エアコン室外機を掃除しないとどうなる?
室外機を掃除をしないと、ゴミが詰まるなどの故障リスクが上がります。
室外機を掃除するのに必要な道具は?
ホウキ、雑巾、使い古した歯ブラシ、掃除機があれば掃除することができます。詳しい掃除方法は記事内で解説しています。
室外機を掃除をしないと、ゴミが詰まるなどの故障リスクが上がります。
ホウキ、雑巾、使い古した歯ブラシ、掃除機があれば掃除することができます。詳しい掃除方法は記事内で解説しています。
室外機は雨風で汚れることを想定して作られているため、毎月のようにこまめに掃除する必要はありませんが、室外機にたまった汚れはエアコンに余計な負荷を与える原因になります。
「エアコンクリーニング」といえば、室内のエアコン本体を掃除するのが一般的ですよね。しかし以外にも、エアコンが故障するときは室外機のトラブルがかなり多いのです。
エアコンの仕組みをカンタンに説明すると、以下のとおり。
これを見ればわかる通り、エアコンが冷房・暖房の機能を発揮できるのは、室外機が空気の熱をコントロールしているからなのです。
もちろん室外設置を前提にしているので、防水性・防汚性はある程度高くなっています。しかし室外機を掃除をしないと、ゴミが詰まるなどの故障リスクが上がるのです。
エアコンの室外機が以下のような不調を起こしているときは、自分でできる限りの掃除をしてみましょう。
熱交換器の役割を果たすフィン部分の網目にホコリがたまっていると、エアコンの運転効率が下がるおそれがあります。
またエアコンの稼働時に室外機から異音が聞こえる場合は、内部部品の汚れや不具合、ゴミなど異物の混入が考えられます。
室外機は、おもに以下の部品から成り立っています。それぞれの箇所の役割と、自分で掃除できるかどうかを紹介します。
熱交換器(フィン)は、取り込んだ空気の熱を温めたり、冷やしたりする部品です。室外機の背面に設置されています。
室内から送りこまれた空気は熱交換器によって温度調節され、ふたたび室内機へ送り返されるのです。
フィンの周辺にゴミが溜まると、室外機のなかの風通しが悪くなり、コンプレッサーの故障などにつながりやすくなります。室外機背面のゴミを取り除くなど、自分でできる範囲で掃除しましょう。
プロペラファンは、エアコン稼働時に回っているファンの部分。室外機の前面に付いているパーツです。ファンモーターの力で稼働していて、交換した熱を排出しています。
カバー部分やファン本体にゴミが詰まると、排熱効率が悪くなるので、室内の暖房/冷房能力が下がってしまうことに。
ファン本体を自分で掃除する必要はありませんが、ファンに汚れが溜まらないよう、吹き出しグリルの部分を掃除しておきましょう。
コンプレッサーとは、空気の熱を運ぶ「冷媒ガス」を圧縮するパーツです。冷媒ガスが圧縮されることではじめて熱を取り出すことができるので、エアコンには欠かせないパーツ。
コンプレッサー自体は自分で掃除する必要はありませんが、フィンやファンの風通しが悪くなると、コンプレッサーの寿命を縮めてしまうことに。
コンプレッサーが故障すると6万~10万円もの修理費用がかかるので、それを防ぐためにファンやフィンの掃除は欠かせません。
吹き出しグリルは、室外機の前面についている網目状のパーツ。ファンからホコリやゴミが入り込んでしまうのを防ぐため、カバーする役割を担っています。
吹き出しグリルを掃除することで、ファンやファンモーターに汚れが付きにくくなります。自分で室外機を掃除するときには、このパーツをとくに念入りにキレイにしましょう。
室外機を掃除するときの注意点や、用意しておきたい掃除道具などを紹介します。
室外機の掃除をするとき、かならずエアコンの電源は切っておきましょう。ファンが回っていると、吹き出しグリルの掃除をするときにケガをする恐れがあります。
室外機には、冷媒ガスを運ぶ配管が付いています。室外機を移動させることで配管が外れたり損傷したりする可能性があり、そうなるとガス漏れを起こしてしまうことに。
背面の掃除がしにくくて室外機を動かしたくなるかもしれませんが、余計に故障させないためにも、設置されたままの状態で掃除するのがベターです。
同じ理由で、配管カバーや配管パイプなどを無理に動かさないように注意しましょう。
室外機の掃除頻度は年に1~2回が目安です。掃除のタイミングは冷房を使い始める前の5月ごろと、暖房を使い始める前の10月ごろがオススメ。
本格的な夏場・冬場が到来する前に、エアコン本来の性能を取り戻しておきましょう。
室外機は屋外で使用する前提なので、雨などの水気には耐えられるようになっています。しかし雨ではありえないような、下向きからの水流などには弱いのです。内部に水が入ると故障する恐れがあるので、水洗いするときは上から水をかけましょう。
室外機の掃除をするときは、以下の道具が必要です。
基本的には雑巾さえあれば、まんべんなく拭き掃除することができます。ただベランダは蜘蛛の巣などが多いため、ホウキなどであらかじめ除去するのがオススメ。
また歯ブラシは、吹き出しグリルなどの細かい部分の掃除にもってこいです。
エアコン用の洗剤が市販されていることがありますが、室外機には使わないようにしましょう。
洗い残しや吹きだまりができるリスクが高く、かえってファンなどの運転を妨げてしまう原因になります。
また室外機の内部には電気を使うパーツもあるので、濡れることによって故障する恐れも。室外機の掃除は、見える範囲だけにとどめましょう。
エアコン室外機の掃除方法を、箇所別に紹介します。室外機本体だけでなく、ドレンホースやベランダの掃除もあわせて行いましょう。
室外機にすでに問題が出ていたり、エアコンが効かなかったりとすでに深刻な状況の場合は、プロに室外機を分解してもらいましょう。無理に自分で室外機を分解すると故障するリスクが高いので、プロのエアコンクリーニング業者に依頼するのが賢明です。
まずは室外機の外側を雑巾で拭きましょう。落ち葉や蜘蛛の巣が目立つ場合は、先にホウキで取り払っておくと効率的。
水拭きをし始めるとわかりますが、砂ぼこりや排気ガスなどの汚れがこびりついていると、ザラザラとした感触があります。
このザラザラとした感触がなくなるまで、何往復か拭き掃除をしましょう。汚れが目立つ上部だけではなく、側面や前面も一緒に拭いていきます。
ホースや高圧洗浄機などを使っていっきに水洗いする場合は、水圧を弱めに保つように気をつけましょう。室外機の内部に水が入ったり、圧力でフィンなどの部品がゆがむ可能性があります。
また前述のとおり、室外機の上側からだけ水をかけるようにしてください。
室外機正面にある吹き出しグリル。ホコリがひどい場合は、さきに掃除機を使って吸引しておくと効率的。持ち運びしやすい、コードレスのハンディクリーナーがあるとなお便利です。
また網目に蜘蛛の巣がある場合は、ホウキを使って除去しましょう。ある程度の汚れが取れたら、水拭きで仕上げます。
網目状になっているので内部のファンも目視できますが、もし汚れていても、無理にホウキや歯ブラシを突っ込むと故障や破損につながる恐れがあります。あくまで「見える範囲」の掃除にとどめておきましょう。
熱交換器(フィン)は、室外機の背面にあります。掃除しにくいかもしれませんが室外機は動かさず、小さいブラシなどを使って掃除しましょう。
フィンはアルミ製の金属板が並んでいて、かなり変形しやすい繊細な部品です。手で触れただけでもゆがむことがあります。
多少の変形であれば、エアコンを稼働するうえで問題になることはありません。しかし大きくゆがんでしまった場合、動作不良の原因になるので注意しましょう。
またフィン部分は鋭利なので、指を上下に動かすと切れてケガをしてしまいます。直接手で触れないように注意してください。
そのためフィンを掃除するときには、ブラシの毛先だけが当たるようにして、なるべく優しくこするのがコツです。柄などのプラスチック部分が当たらないように、気を付けながら作業してください。
掃除機を使いたい場合は、コードレスのハンディクリーナーなどを使い、無理なく届く範囲で掃除しましょう。
室外機周辺は、風通しのよい状態にしておくのが理想です。風通しが悪いと排熱効率が下がるので、エアコンの効きが悪くなってしまいます。
室外機周辺のスペースは、背面側10cm以上、前面20cm以上が開いているのが理想。もし植木鉢やダンボール、タイヤなどを置いている場合は、どこか別の場所へ移動させましょう。
ベランダ設置の場合は、ベランダ全体の掃除もできればベスト。周辺に砂ぼこりや落ち葉が溜まっていると、またすぐに室外機が汚れてしまいます。
関連記事:【簡単】ベランダ掃除の方法 | ミツモア |
ドレンホースとは、室内機に溜まった結露や汚れを排出する管のことです。室外機のそばに設置されていることが多いので、ついでに掃除しましょう。
ドレンホースにはホコリだけでなく、蜘蛛の巣や虫の死骸などが入っていることがあります。ホース内が詰まることで、室内機から水漏れするケースもあるので注意しましょう。
歯ブラシを使って、ドレンホース内部にたまったゴミや砂汚れを取り除きましょう。もし奥のほうに詰まりがある場合は、割りばしにキッチンペーパーなどを巻き付けて使うのも効果的です。
さらに奥のゴミは、掃除機で吸引する方法もあります。
室外機を掃除したあと、余裕があれば室外機カバーを付けるのがオススメ。エアコンの排熱効率を上げることができるので、節電にもつながります。
エアコンの室外機は、圧縮した空気の熱を逃がすことが大切。
しかし直射日光が当たりつづけると室外機まわりの温度が高まり、うまく熱を逃がすことができず、余計な電力を消費してしまうことになります。
そこでオススメなのが日よけ用の室外機カバーを付けること。日陰を作ることができるので、排熱効率を上げ、節電につなげることができます。
また夏場には、軒下からすだれをかけるなどの工夫をするのもオススメ。室外機周辺が暑くなりすぎないように、日よけと風通しを意識することが大切です。
室外機の全面を覆うタイプもありますが、これを採用すると逆に空気の循環が悪くなることもあるので注意しましょう。全面をカバーする場合は、エアコン使用時には取り外しておくのがオススメです。
室外機にホコリがびっしりと詰まっていたり、内部から異音が発生していたりする場合は、クリーニング業者に掃除を依頼するのがおすすめです。
室外機のクリーニングを業者に依頼した場合、料金相場は以下。
室外機クリーニングのみ | 5,000~10,000円 |
エアコン本体+室外機 | 13,000~18,000円 |
室外機のみクリーニングする場合は、約5,000円前後で依頼できるケースが多いです。
エアコン本体のクリーニングとセットで行う場合は、プラス3,000~4,000円ほどで依頼できることも多いので、お得になります。
ちなみにエアコン本体のクリーニング料金が8,000円~12,000円ほど。お掃除機能付きのエアコンは、15,000~20,000円ほどです。
室外機を掃除したとき、「室外機周辺のスペースが狭いかも」「もっと汚れにくい場所へ移動したい」などが気になった場合は、室外機の移動だけを依頼することもできます。
費用の目安はおよそ10,000~20,000円ですが、配管の長さや設置する場所によってかなり前後するので、詳しい内容は見積もりを取ってみるのがオススメです。
室外機が水平でなかったり、十分なスペースが無かったりすることも運転効率の低下につながるので、設置場所についても検討してみてはいかがでしょうか。
「ミツモア」を通してを依頼した利用者からの口コミを紹介します。
設置して2年ほどですが、エアコンから雑巾臭がするので、冬に稼働させる前にエアコンクリーニングをお願いしました。 予定通りの時間に来てくださり、親切丁寧な対応で短時間で綺麗になりました。 クリーニング後に使ってみましたが、臭いは全くしなくなり、エアコンの効きも良かったです。 室外機の清掃もお願いしたので、砂埃まみれの室外機もとても綺麗になりました。 恥ずかしながら、うちのエアコンがお掃除機能付きだとは知らず、ダストボックスを開けたことさえなかったのですが、これからは定期的にお手入れしたいと思います。 今回見積もりが一番安かったお店にお願いしたのですが、とてもよかったので、次にやる時は寝室のエアコンもお願いしたいと思います。
料金に対する納得感 | 評価4 |
電話・チャット対応 | 評価5 |
清掃員の清潔さ | 評価5 |
清掃時のコミュニケーション | 評価5 |
清掃の仕上がり | 評価5 |
エアコンのルーバーから見える黒いカビが気になり、購入5年目にして初めて業者依頼をしてみようと思い、見積もりをお願いしました。 一番お安く見積もりをしていただいたので、早速、通常のエアコン2台と掃除機機能付エアコン1台の掃除を依頼しました。 初めてのことにドキドキしながら当日を迎えたのですが、とても物腰柔らかく丁寧にお話される方だったので安心してお願いできました。 最後の1台だけ作業行程を見ていたのですが、パパッと養生してあっという間にエアコンは丸裸(笑) 瞬く間に洗浄モードに入り、気持ち良いくらい黒い水が貯まっていきました! そして、見ていない間にフィルターもきれいにしていただきました。 玄関のインターフォンを押していただいてから約3時間ほどでエアコン3台と室外機のお掃除完了です。 お掃除をしている間、私は残っていた家事と確定申告書類に必要な書類の整理をしていたので、時間も有効に使えました。 お掃除終了後には趣味やご家族の話、お仕事の話も聞かせていただき、とても気さくな方でした(*^^*) そして、夜、うっすら寒くなってきてからエアコンのスイッチをONにしてみると効きが全然違いました!! フィルターはそこそこ掃除して使っていたのですが、洗浄後は全然違います!!
料金に対する納得感 | 評価5:某有名企業のエアコンクリーニングと比較すると半額以下かもしれません! |
電話・チャット対応 | 評価5: |
清掃員の清潔さ | 評価5:可愛い猫のスリッパ持参できてくれます |
清掃時のコミュニケーション | 評価5:しっかりエアコン内部のカビや埃を確認させてくれます。 人柄も気さくでおもしろいです(*^^*) |
清掃の仕上がり | 評価5:ピカピカにしてくれます |
エアコンクリーニングを依頼させていただきました。こちらの要望を全てご了承くださり、朝早くからご対応をいただけました! とても気さくでエアコンの機械の知識はもちろん、お掃除のポイントや、汚れやすい場所についても細かくお教えくださり大変勉強にもなりました! 我が家はマンションが建ってから10年間エアコンクリーニングがされていなかったようで… 悍ましい程のカビ、油汚れがでてまいりました。 しっかり汚れを落としてくださり、抗菌消臭防カビの処理もしていただけましたし、 室外機も同様に汚れが酷かったとのことなので急遽クリーニングをお願いさせていただきました! エアコン本体と室外機が綺麗になって、エアコンの臭いもなくなり出てくる風もクリーンになりました!!!音も静かになったように思います!! 今回初めて業者さんにクリーニングを依頼させて頂きましたが、もっと早くお願いしておけばよかったなぁと思うほど大満足でした!! 次も必ず○○さんにお願いしたいです!! この度は誠にありがとうございました!!
料金に対する納得感 | 評価5:他社様よりリーズナブルです! |
電話・チャット対応 | 評価5:大変丁寧で真摯に対応してくださいます。 |
清掃員の清潔さ | 評価5:コロナ対策はもちろん、清潔感でいっぱいでした! |
清掃時のコミュニケーション | 評価5:丁寧にお仕事をしていただきながらも有益な情報を教えていただけて勉強になりました! |
清掃の仕上がり | 評価5:完璧です!!!大満足でした!! |
室外機の汚れがあまりにもひどかったり、内部にゴミや枯れ葉などの異物が詰まったりしている場合は、プロの業者に掃除を依頼してみてはいかがでしょうか。
クリーニング業者を選ぶときには、複数の業者から見積もりを取って、「適正価格かどうか」「サービスの充実度」「対応の丁寧さ」などを比べるのがオススメ。
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