ホコリ掃除は乾拭き、掃除機がけ、水拭きの3ステップで進めていくことが重要です。
そして、より効果的な掃除のために気を付けるべきポイントがいくつかあり、ホコリの状態によっても掃除の仕方が異なるんです。
本記事では正しいホコリの掃除方法を徹底解説し、日ごろからホコリの発生を防ぐ方法もご紹介します。
ホコリ掃除の4つのコツ
ホコリ掃除の際、拭き跡やこびりつきに悩んだり、掃除してもすぐに出てきたりしてしまうことがあるのではないでしょうか。
そのような問題は以下の4つのポイントを気を付ければ解決することができ、ホコリ掃除が効率的かつ楽に進められますよ。
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掃除中は窓を開けない
掃除中に窓を開けると、風によってホコリが舞い上がりゆっくりと床に落ちていくため、ホコリが吸いとりにくくなってしまいます。
特に掃除機をかけるときはホコリが舞い散りやすいため、窓を開けたままにすることは控えましょう。掃除後15分ほど待ってからの換気がおすすめです。
上から下へ掃除する
実は、床に溜まるホコリは壁から落ちてきたものが多いんです。ホコリ掃除は上から下が基本であることを頭に入れておきましょう。
床から掃除を初めて、壁や棚でホコリをはらってしまうと、せっかくお掃除した床の上にホコリが落ちてしまいます。
これでは効率が悪くなってしまい二度手間です。この点に注意するだけでも、お掃除の時間が短くなるでしょう。
一方向で拭く
ホコリを拭く際は、一方向で拭き進めるのが正しい拭き方です。特に水拭きの際は、拭いた後の仕上がりにムラができやすいため、もう一度拭くという経験もあるのではないでしょうか。
円を描いて拭いてしまうと、ムラが発生してしまい拭き跡が目立ちやすくなります。誤った方法だと、逆にホコリや菌を広めることになってしまいます。
広い面でも往復して拭くのではなく、S字に拭くと良いでしょう。
朝イチか帰宅後がベストタイミング
ホコリ掃除にも適切なタイミングがあります。人が動き回らず、ホコリが下に落ちている状態である朝イチと帰宅後がベストタイミングです。
ホコリは軽いため、人が部屋の中で活動していると空中に舞って拡散してしまいます。人が活動をせず、床にホコリが溜まっている状態で掃除をすると、最も効率よくホコリを取り除くことができます。
ホコリ掃除は簡単3ステップで解決!
ホコリ掃除は3つのステップで行うと効果的です。以下のステップにしたがって、ホコリを徹底掃除しましょう。
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ホコリは湿ってしまうと取りにくくなるため、まずは乾拭きや掃除機である程度のホコリを取り除き、最後に水拭きで仕上げていきます。
①乾拭き
「上から下へ」というポイントを念頭に置いて、棚や壁のホコリを乾拭きします。
ホコリを吸着しやすいマイクロファイバー素材のモップ、フロアワイパーのドライシートなどの掃除道具を使うとよいでしょう。このような掃除道具がなければ、お家にある雑巾やタオルでも大丈夫です。
まずは水を使わずに、ホコリをサッと拭き上げてください。
②掃除機がけ
次に掃除機をかけて、乾拭きでは取り切れなかった大きいホコリを吸い取ります。
③水拭き
水拭きも、乾拭き同様「上から下へ」を心がけて行いましょう。特に水拭きの際には「一方向で拭く」ことも念頭におき、拭き跡が残らないように拭き進めることが重要です。
場所別のホコリ掃除方法とおすすめグッズ
ホコリ掃除の際、掃除場所によって適切な掃除の仕方や道具があるのをご存じですか?掃除場所にあった道具を使えば、楽ちんで効果的にお掃除をすることができます。
場所別のホコリ掃除方法とともに、相性のよい掃除道具をいくつか紹介していきます。紹介する掃除道具は100均でも売っているので、手軽にホコリ掃除ができるのもポイントです。
電化製品の裏
電化製品や家具の裏のホコリ掃除は、フローリング掃除用の「ドライシート」を使うと便利です。
シートを適切な大きさに折り、気になるところを拭くだけでホコリが取れます。床のお掃除のために購入したものが、他の場所のホコリ掃除に使えるのはお得ですよね。
コンセントや電源プラグ
コンセントや電源プラグについたホコリは「軍手」を使うと簡単に取り除くことができます。
ホコリが絡まったところに、指先を使ってホコリを取っていきます。細かいところのホコリまで取ることができるので、とても便利です。
さらに、軍手は照明の傘やスイッチプレート、インターフォン、手すりの掃除にもおすすめです。コンセントや電源プラグの掃除のついでに、撫でるだけでホコリがきれいにとれます。
掃除後についたホコリは外ではたけば簡単にとれるので、軍手1つで色んな箇所のホコリ掃除ができる万能アイテムです。
棚の上や中
棚の上や中もホコリが溜まりやすいですよね。そんな時は、「ハンディモップ」を使ってホコリを取ることをおすすめします。ホコリが舞い上がらないよう丁寧に拭いていきましょう。
紙製の使い捨てタイプ、布製の洗って繰り返し使えるタイプがあり、ふわふわのモップがホコリを吸着してくれる優れものです。収縮性のものもあって、身近なところから高いところまで掃除ができるので便利です。
机の上
常に物が置いてある机の上も、ホコリが溜まりやすくなっています。物の隙間は掃除しにくいため、溜まってしまう前に「ミニハンディモップ」で日常的に拭きましょう。
在宅ワークにより家で机に向かう時間が増えた方にもミニハンディモップはおすすめです。コンパクトなため机の上に置いても邪魔にならず、気づいたときにサッと拭くだけでホコリが取れるので重宝されます。
窓のサッシ
窓のサッシもホコリが多く溜まる所ですが、掃除しにくいと感じる方は多いのではないでしょうか。そんな窓のサッシのホコリ掃除には「ペンキのハケ」が便利です。
細い隙間に溜まったホコリをハケで搔き出し、出てきたホコリは布で取り除きます。
窓のサッシの汚れは泥汚れとホコリが混ざった頑固なものなので、硬めのハケを選ぶといいでしょう。ホームセンターに行けば必ず売っていますが、お近くの100均でも手に入れることができます。
玄関
人が頻繁に出入りする玄関は「濡れた新聞紙」を使うと楽に掃除ができます。濡れた新聞紙をちぎり、玄関に撒いてから掃き掃除をしましょう。
濡れた新聞紙を使って掃除すると、砂ぼこりや土ぼこりが立ちにくくなり、泥汚れもホコリも絡めとりやすくなります。新聞を活用することでエコで簡単にお掃除ができてしまいます。
寝室
寝室は布製品が多くホコリがたまりやすい場所です。布団のカバーやシーツを最低でも週に1回洗うようにしたり「コロコロ粘着クリーナー」で日常的に髪の毛やホコリを取り除いたりするといいでしょう。
寝室掃除は1週間に2~3回が理想的だと言われていますが、忙しい毎日でこまめな掃除は忙しいかもしれません。
そんな方は、ハンディモップやコロコロ吸着クリーナー、フローリングモップを寝室内の手の届きやすいやすいところに置き、起きたついでにサッと掃除できるようにするといいでしょう。
頑固なホコリの対処法
ホコリの状態によって掃除の仕方は変わってきます。乾拭き→掃除機がけ→水拭きの3ステップだけでは落とせないホコリもあるんです。
ここでは、こびりついたものと長年積もったものに分けて、それぞれのホコリ掃除方法を解説していきます。
こびりついたホコリには重曹水とクエン酸水!
こびりついたホコリを掃除するには、まず重曹とクエン酸を準備しましょう。
重曹は油汚れや皮脂汚れ、クエン酸は水垢などに最適です。汚れの状態と場所によって使い分けることで、よりキレイに落とせます。
重曹水は、30度くらいのぬるま湯200mlに重曹を小さじ2杯入れるだけで簡単に作れます。クエン酸水も作り方は簡単で、水200mlにクエン酸小さじ1杯を入れて混ぜるだけです。
それぞれスプレーボトルに入れ、汚れた場所に吹きつけて雑巾で拭きとれば、こびりついたホコリを落とすことができます。
大量に積もったホコリは最初に水拭き!
多くのホコリが積もっている場合には、掃除の手順が少し異なります。
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ホコリは乾いた状態だと舞い上がりやすいため、大量に積もったものには最初に水拭きをしましょう。
ここで、あまりにも多くのホコリが積もっている場合は、スプレーで水を吹きつけてから水拭きをすると、ホコリが舞い上がるのを抑えられます。
水拭きである程度のホコリが取れれば、マイクロファイバークロスで乾拭きします。繊維が細くホコリや汚れを絡めとる力が強いため、拭き跡も残りにくくキレイに仕上がるんですよ。
ホコリの正体について知ろう
ホコリは家の中から多く発生することを知っていますか?ホコリの正体と発生原因、放置することのリスクを知り、発生を減らすことにつなげていきましょう。
ホコリはどこから発生する?
窓を閉めていても、ホコリはどこからともなく出てきますよね。
そんなホコリの正体は衣類や布団、布製品の「繊維クズ」が絡み合い、砂や髪の毛、皮脂、花粉などが混じりあったものなんです。さらにダニやカビ、菌、ウイルスなどがついている場合もあります。
ホコリの中でも1㎜以下のものがハウスダストで、非常に小さく舞い上がりやすいです。目に見えない程小さいぶん、無意識に吸ってしまうので注意が必要でしょう。
ハウスダストについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
ホコリはアレルギー・ぜんそくの原因に!
湿度が高いとホコリには、ダニのエサや死骸、花粉などのアレルギー物質がつきやすくなります。
そのようなホコリが体内に入ってしまうと、アレルギーによる鼻炎やぜんそくを引き起こす可能性があるのです。
ホコリが火災の原因に!
ホコリは床や壁、電化製品の裏だけでなく、電源プラグとコンセントの間にも溜まります。そこに溜まったホコリが空気中の湿気を吸うことで、漏電や発火につながる危険性も。
このような現象を「トラッキング現象」といい、コンセントの周りが焦げてしまったり、出火して延焼したりするケースもあります。
ホコリ発生を日常的に予防!4つの方法を紹介
掃除してもすぐに現れるホコリですが、日ごろからの心がけで発生を減らすことができるんです。日常的にホコリの発生を防げる方法を4つ紹介していきます。
1日に4~5回換気する
お家を空ける時間が長かったり冷暖房をつけていたりすると、窓を閉め切りにしてしまいがちですよね。1日に4~5回は窓を開けて換気を行い、空気の流れを作りホコリを家の外へだすようにしましょう。
窓を開けて換気するときの目安は、1時間に5~10分程度だと言われています。また、1時間に10分間の換気を1度するよりも、1時間に5分の換気を2度する方が効果的です。
部屋を空ける時間が長いと、このような頻度で換気をするのは難しいかもしれませんが、部屋にいるときはできるだけ多くの回数の換気をするのがいいでしょう。
布製品に掃除機をかける
部屋を見渡すと、ソファー・クッション・カーテンなど布製品が多いことが分かります。布製品はホコリの発生場所でもあるため、定期的に掃除機をかけて衛生的に保つよう心がけましょう。
ホコリの正体は半分が布製品や洋服などの繊維です。掃除機をかければ抜け落ちる繊維だけでなくダニの死骸やフンも除去することができます。
帰宅前にホコリを軽く落とす
ホコリは家の中で発生するだけでなく、外から持ち込まれるものも多いです。家に入る前には全身を軽くはたいてホコリを落とすと良いでしょう。
外から帰ってきた時そのまま部屋に入ってしまうと、コートや帽子、マフラーなどの衣類についた花粉や砂を家に持ち込んでしまいます。
花粉や砂が部屋の中で落ちるとホコリ発生の原因になります。帰宅時にホコリをはらう習慣をつけることが大事です。
柔軟剤入りの水で拭く
ホコリがいたるところに付着する原因は静電気にあります。そこで「柔軟剤入りの水」を使うと、静電気を抑えることができホコリがつきにくくなります。
まず、1リットルの水に30~50mlの柔軟剤を混ぜたものに雑巾を浸します。その雑巾を絞り、掃除の際に水拭きするだけです。
1か月に1度の頻度で床や壁、棚などをサッと拭くだけでホコリが劇的に減るでしょう。ご自宅にある柔軟剤で簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
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ホコリ掃除をしてみたけれど、自分ですべて解決できない場合はクリーニング業者へ依頼してみましょう。
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