換気扇が臭い場合、基本的には以下の状況に分けられます。
- 換気扇を回していないときに臭い
- 換気扇を回すと臭い
- よくタバコを吸っている換気扇の下でにおう
- 夕方食事どきなどの特定のタイミングでいつもにおう
- その他
それぞれ原因や対処法が異なるので、どれに当てはまるかを確認してみてください。
この記事では①~⑤の対策を解説していきます。どうしても原因が分からない・換気扇を掃除しても改善しない場合の解決策も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
パターン①:「換気扇を回していないときに臭い」という場合の原因と対策
換気扇を回していないのに臭いのであれば、換気扇に汚れがたまっているのかもしれません。その汚れが原因で臭くなっていることが考えられます。
キッチンにある換気扇では、料理のときに換気扇に付いた油やホコリなどがにおいの原因となります。浴室やトイレの換気扇の場合では、カビやホコリなどの内部の汚れがにおいの原因となるでしょう。
換気扇汚れで臭い場合の対策
この場合、まずは換気扇内部の汚れ具合を確認してみましょう。手順は次の通りです。
- 感電防止のためコンセントやプラグを抜く
- 換気扇の下側が板でふさがれている場合は、それを取り外す
- フィルターを外す
- フィルターや内部の汚れを確認する
もし汚れている場合は掃除する必要があります。掃除方法を場所別に見ていきましょう。
キッチンの換気扇を掃除する方法
特にキッチンではホコリに加え油汚れがベタベタとこびりつきがちです。そのような汚れを落とすには、油汚れ用の洗剤を使いましょう。
効果的な掃除方法として「湿布法」と「つけ置き洗い」の2種類があります。掃除する場所により使い分けると良いでしょう。
換気扇の掃除をするときに部品を外すと、油の付いた汚れが落ちる可能性があります。汚れが付いてほしくない場所はごみ袋などで養生してください。
浴室の換気扇を掃除する方法
浴室換気扇は次の手順で掃除していきます。
- 感電防止のためブレーカーを落とす
- 換気扇を覆っているパネルやフィルターを外す
- 換気扇本体の部品を取り外す(取り外せるタイプのみ)
- 取り外した部品を洗剤につけ置きする(取り外せるもののみ)
- 取り外せないものを掃除機や雑巾を使って掃除する
基本的には取り外せるものを洗剤でつけ置きし、取り外せないものを拭き掃除するというイメージです。
トイレの換気扇を掃除する方法
トイレの換気扇は次の手順で掃除していきます。
- 感電防止のためブレーカーを落とす
- 換気扇のカバーを外す
- 大きなホコリを掃除機で吸い取る
- プロペラ(ファン)を外す
- 外したカバーとプロペラを掃除する
- 換気扇本体の内部を掃除する
- カバーとプロペラを元に戻す
詳しくはこちらの記事でも解説しています。
ちなみに掃除の際はトイレのフタに乗らないように注意してください。フタが故障したり、怪我をしてしまったりする危険性があります。
換気扇のひどい汚れは自分で落とせないことも
換気扇を掃除せずに長期間放置していると、汚れやにおいが染み込み取れなくなってしまうケースもあります。自分の手に負えない場合には、クリーニング業者に相談してみると良いでしょう。
「クリーニング業者に相談して金額を確認してみたい」「なるべく安く依頼したい」という場合は、ぜひミツモアを利用してみてください。ミツモアはあなたの地域や求めるサービス内容を入力するだけで、複数の換気扇クリーニング業者からおおまかな見積もりを提案してもらえるサービスです。
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パターン②:「換気扇を回すと臭い」という場合の原因と対策
「換気扇を回していないときはそうでもないが、換気扇を回すと臭くなる」。そのような場合は換気扇以外の場所が原因かもしれません。
悪臭の根源がどこかにあり、換気扇によってにおいが引き寄せられている可能性があります。これが原因の場合、特に窓を閉め切った状態で換気扇を回した際ににおうことが多いでしょう。
原因として最も考えられるのは、排水溝やシンクから立ち上がるにおいです。キッチンの排水溝には油や食べかすなど、さまざまな汚れが蓄積しがち。また浴室の排水溝には、石けんかすや髪の毛などの汚れがヘドロのように蓄積されていることがあります。
換気扇以外の汚れが原因で臭いときの対処法
対策はパターン①と同じで、掃除で解決します。
排水溝の入口は目視で確認できるので、ゴム手袋と洗剤・スポンジを使い掃除していきましょう。パイプの中など目に見えない部分は、市販のパイプクリーナーや重曹+クエン酸を使用して掃除すると効果的です。
詳しくはこちらの記事で解説しているので、参考にしてみてください。
パターン③:「換気扇の下でよくタバコを吸っている」という場合の原因と対策
喫煙する人がいらっしゃる場合、換気扇の近くでタバコを吸っているケースも多いのではないでしょうか。換気扇の近くでタバコを吸う習慣のあるお宅では、換気扇にヤニが蓄積してにおいが発生している可能性があります。
タバコが原因で臭いときの対処法
対処法としてはまず換気扇掃除をしてヤニを落とす必要があります。アルカリ性洗剤や中性洗剤を使って掃除してみましょう。
弱アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダを使えば肌に負担をかけずに洗浄できますが、その分効果は低めです。できればしっかりとした洗剤を使った方が落としやすいでしょう。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
ただしご存じの通りタバコのにおいは頑固なので、自分の力だけでは解決できないことがあります。その場合は換気扇掃除のプロに頼んで、一度ピカピカにしてもらうのが良いでしょう。
その際はぜひミツモアを利用してみてください。複数社から提案をもらえるので、金額やサービス内容を比較してより安いところを選べますよ。
ちなみに掃除によってにおいがしなくなっても、再び換気扇の下でタバコを吸うとにおいが再発してしまいます。掃除の負担を減らすためにも、今まで換気扇の下で吸っていた方はなるべくベランダで吸うようにしましょう。
「ベランダで吸うと苦情が来る」という場合はしかたがないので換気扇の下で吸い、汚れが酷くならないうちに定期的にヤニ掃除をしましょう。
パターン④:「夕方や食事どきなど特定のタイミングでいつも臭い」という場合の原因と対策
以下のようなことに心当たりはないでしょうか?
- 食事を調理する時間など、油や食べ物のにおいがする
- タバコを吸っていないのにタバコのにおいがする
- 換気扇まわりの掃除をしてもにおいがする
- 原因がまったく分からない
このような場合は、外(隣の家など)からにおいが逆流してきているのかもしれません。
外からにおいが入ってきている(かもしれない)場合の対処法
まずは換気扇が外のどこにつながっているのかを確認してみてください。もし原因が外にありそうなら、管理会社やマンション組合・大家さんなどに相談してみましょう。
そもそも設備のどこかに不具合があるのかもしれません。また外でにおいを発生させているものや人がいるのであれば、注意してもらうこともできますよ。
パターン⑤:原因が分からない場合の対策
思い当たる原因がない場合は、そのことをクリーニング業者に伝えて調査してもらうのがおすすめです。
ちなみに原因が分からないときは、排気ダクトを清掃することで改善する場合があります。排気ダクトとは換気扇と排気口をつなぐ配管のこと。ここに汚れがたまるとうまく換気ができなくなり、換気扇としての機能を果たせなくなってしまうのです。
ちなみに排気ダクトの掃除は素人では難しいでしょう。換気扇を分解し専用の機材をダクト内に入れ、配管をクリーニングする必要があるからです。
そのため原因が分からない・排気ダクトを見てもらいたいという場合は、クリーニング業者へ依頼するようにしましょう。
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