この記事ではフローリング掃除について普段のお手入れ方法から、頑固な黒ずみの落とし方まで解説します。じつは床材と相性の悪い洗剤もあるので、掃除する前にチェックしてみてください。
フローリング掃除の基本
まずはフローリングの基本的な掃除方法や、注意点を紹介します。フローリングを掃除するときには、床材を傷めないように注意する必要があるので、洗剤選びにもコツがあるのです。
基本は掃除機やモップがけ、もしくは拭き掃除でOK
次の見出しで詳しく紹介しますが、フローリングの掃除をするときは素材に合った掃除方法を選ぶ必要があります。
ただいずれの場合も、掃除機をかけたりモップで乾拭きしたりすることは可能です。こまめに掃除する場合は、掃除機やモップを使いましょう。
また一般的にひろく普及している複合フローリングやクッションフロアであれば、いずれも水拭き・乾拭きなら可能。洗剤を使えるかどうかは床材を確認する必要がありますが、普段のお掃除なら水拭き・乾拭きでOKと考えておきましょう。
ただし無垢フローリングの場合は水や洗剤を吸いこみやすく、拭き掃除をすることでかえってシミになる可能性があります。無垢フローリングは乾拭きか掃除機がけをしましょう。
洗剤・クリーナーを使えるかどうかは床材を確認
はだしでフローリングを歩いたり、寝転んだりすると皮脂汚れが付着していきます。
皮脂汚れがこびりついたときは、洗剤や専用クリーナーを使うと効果的です。しかし床材の種類によっては、洗剤によって傷んでしまうので注意しましょう。
床材の種類 | 掃除方法 | |
---|---|---|
無垢フローリング
(オイル塗装) |
|
|
複合フローリング
(ウレタン塗装)
|
挽き板(表面2~3mm) |
|
突き板(表面0.3~0.5mm) |
|
|
シート(表面0.1~0.2mm) |
|
|
クッションフロア | 塩化ビニル(表面1.8~3.5mm) |
|
ワックス仕上げ |
|
無垢フローリングは天然木を切り出している、自然の風合いがある質感が特徴。表面にはオイル塗装がされていますが、水や洗剤が染みこみやすいのでモップや掃除機での掃除が基本です。
一般的な複合フローリングは、水拭きも洗剤も使えることが多いです。ただし「フローリング風」のシート素材の場合は、洗剤ではがれてしまう可能性もあるので注意しましょう。
またいずれの床材でも、ワックス仕上げされている場合は洗剤によってはがれてしまいます。ワックス仕上げには水拭き・乾拭きか、数年に1回の塗り替えを行いましょう。
クッションフロアについては以下の記事で詳しく解説しています。
化学モップ、化学雑巾も避けよう
化学モップや化学雑巾は、薬品を含んでいます。水分や洗剤に弱い無垢フローリング・オイル塗装には不向きなので注意しましょう。
またウレタン塗装の複合フローリングであっても、ワックスがけの直後などは変色する恐れがあります。
お掃除用のウェットシートも要注意。アルカリ性の場合は、コーティングやワックスと相性が悪いです。ワックス仕上げをしていない一般的な複合フローリングであれば、ウェットシートで問題なくお掃除できます。
フローリング掃除に使用できる洗剤・クリーナー
フローリングに使用できる洗剤・クリーナーは、アルカリ性の性質を持つ洗剤が多く、ワックスやコーティングの油(酸性)を剥がしてしまいます。アルカリ性洗剤を使う場合は、かならずワックス仕上げでない複合フローリングに使用しましょう。
普段のお掃除には中性洗剤
普段のフローリング掃除に洗剤を使いたい場合は、中性洗剤がオススメです。
アルカリ性のように皮脂汚れを中和するわけではありませんが、界面活性剤などの力で汚れを落としてくれます。また中性だと、フローリングのワックスへの影響が少ないのもメリットです。
市販のクリーナーのなかでは、上画像の「フローリングマジックリン」(花王)があります。もしくは台所用の中性洗剤でもOKです。
マイペット(花王)
フローリングだけでなく、窓ガラスやカーペットなどリビング全体の掃除に役立つ「マイペット」。フローリングに使用する場合は、水2リットルに対して、キャップ1杯(10ml)の希釈濃度です。
オール床クリーナー(リンレイ)
住宅用から業務用まで、幅広い掃除用品を販売している「リンレイ」の床クリーナーです。フローリングやクッションフロア、タイルなど床全般に使用可能。水1リットルにたいして15~20mlで希釈して使用しましょう。
重曹
重曹は非常に弱いアルカリ性です。フローリングについた皮脂汚れや軽い黒ずみ汚れにたいして効果的。化学成分を使わずに掃除できます。水100mlにたいして重曹5mlほどの割合で希釈しましょう。
重曹には研磨効果があるので、粉末状のまま使ってしまうとフローリング表面に細かい傷をつけてしまいます。しっかり水に溶かしましょう。
セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダは、重曹よりも強いアルカリ性の洗剤です。こびりついた油汚れなどの掃除に向いています。フローリングに使用する場合は、水500mlにたいしてセスキ炭酸ソーダ4~5mlで希釈しましょう。
アルカリ電解水
レック 水の激落ちくん 400ml
アルカリ電解水は、セスキ炭酸ソーダよりもさらに強いアルカリ性です。ワックスやコーティング仕上げをしていない床でも、まず目立たない場所で色落ちテストをしてから使用することをオススメします。
フロアモップで掃除する手順とコツ
フローリングの掃除にフロアモップをつかえば、短時間で汚れのこびりつきを抑えられます。モップの正しい使い方と掃除する際のポイントを覚えておきましょう。
フロアモップの正しい使い方
|
フロアモップの持ち方を正しくすると、効率的に力を伝えることができます。モップの持ち手の中間くらいに利き手をあてて、逆の手は先端に置きましょう。
またフロアモップは横振りが基本です。縦に振ると疲れやすいうれ、汚れも残りやすくなります。
フローリング全体にモップがけする際は、モップを横に振りながら後ずさりしていきましょう。直前の拭き跡に1/3程度かさなる程度を意識するのがコツ。
折り返し地点ではモップを「8の字」に動かすことで、残った汚れを集めやすくなります。
フロアモップを使うときのコツ
フロアモップは、ホコリを浮かすことなく掃除できるのが最大の特徴。そのメリットを活かせるよう、以下のコツを実践してみてください。
|
日中に舞ったホコリは、人が寝静まっっている間に床へ落ちていきます。そのためフローリングのモップがけは、ホコリが落ち切った朝方におこなうのがベストです。
ウェットシートを使う場合は、フロアモップの後に使いましょう。最初に水拭きしてしまうとフローリングに汚れがこびりついてしまい、フロアモップでも取りにくくなります。
モップがけする際は、軽い力でモップを動かすのがポイントです。強い力でモップを動かすと疲れやすくなり、汚れも取れにくくなってしまうでしょう。
近年のモップは吸着性が高いため、力を入れなくてもきれいに汚れを落とせます。持ち方や動かす方向を含め、できるだけ疲れないように意識することも大切です。
掃除機がけする手順とコツ
フロアモップでフローリングを掃除しても、ある程度のゴミは残ります。取り切れないゴミは、掃除機できれいに取り除きましょう。
掃除機がけの手順
掃除機がけは、フロアモップで掃除した後におこなうと効果的です。
いきなり掃除機をかけるとホコリが舞いやすいので、部屋全体を掃除しても汚れが残りやすくなってしまいます。
フロアモップならホコリをたてずに掃除できるので、掃除機がけはあくまで仕上げと考えるのがオススメです。
上手に掃除機をかけるコツ
|
フロアモップをかけた後の掃除機は、フローリングの目に沿ってかけましょう。表面の汚れはフロアモップで拭き取り、目の中に入り込んだ汚れは掃除機で吸い取るイメージです。
部屋の端や角、家具の周りなどはフロアモップでも汚れが取れにくいため、細口ノズルを使いましょう。
また掃除機をかけるスピードが速すぎると、しっかりゴミを吸い取ることができません。1畳につきおよそ30秒以上を目安に、ゆっくりと動かすのがポイントです。
水拭き・乾拭き掃除の手順とコツ
フロアモップと掃除機でも取れないフローリングの汚れは、水拭きできれいに落としましょう。やり方と注意点を解説します。
水拭き・乾拭きの手順
|
水拭きをするときは、キレイな雑巾を使いましょう。雑菌まみれの雑巾を使うと、カビの繁殖につながります。雑巾は使用後に漂白剤でつけおきすると、キレイに保つことが可能です。
またフローリングの素材はを傷めないために、雑巾は固く絞って使いましょう。水分をなるべく残さず、洗剤は使いすぎないのがポイント。洗剤の裏面などに表示されている希釈濃度を守りましょう。
また最後にしっかり乾拭きをして、水気と洗剤を残さないようにしてお掃除完了です。
水拭き・乾拭きをするときのコツ
|
水拭きは手際よく短時間で済ませるのがポイントです。時間をかけるとフローリングが傷みやすくなります。
拭いた場所を踏まないように、奥から手前へ後ずさりしながら移動しましょう。また雑巾を「コの字」を描くように動かせば、隅々までもれなく拭けます。
洗剤を使う場合、アルカリ性の液性だとワックスをはがしてしまう可能性があるので注意してください。
頑固な汚れ・黒ずみには洗剤を使って掃除しよう
普段の掃除や水拭きでは取れない頑固な汚れや黒ずみができてしまうことがあります。ここからはフローリングに黒ずみがつく原因から黒ずみのとり方、洗剤を使った掃除方法を紹介します。
フローリングに黒ずみが付く6つの原因
フローリングってこまめにお掃除していても、段々と黒ずんできますよね。フローリングに黒ずみができる原因は以下の6つです。
皮脂汚れ |
|
土埃 |
|
油汚れ |
|
ワックスの劣化 |
|
ペットの尿 |
|
カビ |
|
必要な道具
|
黒ずみ掃除をするときは、住居用洗剤が必須です。とくにアルカリ性の製品だと効果的ですが、床材との相性がいい洗剤を選びましょう。
フローリングの溝部分にたまった黒ずみには、掃除用のヘラがあると便利です。ヘラを用意できない場合は、使わなくなったカード類でも代用できます。
手順1.掃除機やフロアモップをかける
黒ずみをきれいにしようとも、ほこりや髪の毛がある場合はしっかりと掃除してから黒ずみ掃除に移りましょう。
手順2.ウェットシートで拭き掃除
ワイパーにウェットシートを取り付けて拭き掃除します。黒ずみを中心に周辺を丁寧に拭きましょう。軽い黒ずみですと、この時点でキレイになります。
手順3.中性洗剤・アルカリ性洗剤を使って拭き掃除
ウェットシートで黒ずみが落ちなかった箇所は、中性洗剤またはアルカリ性洗剤で対処しましょう。
バケツに水をためて、製品表示に沿った分量で洗剤を薄めてください。そこへキレイな雑巾を浸して、固く絞ります。
効果が薄い場合には、希釈した洗剤を黒ずみに直接スプレーしてもよいですが、まずは目立たない箇所で色落ちチェックするのがポイントです。
手順4.溝の黒ずみはヘラとウェットシートで対応
溝に黒ずみがある場合は、ウェットシートの上からヘラでこそぎ落とします。
まずは溝にマイペットなどの希釈した洗剤をふきかけましょう。そこへウェットシートを被せ、上からヘラで溝をなぞります。
洗剤で浮いた汚れをヘラで掘り起こし、ウェットシートが汚れをキャッチしてくれるという仕組みです。
あまり強くこするとシートが破れて素材を傷つけることになりますの注意しましょう。
手順5.水拭き・乾拭きで仕上げる
最後に水拭きと乾拭きで仕上げましょう。水分や洗剤が残らないように注意してください。窓をあけて換気しながらおこなうのがベターです。
【注意】塩素系漂白剤は避けよう
フローリングの黒ずみが落ちない場合でも、塩素系漂白剤を使用するのは避けるようにしましょう。
塩素系漂白剤は、化学成分によってカビを根っこから分解してくれます。しかしフローリングの素材も漂白することになってしまうのです。
色素が分解されてしまうので、フローリングの色落ちが起きます。
ワックスでフローリングをキレイに長持ちさせよう
フローリングをよりきれいな状態に保ちたいなら、ワックスを塗るのがおすすめです。床の保護効果やメンテナンス性を高められます。正しいかけ方や頻度の目安を覚えておきましょう。
ワックスのメリット
|
ワックスにはフローリングを保護する役割があります。撥水効果によって水分や汚れが付きにくくなり、小さな凹みや細かい傷も予防できます。
またワックスをかけると表面が滑らかになるため、フローリングにツヤが出ます。光を反射しやすくなり、室内全体が明るく感じられるでしょう。
ただし無垢材や、UVコート膜が加工されたノンワックスタイプのフローリングはワックスがけできないことがあるので注意してください。
ワックスのかけ方
|
ワックスがけは晴れた日に行いましょう。乾きやすいため仕上がりがよくなります。
ステップ1 床クリーナシートでしっかりと黒ずみを落とす
後でワックスがけをおこなうため、しっかりと汚れを落としましょう。ないなか落ちない汚れは、アルカリ性洗剤を水に溶かした液体に浸したあとしっかり絞った布で軽くゴシゴシしましょう。
ステップ2 壁の立ち上がり部分を養生
ワックスが付いてほしくない場所には、事前にマスキングテープを貼ります。とくに壁の立ち上がり部分(床との境目)などを養生しておくと、キレイにワックスがけをすることができます。
ステップ3 ワックスシートでワックスがけを行う
汚れがきちんと取れたら、奥から出口に向かって、板目にそってなぞるようにワックスがけを行いましょう。
かけた後の部分を足で汚さないために、ワックスは奥から手前にかけて塗るのが基本です。フロアワイパーを使うと楽に塗れます。
しっかりと乾燥させたあとで2度塗りすると、ワックスの保護効果が高まります。
ワックスがけの頻度は半年に1回程度
ワックスがけの目安は、半年に1回程度が目安です。良好な状態をキープできれば、1年に1回程度の頻度でもよいでしょう。
汚れが残った状態で頻繁にワックスを上塗りすると、新しいワックスも汚れやすくなるため、黒光りする状態になってしまいます。
ワックスの種類によっては、耐久性の高い商品も販売されています。塗る頻度を少なくしたい場合は「24カ月耐久」などと記載されている商品がおすすめです。
フロアモップの選び方・おすすめ商品
フロアモップにはさまざまな種類があり、適切な商品を選ぶことで、掃除の効果や効率を高めたり、体への負担を減らしたりできるでしょう。自分に合ったフロアモップの選び方を解説します。
シートとクロスの2種類
メリット | デメリット | |
使い捨てシートタイプ |
|
|
着脱クロスタイプ |
|
|
手軽に掃除したい人には、使い捨てシートタイプがおすすめです。使い捨てシートを1枚ずつ使用し、掃除後は汚れたシートを捨てるだけで、手入れの手間がかかりません。
1枚のクロスを繰り返し使える着脱クロスタイプは、汚れたクロスを洗って長く使えるため経済的です。クロスに厚みがあることから力を入れやすく、頑固な汚れを落としやすいのもメリット。
ヘッドの形状やサイズ
ベッドの形状 |
|
サイズ |
|
ヘッドの形状には、裏側がフラットなタイプと凹凸のあるタイプがあります。凹凸のあるタイプはホコリを吸着しやすく、軽い力でヘッド全体に力を分散されられることがメリットです。
シートタイプでシートが取れやすい場合は、クリップやマジックテープが付いたものを選んでみましょう。
ヘッドのサイズも、大小さまざまなタイプがあります。一気に広い範囲を掃除したい場合は、40cm程度の大きめサイズを使いましょう。
隙間などの細かい場所で使いたいなら、20cm程度の小さめサイズがおすすめです。
持ちやすさや長さ調節できる柄
フロアモップを選ぶ際は、グリップにも注目しましょう。力を入れやすいタイプなら、モップがけが楽になります。店頭で握って確認してみるのがおすすめです。
フロアモップの柄には、長さ調整できるものがあります。用途に合わせて調節すれば、高い場所や手の届かない場所でも掃除しやすくなるでしょう。
身長に合わせて長さを変えることで、体への負担が軽減できる場合もあります。
ただし、掃除中にストッパーが緩み、勝手に短くなってしまうこともあるため、可能ならストッパーの強度も確認しましょう。
おすすめフロアモップ4選
クロスを洗って繰り返し使える、着脱クロスタイプのおすすめ商品を3点紹介します。それぞれの特徴や魅力をチェックしましょう。
①花王「クイックルワイパー」
ドライシートと立体吸着ウェットシートが1枚ずつ付いている、着脱クロスタイプのフロアモップです。
ヘッド部分が回転するため、狭い場所や部屋の角もしっかりと掃除できます。人間工学に基づいた、操作性・集塵性の高い設計です。
「立体吸着POWERヘッド」では、立体カーブ構造が汚れをたっぷりと取り込みます。グルグルとしたクッションヘッドにより、全面で汚れを絡め取れることも魅力です。
約340gと軽量なため、片手でも楽に掃除できます。繰り返し使ってもストッパーが緩みにくいため、勝手に短くなりストレスをためることが少ないでしょう。
②スリーエム「スコッチ・ブライト マイクロファイバーモップ」
乾拭きと水拭きの両方に対応した、マイクロファイバータイプのフロアモップです。2種類のファイバーで、汚れやこびりつきをしっかりと落とします。こびりつき汚れには中細ファイバー、ホコリや油汚れには極細ファイバーが効果を発揮します。
側面まで使える折り返しクロスヘッドを採用し、立ててゴシゴシと拭けるため、頑固な汚れも取りやすいでしょう。家具の隙間や下など、狭い場所の掃除にも便利です。
柄の部分は74~123cmに伸縮します。広い面を掃除する際も、長めに伸ばせば腰を曲げずに済むため、体への負担も軽減できるでしょう。
③ホーキィ「オールラウンドクリーンモップ」
繰り返し洗って使える専用クロスが付いたフロアモップです。乾拭きと水拭きの両方で使えます。クロスは5枚付いており、洗って乾かしている間も、ほかのクロスで対応できるため便利です。
凸凹のある部分にも柔軟に対応するため、フローリングの目に入り込んだ汚れも取りやすいでしょう。1枚のクロスは約3カ月間使えるため、経済的なメリットもあります。
柄の部分は、5つのパーツを連結して使用するタイプです。全て連結すれば、約144cmまで伸ばせます。
④シャーク「スチームモップ」
スチームモップは100℃を超える高温ドライスチームで拭くことができるため、油汚れをスルンと落とすことができます。
さらに60℃以上の加熱が必要とされるカビの対策にも非常に有効です。黒ずみがひどくならないうちにスチームモップでお掃除すると、キレイを保てますよ。
掃除シートの選び方・おすすめ商品
使い捨てシートタイプのフロアモップで掃除するなら、シートの種類にもこだわりましょう。環境や目的に合ったシートを選ぶためのポイントを解説します。
目的に合った種類から選ぶ
フローリングのホコリを取る目的で使うなら、ドライシートを選びましょう。洗剤を使っていないので、どの床材でも基本的に問題ありません。
ウェットシートを選ぶ場合は、液性がアルカリ性のタイプが多いので注意してください。ワックスやコーティング仕上げを剥がしてしまう可能性があります。
またワックスシートには、体に優しい無添加タイプや、速乾性に優れた樹脂タイプがあるため、目的に合わせて使い分けましょう。
モップに合わせて選ぶ
お掃除シートの中には、専用モップでなければ取り付けできない商品もあります。手持ちのモップと合うかどうか、購入前の確認が必要です。
シートのサイズが大幅に合わない場合は、取り付けることはできても、快適に使えないでしょう。判断できない場合は、手持ちのモップと同じメーカーのシートを選ぶのが無難です。
シートの厚みをチェック
シートに厚みがあるほど、汚れが取れやすくなります。細かいホコリも絡め取れるため、掃除の時間を短縮できるでしょう。ただし、厚みのあるシートは値段も高めです。
厚手タイプの中には、立体加工が施されているものもあります。シートのデコボコに汚れが吸着しやすいのがメリット。
油汚れや食べこぼしなどの汚れを取りたい場合は、厚手のウェットシートを使えば、力を入れても破れずにしっかりと磨けるでしょう。
おすすめの掃除シート4選
ドライ・ウェット・ワックスの各タイプから、おすすめのシートをひとつずつ紹介します。商品選びに悩んだら、以下に挙げる特徴を参考に選んでみましょう。
①花王「クイックルワイパー 立体吸着ドライシート」
約50万本のミクロ繊維から構成される立体構造により、小さなホコリもしっかりとキャッチするドライシートです。髪の毛やハウスダストまで、なでるだけで取り込みます。
フローリングをはじめ、畳・階段・天井・壁・玄関たたきなど、家のあらゆる場所で使えます。片面が汚れても、ひっくり返せば裏面まで使えて経済的です。
子どもが寝ているときや、音を出せない早朝・深夜でも、音を気にせずに使えます。クイックルワイパー本体と使えば、さらに高い捕集力を期待できるでしょう。
②花王「クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート」
フローリングの水拭き掃除に最適なウェットシートです。3層構造の厚手シートから、洗浄成分が少しずつ出てくるため、広い部屋でも1枚でまかなえるでしょう。使用の目安は、1枚の両面を使って約10畳です。
シートに含まれる洗浄成分は、食べこぼし・砂埃・皮脂汚れに高い効果を発揮します。拭いた後にべたつきにくく、サラッとした仕上がりになることも魅力です。
無香料タイプで、においが気になりません。除菌剤が配合されているため、常に清潔な状態をキープできます。掃除機をかける前の使用もおすすめです。
③リンレイ「つやピカワックスシート」
汚れを取りながらワックスをかけられる、フローリング用のワックスシートです。掃除機をかけた後、すぐにワックスを塗れます。
本格的な樹脂タイプで、乾いた後にすべりにくいことが特徴です。どのようなタイプのモップにも取り付けやすい、各社共通サイズです。
モップに装着するだけで手軽にワックスを塗れるため、液状タイプのワックスがけを面倒に感じる人へおすすめできます。
④リンレイ「オールワックスシート」
キレイにお掃除したら、ワックス掛けしておくことをおすすめします。
ご自宅にあるワイパーに取り付けてスイスイと拭くだけで、4カ月ほど樹脂ワックスによるキズや汚れを軽減させる効果が続きます。他の原因で発生する黒ずみ予防にもなるすぐれものです。
ワックス由来の黒ずみは既存のワックスを剥がして新たにワックスを掛ける対処法がベストなので、こちらを使用すると良いでしょう。
ミツモアでハウスクリーニングの見積りを依頼しよう!
フローリング掃除について、基本的な掃除方法やコツ、使える洗剤などを紹介してきました。
もしこの記事で紹介した方法でも落ちない汚れがあれば、ハウスクリーニングのプロに掃除を依頼しましょう。
ミツモアならカンタンな質問に答えていくだけで、最大5件の無料見積もりが届きます。条件にあったプロを探して、料金や口コミを比較してみましょう。依頼の詳細や見積もり内容などは、チャットで相談することができます。