足を滑らせたりフタを踏み抜いたりして大けがをする原因になります。

必ず別に足場を用意し、安定した場所で作業をしましょう。

脚立などを用意できないのであれば、浴室クリーニング業者に依頼をして清掃してもらうことも視野に入れてください。

④ カビの繁殖を防ぐために浴室全体と同時に掃除しよう

お風呂の換気扇のみを掃除しても浴室にカビやカビの胞子が残っていると、すぐにまたカビが繁殖します。

カビの繁殖を抑えるためにはお風呂の換気扇掃除をするタイミングで、浴室全体を掃除することがおすすめです。

浴室の換気扇から掃除をしてから浴室や浴槽の掃除をしましょう。

先に換気扇を掃除することで、カビ混じりのホコリや汚れが浴室に付着します。

この時付着した汚れを放置せずに浴室全体を掃除すると効率の良いカビ対策が可能です。

掃除が終わったらお風呂用の防カビくん煙剤を使うとさらに防カビ効果を高められます。

お風呂の換気扇掃除が難しいならプロにクリーニングを依頼しよう

簡単!無料の3ステップでぴったりのプロが見つかる!
お風呂の換気扇掃除を1人ではできない場合、プロに換気扇クリーニングを依頼することをおすすめします。

プロにクリーニングを依頼するのはそれなりの費用がかかるのでハードルが高いと考える人は少なくありません。

お風呂の換気扇掃除をプロに頼むメリットと、料金相場を確認しましょう。

プロにお風呂の換気扇掃除を依頼するメリット

お風呂の換気扇クリーニングをプロに依頼することには以下3つのメリットがあります。

  1. 隅々まできれいにしてもらえる
  2. 故障などのリスクが少ない
  3. 手間がかからない

自分で行うお手入れでは汚れが残り、期待したほどの効果を得られないこともあります。

施工保証サービスを設けているクリーニング業者であれば、施工後も一定期間内であればクリーニングをやり直してもらえます。

クリーニング内容だけでなく、施工保証の有無などを鑑みると自分でやるよりも業者に依頼する方がコストパフォーマンスが高いといえます。

お風呂の換気扇掃除の料金相場

お風呂の換気扇クリーニングの作業料金は換気扇本体の形状によって変わります。

ファンのタイプ 料金相場
シロッコファン 12,000~20,000円
プロペラファン 7,000~11,000円

シロッコファンは複雑な構造であることが多いので。プロペラファンよりも作業料金が高くなる傾向があります。

お風呂の換気扇クリーニングを安くするには相見積もりが重要です。

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