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エアコンドレンホースを自分で掃除する方法!クリーナーで詰まりを解消

最終更新日: 2025年04月23日

「エアコンから水が垂れてる」、「電源を入れたらエアコンの風がカビ臭い」といった不快なトラブルは、ゴミやホコリなどによる「ドレンホース」の詰まりが原因かもしれません。

エアコン内部の水を外に排出する役割を担っていますが、ホースが詰まると、水漏れや悪臭を引き起こします。放置すると、カビの発生やエアコンの故障につながるため、掃除機や専用のドレンホースクリーナーできれいにすることが必要です。

エアコンのドレンホースを未然に防ぐ予防策やおすすめのクリーナーを含め、自分でドレンホースを掃除する方法をチェックして水漏れや悪臭の原因になる詰まりを解消させましょう。

エアコンのドレンホースを自分で掃除する方法

エアコンの室外機と水を排出するドレンホース

エアコンドレンホースの掃除でおすすめの時期は、本格的に使い始める前の5月〜6月、または9月〜10月頃です。頻度は年1〜2回が目安ですが、使用状況や環境に応じて調整し、異常を感じたらすぐに対処しましょう。

エアコンのドレンホースを掃除するにあたって、安全かつ効果的な掃除をする手順は下記のとおりです。

1.エアコンの電源プラグをコンセントから抜く

エアコン掃除前に電源プラグを抜く様子

ドレンホースの掃除中にエアコンが誤作動したり、水や洗剤が電気部品にかかったりすると、ケガや感電、故障のリスクがあります。作業する前に必ず電源プラグを抜きましょう

2.ドレンホースの排出口付近のゴミをブラシなどでかき出す

ドレンホースを歯ブラシで掃除する様子

奥に詰まったゴミや汚れを吸い出す前に、ドレンホースの排出口付近に泥や枯れ葉、ゴミなどが詰まっていないか確認しましょう。詰まっている場合は、古い歯ブラシや割りばしで優しくかき出して取り除きます。

ゴミなどをかき出す際、ホースを強く引っ張ったり、無理にねじったりしないようにしましょう。あわせて、ホース自体にひび割れや穴などの破損がないか確認することも大切です。

ドレンホースからゴミが出てきた様子

出口のすぐ近くをこすっても細かい砂やゴミしか出てきませんでしたが、歯ブラシの柄をギリギリまで差し込んでかき出したところ、大きなゴミの塊が出てきました。

排出口付近にゴミが溜まっているだけであれば、この作業だけでドレンホースの流れが良くなり、水漏れが解消されることもあります。

また地面にドレンホースが寝かせてある場合、落ち葉や砂などのゴミが入り込んでいることが多いです。

3.ドレンホース内部のゴミを掃除機で吸い出す

掃除機でドレンホースを掃除する様子

ドレンホースの排出口付近を掃除しても詰まりが改善しない場合、掃除機を使ってホース内部に溜まった汚れを取り除きましょう具体的な作業手順は以下のとおりです。

  1. ドレンホースを傾けて水が出てこないか確認する
  2. ドレンホースの排出口に布かタオルを巻きつけ、ゴムで止める
  3. 掃除機のノズルを排水口に当ててスイッチを入れる
  4. 水を吸い取る音がしたらすぐに掃除機のノズルを離す

ドレンホースが詰まって水漏れしている場合、ホースの内部には汚れた水が溜まっていることが多いです。掃除機に水が入ってしまうと故障や感電の危険があるので、最初にドレンホースを傾けて、水が出てこないか確認しましょう。

巻きつける布が分厚いと、掃除機の吸引力がドレンホースの内部まで伝わらず、うまくゴミを吸い取れない可能性があります。なるべく薄いタオルや布、ガーゼを使用するのがおすすめです。

詰まりが取れると、流れずに溜まっていた水が動いて「ズゴゴッ」という音がするはずです。音がしたらすぐに掃除機のノズルを離しましょう。

ドレンホースが2本ある場合

ドレンホースは室内機用と室外機用と2本に分かれています。冷房使用時は室内機用のホースから、暖房使用時は室外機用のホースから水が排出されますが、どちらもゴミやホコリが詰まる可能性があるので、両方のホースを掃除しましょう。

ドレンホースの近くにある室外機の汚れが気になる場合は、あわせて掃除することをおすすめします。

4.エアコンを短時間運転して排水できるか確認する

掃除が終わったら、実際にドレンホースから水がスムーズに流れるかを確認しましょう。安全に確認できるのは、エアコンを短時間運転させることで具体的な手順は以下のとおりです。

  • 「冷房」または「送風」モードで10分~15分程度運転させる
  • ドレンホースの先端から、結露水が継続的に排出されるか確認する

しばらく運転しても全く水が出てこない、またはポタポタとしか出てこない場合は、まだ詰まりが残っている可能性があります。もう一度クリーナーで掃除するか、詰まりがひどいときは業者への依頼を検討しましょう。

参考:ドレンホース専用のクリーナーで掃除をする場合

ドレンホースクリーナーを使う様子

エアコンのドレンホースの詰まりを確実に解消したい場合は、専用クリーナー(サクションポンプ)の利用も検討しましょう。

手動でハンドルを引いたり押したりすることで、ホース内の詰まりを吸引または加圧して取り除く注射器のような形状をした道具です。使用する際、下記の手順で掃除を行います。

  1. レバーを押し込んだ状態でポンプのノズルをドレンホースの排出口に差し込む
  2. ポンプのノズルとドレンホースの口を手で押さえ、レバーを引く
  3. 詰まったゴミ・汚れが取れるまで繰り返す

もしポンプのノズルよりもドレンホースの口径が大きくてノズルが浮いてしまう場合、そのままレバーを引いてもうまく内部の詰まりを吸い取れません。布などを被せてドレンホースの口を強くおさえ、空気が漏れないようにしてからレバーを引きましょう。

ドレンホースとノズルの先を手で固定している様子

なお、ノズルを差し込んだままレバーを強く押すと、内部のゴミや汚れが外側から押し込まれます。エアコンの室内機に逆流してしまうおそれがあるため、レバーを押した状態でノズルを差し込み、引くときに勢いをつけましょう

ドレンホースを含めたエアコン掃除を依頼する

エアコンのドレンホースを掃除する前に必要な準備と道具

自分でドレンホースの掃除をする前に作業を進めるための事前準備をしましょう。具体的な手順は下記のとおりです。

1.作業スペースの確保と足場の安定を確認する

エアコンの室外機周辺にあるものを移動させて作業環境を整えます。必要に応じて、床に新聞紙やタオルを敷いて作業スペースを確保し、足元が不安定でないか確認しましょう。

2.汚れても良い服装や保護具を着用する

ドレンホースを掃除すると、内部の汚れや水が飛び散ることがあります。汚れても構わない服装で作業し、汚れや洗剤から手を守るためにゴム手袋は必ず着用しましょう。

ホコリやカビ、臭いが気になる場合はマスク、汚れの飛散が心配な場合は保護メガネもあると安心です。

3.ドレンホースの掃除に必要な道具を用意する

ドレンホースを掃除する前に、ゴム手袋とマスク、保護メガネとあわせて下記の道具を用意しましょう。

  • 雑巾(数枚)
  • 使い古しの歯ブラシ
  • 割りばし
  • バケツ
  • 家庭用掃除機

汚れた水をふき取ったり、ホースの先端についた泥やゴミなどをかき出すのに役立つ道具です。

特に掃除機は、吸引力を利用してドレンホース内部のゴミや汚れを吸い出すのに役立つアイテムですが、掃除機の中に水が入ると故障の原因になります。布でドレンホース先端をくるんでゴムで止め、直接水を吸い込まないように注意が必要です。

ドレンホースの掃除に便利なクリーナー

参考:ドレンホース専用のクリーナーで掃除をする場合」の章で紹介したとおり、ドレンホース内部に詰まった汚れは、ポンプ式またはワイヤー式のクリーナーで掃除できます。ポンプ式のクリーナーは、ドレンホースの先端にクリーナーを当ててゴミを吸い出します。家にあるものだと掃除機で代用可能です。

その一方で、ワイヤー式のクリーナーは、ドレンホースの先端から細長いクリーナーを入れて内部から汚れをかき出します。汚れが詰まっているのがドレンホースの入り口近くであれば、割り箸などで代用しても問題ありません。

ドレンホースの掃除におすすめの商品は、下記のとおりです。

商品名 費用の目安(2025年4月現在)
早川工業「エアコン用 ドレンつまり取りポンプ」 1,579円
イチネンTASCO「ドレンホースクリーナー」 1,973円
オマヒット「パイプクリーナー」 3,280円
ダイソー「パイプクリーナー(53cm)」 110円

1.早川工業「エアコン用 ドレンつまり取りポンプ」

ポンプ式のドレンホースクリーナーで、吸う力を利用してドレンホース内部のゴミや汚れを取り除きます

価格も約1,600円(※2025年時点)と安価です。専門業者にエアコンクリーニングを依頼すると7,000〜12,000円かかるため、業者を呼ぶ前にクリーナーを使って水漏れが解消できないか試してみましょう。

つまり取りポンプによるドレンホースの掃除手順は、以下のとおりです。

  1. ドレンホースの先端にノズルを差し込む
  2. レバーをゆっくりと押し込み、勢いよく引く
  3. ゴミや汚れが出てくるまで繰り返す

次の章ではこの製品を使ったドレンホースの詰まり取りの方法を詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

2.イチネンTASCO「ドレンホースクリーナー」

イチネンTASCOのドレンホースクリーナーは、先端に取り付けるノズルが2種類付いており、ドレンホースの設置状況にあわせて使い分けられるのが特徴です。

ドレンホースが壁際に固定されていたり、地面に近かったりしてストレートタイプのノズルがうまく使えない場合は、L字型のノズルを使いましょう。

3.オマヒット「パイプクリーナー」

先端が凸凹になったワイヤー式のパイプクリーナーです。ドレンホースの内側にこびりついた汚れは、ポンプ式クリーナーのように吸い出す方法でははがれ落ちないことがありますが、ワイヤー式のクリーナーであれば物理的にかき出せます

全長が5mあるので、通常の設置方法で取り付けられたドレンホースであれば十分に端から端まで届くでしょう。

オマヒット製パイプクリーナーを使ったドレンホースの掃除手順は、以下のとおりです。

  1. 固定ネジを緩めてワイヤーを引き出す
  2. ドレンホースにワイヤーを差し込み、詰まり部分に到達するまでワイヤーを伸ばす
  3. 詰まり部分に当たったら固定ネジを締める
  4. レバーを回して詰まり部分の汚れをかき出す
  5. 固定ネジを緩めてワイヤーを巻き取る

いずれも強い力でこするとドレンホースを傷つけてしまうおそれがあります。割れて水漏れしたら交換するしかないので注意が必要です。

また、ワイヤータイプのクリーナーは、奥に入れすぎると取り出すのが大変です。無理して押し込みすぎないようにしましょう。

4.ダイソー「パイプクリーナー(53cm)」

ダイソーのパイプクリーナー

100円ショップでも排水口用のワイヤー式パイプクリーナーを販売しています。ドレンホースの掃除に活用でき、全長は53cmと短めですが、ドレンホースの下のほうに詰まっている汚れであれば十分に届くでしょう。

ワイヤーの先についているブラシをゆっくり回しながらドレンホースに差し入れ、ゴミや汚れを絡めとります。ブラシが大きめなので、汚れをドレンホースの上部に押し込んでしまわないよう気を付けましょう。

エアコンドレンホースの掃除が必要な理由

エアコン室内機と室外機の構造

ドレンホースの掃除が必要な理由は、役割に関係しています。エアコン室内機の内部で発生した結露水を屋外に排出する役割を果たしており、壁沿いに固定して地面から浮かせてあるケースや、地面を這わせているケースなど、設置方法はさまざまです。

冷房や除湿モードで運転するときは、部屋のあたたかい空気を吸い込み、熱交換器で冷やします。このときに温度差で発生した結露が、水受け皿(ドレンパン)に溜められ、ドレンホースで屋外に排出されるのです。

エアコン内部のホコリや汚れが水と一緒に流れたり、外から落ち葉やゴミが入ったりしてドレンホースが詰まります。そのまま放置すると、逆流して室内機の吹き出し口から水漏れが発生します。

加えてドレンホースの内部からカビや雑菌が増殖して悪臭、または屋外のドレンホース付近にバイオフィルムというぬめり汚れが発生するので注意が必要です。

ドレンホースの状態をチェックして水漏れ・臭いの原因を突き止めよう

エアコンの室内機から水漏れや嫌な臭いがする場合、ドレンホースの詰まりだけでなく、設置状態が良くないケースもあります。ホースが以下のような状態になっていないか、目視で確認しましょう。

  • ドレンホースの先端が変な方向を向いていないか
  • ドレンホースの内部にゴミが詰まっていないか

エアコンドレンホース詰まりイメージ

ドレンホースの先端が正しい位置になかったり、ふさがっていたりすると結露水がうまく排出されませ排水溝や悪臭のするゴミの近くにホースの先端があると、室内まで嫌な臭いが届くことがあるので、ドレンホースの周辺を掃除して先端の位置を調整しましょう。

ドレンホースの外側から見ても問題がない場合は、内部にゴミや汚れが詰まっている可能性があります。エアコン室内機からホコリや汚れが流れてきたり、屋外側からゴミや虫、枯れ葉が侵入したりするのが原因です。

結露水が屋外に排出できなくなり、逆流した水がエアコン室内機側から水漏れしてしまいます。

エアコンのドレンホースの汚れを溜めない5つの予防策

エアコンのドレンホース

エアコンのドレンホースに汚れが溜まらないように、日ごろから下記5つの予防対策を行うことが大切です。

1.ドレンホースの入口をキャップや排水口ネットでふさぐ

ゴキブリやゴミ、落ち葉といったものがエアコンのドレンホースに入らないように「防虫キャップ」をホースの排出口に取り付けましょう。通販サイトやホームセンター、100円ショップなどで購入できますが、ドレンキャップを選ぶ際、ホースの内径やキャップの形状を確認することをおすすめします。

あわせて排水口ネットやストッキングを排出口にゴムで止めるのも選択肢のひとつです。ただし目が細かすぎると排水がうまくできず、粗すぎるとゴミが侵入してしまう点に注意しましょう。

2.ドレンホースを地面につけない

ドレンホースの先端が地面に直接触れていたり、地面すれすれに設置されていたりすると、雨水が跳ね返って泥や砂が入り込んだり、虫が侵入しやすくなったりします。

ホースが長すぎて地面についている場合、地面から5cm〜10cm離れた位置で、カッターやハサミでカットしましょう

ホースを切断できない場合は、一時的な対策としてレンガやエアコン室外機用のブロックなどの上にホースの先端を乗せて、地面との距離を確保する方法もあります。ただし、風などでずれやすいため、固定するなどの工夫が必要です。

3.室外機の周辺をこまめに掃き掃除する

エアコンの室外機周辺が汚れていると、ドレンホースにゴミやホコリが溜まりやすくなります。月1回のペースでほうきを掃いたり、植木鉢などを置いている場合は、少し離したりして風通しを良くしましょう

ドレンホースの詰まり予防だけでなく、エアコンの性能維持や電気代の節約、室内の空気環境の改善にもつながります。

4.エアコン室内機のフィルターを掃除する

2週間に1回のペースでエアコン室内機のフィルターを掃除することも大切です。部屋の中の空気と一緒にホコリも取り込むため、フィルターが詰まっていると内部までホコリが到達し、ドレンホースまで入り込んでしまいます。

フィルターを取り外し、掃除機でホコリを吸い取るか、水洗いをしましょう。水洗いした場合は、完全に乾かしてから元に戻します。

5.年1~2回のペースでドレンホースの状態を確認する

どんなにドレンホースの予防策を講じていても、完全に詰まりを防げるとは限りません。年に1~2回、エアコンを本格的に使い始める前などのタイミングで、ドレンホースの状態を確認することをおすすめします。

ドレンホースの先端にゴミや虫などがついていないか確認した後、歯ブラシで簡単に掃除をしたり、亀裂が入っていないか確認することが大切です。簡単なチェックと掃除を習慣化することで、深刻な詰まりによる突然の水漏れトラブルなどを未然に防ぐことができます。

ドレンホースのメンテナンスにおすすめのグッズ3選

ドレンホースの内部に汚れが溜まって、水漏れや悪臭が発生しないようにメンテナンスに役立つアイテムは、下記3つです。

アイテム名 使用目的
防虫キャップ ゴミや虫などがドレンホース内に侵入するのを防ぐ
逆止弁 エアコンのポコポコ音対策
排水レール 主にマンションのベランダが水浸しになるのを防ぐ

1.防虫キャップ:ゴミ・虫の侵入防止

ゴキブリなどの大きな害虫や、落ち葉などの大きなゴミがドレンホースに入り込まないようにするアイテムです。ホースの先端に取り付けるだけですが、小さな虫やゴミは入ってしまう可能性があるため、ホースの排出口サイズに合ったキャップを購入しましょう。

加えて泥などがキャップに付着して固まってしまうと、逆に排水できなくなって室内機のほうへ逆流し、水漏れが発生するケースもあります。定期的にキャップ周りの状態を確認し、必要に応じて掃除をしましょう。

 

2.逆止弁:エアコンのポコポコ音対策

ドレンホースに逆止弁を設置することも検討しましょう。特にマンションなどの高気密住宅に多いエアコンのポコポコとした異音は、屋内と外の気圧差で発生します。

逆止弁は外気がドレンホースから逆流するのを防ぎ、音を防止しながらスムーズに排水できるだけでなく、虫の侵入も防げるアイテムです。ホースを切った後、逆止弁をセットしてビニールテープで固定しましょう。

3.排水レール:ベランダの水浸し防止

ドレンホースからの排水でベランダが水浸しにならないように排水レールの取り付けもおすすめです。

特にマンションのベランダに効果的で、レールの内側を通って排水溝に流れるので、ベランダをきれいな状態に保てるでしょう。

マンションで使用する際には、排水溝のふちを1cm程度超えるようにレールを設置するのがポイントです。

 

ドレンホースが劣化している場合は交換がおすすめ

ドレンホースの耐用年数はエアコン本体よりも短いです。エアコンが問題なく動いている場合でも、ドレンホースが割れたり避けたりして、管から水漏れしてしまうこともあります。

ドレンホースの交換頻度必要な道具手順予防策を紹介します。

ドレンホースの交換頻度は「3~5年に1回」が目安

ドレンホースは紫外線や材質の経年変化によって、どうしても劣化が進みやすい部品です。「3~5年に1回」を目安に交換するとよいでしょう。

劣化が進んで破損するとエアコンの水漏れに直結するため、寿命が来る前に定期的な交換を心がけるのがおすすめです。

ドレンホースの交換に必要な道具

ドレンホースの交換には次の道具が必要です。

  • 新しいドレンホース
  • カッターまたはハサミ
  • ジョイント
  • 配管用テープ

いずれもホームセンターやネットショップで購入できますが、ホースやジョイントは現在使用しているホースの口径や長さを確認してから購入しましょう。

ドレンホースの交換手順

ドレンホースを交換する手順は、以下のとおりです。

  1. 劣化したホースを外す または ハサミなどで切り取る
  2. ジョイントを差し込み、新しいホースを繋げる
  3. 接続した部分を配管用テープで固定する
  4. ホースが地面につかない様に長さを調節する

固定用のテープが巻かれている場合は取り除き、接続ジョイントがある場合はつなぎ目の部分から古いホースを外します。ジョイントがない場合はハサミでホースを切り落としましょう。

ジョイントを使って新しいホースをつなげたら、上から配管用テープを巻き付けます。

地面にドレンホースがつかないように先端を切って長さを調節しても、虫が入ってくる可能性があるので注意が必要です。

作業が困難な場合は業者に依頼するのがおすすめ

ドレンホースが2階から伸びているなど、場合によっては自身での作業が困難な場合もあります。

自身での作業が難しいと判断したら無理をせず、業者に交換を依頼するのがおすすめです。

交換後はドレンホースの劣化を防止しよう

ドレンホースの劣化を防ぐ方法

エアコンのドレンホースを交換した後も劣化を防止するため、下記の作業も行いましょう。

耐候性のある素材のドレンホースに交換する

ドレンホースの劣化を防止する策として、塩ビ製など耐候性の高い素材のホースに交換するのがおすすめです。

外に設置していることから比較的劣化しやすい部分で、特にプラスチック製のホースは紫外線の影響を受けやすく、破損や漏水する場合もあります。

ドレンホースの先端にキャップやネットをかける

ドレンホースの先端に虫を防止するキャップや排水口用のネットを被せましょう。ホースの劣化だけでなく、虫やゴミの侵入を防げます。

ドレンホース掃除で解決しないときは業者に依頼しよう

ミツモアでプロに仕事を依頼する流れの図解

エアコンのドレンホースを掃除しても詰まりが解消できず、漏れや悪臭が改善されないときは専門のクリーニング業者に依頼することも検討しましょう。ドレンホースのみ洗浄するサービスはないため、室内機のクリーニングとあわせて依頼する必要があります。

業者にエアコンクリーニングを依頼したときの料金相場と、選ぶポイントを確認しましょう。

エアコンクリーニングの料金相場

エアコンクリーニングをプロの業者に依頼したとき、料金相場は以下のとおりです。

エアコンクリーニングのメニュー 料金相場
壁掛けエアコン(お掃除機能なし)のクリーニング 3,600円~13,300円
壁掛けエアコン(お掃除機能あり)のクリーニング 7,800円~19,500円
室外機洗浄 700円~4,200円
ドレンホースの洗浄 100円~4,000円
防虫キャップの取り付け 100円~1,900円

※ミツモアにおける1台あたりのエアコンクリーニング見積もり価格より算出(2024年1月~12月)

ドレンホースの洗浄は、室外機の洗浄や防虫キャップの取り付けと同様に、オプションとして100円~4,000円の追加料金が発生します。ドレンホースの詰まりが疑われる場合は、事前にエアコンクリーニング業者に状況を説明し、追加料金がかかるか確認しておきましょう。

エアコンクリーニング業者を選ぶポイント

エアコンクリーニング業者を探すとき、主に下記のポイントを踏まえて選ぶことが大切です。

  • 追加料金の発生条件を含めて料金体系が明確か
  • 作業内容を具体的に説明してもらえるか
  • 損害賠償責任保険に加入しているか

複数の業者から見積もりを取って料金だけでなく、作業内容や口コミなどの情報を比較したうえで信頼できるエアコンクリーニング業者を選びましょう。

「ミツモア」には、多くのエアコンクリーニング業者が登録しており、サイト上で条件や希望日時を回答するだけで、最大5つの業者から見積もりが届きます。

作業実績や追加料金の有無といった内容を比較したうえで要望にあった業者を選べるので、安心して利用できるでしょう。

ミツモアでエアコンクリーニングを依頼する