エアコンを長きにわたり清潔に使うには、たとえ自動お掃除機能が付いている機種でも定期的なお手入れが必要です。日立から発売されているエアコン『白くまくん』の掃除方法を解説します。正しい掃除方法を知って、安全にエアコンをメンテナンスしましょう。
白くまくんのエアコンの特徴
白くまくんは『清潔エアコンは、日立』をうたう日立から発売されている、ルームエアコンです。白くまくんにはこのキャッチコピーに恥じない、魅力的な機能が搭載されています。最も新しいXシリーズを例に、白くまくんの特徴を確認しましょう。
- 空気清浄機能でお部屋の空気をきれいに
- 「凍結脱臭クリーナー」がにおいを捕まえ排出
- 「ファンお掃除ロボ」がファンを清潔に保つ
空気清浄機能でお部屋の空気をきれいに
白くまくんは『パワフルPremiumプラズマ空清』と呼ばれる、空気清浄機能を備えたエアコンです。
パワフルPremiumプラズマ空清とはプラズマイオンを発生させて、部屋に放出する機能です。プラズマイオンが浮遊するカビ・ウイルス・花粉に付着し、汚れが付着したプラズマイオンを熱交換器で捕まえることで、爽やかな空気を作り出します。
浮遊するカビを抑制するだけでなく、さまざまな場所に付着したカビの成長も抑制します。気密性の高さが仇となり湿気がこもりやすくなっている部屋でも、カビの発生を気にすることなく生活できるでしょう。
「凍結脱臭クリーナー」がにおいを捕まえ排出
部屋に漂うにおい成分を捕まえて溶かし排出する『凍結脱臭クリーナー』を搭載しているのも、白くまくんの特徴です。
凍結脱臭クリーナーとは熱交換器で発生した霜をフィルター代わりにして、ペット臭や生ごみ臭などを吸着し、霜とともに溶かして屋外に流す機能です。パワフルPremiumプラズマ空清との合わせ技により、プラズマイオンがにおい成分の霜への吸着力を高めてくれます。
エアコンが大活躍する夏は、何かとにおいが気になる季節でもあります。凍結脱臭クリーナーを活用すれば、においが気になる季節における生活の質が向上するでしょう。
「ファンお掃除ロボ」がファンを清潔に保つ
白くまくんにはエアコン内部を清潔に保つ機能も、搭載されています。それがファンにこびり付く汚れをブラッシングで落とす『ファンお掃除ロボ』です。
ファンお掃除ロボはユーザー個人ではお手入れが難しい、ファンの羽根に付着する汚れを落とす機能です。ファンを加熱することで、落としにくい油分を含んだほこりも除去しやすくします。
ファンの掃除は一般的なエアコンでは難しいメンテナンスです。本来であればプロによるクリーニングでなければ、実現困難といえます。ファンお掃除ロボが付いている白くまくんなら、掃除しにくいファンも清潔に保てるため、送り出される風もきれいなまま維持できるでしょう。
白くまくんのエアコンを掃除する手順
白くまくんの掃除手順を解説します。エアコンを掃除する際は、必ずエアコンの電源プラグを抜くか、部屋のブレーカーを落としてから作業しましょう。通電したまま作業すると、思わぬけがや故障の原因になります。
また作業中は内部の部品に触れてけがをする危険を防ぐため、必ず手袋を着用しましょう。なお各部品の取り付け方は機種によって異なるので、自宅のエアコンの取扱説明書を確認しながら作業することをおすすめします。
- エアコン本体をきれいにする
- フロントパネルを取り外して拭く
- エアフィルターを取りはずして掃除する
- ホコリキャッチャー(ダストボックス)を取り外してごみを取り除く
- フィルター掃除ユニット(ワイパーカバー、ワイパー)を掃除する
- 室外機まわりも忘れずに
エアコン本体をきれいにする
エアコンを掃除するときは、まずエアコンの本体からきれいにしていきましょう。
エアコン本体の掃除の基本は、柔らかい布での乾拭きです。汚れがひどい場合は、水かぬるま湯に浸した布をよく絞って水拭きします。なお化学雑巾を使う場合は、商品の説明書をよく読んでから使用しましょう。
エアコン本体をきれいにした後は、ルーバーや風向板などのフラップを掃除します。フラップの掃除方法も、柔らかい布での乾拭きが基本です。汚れがひどい場合には、柔らかい布に水やぬるま湯を含ませ、しっかり絞ってから水拭きします。
フラップを掃除するときは、準備としてフラップを掃除しやすい位置に動かす作業が必要です。例えばフラップが1枚の機種の場合は、電源プラグを抜いて5分ほど放置してから電源プラグを差し込み、上下風向板が開いたタイミングで再び電源プラグを抜き、掃除を始めます。
フラップが3分割で、リモコンを使ってフラップを開ける機種の場合は、リモコンの『風よけ』ボタンを押しながら『上下風向』ボタンを5秒程度長押しし、上下風向板を開きます。上下風向板が完全に停止したら電源プラグを抜き、掃除に取り掛かりましょう。
フロントパネルを取り外して拭く
エアコンの顔でもあるフロントパネルを掃除するには、フロントパネルを外す必要があります。
フロントパネルを外すには、まずフロントパネルを上方向に開きます。一定のところで止まりますが、力を加えてさらに上まで押し上げましょう。このときフロントパネルがほぼ水平になるまで押し上げるのが、ポイントです。
次にフロントパネルのアームを左側・右側の順に外します。アームを外側に押すように力を込めながら手前に引いて外しましょう。右側を外す場合は、左側を少し内側に戻しながら行うと作業しやすくなります。
取り外したフロントパネルは、柔らかい布で乾拭きします。汚れがひどいときは、水かぬるま湯に浸した布を固く絞って水拭きしましょう。なお水洗いはできません。
掃除が終わったらフロントパネルのアームを、左側・右側の順に取り付けます。ステップに沿わせるようにして差し込み、アームを軸穴に入れましょう。
最後にフロントパネルを閉じます。左右2カ所、中央2カ所の順で押し込みます。カチッと音がするまでしっかり押し込みましょう。
エアフィルターを取り外して掃除する
フィルター掃除をするには、まずフロントパネルを取り外します。パネルをほぼ水平になるまで押し上げ、左側・右側の順にアームを取り外しましょう。
次にエアフィルターを取り外します。例として挙げるXシリーズは、上面用と前面用として、2枚のフィルターが取り付けられている機種です。
前面用フィルターは上部に付いた3つのロックレバーを右にスライドさせ、フィルターの上部を持って、上に引き抜き外します。上面用フィルターは左右に付いたロックレバーを手前に倒し、フィルターの先端を持って浮かせるようにしながら、手前に引き出します。
取り外したフィルターは、掃除機やスポンジを使って優しくほこりを除去しましょう。汚れがひどい場合は中性洗剤で洗い、十分にすすいでから室内で陰干しします。
汚れを取り払ったら、取り外したときと逆の手順で、エアフィルターを元に戻します。裏表を間違えないように『ウラ』の刻印に注目しましょう。最後にフロントパネルを取り付けて、フィルター掃除は完了です。
ホコリキャッチャー(ダストボックス)を取り外してごみを取り除く
ホコリキャッチャーを掃除するには、まずフロントパネルを取り外し、続いてホコリキャッチャーやダストボックスを取り外します。ホコリキャッチャーやダストボックスの外し方は、機種によって異なるので注意しましょう。
例として挙げるXシリーズには、上面用と前面用2つのホコリキャッチャーが付いています。上面用ホコリキャッチャーは前方にあるつまみに指をかけて、上に引き上げて外します。前面用ホコリキャッチャーは上部のくぼみに指を入れて、手前に倒すように外しましょう。ほこりが落ちないように、優しく作業するのがポイントです。
取り外したホコリキャッチャーは、掃除機でほこりを除去し水洗いします。頑固な汚れがこびり付いている場合は、中性洗剤で洗い、しっかりすすいでから室内で陰干しします。ダストボックス内にたまったごみは、ごみ箱に捨てましょう。
ほこりを取り除いたら、取り外したときと逆の要領でホコリキャッチャーやダストボックスを取り付けます。カチッと音がするまで押し込みましょう。
最後にフロントパネルを取り付けて、ホコリキャッチャーの掃除は完了です。ホコリキャッチャーは、年に1回のペースで掃除することをおすすめします。
フィルター掃除ユニット(ワイパーカバー、ワイパー)を掃除する
ワイパーカバーやワイパーなどのフィルター掃除ユニットを掃除するには、まずリモコンの『あて/よけ』ボタンを押しながら『左右風向』ボタンを5秒程度長押しし、ユニットを移動させます。移動中はユニットに触らないようにしましょう。
クリーンランプが消灯したら、エアコンの電源プラグを抜きます。安全に作業できる環境が整ったら、フロントパネルを外して、ワイパーカバーを柔らかい布で乾拭きしましょう。
続いてワイパーを取り外す作業です。上面ワイパーはワイパーカバーの両側をつまみ、手前に引いて持ち上げ、中に入っているワイパーを引き抜きます。前面用ワイパーはワイパーカバーを下に向かって開き、中に入っているワイパーを手前に引き抜きます。
引き抜いたワイパーの掃除方法は、基本的に水洗いです。汚れがひどい場合は中性洗剤を使って洗浄しましょう。洗浄後は室内で陰干しし、しっかり乾かします。
ワイパーが完全に乾燥したら、外したときと逆の手順でワイパーを取り付けます。このときワイパーの長さと向きに注意しましょう。正しく取り付けないと、故障の原因になります。最後にフロントパネルを取り付けて、フィルター掃除ユニットの掃除は完了です。
室外機まわりも忘れずに
意外と忘れがちなのが室外機まわりの掃除です。室外機のまわりが汚れていると、風量が低下したり消費電力が増加したりするため、定期的に室外機まわりを掃除しておくと、電気代の節約が見込めます。
室外機まわりの掃除は、まず吸い込み口と吹き出し口のまわりにあるごみを取り除きます。室外機本体に付いているごみやほこりは、手で取れる範囲で除去しましょう。
ごみを取り除いたら、柔らかい布で乾拭きします。頑固な汚れが付いている場合は、水かぬるま湯で濡らした布を固く絞って水拭きしましょう。
室外機まわりを掃除するときは、室外機の背面に触れないように注意が必要です。熱交換器がむき出しになっているため、触れるとけがをする可能性があります。
またどんなに汚れが気になったとしても、本体に水やお湯をかけるのはご法度です。故障の原因となります。室外機を分解するのもNGです。
白くまくんのクリーニング事例
エアコンを新品同様の状態まできれいにしたい場合には、プロにエアコンクリーニングを依頼するのが賢い選択です。エアコンの奥深くにたまった汚れも落としてもらえるでしょう。「ミツモア」を通して依頼された、白くまくんのクリーニング事例を紹介します。
「ビフォーアフターの写メを撮っておけば良かったと思うほどに真っ白になった」
- 利用時期:2023年7月
- 評価:★★★★★ 5
この度は大変お世話になりました!昨年はエアコンを使用する度に鼻炎による鼻水が出てしまい、エアコンを開けてみると真っ黒カビだらけでした。
今年こそはプロの方にお願いしよう!ということで弘和設備さんにお願いしたところ、口コミ通りのプロ!
ビフォーアフターの写メを撮っておけば良かったと思うほどに真っ白になったエアコン。(途中、高圧で流す際に真っ黒な汚水が!)
また、当方のエアコン設置位置が壁ギリギリの為作業が大変だったにも関わらず、追加料金無しでほぼほぼ分解してくださり、隅々まで綺麗にして下さいました。しかも全体的に迅速且つ丁寧なお仕事にも関わらず、某有名店などに比べてリーズナブルな価格で、大変満足でした!
それに加えて、当方のエアコンは設置して10年以上経過しているお掃除機能付きエアコンという事で、今後に関してのアドバイスも的確にしてくださり、他にも色々知識を授けて下さり大変勉強になりました。
今回は1台だけお願いしましたが、次回からは複数台お願いしようと思います!蒸し暑い中作業頂きありがとうございました!またよろしくお願い致します。
料金に対する納得感 | 5 |
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電話・チャット対応 | 5 |
清掃員の清潔さ | 5 |
清掃時のコミュニケーション | 5 |
清掃の仕上がり | 5 |
「定期的に掃除しよう。と思ったので、次回もぜひお願いしたいです」
- 利用時期:2023年9月
- 評価:★★★★★ 5
エアコンのファン部分が汚くなっていたので、初めてのエアコンクリーニングを依頼しました。
当日は時間ピッタリに来て下さり、エアコンのパーツ1つ1つの洗浄から、素人では絶対洗えないような内部の隅々まで丁寧に洗浄して頂き、エアコンの中が見違えるほど綺麗になりました!
終了時間も聞いていたよりだいぶ早く終わって、子供が泣き出したら心配までして頂き、とても嬉しかったです。
洗浄後の汚れた水が全てカビだと教えて頂き、定期的に掃除しよう。と思ったので、次回もぜひお願いしたいです。
料金に対する納得感 | 5 |
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電話・チャット対応 | 5 |
清掃員の清潔さ | 5 |
清掃時のコミュニケーション | 5 |
清掃の仕上がり | 5 |
「お掃除して頂いた後エアコンがパワフルになり、においもスッキリしました」
- 利用時期:2024年1月
- 評価:★★★★★ 5
寒い中本当にありがとうございました。
11年間エアコンの掃除をしておらず、カビが発生して今年の冬エアコンが使えない状態でした。 ミツモアさんより依頼をして、一番先にメールを送ってくれ、お値段も一番お安く日程や時間(遅い時間帯)も対応して頂けた、ゴリラお掃除隊さんに依頼しました。
丁寧にエアコンを分解して、すごく丁寧に洗浄をしてくれました。寒い中外で部材も洗って頂き、抗菌コートを施工して頂きピカピカにして頂きました。
お掃除して頂いた後エアコンがパワフルになり、においもスッキリしました。
1つ1つ説明と確認をして頂き、お手入れ方法等も教えて頂きました。対応もすごく親切でアフターフォローについても、きちんと説明して頂きました。
信頼出来るプロの方(代表ご本人が来てくださいました。)です。
またお願いしたいです。ありがとうございました。
料金に対する納得感 | 5:一番良心的でした。 |
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電話・チャット対応 | 5:すごく丁寧に対応して頂きました。 |
清掃員の清潔さ | 5:すごく気を使われてる感が有りました。 |
清掃時のコミュニケーション | 5:すごく丁寧に対応して頂きました。 |
清掃の仕上がり | 5:本当に丁寧に施工して頂き とても満足です。 |
フィルター・吹出口以外の掃除はプロに依頼しよう
日立の白くまくんは、エアコン内部をきれいに保つことに注力しているエアコンです。頻繁にお手入れをしなくても、クリーンな状態をキープしやすいといえるでしょう。
しかしエアコンはほこりや油汚れが浮遊する空気を吸い込んで、仕事をする電化製品です。そのためどうしてもエアコン内部に汚れがたまってしまいます。快適な使用感を維持するには、定期的な掃除が不可欠といえるでしょう。
ただしユーザー個人ができる掃除では完璧ではありません。エアコンの深い部分の汚れは落とせないので、真の意味での『清潔エアコン』を実現するには、プロによるエアコンクリーニングが欠かせません。プロの力を借りて爽やかな空調を実現しましょう。