洗濯は部屋干しが多いという方、洗濯物が乾くまで時間が掛かったり、イヤな臭いがしたりしませんか。
部屋干しには気をつけるべきポイントがあります。ここでは、早くしっかり乾かせてイヤな臭いも防げる洗濯方法や注意点を紹介します。花粉症対策としても部屋干しはとてもおすすめで、干し方のコツや便利アイテムを活用して、部屋干しの悩みを一気に解決しましょう。
ここだけ読めば分かる!部屋干しのポイントとメリット
「部屋干しすると発生するイヤな臭いにうんざり」「外干しの時みたいにカラッと乾かない」
いつもの洗濯に取り入れるだけで、部屋干し特有の臭いや生乾きなどの悩みを解決できます。また見逃されがちですが、部屋干しには3つのメリットも存在します。
正しい部屋干しで臭いに困らない
洗濯物を部屋に干す時には、「汚れをしっかり落とす」「早く乾かす」を必ず意識しましょう。洗濯物を乾かす時間が長くなると、洗濯で落としきれなかった汚れや菌が変化・繁殖してイヤな臭いが発生します。
部屋干しの時に以下の3点に気をつけましょう。
- 扇風機・除湿機または浴室乾燥機を使う
- 部屋干し用の洗剤を使う
- 洗濯物の量と干す間隔に気を付ける
洗濯物を部屋に干す時には、「汚れをしっかり落とす」「早く乾かす」がポイントです。洗濯物を乾かす時間が長くなると、洗濯で落としきれなかった汚れや菌が変化・繁殖してイヤな臭いが発生します。
上記の3点を応用することで菌が変化・繁殖せずに部屋干しすることができます。
扇風機・除湿機または浴室乾燥機を使う
洗濯物を早く乾かすためには、干すときの風通しをよくすることが大切です。
室内の空気を循環させる扇風機やサーキュレーターを使うことで、お部屋の風通しを簡単に改善することができます。その際首振り機能を使って、洗濯物全体に直接風が当たるようにしましょう。
浴室に浴室乾燥機がついている人は活用することをおすすめします。リビングよりも迅速に乾かすことが可能です。
また洗濯物どうしを離して干すと、風通しの効果を高めることができます。間隔を狭くすると、水分が蒸発しづらく乾くのに時間がかかってしまいます。
部屋干し用の洗剤を使う
洗濯物の汚れをしっかり落とすためには、部屋干し用の洗剤がおすすめです。
菌の繁殖を防いだり、服についた皮脂を落としたりしやすくする成分が配合されています。また一度に洗う衣服の量にも注意しましょう。
洗濯物の量と干す間隔に気を付ける
洗濯物をパンパンに詰め込んだ状態で洗うと、衣服に水が通りにくく汚れをしっかり落とすことができません。洗濯物は洗濯機の7割くらいまでに収めるようにします。
部屋干しのメリット
厄介だと思われている部屋干しですが、実は以下の3つの点でメリットがあります。
- 天気に左右されない
- 花粉やホコリがつかない
- 衣類が変色しない
外干しは急な雨や強風など、天気の影響を受けやすい干し方です。一方で部屋干しは、急に天候が変化しても洗濯物の心配をする必要がありません。春に多く飛散する花粉が洗濯物に付着するのも避けられます。
またお気に入りの衣類が、変色するリスクもありません。外干しをすると、紫外線だけではなく車の排気ガスによっても衣類の変色が起こります。衣類を長持ちさせるには部屋干しが適切な干し方です。
正しい部屋干し方法
汚れをしっかり落とし早く乾かすのにコツがあります。ここでは各ステップに分けて、詳しく解説していきます。主なステップは以下です。
- 洗う前
- 洗う
- 干す
- 乾かす
洗う前
臭いを防ぐには洗濯する前から注意すべきポイントがあります。「洗濯槽に菌を防ぐ」「部屋干しの場所」を意識して以下の点に気をつけましょう。
脱いだ服は通気性の良いかごに入れる
脱いだ服をそのまま洗濯機に入れるにはNGです。
洗濯物・洗濯槽のどちらにも菌が繁殖し、臭いの原因になります。通気性の良い脱衣用のかごを1つ用意して、洗濯機とは別にすることが必要です。
さらに脱いだ服に「NANOX 除菌・消臭スプレー」などの除菌スプレーをかけると、かびの増殖を抑えることができます。
洗濯機は常に清潔に保つ
洗濯機は常時フタを開けて乾燥させるようにしましょう。
フタを閉めたままだと、湿気がこもり菌やカビが繁殖する原因になります。また洗濯槽を月に1回、定期的にクリーニングすることも大切です。洗濯槽をつけ置きできる機能の槽戦場コースでクリーニングが可能です。
以下は洗濯機の汚れや洗濯槽の掃除を詳しく説明しています。気になる方は参考にしてください。
部屋干しする場所を意識する
部屋干しの場所を選ぶときには「日当たり」「風通し」の2つを意識しましょう。
リビングの中央は、常に空気が動き部屋全体の湿度が上がりにくいため部屋干しにピッタリの場所です。外干しでなくても、洗濯物に太陽光が当たりやすいリビングに干すだけで匂いの元の雑菌を減らすことができます。
「リビングが広くない」「リビングがない」という人は、浴室を選びましょう。もともと湿度に強い作りで、窓や換気扇・ドアの排出口といった湿度の排出効率と風通しのよさが考慮されています。部屋干しする場所として最適な場所です。
洗濯物を干すときは、換気扇を回したり窓を開けたりしてバスルームの湿度を下げてからが適切なタイミングです。浴室乾燥機がついている場合は、より早く乾かすことができるので活用することをおすすめします。
必要な道具を揃える
部屋干しにマストな「物干し」と「ハンガー」を用意しましょう。
室内用物干しには様々なタイプがあります。
- 折りたたみ式や突っ張りタイプ
- 伸縮タイプ
- スタンド型
- エアコン掛けタイプ
洗濯物の量が少ない人やお部屋が狭い人は折りたたみ式や伸縮タイプが適しています。反対に毎日大量の洗濯をするファミリーやまとめて洗濯する人は、高さのある突っ張りタイプや万能なスタンド型がおすすめです。
ハンガー選びにも意識しましょう。Tシャツなどの服は、薄いハンガーにかけると前の生地と後ろの生地がくっついてしまい、服の中に空間ができにくいです。服を乾かすときは、厚みのあるハンガーを使いましょう。服の前の生地と後ろの生地の間に空間がしっかりできて、風が通りやすくなり早く乾かせます。
またピンチハンガーはスペースを有効活用できます。ハンガー自体にループが付いており靴下やタオルを留められたり、引っ張るだけで洗濯物をサッと取り込めたりと非常に便利です。
洗い方
洗濯物を洗うときには以下の5点に注意します。洗濯物に菌を残さないように工夫することがポイントです。
- こまめに洗う
- 洗濯物は詰め込まない
- 消臭専用の洗剤・柔軟剤を使う
- 頑固な臭いはつけ置き洗い
こまめに洗う
面倒だからを洗濯物を長く溜め込むことはNGです。洗濯物を溜め込むと、菌が繁殖し臭いが発生しやすくなります。また干す量が増えると、濡れた衣類の密度が上がります。結果的に部屋の湿度が上がるため、乾くのに時間もかかります。
洗濯物は詰め込まない
洗濯物は洗濯機の7割を目安に入れましょう。一度の洗濯に衣類をパンパンに詰め込むと、水が全体に通りにくく汚れをしっかり落とすことができません。
消臭専用の洗剤・柔軟剤を使う
部屋干しには除菌成分が入っている部屋干し用洗剤を使って、臭いの発生を防ぐことが可能です。以下におすすめの部屋干し用洗剤をいくつか紹介します。
LIONの「部屋干しトップ 」は、抗菌成分が菌の繁殖と臭いを抑えてくれます。蛍光剤が配合されていないため、生成りや色柄物の洗濯にも適しています。
アリエールの「サイエンスプラス7」は抗菌と消臭効果が高いうえに、酸素系漂白剤が皮脂や黄ばみなどの汚れにも効果をはっきする優れものです。抗菌防臭が24時間続くのも安心ポイントです。
柔軟剤も消臭・防臭タイプを選ぶことで臭いを取り除きましょう。さらに酸素系漂白剤とも併用することで、抗菌力をあげることができます。
レノアの「超消臭 部屋干し用」は、1週間続く消臭技術で生乾きのままでも12時間臭いを防いでくれます。生乾きの臭いが残りにくいのがいいですね。
抗菌バリア成分が配合されており、菌の増殖を抑制してくれます。衣服の着用中も1日中抗菌が続くのも特徴の酸素系漂白剤です。
頑固な臭いはつけ置き洗い
あまりにも生乾き臭がきついと、洗濯槽に入れる前につけ置き洗いをしましょう。
<用意するもの>
- 洗濯用洗剤:1回分
- 液体酸素系漂白剤:50ml
- ぬるま湯(40℃)
<手順>
- ぬるま湯に、洗濯1回分の洗剤と液体酸素系漂白剤を入れる
- 30分から2時間つけ置きする
- 洗濯液と一緒に洗濯機に入れ洗う
干し方
汚れをしっかり落としたら、早く乾かすために干し方を工夫します。洗濯物の間に空気の通り道を作ることを意識し、臭いの発生を防止しましょう。
極力早く乾燥させる
部屋干しは外干しと比べて乾くのに時間がかかります。洗濯物を室内に干すと部屋の湿度が高くなるため、水分が蒸発するスピードが遅くなってしまうことが原因です。
洗濯物の間隔を作って干すことで乾かす時間を短縮しましょう。ハンガーとハンガーの間隔を、こぶし1個分に保ち空気の通り道を作ります。
またアーチ干しも効果的です。アーチ干しとは、長いものを両端に干し短いものを真ん中に干す方法です。空気の通り口をスムーズに保つことができ、効率よく衣類を乾燥させることができます。
乾かし方
干し方同様、乾かし方も空気の通り道を作ることを意識しましょう。洗濯物の周りの湿度を下げることで、効率的に早く乾かすことができます。
扇風機・サーキュレーターを活用する
風通しが悪いままだと、蒸発した洗濯物の水分が移動できません。そのため洗濯物の周りの湿度が高くなり乾くのに時間がかかります。
風通しをよくするためには、扇風機やサーキュレーターの活用がおすすめです。洗濯物から1メートル以上離し、首振り機能を使って洗濯物全体に直接風が当たるようにします。
エアコンや除湿機と併用すると、洗濯物がより早く乾きます。サーキュレーターと扇風機の違いを詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
エアコンを活用する
エアコンのドライ(除湿)機能か冷房機能を使うと、洗濯物が早く乾きます。エアコンの風が直接当たる位置に、洗濯物を干しましょう。ただしエアコンの風は当たりムラができてしまうため、サーキューレーターか扇風機と併用するのがおすすめです。
洗濯物の上からはエアコンの風を、下からはサーキュレーターか扇風機の風を当てるようにしましょう。洗濯物にまんべんなく空気が通り、梅雨の時期でも効率よく乾かせます。
気を付けてほしい点がエアコンのカビです。エアコン内部にカビが繁殖していると、エアコンの風を通して洗濯物にカビの胞子や臭いが付いてしまいます。定期的にエアコンのカビ掃除をしましょう。エアコンの臭いの取り方は、こちらの記事をご覧ください。
臭いを防ぐ部屋干し方法のプラスα
さらに部屋干しの臭いを撃退したい人は、基本の正しい部屋干し方法に加えて以下の3点に気をつけると良いでしょう。少し手間はかかりますが、プラスαとして取り入れると臭い対策に効果的です。
部屋干しする前には乾燥機を5分
部屋干しする前に、乾燥機を一番低い温度設定で5分程度かけましょう。
乾燥機をかけることで、洗濯物をより効率的に乾かすことができます。また乾燥機を使用することによって衣類に空気が入るので、シワ伸ばし効果も期待できおすすめです。
干す前にアイロンがけをする
干す前にアイロンがけをすると、アイロンの高熱が臭いの元になる菌を撃退してくれます。乾燥機同様、衣類についたシワも伸ばしてくれるので便利です。
ただし、洗濯後すぐにアイロンがけをするようにしましょう。時間が経ってからだとすでに菌が発生している可能性があります。また湿気で伸ばすスチーム機能を選択すると消臭効果はありません。
アイテム別に干し方を工夫する
洗濯物どうしの間隔を開けて干すのjは部屋干しの基本ですが、アイテム別に干し方を工夫することでより消臭効果があります。
ジーンズ・パンツ
ジーンズなどのズボン類は、ポケットの内側などが生地と重なって乾きにくいです。裏返すと重なった生地が表に出るため乾きやすくなります。
ズボンを部屋干しするときは、裏返してピンチハンガーで筒状に干しましょう。空気が通りやすくなり、洗濯物が早く乾きます。
パーカー
パーカーのフードは乾きにくいため、生地に付かないようにして干すと早く乾かせます。
上下逆さまにしてフードを下に垂らして干したり、次のようなフードハンガーを使ったりしましょう。
フードが後ろの生地に付かないように浮かせて干せます。この他にも、100均でフードを浮かせて干せるアイテムが販売されています。
バスタオル
面積をとるバスタオルはピンチハンガーに縦のじゃばら状にして干しましょう。
2つ折りにして干してしまうと、空気の通り道がふさがり臭いを発生させてしまいます。
Tシャツなどハンガーに干す衣類
厚みのあるハンガーを使用して、前後がはりついている身頃や袖をはがしてから干しましょう。
脱水するときに、身頃や袖の前後が張り付き空気の通り道が塞がっていることが多いです。そのままにして干すと乾くのに時間がかかり臭いの原因になります。
靴下やタオルなどピンチハンガーに干すもの
アーチ干しにすると、ピンチハンガーに干した衣類に風が通りやすくなるのでより早く乾きます。長さが長い洗濯物を外側にして、空気の通り道を作りましょう。
靴下を干すときは、Tシャツと同じように張り付いた前後を剥がしてから干すと乾きやすくなります。
部屋干しの臭いの原因と対策
部屋干し特有のあの生乾きの臭い。その原因は洗濯で落としきれなかった汚れや菌、カビです。イヤな臭いを防ぐために、特に注意すべき点を確認しておきましょう。
そもそも部屋干し特有の嫌な臭いの原因って?
部屋干し臭の根本の原因は「菌」にあります。菌は洗濯で落としきれなかった汚れをエサにして繁殖し、臭いを発生させます。
この菌は湿度の高い環境を好む特性があるので、早く乾くように部屋に空気の通り道を作ることで解決できます。また衣類についた汚れをしっかり落とし切ることも大切です。
対策を知って臭いを防ごう
お風呂の残り湯を使わない
入浴後のお風呂の残り湯には、目に見えない雑菌や汚れが混ざっています。
洗濯しても、この雑菌や汚れは完全になくなることはなく、むしろ洗濯物に付いてしまいます。水道水ですすいだとしても、やはり雑菌や汚れが0になることはありません。
洗濯物に付いたこの雑菌や汚れは、イヤな臭いの原因になります。部屋干しでのイヤな臭いを防ぎたいなら、お風呂の残り湯を使わず水道水を使って洗濯しましょう。
また定期的に洗濯槽掃除をするのも忘れずに。皮脂汚れやカビの発生を防ぎましょう。オキシクリーンという漂白剤を洗濯槽に漬けおきすれば、掃除することができます。もちろん衣類の漂白剤としても使用可能です。詳しくは以下の記事で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
規定の洗剤量を守る
洗濯する際には規定の洗剤量を守ることが大切です。
見落とされがちですが、皮脂などの汚れの他に、実は衣類に残った洗剤も臭いの原因になってしまいます。「汚れがよく落落としたいから」という理由で、洗剤を規定の使用量より多く入れるのは避けましょう。
タオルを速乾素材に変える
衣類そのものを化学可能された速乾素材に変えるのも手段の1つです。
いつも使うタオルやバスマットを速乾素材に変えるだけで簡単に臭い対策になります。室内干しや夜干しでもすぐに乾くので、臭いの発生を断ち毎日清潔に使えます。
カーテンレールに干さない
カーテンレールに洗濯物をかけると、負荷がかかって徐々に曲がったり固定ネジが緩んだりしてしまいます。
またカーテンと洗濯物が接触すると、濡れた衣類の水分だけではなく、カーテンの汚れや雑菌が洗濯物に付着します。その結果、イヤな臭いやカビの原因になってしまうのです。
布団がある寝室に干さない
布団やベッドのある部屋で部屋干しすると、寝具が洗濯物の水分を吸ってしまいます。すると寝具がジメッとしてしまい、カビが発生する可能性もあります。
寝具と同様に、畳や本なども湿気を吸いやすい性質を持っています。部屋干しするときは、湿気を吸いやすいものがあまりない場所を選びましょう。
臭いだけじゃない!部屋干しは結露にも注意しよう
部屋干しに悩むのは臭いだけではありません。湿度が高くなっている室内では結露が発生しやすい環境です。放っておくと、湿気をエサとするカビ・ダニの住処になってしまうので注意しましょう。
部屋干しで結露が発生する理由
結露は室内と室外の温度差が大きくなると起こる現象です。
部屋干ししている室内は、室外と比べて当然湿度が高くなっています。洗濯物から蒸発した水分が移動しないままだと湿度が高くなり、結果的に結露が発生するためです。
結露を放置しておくと湿度が高い環境を好むカビやダニの温床となるため、結露を根本的に防ぐ必要があります。
部屋干しで発生する結露を防止する方法
こまめに換気する
部屋干しする時は意識的に換気することが大切です。換気扇を回すほか、扇風機やサーキュレーターを活用して風通しをよくすることで、蒸発した水分を効果的に移動させましょう。
グッズを活用する
グッズを活用して干す前から対策することも可能です。
特に結露が発生しやすい窓には、水分をしっかり吸い取る結露シートを貼りましょう。防カビ機能を備えたものや、インテリアのアクセントになるようなおしゃれな模様の商品が多く販売されています。
また窓周りのカーテンやクロスには防カビスプレーを吹きつけておくのも効果的。
【花粉症の方向け】部屋干しで花粉から服を守る方法
部屋干しは早く乾かすコツなどの注意点はありますが、外のホコリやゴミ・花粉が洗濯物に付かないというメリットもあります。花粉症対策でもっとも大切なのは、花粉を室内に持ち込まないということです。
その点から考えると、部屋干しはとてもいい花粉症対策だといえます。ここでは、花粉症の方向けの部屋干しポイントを解説します。
部屋干しはいつまで?花粉が飛散する期間
花粉の飛散時期は、年ごとに多少のズレはあるものの、以下は特に注意です。
- スギ花粉は2月上旬~6月上旬、飛散量が多いのは2~4月
- ヒノキ花粉は3月上旬~5月中旬、飛散量が多いのは3~4月頃
自分がどの花粉に反応するのか、その年の飛散予報などに合わせて、部屋干しの時期を決めましょう。
スギ・ヒノキ両方の花粉に対処するなら、1月頃からはじめて6月下旬まで部屋干しがおすすめです。少なくとも飛散量の多い時期が終わる4月下旬までは、洗濯物は部屋干しにしたほうがいいでしょう。
柔軟剤で服の静電気対策をする
外から室内に持ち込まれる花粉を0にすることはできません。外出中に花粉が服に付き、そのまま室内に入り込んでしまうからです。また室内に入り込んだ花粉が、服に付いてしまうこともあります。
花粉が服に付く原因の一つが、服の静電気です。柔軟剤には、静電気を防ぐという効果があります。花粉対策として、柔軟剤は忘れずに使いましょう。
どうしても外干ししたい場合は早朝に干す!
花粉が飛散する量は、時間帯によって異なります。都市部を例にすると、もっとも飛散量が多くなるのは11~14時頃と17~19時頃です。花粉は濡れた衣類により付着しやすいため、外干しはこの時間帯を避けなければいけません。
洗濯物を早朝に干すと、飛散量の多くなる時間帯までにある程度乾きます。乾ききっていなくても11時前までには取り込んで、部屋干しに切り替えましょう。取り込むときには、洗濯物に付いた花粉を振り払ってから入れると、室内に持ち込まれる花粉を減らせます。
干す量に合わせた物干し選び
部屋干しには欠かせないアイテムの物干し。室内用の物干しで気をつけるべきポイントは、「サイズはお部屋のスペースに適切か」「干す洗濯物の量に合っているか」の2つです。
とりあえず買って後から後悔しないように、ここで自分のライフスタイルに合った物干しのタイプを確認しましょう。
【一人暮らし・狭いお部屋など干す量が少ない人】折りたたみ式の物干し
干す量が少なくスペースが限られている人には、場所を取らない折りたたみ式の物干しがおすすめです。洗濯物を干す時だけ出し入れすることができるので、省スペースでもお部屋が狭くなる心配はありません。
【ファミリー・広いお部屋など干す量が多い人】大きなスタンド型の物干し
毎日家族の大量の洗濯物を干す方やお部屋のスペースにゆとりがある方には、大きなスタンド型の物干しがおすすめです。
高さと幅を生かして衣類、小物、タオルなど色々干せる万能タイプです。お昼の時間帯にお家にいる方は、日当たりの良いお部屋の場所に設置することで、イヤな臭いの防止効果を高めることもできます。
【干す量が多いけどスペースに限りがある人】パラソル型物干し
「洗濯物をたくさん干したいけどスペースがない」という方におすすめなのが、パラソル型の物干しです。
ハンガーがたくさん付いている上に高さがあるので、衣服をはじめ小物もしっかり干すことができます。使わない時は折り畳み、スリムな状態で収納できるので生活に圧迫感を与えることもありません。
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自分でカビ対策をしてみたけれど解決しない場合は、クリーニング業者に掃除を依頼しましょう。「ミツモア」なら無料で簡単にクリーニング業者の見積もりを依頼することができます。