エアコンの臭いの原因は?
「エアコンが臭い」と感じる原因は、エアコン本体の内部の汚れです。そのためエアコンの掃除をするのが基本的な対策になります。
掃除以外でエアコンの臭いを消す方法は?
汚れが軽度の場合、窓を全開にして冷房16度で1時間運転すると一時的に臭いを消すことができます。
「エアコンが臭い」と感じる原因は、エアコン本体の内部の汚れです。そのためエアコンの掃除をするのが基本的な対策になります。
汚れが軽度の場合、窓を全開にして冷房16度で1時間運転すると一時的に臭いを消すことができます。
「とりあえずエアコンの臭いを消したい」という時にできる簡単な対策をご紹介いたします。
これからご紹介する2つの対策方法は、あくまでも応急処置ですので、エアコンの汚れが軽度な場合やとりあえず臭いを取りたい場合にお使いください。
ネット上で話題になっている臭いを除去する方法は「窓を全開にして冷房16度で1時間運転する」というもの。
エアコンを16度(最低温度)で運転させることによってエアコン内部に結露が生じ、結露水がエアコン内部に溜まったカビや雑菌を洗い流してくれます。結露水はドレンホースから排出されるのでご安心ください。
その際窓を全開にすることによって、エアコンの風にのって出てきたカビの胞子や雑菌を外に排出することができます。
この方法で実際に臭いが消えたという方は多いようです。ただし1週間後には再度臭いが発生するので、根本的な解決にはなりません。
「窓を全開にして暖房30度で1時間運転する」という方法も効果があります。
エアコンを最大温度で運転させることによって、エアコン内部を高温かつ乾燥状態にしてカビを死滅させます。その死骸を窓から外に追い出すことで、臭いが解消されるという仕組みです。
こちらもある程度は効果があるようですが、全てのカビの死骸を排出することは難しく、臭いが全くなくなるわけではありません。
エアコンの臭いの原因はどこからくるのでしょう。ひと言で「エアコンがくさい」といっても、すっぱい臭い、カビの臭い、タバコの臭いとご家庭によって臭いの種類も違うはず。
エアコンの臭いの原因が分かれば適切な対策法がみつかります。まずは、エアコンの風が臭い元凶を考えてみましょう。
エアコンは本体(室内機)と屋外に設置してある室外機が合わさって初めてエアコンとして機能しています。「室外機で取り込んだ外気を室内機(本体)が送風している」と誤認されがちですが、エアコンは外気を取り込みません。
エアコンは部屋の中の空気を吸い込み、本体(室内機)や室外機に搭載されている熱交換器を使って、室内の空気を冷やしたり温めたりしているのです。
そのため、家の外がなんらかの原因で異臭がしたり、エアコンの室外機が汚れていたりしても、室内機(本体)へ臭いが取り込まれることはありません。そのため基本的な対策方法はエアコン掃除です。
エアコンの風が臭いと感じる大きな原因のひとつが「カビ」です。
エアコンが部屋の中の空気を吸い込んでいることはご説明しましたが、その際、ホコリや汚れも一緒に吸い込んでしまいます。
吸い込まれたホコリや汚れと、冷房や除湿運転中エアコンの内部にできる結露の水分が結合することで「カビ」が発生し、臭いの原因となるのです。
「エアコンがカビ臭いな」、「すっぱい臭いがするな」と感じたら、本体(室内機)の内部のお掃除がおすすめです。
またエアコンを買ってから10年以上経っている場合は、寿命を迎えていて、買い替え時かもしれません。
エアコンは部屋の中の空気を吸い込んでいるので、生活臭が原因になっているケースもあります。
タバコのヤニ、焼き魚やにんにくなどの臭いの強い料理や油を使う料理を頻繁にしていたり、ペットを飼っていたりする際にも注意が必要です。
タバコのヤニや料理油はエアコンの室内機(本体)内部の熱交換器(フィン)やファンにべったりと付着し、そこにほこりや汚れが溜まりやすくなるのでカビや臭いの発生源となります。
ドレンホース先端が排水溝に浸かってないか確認してみましょう。排水溝の臭いがドレンホースから室内に侵入してしまうことがあります。
梅雨の時期やゲリラ豪雨で雨が降り続いた後は水量が多くなっている場合があります。屋外にあるドレンホース周辺をチェックしてみましょう。
それでは、エアコンのすっぱい臭いや嫌な臭いを根本から取り除くにはどうすれば良いのでしょうか。
猛暑時やこれから来客が来るという時には、「今すぐこの臭いをなんとかしたい!」と考えますよね。ここでは、エアコンの掃除方法をご紹介します。
エアコンの嫌な臭いを取り除くためには、内部の徹底した掃除が一番です。
昨今は、「お掃除モード」が付いているエアコンも販売されているので「我が家のエアコンはお掃除要らず」と安心されてはいませんか。
しかし、この「お掃除モード」は、フィルターの掃除機能であり、熱交換器(フィン)やファンは掃除してくれない機種もあるようなので、ご注意ください。
フィルターを綺麗にしていても、熱交換器(フィン)やファンが汚れていては臭い対策にはなりません。
フィルターの掃除機能が付いていなくてもエアコンの室内機(本体)カバーを開ければ、フィルターは自分で簡単に掃除できます。カバーやルーバーも取り外せるので、フィルターと一緒に掃除してしまいましょう。
ただし内部の熱交換器(フィン)・ファン・ドレンパンは、素人による取り外しができません。エアコンの構造を理解せず、臭い対策のために無理な掃除をしてしまうと故障の原因にもつながります。徹底的にエアコンの臭い対策をするなら、プロへのクリーニング依頼が安心でしょう。
エアコンの風が臭い時、皆さんはどのような対策をとられていますか。「嫌な臭いの消臭」というと、ファブリーズのような消臭スプレーの使用を思い浮かべる方も多いかもしれません。
最近は、除菌タイプの消臭スプレーも多く販売されているので「エアコンの臭いにも効果があるのでは」と送風口に吹きかけてはいませんか。
また、ホームセンターなどではエアコンの掃除用スプレーが販売されていますが、臭い対策にはどちらもNGなので、ご注意ください!ここでは、消臭スプレーや掃除用スプレーの利用がNGな理由についてご説明していきます。
そもそもファブリーズのような消臭スプレーは、繊維や空間の消臭をおこなうものであり、エアコンの臭い対策用にはできていません。
消臭スプレーの成分がエアコンの室内機(本体)内部の熱交換器(フィン)やファンにべったりと付着し、臭いの原因となってしまいます。エアコン用でない消臭スプレーは使用を控えましょう。
次にフィンクリーナーやファンクリーナー等のエアコン掃除用スプレーの利用についてです。エアコンの掃除用スプレーは、説明書に添って正しく使用すれば、エアコンの臭い対策にもそれなりの効果を発揮します。
しかし、このスプレーには4つのデメリットがあるのです。
・手間がかかる
・全ての汚れを落とし切れるわけではない ・サビや故障の原因となることがある ・間違った使用法で火災の原因となる恐れがある |
エアコン掃除用スプレーは簡単そうに見えますが、実は非常に手間がかかります。内部に薬品が行き渡らないように、養生テープで保護する必要があるからです。また、エアコン内部の汚れは落とすことができません。
熱交換器(フィン)やフィルターを掃除した際に、洗浄液がその奥にあるファンに付着する恐れがあります。付着した洗浄液をそのままにしてしまうと、かえって悪臭が広がる上に、サビや故障の原因となるでしょう。残った泡が電気部品を溶かして火災につながる危険性もあります。
以上のリスクを把握した上でエアコン掃除用スプレーを使用する際は、説明書に記された使用法にしたがい、十分に気をつけて使用しましょう。
エアコンの臭いの原因が、本体(室内機)のほこりや汚れによるカビや生活臭が原因になっていることをお分かりいただけたでしょうか。
エアコンの臭い対策には、本体(室内機)の掃除が欠かせませんが、原因となるほこりや汚れを溜めないために、ご家庭でできる予防法をご紹介いたします。
エアコンの冷房・除湿を使用した後には、エアコン内部に結露がたまり、カビの原因となります。
そこで1時間以上の送風または暖房運転をすることで、結露を取り除くことが可能です。送風運転は、室内機のファンだけが動き扇風機と同じぐらいの電気代で済むため経済的です。
最近の機種では「内部クリーン」という機能で、自動的に結露を除去している場合もあります。
エアコンを使わない時期でも、内部にはホコリがたまり、カビが繁殖しやすいです。
そのため月に2度を目安として送風運転を行いましょう。エアコン内部が乾燥、カビ・雑菌の防止に繋がります。
エアコンの臭いの原因のひとつに生活臭があります。エアコンの本体(室内機)が嫌な臭いを取り込まないように、室内を適度に換気することも大切です。
生活臭をエアコンが吸い込まないように窓を開けたり、換気扇を使用したりすることも臭いの予防に効果があります。
エアコンの臭い予防には定期的な掃除が欠かせません。ほこりや汚れを溜め込めば臭いもひどくなります。
内部の熱交換器(フィン)・ファン・ドレンパンは、取り外しができないこともあり、無理に自分で掃除することはありませんが、簡単に取り外せるフィルターは月に1~2回程度を目安に、お手入れすると良いでしょう。
年に一度プロのクリーニング業者に依頼して、隅々まで汚れをとって貰うのもおすすめです。自分で掃除するのが難しい方は是非依頼してみましょう。
いかがでしたか。エアコンの臭いは、簡単な掃除や予防である程度防げることをお分かりいただけたでしょうか。
フィルターやカバーなどは自分で掃除することもできますが、徹底的に汚れを落とすならプロへの依頼が安心です。
エアコンの本体(室内機)のクリーニングは、使用頻度にもよりますが、1~2年に一度程度で充分なので、春先や秋口などエアコンをフル稼働させる前の時期におこないましょう。
エアコンの稼働率が高くなる時期は、クリーニング業者の繁忙期なので、料金が割高になったり予約が取りにくいことも考えられます。
エアコンの臭いに悩まれている方の中には、賃貸物件にお住まいの方もいらっしゃるかと思いますが、トラブルを回避するためにもプロへ依頼をする前に、管理会社や大家さんへ相談しましょう。
ご家庭の大切な資産であるエアコンですので、クリーニングは万が一のトラブルにも賠償責任保険で対応してくれる業者に依頼したいものですよね。
エアコンクリーニングのプロ探しは、無料で使えるミツモアをぜひお試しください。