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エアコンの内部クリーン機能とは|効果や所要時間・臭い対策も解説

最終更新日: 2021年05月17日

エアコンについている内部クリーン機能。どんな効果があるのか気になるものの、実際に使ったことが無い方も多いのではないでしょうか。

しかし内部クリーン機能を上手に使いこなせば、エアコン内部をきれいに保ち続けることが可能です。

「内部クリーンとはどんな機能?」「どうやって使えばいいの?」という方のために、内部クリーン機能の仕組みや効果、所要時間や臭い対策などを解説します。

エアコンの内部クリーン機能とは

エアコンの内部クリーン機能とは
エアコンの内部クリーン機能を活用しよう

エアコンの内部クリーンとは、冷房や除湿運転が終わった後に「送風」や「暖房運転」を行う機能のことです。

エアコンの冷房・除湿機能を利用すると、熱交換により室内機の内部に結露が発生します。この水分を放置しておくと、カビや臭いの原因となってしまいます。

内部クリーン機能は室内機内部の結露を乾燥させて、カビや臭いの発生を予防しているのです。

最近では送風や暖房運転で内部を乾燥させるだけでなく、各社が開発したイオン発生装置やプラズマ発生装置などによる除菌効果など、より内部を清潔に保つ機能がついたものもあります。

自動と手動の2種類の設定方法

内部クリーン機能は「自動」「手動」の2種類の設定方法があります。

自動設定

冷房や除湿運転の終了時に、内部クリーン機能が自動で作動する設定方法です。

運転開始後に毎回運転するものや、2週間に1回動作するものなど、本体の機種によって周期は異なります。詳しくは使用機種の取扱説明書を参考にしてくださいね。

機種によっては、自動設定を設定している間は、室内機の外側のランプやリモコンのアイコンが点灯するものもあります。

手動設定

リモコンを使って、自分の好きなタイミングで内部クリーン機能を使用する設定方法です。また自動設定と同様に、使用後は自動停止します。

設定方法や所要時間は本体の機種によって異なるため、詳しくは取扱説明書を確認しましょう。

エアコンの停止中に、リモコンの「内部クリーンボタン」を押下して動作させるものが多いです。

適切な使用頻度

エアコンの内部クリーンは、冷房・除湿を利用した後に毎回使用するのが望ましいです。

内部クリーン機能がついているエアコンのほとんどは、冷房や除湿運転の停止後に自動で作動するように設定されています。

内部クリーン機能では、一度発生したカビを除去することはできません。あくまでも、発生と成長を抑制するだけです。

カビが発生しないようにするためには、毎回の使用後に内部の水分を除去することが非常に重要。自動運転の設定がある場合は事前に設定しておき、意識せずに内部クリーン機能が使えるようにするとよいでしょう。

「内部クリーン」と「お掃除機能」の違い

内部クリーンとお掃除機能の違いを表にしてまとめました。

機能名 機能・目的
内部クリーン
  • 冷房や除湿運転終了時に、送風や暖房運転を行う
  • 室内機内部を乾燥させる
お掃除機能
  • お掃除ユニットが内部のホコリを自動で集める
  • 室内機内部を清掃する

内部クリーンとお掃除機能との違いは「内部の乾燥」と「内部の清掃」という機能の目的にあります。

エアコンのお掃除機能は「フィルターなどについたホコリを自動で洗浄する」という機能です。

なかでも1番多いのは、フィルター部分の掃除をしてくれるというもの。集塵装置がついたお掃除ユニットが、自動でフィルターのホコリを集めてくれます。高価な機種になると、熱交換器の洗浄機能つきのものもありますよ。

お掃除機能は内部のホコリを除去する機能なので、内部クリーンのように毎回の使用で発生する水滴を除去するわけではありません。エアコンによっては、2つの機能の両方がついているものも存在します。

関連記事:お掃除機能付きエアコンでも自分で掃除もしくはエアコンクリーニングが必要!|ミツモア

内部クリーンがもたらす2つの効果

内部クリーンがもたらす2つの効果
内部クリーンの2つの効果

エアコンの内部クリーンには、次の2つの効果があります。

  • 本体内部のカビの発生を予防する
  • 嫌な臭いを予防する

本体内部のカビの発生を予防する

内部クリーン機能を使えば、室内機に発生するカビを予防するのにつながります。

エアコンにカビが生えると、室内の空気中に飛散してアレルギーや喘息などの健康被害を及ぼすことも。

また本体内部の掃除は自身では困難なため、クリーニングの費用を抑えられるメリットもあります。

関連記事:エアコンのカビを掃除しないと病気になる!?掃除方法と防止策|ミツモア

嫌な臭いを予防する

エアコン内部の湿度が高い状態だと、カビだけでなく雑菌が繁殖して嫌な臭いが発生する原因にもなります。内部クリーンを使えば、これらの原因による嫌な臭いの発生も予防できるのです。

エアコンからカビくさい臭いや酸っぱい臭いが発生すると、せっかくの快適な空間も台無しですよね。

内部クリーンを使って、臭いのトラブルを未然に回避しましょう。

関連記事:エアコンの臭いの原因と除去方法|16℃運転で嫌な臭いを取れる?|ミツモア

内部クリーンの所要時間や電気代は?

内部クリーンの所要時間や電気代は?
内部クリーンには時間がかかる

エアコンの内部クリーンを使用するうえで気になるのが、所要時間や電気代です。

「内部クリーンがなかなか終わらない」「いつまでもランプが点灯したまま消えない」など、使用者からの不安の声を聞くこともしばしば。

いったい、所要時間や電気代はどのくらいなのでしょうか。

所要時間は90分前後

内部クリーンの所要時間は機種によって異なりますが、90分前後のメーカーが多いです。

この時間で送風運転と暖房運転を行なってエアコン内部を乾燥させます。

最初に80分ほど送風運転を行った後に10分程度の暖房運転を行うパターンや、送風と暖房運転を交互に行うパターンなど、機種によってさまざまです。

そこで、家電メーカーごとの内部クリーン所要時間を表にして比較してみました。

メーカー 所要時間
ダイキン 80分〜120分
三菱 10分
パナソニック 60~100分
富士通 90〜105分
日立 60分

いずれも多くの時間を必要としています。内部クリーンを使用する際は、少し長めに時間を見積もっておきましょう。

電気代は1回あたり1〜3円

エアコンの内部クリーンにかかる電気代は、1回あたり1~3円です。

たとえば、1日2回にわたって内部クリーン機能を使った場合は、1カ月で60~180円程度です。

1日に何度もつけたり消したりするのではなく、温度調整をしたほうがエアコン自体の電気代も抑えられます。エアコンを上手に使うことで内部のカビも防止できるのであれば、積極的に活用したいですね。

内部クリーンで発生する臭いや暑さの原因と対策

内部クリーンで発生する臭いや暑さの原因と対策
内部クリーンに関する悩みを解決

手軽にエアコン内部のカビ抑制ができる内部クリーン機能ですが、利用している人からは、いろいろな悩みも聞かれます。

その代表的なものが「内部クリーンの間流れてくる風が臭い」「部屋が暑くなる」というもの。どのように対策したらよいのでしょうか。

使用中に臭いが発生する原因

エアコンの内部クリーン中の風が臭う原因は、大きく分けて次の2つです。

  • 部屋の臭いが反映されている
  • エアコン内部にすでにカビが生えている

内部クリーンは部屋の空気を吸い込んで温かい空気を排出するため、部屋のホコリ臭やタバコ臭などを改めて感じている可能性があります。

さらにエアコンの湿気も含んだ空気になるので、湿気独特のジメジメとした臭いも加わって、より強く不快な臭いを感じることもあります。

またエアコン内部にすでに生えてしまったカビや、たまったホコリの臭いが原因の場合も考えられるでしょう。

内部クリーン機能は室内機のカビやホコリの発生を防止しますが、すでに付着したものを取り除いてはくれません。そのため、エアコン内部のカビをそのまま排出してしまい、臭いを発生させてしまうおそれがあります。

冷房運転中にあまり感じない臭いを内部クリーン中に感じた場合は、内部にカビが生えている可能性が高いので注意が必要です。

【対策】本体内部のカビを掃除する

内部クリーン中にカビの臭いに気がついたら、エアコン内を掃除してカビを取り除きましょう。

市販のエアコンクリーナーを使って自分で掃除する方法もありますが、とれるのは表面のカビだけ。本体の奥まで生えてしまったカビは取り除けません。

生えてしまったカビや溜まってしまったホコリを一気にきれいにするには、プロのエアコンクリーニングがおすすめです。

自分ではできないレベルまでエアコンを分解し、専用の洗浄剤と洗浄機を使って、徹底的にエアコン内部を洗浄してくれますよ。

シーズン初めにエアコンクリーニングを依頼してきれいにしてもらっておけば、その後はカビが発生しないように内部クリーン機能を使えば万全ですね。

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使用中に部屋が暑くなる原因

内部クリーンの使用中に部屋が暑くなるのは、弱い暖房運転をすることが原因です。

また送風運転の際に、外部からの風が室内に運ばれることもあります。エアコンの吹出口から暖房の風や外気が出てくるので、どうしても部屋の温度が2~3度高くなって暑くなるのです。

さらに環境によっては外部の空気が室内に流れ込んで、湿度が高くなることも。そうすると体感温度が高くなり、暑いと感じるのです。

【対策】設定の変更や使用する時間帯を工夫する

内部クリーン使用中の暑さ対策には、エアコンの設定変更や使用時間帯の工夫が効果的です。

たとえば、就寝モードやタイマー停止など、エアコンの電源が切れた後も人がいることを前提としている機能を使用した場合、内部クリーンが自動で働かないよう設定できる機種もあります。

エアコンの内部クリーンは仕組み上、どうしても部屋が暑くなってしまいます。一部のメーカーでは「お部屋に人がいないときに使用してください」という注意書きもあるほど。

通常の運転時は内部クリーンを切っておき、外出時に手動で動作させるのもおすすめです。

内部クリーンに関するFAQ

内部クリーンに関するFAQ
内部クリーンに関する疑問を解決

エアコンの内部クリーン機能を使ううえで、気になる疑問点に回答します。

内部クリーンのランプが点滅している

室内機本体の内部クリーンのランプ点滅は「ストリーマユニット」や「ダストボックス」のお手入れ時期のサインです。

また機種によっては、フィルターやフロントパネルが正しく取り付けられていないことを現している場合もあります。

本体異常の可能性が高いので、ランプが点滅している際は使用機種の取扱説明書を早急に確認するのがおすすめです。

内部クリーン機能がついていない

内部クリーン機能がそもそもついていない場合は、送風モードの活用が効果的です。

送風モードは風だけを送る機能で、エアコン内部を乾燥させる効果があります。設定された温度で風を送るので、室内が暑くなることもありません。

電源を切る30分から1時間前に送風モードに切り替えれば、内部クリーンとほぼ同様の乾燥効果が得られます。

関連記事:エアコンの送風機能で電気代が節約可能!カビ防止にも効果的|ミツモア

【まとめ】エアコンのカビ対策には内部クリーン&クリーニング!

内部クリーン機能とエアコンクリーニングで、カビ予防は万全!
内部クリーン機能とエアコンクリーニングで、カビ対策は万全!

安心して快適にエアコンを使うためには、エアコン内部のカビや臭いを予防する内部クリーン機能が効果的です。

しかし部屋が暑くなったり、使用中の臭いを感じたりする難点もあります。また一度生えてしまったカビも除去できません。

エアコンの内部クリーンの効果を高めるためには、プロによるクリーニングでエアコンを徹底的にきれいにしておくのがおすすめ。見えない部分のカビまで取り除いてしまえるので安心です。

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