掃除が大変なキッチンの換気扇。プロにまかせてクリーニングしてもらいたいけれど、高い料金を支払って頼むべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
「ミツモア」で依頼された換気扇クリーニングの料金相場は、レンジフード型で10,800~13,200円、プロペラ型で9,000~10,000円です。
プロに依頼するメリットや、なるべく安くクリーニングしてもらうコツもお伝えします。
換気扇クリーニングの料金相場
「ミツモア」に登録している地域密着型のクリーニング業者の料金設定や、実際に利用者が支払った料金例から、換気扇クリーニングの料金相場をまとめました。
地域密着型の換気扇クリーニング業者に依頼する料金
「ミツモア」を通した換気扇クリーニングの依頼に対する見積もり金額を集計したところ、換気扇クリーニングの料金相場は以下のような結果になりました。
換気扇タイプ | 料金相場 | 平均価格 |
---|---|---|
レンジフード型換気扇 (シロッコファン型) |
10,800~13,200円 | 12,153円 |
プロペラ型換気扇 | 9,000~10,000円 | 10,239円 |
(※「ミツモア」で2021年12月01日~2024年11月30日に依頼された換気扇クリーニング案件への見積もり金額を集計)
換気扇クリーニングの実際の料金例
実際に「ミツモア」で換気扇クリーニングを依頼した方が支払った料金例を紹介します。
実際の料金 | 11,800円 |
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換気扇のタイプ | レンジフード型換気扇 |
換気扇のメーカー | パナソニック |
依頼時期 | 2024年11月 |
依頼した事業者 | エコ・クリーン |
依頼した地域 | 大阪府 |
実際の料金 | 9,000円 |
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換気扇のタイプ | プロペラ型換気扇 |
換気扇のメーカー | – |
依頼時期 | 2024年10月 |
依頼した事業者 | Bartok Works |
依頼した地域 | 静岡県 |
大手事業者の換気扇クリーニング料金比較
ダスキンなどの大手ハウスクリーニング業者や、エディオンなどの大手家電量販店が提供する換気扇クリーニングサービスの料金をまとめました。
大手クリーニング業者の換気扇クリーニング料金
編集部で調査の上、代表的な大手ハウスクリーニング業者の換気扇掃除の料金をまとめました。(2024年12月時点)
事業者名 | 料金 |
---|---|
ダスキン | レンジフードまたはフード付き換気扇1台 (幅95cm未満)22,000円 レンジフード:幅15cm追加ごとに2,530円 |
おそうじ本舗 | 19,800円 |
おそうじ革命 | フード付きタイプ 15,400円 フード無しプロペラタイプ9,900円 |
料金設定の基準は各社で異なりますが、一般的なシロッコファンタイプのレンジフード型換気扇で比較すると、ダスキンが22,000円で最も高い結果となりました。
大手ハウスクリーニング業者は作業の品質を保つために研修など様々な取り組みをしており、一定の安心感があります。その分割高なので、品質も気になるけれど安く依頼したい方は、大手での勤務を経て独立したクリーニング業者を探すのもおすすめです。
大手家電量販店の換気扇クリーニングサービスの料金
近年は家電の販売だけでなく、暮らしに関連するサービスとしてハウスクリーニングを提供している家電量販店も増えてきました。
編集部で調査のうえ、大手家電量販店の換気扇クリーニング料金をまとめました。(2024年12月時点)
家電量販店 | 料金 |
---|---|
ヤマダ電機 | レンジフード型:13,200円 プロペラ型:7,700円 |
エディオン | 19,800円 |
ソフマップ | 19,580円 |
家電量販店に換気扇クリーニングを依頼した場合、実際に作業を行うのは、下請けとして契約している地域の事業者であることが多いです。
窓口がよく知っている大手家電量販店であるという点は安心ですが、自分で信頼できる事業者を探すことさえできれば、直接依頼したほうがコストパフォーマンスが高いでしょう。
換気扇クリーニングの費用を安く抑えるコツ
なるべく安く換気扇クリーニングを依頼するには、以下の3点を工夫すると良いでしょう。
大手ではなく地域密着型のクリーニング業者に依頼する
テレビCMや広告でよく名前を目にするクリーニング業者よりも、特定の地域で営業している小~中規模のクリーニング業者のほうが、料金設定が安い傾向にあります。
大手業者は広告宣伝費や人件費などの諸経費にお金がかかっており、その分料金が高めに設定されているケースが多いです。
デメリットとしては、広告宣伝や情報発信に手が回っておらず業者を見つけにくい点や、口コミ評判が見つけづらかったり少なかったりして良い事業者なのか判断しにくい点が挙げられます。
複数の業者から見積もりを取って料金を比較する
ハウスクリーニングサービスにはルールで定められた明確な定価がないので、事業者によって料金設定が異なります。なるべく安く依頼したい場合は、いかに料金設定が安くて仕事のクオリティも高い事業者を見つけられるかがポイントです。
良い事業者を見つけるには「相見積もり」をします。営業エリアや希望日程などの条件が合う事業者をいくつかピックアップして、同じ仕事内容を依頼した場合にいくらになるのかを比較しましょう。さらに料金だけでなく口コミ評判も見て、他の利用者から接客や作業品質をどのように評価しているかを確認します。
「ミツモア」を使えば、自分で情報を探さなくても条件が合う最大5社から見積もりを受け取り、料金や口コミを比較することができます。
他の箇所もまとめてセットプランで依頼する
多くのハウスクリーニング業者は、数ヶ所のクリーニングをまとめて依頼することで、個別の料金の合計から割引されるセットプランを提供しています。
キッチンやお風呂、トイレなど、汚れが気になっている水回り設備があれば、換気扇・レンジフードとあわせて依頼しましょう。
換気扇クリーニングだけを安くできるわけではありませんが、個別で1ヶ所ずつ依頼するよりもお得にクリーニングしてもらうことができます。
プロによる換気扇クリーニングの作業内容
プロに換気扇クリーニングを依頼したときの流れや作業内容を紹介します。
依頼から作業までの流れ
「ミツモア」で換気扇クリーニングを依頼するときの流れは以下の通りです。
- 換気扇タイプや希望の作業日、エリアなどを回答して依頼を出す
- 最大5社から届く見積もりを比較して、気に入った業者にリクエストを送る
- チャットで必要なやり取りを行う
- 依頼を確定して決済方法を選択する
- クリーニング作業をしてもらう
- 選択した決済方法で代金を支払う
レンジフード型換気扇クリーニングの作業内容
レンジフード型換気扇の作業内容は以下の通りです。1台あたりの作業時間の目安は2~3時間です。
- キッチン周りの養生
- カバー・本体の分解と表面の清掃
- フィルターの清掃
- シロッコファンの漬け込み清掃
- 作業場所の簡易清掃
最初に周辺の養生をしてから、換気扇の各パーツを分解します。
次に固まった油汚れを浮かすため、アルカリ性洗剤を溶かしたお湯に、外したシロッコファンやフィルターをつけ置きします。アルカリ性洗剤は油汚れ落としに効果がある一方で、金属を傷めるリスクもあるので、汚れ具合に合わせて濃度を調節してくれる事業者も多いです。
つけ置きしている間に、シロッコファンが入っていた箇所やレンジフードの拭き上げ清掃をします。固着してなかなか落ちない油汚れは、先の尖ったスクレイパーという道具で削り落とします。
最後につけ置きを終えた各パーツの汚れをブラシなどでこすり落とし、すすいで水気を拭き取ってから元通りに取り付けて完了です。
プロペラ型換気扇クリーニングの作業内容
プロペラ型換気扇の場合も、基本的な作業内容はレンジフード型換気扇と変わりません。1台あたりの作業時間の目安は1.5~2時間です。
- キッチン周りの養生
- カバー・本体の分解と表面の清掃
- プロペラの漬け込み清掃
- 作業場所の簡易清掃
フィルターがなく分解する部品が少ない分、作業がシンプルなので、レンジフード型換気扇よりも短時間です。
プロに換気扇掃除を依頼するメリット
プロに換気扇クリーニングを依頼することには、自分で掃除するだけで済ませるのと比べて以下のようなメリットがあります。
知識と技術があるので自分で掃除するよりきれいになる
経験を積んできたハウスクリーニング業者は、何百軒、何千軒もの家庭でクリーニングサービスを提供しており、汚れの落とし方を熟知しています。自分で掃除するよりもきれいにしてくれる可能性が高いです。
たとえば、業務用の強力なアルカリ性洗剤を汚れ具合に合わせて適切な濃度に希釈したり、素材をなるべく傷つけずに固着した油汚れを削り落としたりするのは、素人では難しい作業です。
面倒で難しい分解作業をおまかせできる
換気扇の掃除で特にハードルが高いのが、最初の換気扇パーツを分解する工程です。特に油汚れでカチカチに固着していると、ネジが回らずに外せないケースも多いでしょう。
プロは何年も掃除していない換気扇のクリーニングも経験しているため、パーツが外せないときの対処法を心得ています。
分解が大変で、落とすのが大変な油汚れにまみれたキッチンの換気扇は、家の中でも掃除をしたくない箇所としてよく挙げられます。分解から掃除までまるごとプロにおまかせしてしまうのもおすすめです。
汚れにくくするコツをアドバイスしてもらえる
優良なハウスクリーニング業者は、すでに汚れてしまった場所をきれいにするだけでなく、これから汚れを溜めないようにする生活習慣についてのアドバイスもしてくれます。
気づかずにやっていた良くない習慣を改善できる可能性があり、長期的に見てもプロに依頼するのは費用対効果が高いと言えます。
換気扇の掃除・クリーニングの理想的な頻度
汚れをこびりつかせないためにも、換気扇の掃除は定期的に行うようにしましょう。
自分で掃除:3か月に1度
自分で換気扇を掃除するときは、3か月に1度を目安に行いましょう。油汚れは放置するほど頑固にこびりついて取れなくなります。こまめに掃除すれば、業者によるクリーニングをしなくてもきれいな状態を長く維持できます。
業者のクリーニング:年1回
業者に依頼をする本格的なクリーニングの目安は、およそ年に1回です。頑固な油汚れなどは、放置し続けると衛生面に悪影響を及ぼします。自分では掃除しきれない部分を綺麗にしてもらうためにも、定期的に業者のサービスを利用しましょう。
換気扇クリーニング業者の選び方
優良業者・悪徳業者の特徴を下記にまとめました。
優良業者の特徴
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見積書を事前に提出してくれる
見積書を作業前に提出してくれる業者は有料だと言えます。
リスクについて細かく事前説明してくれる
例えば使用する洗剤や汚れの程度によってはパーツや本体の塗装が剥げてしまう可能性があります。そういったリスクを作業前に細かく説明してくれる業者は信頼できますね。
使用する洗剤に配慮してくれる
強力な洗剤の中には人体に有害なものも多いです。極力無害なものを選択してくれるのは優良業者の証です。
きちんと養生をしてくれる
食器や他の内装材などに洗剤がかからないようにしっかり配慮してくれる業者は優良業者です。
悪徳業者の特徴
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金額は口頭のみのやり取り
明細を提出してくれず口頭のみで合意した場合、不要な項目が上乗せされている場合があるので注意しましょう。
料金が異様に安い
相場よりかなり低い金額の業者は注意が必要です。安いなりの短時間で質の低い作業をされる可能性があります。
損害保険に加入していない
大手・個人問わず作業者は人間なので、不注意で宅内のものを壊したり内装に傷を付けたりしてしまうことがあります。その際、損害保険に加入していない業者は対応ができずトラブルとなる可能性があります。
養生が雑
作業箇所付近の養生が雑な業者は仕事に対する意識が低いです。上記のように宅内のものを破損するようなトラブルに繋がる可能性があります。
自宅の換気扇のクリーニング料金をチェックしよう
この記事では、換気扇の掃除をプロに依頼したときの料金を中心に、作業内容やプロに依頼するメリットについて解説しました。
事業者によって料金設定が異なるので、近くのハウスクリーニング業者に依頼したらいくらで掃除してもらえるのかは、実際に相見積もりをしてみて確かめることをおすすめします。
「ミツモア」なら、依頼したい日時やお住まいのエリア、換気扇タイプを入力するだけで、条件にマッチした最大5事業者から見積もり提案が届きます。簡単に安くて評判のよい事業者を探すことができますよ。
見積もりをもらうまでは無料で利用できるので、ぜひ一度依頼を出してみてはいかがでしょうか。