自分でエアコンを掃除するのは慣れてないと大変に感じますが、日頃のお手入れは家にあるものだけで約25分~45分で完了します。
この記事では、はじめてでもできるエアコン掃除の方法を写真つきで解説します。
自分では掃除しにくい細かい汚れの掃除方法も紹介するので参考にしてみてください。
自分で掃除できるのは「室内機の4部品」と「室外機」
エアコンの基本的な掃除は自分で行うことが可能です。
自分で普段行うエアコン掃除の基本は「フィルターや本体カバーなどを月1~2回の頻度で掃除する」ことで、1回で約45分あれば終わります。特別な道具も要りません。
忙しく時間が取れない場合、普段はフィルターのみを掃除し、他の部分は頻度を下げて行うのがおすすめです。フィルターの掃除だけであれば最短25分程度で行えます。
その他、年1〜2回の頻度で室外機やドレンホースも掃除するのがおすすめです。
自分で安全に掃除できる範囲とできない範囲
エアコンには「自分で掃除できる範囲」と「自分で掃除できない範囲」があります。
自分で安全に掃除できる室内機の箇所は「フィルター」「吹出口」「本体カバー」「熱交換器の表面」の4つです。熱交換器は、フィルターを取り外すと見える部品です。
フィルターよりも奥にある内部部品(熱交換器、送風ファン、ドレンパン)は、自分で掃除せずエアコン掃除業者に依頼しましょう。
【専門家のワンポイントアドバイス】
内部をきれいにするには、分解して部品ごとに洗浄するか、高圧洗浄機で汚れを落とすしかありません。素人がやろうとすると、いずれも故障のリスクが高くなります。YouTubeなどでエアコンの分解方法も出回っているものの、素人がやると電装部分の養生ミスが起こったりして破損のリスクが高くなるため、おすすめできません。
また室外機は、室外機本体の拭き掃除とドレンホースの洗浄を自分で行えます。
エアコンの掃除はどのくらいの頻度でいつ行えばいい?
エアコンの掃除は、フィルターや本体カバー、吹き出し口など手入れが比較的簡単な箇所を2週間に1回(月に1~2回)、夏冬前の年2回程度のタイミングで室外機とドレンホースを掃除するのがおすすめです。
特にリビングなど稼働時間の長い部屋にあるエアコンは定期的に掃除するようにしましょう。
また、2年に1回程度の頻度でプロによる内部クリーニングの依頼をおすすめします。
プロの業者が行うエアコン掃除では、素人では掃除ができない熱交換器や送風ファンの高圧洗浄や分解洗浄を行ってくれます。
また、フィルターもプロの手によって掃除してくれるため、いつも以上に綺麗な状態を保つことにも繋がります。
フィルター掃除だけでも、エアコンの運転効率を改善する効果はある程度得られます。
フィルターがきれいだと空気の流れがスムーズになり、一度冷やした空気を部屋に送り出した後、同じ冷えた空気を再び吸い込むことができ、これによりエアコンは再び空気を冷やすために必要なエネルギーを節約できるためです。また、フィルターを掃除することで内部は多少汚れにくくもなります。忙しい方は2週間に1回程度フィルター掃除をしておき、それ以外の箇所は使用頻度が多くなる夏前、冬前に業者に依頼するのがおすすめです。
エアコン掃除をしないとこんなリスクが!
エアコンを定期的に掃除しないと、以下のようなリスクがあります。
- 故障
- 異臭
- 消費電力の上昇
- 効きが悪くなる
- カビの発生
- 水漏れ など
以上のように、エアコンの定期的な掃除を怠ると、異臭や効きの悪さからくる生活への影響やカビによる健康被害、消費電力上昇による電気代の増加など、多くのリスクが生じます。
フィルターの掃除のみであれば手間は少ないため、最低限の手入れとして定期的に行うようにすると良いでしょう。
掃除を怠ると、カビが発生するケースがあります。実際に咳やくしゃみが出るようになってから掃除をお願いされる方は多いので、体に異変が出る前に掃除を行うようにしましょう。特に子供や高齢者、ペットのいる家庭や、喘息持ちの方がいる場合は定期的な掃除が必要です。
お掃除機能付きエアコンは掃除がいらない?
結論、お掃除機能付きエアコンでも掃除は必要です。
近年では、お掃除機能付きのエアコンが数多く販売されています。しかし、自動でお掃除してくれるからといって、一切メンテナンスが不要というわけではありません。
お掃除機能というのは、基本的にフィルターのホコリを自動で取り除いてくれる機能であって、エアコン内部をすべてをきれいにしてくれるものではないからです。
お掃除機能付きエアコンであっても、年に1~2回は以下のお手入れをしましょう。
- ダストボックスに溜まったホコリの排出
- フィルターについたホコリ以外の汚れの掃除
- フィルター以外の場所のホコリ、汚れの掃除
エアコンのモデルによって、お掃除機能の細かい仕様やダストボックスの掃除方法が異なるため、取扱説明書やホームページで公開されているメーカーの説明を確認することをおすすめします。
なお「お掃除機能」と似ている「内部クリーン機能」は、汚れを取り除いてくれる機能ではありません。エアコン内部を乾燥させてカビや雑菌の繁殖をおさえてくれる機能のため、やはり定期的な掃除が必要です。
【約45分】エアコン掃除を自分で行う手順
エアコン掃除を自分で行う際は、下の画像のように、まず本体カバーとフィルターの掃除、次に熱交換器表面、吹き出し口の掃除という手順で進めます。
また掃除箇所ごとにかかる時間は以下の通りです。
本体カバーとフィルターの掃除で約25分、熱交換器の表面と吹き出し口の掃除はそれぞれ10分程度で完了します。
用意する掃除道具
エアコン掃除に必要な道具は以下の通りです。
- 掃除機
- ハンディモップ
- 脚立や椅子
- ゴミ袋
- タオル
- 使い古しの歯ブラシ
- 台所用の中性洗剤
- ホコリ拭き取り棒
【1】フィルターを掃除する:約25分
フィルター掃除の手順はおおまかに以下の通りです。
1.エアコンの電源プラグを抜き、本体カバーを拭く(5分)
電源プラグを抜いてから、本体カバーをハンディモップやタオルを使用して拭き掃除します。この手順で行うと、部屋にホコリが舞い散るのを防げます。
拭き掃除が終わったら本体カバーを持ち上げて固定します。
※自分でエアコン掃除をする際には完全にカバーを外す必要はありません。カバーの取り外しは少しコツがいるため難しく故障にも繋がりやすいため、固定される状態まで持ち上げるだけにしておきましょう。
キャスターつきやぐらつきのあるものは避け、最低限足を肩幅に開ける大きさのものを選びましょう。また、靴下やスリッパは滑る可能性があるため脱ぐのがおすすめです。
いきなりエアコンの電源プラグを抜かず、以下のステップで行いましょう。
1.エアコンのスイッチをオフにする。
2.周りに燃えやすいモノが無いか確認する。
3.ゆっくりプラグをぬく。
2.フィルターに掃除機をかけゆっくりと取り外す(5分)
掃除機をかけ終わったらフィルターを取り外します。
フィルターを取り外す際は、優しく上に持ち上げてからそっと引っ張りましょう。フィルター下部にあるツマミを少し上へ押し上げた後、下方向に引き出して取り外します。
掃除機の先端はブラシつきのノズルがおすすめです。
3.フィルターの表側から掃除機をかける(5分)
フィルターの下にゴミ袋を敷いたのち、ホコリが付着した表側から掃除機をかけます。裏面から掃除機をかけてしまうと、ホコリがフィルターの目に詰まってしまうので、必ず表側から掃除機をかけるように注意しましょう。
フィルターの裏表は、フィルターがエアコンに設置されている時の向きでわかります。
取り外す際の外側(自分側)にあるのが表で、逆のエアコン内部側に向いているのが裏です。
4.フィルターのウラ面からシャワーを当ててホコリを落とす(5分)
フィルターを浴室や洗面所へ持っていき、シャワーで水洗いします。ホコリが付着した面の反対側(ウラ面)から当てて、表面のホコリを押し出しましょう。
5.細かいホコリを歯ブラシで取り除く(5分)
最後に細かいホコリを落とします。フィルターの目を破いてしまわないように、使い古しの歯ブラシや柔らかいスポンジで優しくこすりましょう。
油汚れがある場合は、台所用の中性洗剤を水で薄めてからフィルターの汚れを落としてください。
まずは、フィルターを透かして目視確認をしましょう。また手でフィルターを触ってみてほこりが手につかなければホコリが少ないことも確認できます。フィルターを光にかざす際には光を直接目で見ないよう十分に注意してください。
6.タオルで水気を取り、数時間〜半日ほど乾燥させる
フィルターをタオルで軽く叩くように優しく拭いてから、フィルターを陰干ししましょう。
フィルターに水分が残っているとエアコン内部の湿度が上がり、カビが発生しやすくなります。しっかりと水分を拭きとり、数時間~半日ほどしっかり乾燥させましょう。
【フィルターを掃除するときの注意点】
フィルターを傷つけないために、掃除するときは以下の注意点を守りましょう。
- むやみにアルカリ性洗剤や塩素系漂白剤、アルコールを使わない
- 40度以上の熱湯を使わない
- タワシや硬いブラシ、みがき粉でこすらない
- ドライヤーの熱風、直射日光、ストーブの熱を当てない
フィルターを洗う際、刺激の強い洗剤を使うとプラスチックを傷めるので避けましょう。油汚れが気になる場合は、できるだけ食器用中性洗剤を水で薄めたものを使用してください。
油煙などでフィルターの汚れが強く中性洗剤でも着色や臭いが落ちない場合は、アルカリ性の洗剤や塩素系漂白剤(カビ取り剤)を使っても大丈夫です。塩素系漂白剤は、換気や手袋の使用、洗い流しなど、説明書の注意を守って使用してください。
またタワシや硬いブラシ、研磨剤の入ったみがき粉などで擦るのも、傷ついてしまうおそれがあります。
また乾かす際に熱風や直射日光を当てると、プラスチック部分の変形や劣化につながります。フィルターがエアコンにうまくはまらなくなってしまうので、風通しの良い場所で陰干ししましょう。
【2】熱交換器の表面を掃除する:約10分
所要時間 | 10分 |
---|---|
費用 | 0円~500円 |
必要なもの | 掃除機・ハンディモップ |
熱交換器はフィルターの奥にある部品で、アルミ製の薄い板が並んでいる箇所です。以下の手順でホコリを取り除きましょう。
- ハンディモップで熱交換器の表面を軽くなでてホコリを取り除く
- 掃除機を軽く当てて残ったホコリを吸い取る
モップや掃除機をあまり強く押しつけると、内部にホコリが追いやられてしまうので注意してください。
【3】吹き出し口付近(ルーバー)を掃除する:約10分
所要時間 | 10分 |
---|---|
費用 | 0円~100円 |
必要なもの | 掃除機・ホコリ拭き取り棒や先の細いモップ |
※「ホコリ拭きとり棒」は吹き出し口の掃除に使う道具です。雑巾などでは届きにくい奥の部分も掃除できる便利な道具なので、ぜひ作ってみてください。100円ショップなどで売っているマイクロファイバーのスティックなどでも代用可能です。
【ホコリ拭きとり棒の作り方】
- 割りばしに布やティッシュを巻く
- 巻いた布やティッシュを輪ゴムで固定する
吹き出し口付近を掃除する手順は以下の通りです。
1.吹き出し口を優しく開ける
電源プラグを切っている状態だと、エアコンの吹き出し口は閉まってしまいますが、手動で簡単に開けられます。
両手を使って吹き出し口についた板(上下方向の風向きルーバー)をつかみ、開きましょう。
2.ホコリ拭きとり棒や先の細いモップなどで吹き出し口のホコリを取る
用意したホコリ拭きとり棒を使って、左右方向の風向きルーバー(垂直についた板)の間を掃除しましょう。「送風ファン」という部品が奥にあるので、突っ込みすぎないように手前だけ拭くようにしましょう。
3.乾いたタオルでルーバーを拭く
ルーバーのホコリを乾いたタオルで拭き取りましょう。
【ルーバーを掃除するときの注意点】
吹き出し口の奥の方まで掃除しようとして、ルーバーを取り外すのはやめましょう。無理に力を入れると接続部が破損し、取り付けられなくなる恐れがあります。
エアコン内部まで掃除したい場合はプロのエアコンクリーニング業者に依頼しましょう。
手の届く範囲であれば、ワイパーなどで拭き取ってみましょう。ただ、手前に黒カビが見えた場合、奥のファンにもカビが繁殖している可能性があります。ファンは自分で触らず、一度プロに見てもらうのが良いでしょう。
エアコン吹き出し口の黒カビに関する記事で、掃除方法や予防の仕方も説明しているので、ぜひご覧ください。
エアコン掃除で失敗せず安全に行うためには
エアコン本体の掃除では以下の3点に気を付けましょう。
1. エアコン洗浄スプレーを安易に使わない
エアコン内部を洗浄するためのスプレー(エアコンクリーナー)も市販されていますが、内部をきれいにしたい場合は基本的にプロに依頼するのがおすすめです。
洗浄スプレーを使った場合の安全性が担保できないので、基本的にエアコンメーカーはスプレーの使用を推奨していません。またプロのエアコンクリーニング作業と比べると、カビや汚れを取り除く力は低いでしょう。
もし洗浄スプレーを使って掃除したい場合は、以下のリスクを理解しておきましょう。
- 内部に洗浄液が残り、かえってカビや汚れが拡大する
- 部品の破損、故障につながる
- 内部に溜まったホコリの目詰まりや水漏れが起きる
- 火災につながる
とくに、故障や火災は非常に大きなリスクです。スプレーを使用する場合は、必ず商品の説明書に記載された使用方法に従ってください。
エアコン掃除のクリーニングスプレーは、一般的に流通している製品であり「絶対使用してはいけない」とまでは言えないものの、扱いは難しいです。スプレーの成分を洗い流しきれているかどうか目視で確認できないため、内部を分解できない人が使用して、洗い流せずスプレーの成分が残ると、かえってカビや汚れが増えてしまうことがあります。
また「洗浄スプレーを使用しても臭いが取れない」という理由で業者に掃除を依頼される方もいますので、安全に洗浄スプレーを使用できる確証が無い方は、プロに内部クリーニングをしてもらうことをおすすめします。
2. エアコン本体に水気を残さない
エアコン本体には水をかけてはいけない部分があります。具体的には、電気の基盤や配線、コンセントといった箇所です。これらに水がかかると、エアコンが故障する原因となります。
また、水気が残ると、内部にカビが生えてしまい、せっかく掃除したにもかかわらず新たなカビに悩まされることになります。水気を残さないよう、完全に乾くまで乾拭きをしましょう。
3. 自分でエアコンの部品を分解しない
内部のフィンやファンは専門的な知識と万全な準備がなければ分解することはできません。
無理に分解したとしても、元に戻せなければエアコンを使えなくなってしまいます。また、内部には精密機器が多く組み込まれています。触れてはいけない部分に誤って触ってしまい、火事や怪我などの原因を作らないためにも、内部の分解は避けましょう。
エアコン掃除に関するよくある質問
1.エアコンのタイプ(6畳用や12畳用など)で掃除の推奨頻度が異なることはありますか?
サイズや機種による違いは特にありません。
2.エアコンの設置場所によって掃除頻度は異なりますか?
リビングのエアコンは使用頻度が高く、寝室などに比べて汚れやすいため、より高い頻度での掃除をおすすめします。
3.フィルターがベタベタなのですが、何が原因ですか?
フィルターがベタベタしている場合、油が原因だと考えられます。特にキッチンと同じ部屋にエアコンが設置されている場合、キッチンのレンジフードが吸い込めなかった油をエアコンが吸い込んでしまうことがあります。油汚れ用の洗剤を使用してぬるま湯につけ置きするのがおすすめです。
4.季節によって、掃除方法は変わりますか?
特に変わりません。掃除方法は季節に関わらず同じなので、当記事のステップに忠実に行ってみてください。
5.自分で掃除せず、プロに頼むべきサインはありますか?
まずは「吹き出し口にカビが見えたタイミング」です。吹き出し口からカビが生え始めることは無く、送風ファンあたりで発生したカビが吹き出し口まで広がってきているため、ほぼ確実に内部が汚れていると言えます。加えて、臭いが発生した場合も、自分では掃除できない内部の汚れが発生している可能性が高いため、自分で掃除せずプロにお願いすべきです。
6. エアコンのメーカーによって掃除方法に違いはある?
お掃除機能がついていないエアコンは、メーカーによる構造の差がほとんどないので、
一方、お掃除機能付きエアコンは各社で特色あるお掃除ユニットを開発しており、構造にも違いがあります。
以下の記事では、代表的なメーカーのエアコンについて、特徴と掃除のコツを解説しています。
室外機・ドレンホースの掃除方法
半年~1年に1回を目安に室外機やドレンホースを掃除することでエアコンの稼働効率が安定し、電気代の節約につながります。
なお、ドレンホースの掃除に関しても、トータル約45分ほどですべて終えられるはずです。
掃除手順は以下の通りです。
1.室内機の電源を切ってコンセントを抜く:約5分
掃除中に事故が起きないよう、まず室内機の電源を切ります。次にコンセントも抜き、室内機が動かないようにします。
2.室外機周辺の物やゴミを取り除いておく:約10分
掃除をしている際に、近くに落ち葉やゴミがあると事故の原因になります。先に必ず取り除き、十分なスペースを確保してから作業に取り掛かりましょう。
3.ブラシや雑巾を使って本体を水拭きする:約10分
室外機は以下の部分を掃除します。
- 外側のカバー:室外機の外側のカバーやグリルは、ほこりや汚れが付きやすい部分です。柔らかい布かスポンジを使い、水または中性洗剤が入ったぬるま湯で拭き取ります。
- フィン(熱交換器)の掃除:室外機のフィンはデリケートな部分なので、専用のフィンコームか柔らかいブラシを使用して、優しくほこりを除去します。フィンを強く押したり、曲げたりしないよう注意してください。
室外機は水拭きしても問題ありません。ブラシを使って擦るのも効果的ですが、前面の吹き出しグリルや背面の熱交換器(フィン)は、怪我や故障のもとになるので奥に入れすぎないようにしましょう。
4.ドレンホースを掃除する:約20分
ドレンホースはエアコン内部で発生した水を室外に吐き出す役割があり、一緒にホコリや汚れも洗い流すため、汚れが溜まりやすくなっています。
また先端の排出口から虫が侵入したり、蜘蛛の巣を張ったりすることもあるため、きれいに掃除しましょう。
簡単に掃除する
ブラシが届く範囲で、ドレンホースの先端から内部を擦りましょう。軽い汚れであれば、十分に汚れを落とすことができます。こまめに掃除する場合は、簡単な掃除で問題ありません。
詰まりがある場合にしっかり掃除する
ドレンホースの内部にゴミや汚れが詰まっている場合は、ドレンホースクリーナーや掃除機で汚れを取り除きます。
ポンプ式のドレンホースクリーナーを差し込んでレバーをゆっくり押したり引いたりし、汚れが出てくるまで繰り返します。
掃除機を使う場合は、ホースの先端に布を巻きつけてから掃除機で吸引し、吸い込む音が聞こえたらすばやく掃除機を離します。水が掃除機に入ると故障の原因になるので注意しましょう。
ワイヤー式のドレンホースクリーナーの場合は、汚れにあたるまでワイヤーを差し込み、内部をこすります。
エアコンのカビ・臭い発生を未然に防ごう
エアコンを掃除した後はきれいな状態を保ち、カビの発生を予防しましょう。本章でカビ予防のポイントを3つ紹介します。
コツ1.エアコン使用後に内部クリーン・送風機能で内部を乾燥させる
内部クリーンは、冷房運転時に発生した結露を乾かす機能です。冷房や除湿モードを使うとエアコン内部に結露水が発生します。そのため、使用後すぐに電源を切ると水が残ったままになり、カビが生えやすい環境になってしまいます。
エアコンを使い終わったら、1時間ほど内部クリーン機能や送風モードで内部を乾かしましょう。完全にカビを抑制できるわけではありませんが、ある程度は抑えることができます。
内部クリーン機能はエアコン内部を乾燥させる機能で、送風時間の目安は60~90分、電気代は1回あたり約0.6~2円です。月に60円程の費用なのでぜひ活用しましょう。メーカー各社も、エアコン使用後に内部クリーン機能の使用を推奨しています。
コツ2.定期的に窓を開けて換気する
エアコンを稼働開始後、1時間につき5~10分を目安に窓を開けて換気しましょう。部屋を換気することで室内のホコリを外へ逃がすことになり、フィルターにホコリが溜まりにくくなります。
また室内のこもった気になる臭いや汚れも、換気をすればエアコンに吸い込まれづらくなるため、におい予防にもつながります。
コツ3.定期的にフィルターを掃除する
こまめにフィルターを掃除しましょう。
ホコリが溜まるほどカビや雑菌が増えやすくなり、汚れやにおいがひどくなります。汚れを拡大させないためには、こまめな掃除が効果的です。
今回紹介した「エアコン掃除を自分で行う手順」を参考に、冷房や暖房のシーズン中は月1~2回程度フィルターの掃除をしてみましょう。
コツ4.設定温度を下げすぎない
普段から、必要以上に設定温度を下げすぎないようにしましょう。
温度を下げることにより、エアコン内部で結露の発生量が増えるため、カビが発生しやすくなります。
特に夏はできるだけ部屋を涼しくしたいと思うかもしれませんが、カビ抑制だけでなく電気代節約にも繋がるため、意識して下げすぎないようにするのがおすすめです。
エアコンクリーニング業者選びは相見積もりで比較を
エアコンのクリーニングは、自力で行おうとすると意外と難しいものです。頻繁に掃除をしないと汚くなってしまうので、一度プロに徹底的に汚れを落としてもらうことをおすすめします。
質問に答えるだけで最大5社から見積もりが届く
スマホやパソコンからかんたんな質問に答えると、自動で条件にぴったりのおすすめ事業者から最大5件の見積もりが届きます。
手作業で条件や日程が合う事業者を1件ずつ探す必要はありません。
料金・口コミ評判を比較して選べる
見積もりの料金を比べられるのはもちろん、過去にミツモアでお仕事を依頼した利用者からの口コミ評価も確認できます。
口コミからはサービスの質や人柄などがうかがえることが多く、金額以外の判断材料も得られるので安心です。
チャットで事前に仕事内容の相談ができるので安心
契約前にサイト内のチャットで事業者と直接メッセージのやり取りをすることも可能。事前に見積もり内容に関する質問や相談ができるので、不安を解消した上でお仕事を依頼できます。