浴室乾燥機のパネルは週1回、フィルタは月1回の清掃が目安です。お風呂掃除と違って見落としがちですが、自分ですぐにできて簡単にキレイになります。
浴室はホコリが溜まりやすく、カビも発生しやすい場所です。浴室の換気扇や乾燥機が湿気を取り除き、空気をクリーンにしてくれますが、汚れてしまうと換気風量や排気能力が落ちて、換気や暖房、乾燥効果が低下してしまいます。
そこで今回は浴室乾燥機の手入れ方法やカビを発生させない対策を紹介します。
浴室乾燥機を掃除する前の確認事項
浴室乾燥機を掃除する前の確認事項としては、以下の通りです。
- 浴室乾燥機が水洗い可能か確認する
- 浴室乾燥機の電源やブレーカーを落とす
浴室乾燥機によっては、一部のパーツは水洗いできないものもあるので、取扱説明書や公式サイトで水洗い可能かを確認しましょう。
水洗い可能を確認したら、感電を防ぐために浴室乾燥機の電源を落とし、念のためブレーカーを落とします。
フィルターとカバーが外せる浴室乾燥機の掃除方法
浴室乾燥機の掃除は、主にフィルターの目詰まりをなくすことです。掃除の方法は掃除機や手袋、タオル、中性洗剤で簡単にできます。安全のために漏電ブレーカーを落として、浴室乾燥器の運転を停止してから始めましょう。
用意するもの
- 掃除機(ホコリを取るブラシ)
- 手袋
- タオル(柔らかい布や雑巾)
- 中性洗剤(頑固な汚れの場合)
- ブラシ、スポンジ、綿棒(ある場合)
浴室乾燥機の掃除手順
①浴室乾燥機のフィルターを外す
浴室乾燥機は天井についているタイプが多いです。フロントパネルと呼ばれるパネルの中に、フィルターがあります。パネルはネジで留めてあるものが大半です。
浴室乾燥機の取扱説明書に従って、パネル部分と中のフィルターを取り外します。パネルは外せず、フィルターのみが外れるタイプもあります。
ネジを外す場合は、排水溝をふさいでおくと、落下したときにネジを紛失しません。パネルの外し方や手順がわからないときは、メーカーの取扱説明書を確認してみましょう。
また安全のために手袋をしましょう。手が濡れていると感電したり、部品でケガをする可能性があります。浴室乾燥機に手が届かない場合は、周りに注意して脚立や椅子を使いましょう。
②隙間や通風口のホコリを掃除機で吸い取る
パネルとフィルターを外したら、掃除機でホコリを吸い取ります。掃除機をフィルターに強く押し付けるとカバーが変形する可能性があるため、注意しましょう。
③カバーをタオルで優しく拭く
水を絞ったタオルを使い、掃除機で吸い取り切れなかったパネルとフィルターの汚れを拭き取りましょう。
④落ちない汚れは中性洗剤をかけたタオルで拭き取る
拭き取っても落ちない頑固な汚れは、中性洗剤を2〜3滴ほどタオルに含ませて優しく拭きます。
⑤フィルタはシャワーでホコリを洗い流して、細かい汚れはスポンジや綿棒で落とす
シャワーで流すだけでもホコリは流れていきます。雑巾が届かない四隅などの細かい汚れは、水で軽く湿らせた綿棒やスポンジで優しく拭き取ってください。
⑥タオルで拭き取り、乾燥させて装着する
パネルやフィルターの濡れている部分を乾いた雑巾でしっかりと拭き取り、よく乾燥させてから元の位置に戻しましょう。
濡れたままのフィルターは、機器の故障や臭いの原因になります。十分に乾かしてからフィルターを元に取り付けてください。なお、ある程度乾燥させてからフィルターを装着し、浴室乾燥をかけるとすぐに乾いて時短になります。
カバーやフィルターが外せない浴室乾燥機の掃除方法
浴室乾燥機によっては、一部のパーツは水洗いできないものもあります。
パネル・フィルターが外せない浴室乾燥機の掃除方法や、用意するものは以下の通りです。
用意するもの
- 掃除機(ホコリを取るブラシ)
- 手袋
- タオル(柔らかい布や雑巾)
- 中性洗剤(頑固な汚れの場合)
- ブラシ、スポンジ、綿棒(ある場合)
浴室乾燥機の掃除手順
①掃除機でカバーとフィルターのホコリを吸い取る
パネルとフィルターを、固く絞った雑巾で優しく拭き取りましょう。
雑巾で拭き取れない四隅などの細かい汚れは、スポンジや綿棒を軽く水で湿らせて拭き取ることで綺麗に取れます。
②乾いたタオルで拭き取る
しっかり乾いた雑巾で拭き取り、しっかり乾燥させましょう。
濡れたままのフィルターは、機器の故障や臭いの原因になります。ある程度乾燥させた後、浴室乾燥をかけると時短になります。
浴室乾燥機のファンの掃除方法
浴室乾燥機のファンの掃除方法や、用意するものは以下の通りです。
用意するもの
- 水を固く絞った雑巾
- 乾いた雑巾
- 中性洗剤
- ブラシ(スポンジや綿棒もあれば)
浴室乾燥機のファンの掃除手順
①乾燥機からファンを取り外す
浴室乾燥機のファンを外すのが難しい場合は無理をせず、割り箸やヘラなどで汚れをかき出す程度にとどめておきましょう。
②中性洗剤を溶かしたぬるま湯につけ置きする
中性の洗剤(ウタマロなど)をかけてしばらくたってから掃除すると、汚れを落としやすいです。
③ブラシでこすり汚れを落とす
古歯ブラシはこしがあり、頑固な汚れが落ちやすいため、丁寧に磨きましょう。
④水で流してから乾いたタオルで拭く
換気扇の内部は濡れると故障の原因になるため、必ず乾いたタオルでしっかり水をふき取りましょう。
⑤完全に乾かしてから元に戻す
濡れたままのフィルターは、機器の故障や臭いの原因になります。ある程度乾燥させた後、浴室乾燥をかけると時短になります。
浴室乾燥機を掃除するときの注意点2つ
浴室乾燥機は、正しく掃除しないと破損や故障してしまいます。以下の注意点を確認してから掃除に取り掛かりましょう。
酸性・アルカリ性の洗剤を使わない
浴室乾燥機のパネルやフィルターの主な汚れの原因はホコリです。水やお湯で濡らした柔らかい布をしっかり絞り、拭き掃除をしましょう。
ホコリは水分が混じってから乾くとこびり付くため、拭くだけでは落ちにくくなります。こびり付いて取れないホコリは、素材に優しい中性洗剤で落としましょう。
メーカーによっては、機器専用の中性洗剤の使用を推奨しているところもあります。取扱説明書を確認し、適した洗剤を利用しましょう。
水や洗剤を直接浴室乾燥機に吹き付けないように注意しましょう。故障や漏電の原因になります。かかってしまった場合の対応などの注意点は、取扱説明書を確認してください。
化学繊維の雑巾を使わない
化学繊維が入っているマイクロファイバークロスは、繊維が細かいためフィルターを痛める可能性があります。拭き掃除の際には、綿素材の雑巾やタオル、新聞紙など、化学繊維が入っていない素材のものを使用しましょう。
浴室乾燥機の掃除頻度は週1・フィルターは月1が理想
浴室は使用した日の最後に、掃除をするのが理想的です。浴室の掃除をしないでいると空気中にどんどんホコリが溜まってしまいます。すると、浴室乾燥機が空気を吸う時に一緒にホコリを吸いこみ、フィルターに溜まっていってしまいます。フィルターは1ヶ月に1回の頻度でお手入れしてください。
浴室を使い終わった後は、その都度せっけんカスをお湯で洗い流しましょう。浴槽やタイルをこすり洗いするときは、傷がつかないよう柔らかいスポンジを使うのがおすすめです。排水口に溜まったゴミも忘れずに取って捨てましょう。
ピンク色のぬめりは、中性洗剤でを使ってこすり落とせば効果的に掃除できます。放置していると黒カビの原因になってしまうため、ピンク色の汚れを見つけたら早めに掃除しましょう。
浴室乾燥機のカビ・ホコリを防ぐ方法
浴室乾燥機のカビやホコリを対策するには、掃除が欠かせません。定期的な清掃は清潔な環境維持に役立つだけではなく、電気代の節約にもなります。
ほかにもカビを発生させない湿気対策も効果的です。浴室は汚れやすいため、定期的に清掃をする日を決めて、習慣にしましょう。
浴室乾燥機の掃除方法について、ポイントを確認していきましょう。
浴室乾燥機を使って湿気を飛ばす
浴室は湿気が残りやすい場所です。浴室を使った後は、その都度残った水滴を拭き取ることが大切です。浴槽のお湯もすべて流すか、後から使う場合はフタをしっかり閉めておきましょう。
浴室乾燥機を使えば、湿度を効果的に下げることができます。洗濯物を浴室で乾かす場合、その際にも浴室乾燥機をを使うと湿気が溜まりにくくなります。換気モードで3時間を目安に換気してから、乾燥モードでカラッとさせると電気代を安くできます。
換気扇用フィルターシートを使用する
換気扇のフィルターにはホコリや水分などをキャッチして、換気扇を保護・遮断してくれる役割があります。
素材や形状によってフィルターの性能やメンテナンスの手間が変わるため、事前に商品説明をよく確認してから購入しましょう。
しかし、フィルターを装着させることにより換気・吸収力の低下を招く恐れがあるため、使用を推奨していないメーカーが多いです。
このように換気扇用フィルターシートを使用する際には、掃除が楽になるメリットと換気力が低下するデメリットがあることを覚えておきましょう。
浴室乾燥機クリーニングの費用相場は1万~12,000円
浴室乾燥機のクリーニング費用は、業者ごとに違います。どの程度の費用がかかるのか、以来の前に平均的な相場を知っておきましょう。他社と比較する際のポイントも併せてご紹介します。
浴室乾燥機クリーニングとは
浴室クリーニングはプロの業者が、専門的な技術で浴室をきれいにしてくれるサービスです。
乾燥に時間がかかる場合や、使用中にホコリが落ちてきた時は、クリーニング業者に清掃を依頼しましょう。
また浴室乾燥機の中のホコリが原因で、カビが発生している可能性もあります。個人で内部を分解するのはメーカーが推奨していない場合が多いため、この場合もクリーニング業者を利用するのがおすすめです。業者に頼む頻度の目安は、半年に一度です。
汚れの性質に合わせた、さまざまな薬剤や道具を活用するプロならではの掃除方法なら、清潔な浴室を取り戻せるでしょう。
浴室乾燥機のクリーニングの平均費用
浴室乾燥機のクリーニングの平均費用は、1万~12,000円です。内部の清掃まできちんと行ってくれるため、浴室乾燥機がとても清潔になります。なお浴室乾燥機だけではなく、浴室全体の清掃をまとめて依頼すると12,000~25,000円となるでしょう。
定期的にクリーニングを依頼すれば、フィルターも汚れにくくなります。浴室乾燥機の臭いや汚れが気になる場合は、一度プロにクリーニングをお願いしてみましょう。
業者の比較をする
クリーニング業者は、依頼する前に無料の見積りができます。業者によって、清掃してくれる箇所やオプションの金額が異なります。実際に依頼する前に比較をしておきましょう。
クリーニング業者を比較する際のポイントは以下の5つです
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特に清掃してくれる箇所は必ず事前に確認しましょう。
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徹底的にきれいにしたいときはプロに依頼もおすすめ
自身で掃除をしてみたものの、どうしても取れない頑固な汚れがある場合は、プロのクリーニング業者へ掃除を依頼するのがおすすめです。
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最大5件の見積りが届く
見積もり依頼をすると、プロから最大5件の見積もりが届きます。その見積もりから条件にあったプロを探してみましょう。プロによって料金や条件など異なるので、比較できるのもメリットです。
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