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エアコンの室外機がうるさいのはどうして?3つの原因とその対策を紹介

最終更新日: 2020年06月18日

エアコンの室外機がうるさいと感じたことはありませんか? 窓を閉めていても室外機の音が気になる場合は、かなり大きな音が出ているはず。

住まいがアパートやマンションといった集合住宅だと、周囲への迷惑も気になりますよね。室外機からの音が大きくなる原因が分かれば、騒音対策も可能です。この記事では室外機の仕組みを解説し、騒音の解消法を探っていきます。

室外機がうるさい!その原因とは

室外機の画像
室外機がうるさい?その原因とは?

室外機からの音がうるさいほどに大きくなってきた場合、故障を疑うことが多いでしょう。しかし異音の原因は故障だけではありません。室外機の設置の確かさや汚れの有無も、室外機からの音の大きさに密接に関わっているのです。

まずは冷暖房の仕組みを理解しておくと、室外機のコンディションによって音の大きさが変わってくることが分かってきます。

室外機とは?その役割と仕組み

エアコン内部では「冷媒」と呼ばれるものが、冷暖房時に「熱」を運ぶ役割を果たしています。冷媒は常温では気体、圧縮されると液体となるのが特徴です。気化したり液化したりする際には、冷媒と空気の間で熱のやり取りが起こります。

暖房時に冷媒は室外機のコンプレッサーで圧縮され、液体から高温・高圧の気体に変化。この時に冷媒は周囲から熱を奪いますが、熱を奪われた分の空気は室外機から外へと排出されます。一方コンプレッサーで温度の上がった気体は室内のエアコン本体へと運ばれ、暖気となって部屋の中に放出されます。

冷房時にはこの逆の働きが起こります。冷媒は熱を奪われて気体から液体となり、奪われた熱は室外機から室外へと排出。熱を奪われた冷媒は室内のエアコンの中で気化して冷気となり、室内に送り込まれます。

このように冷媒を利用して熱をやり取りさせるのが、室外機の役割です。熱をやり取りする際には室内と室外との気温差が大きいほど、エアコンの処理の負担が増して動作音も大きくなります。室外機のコンディションをできる範囲で良好に保ってあげると負担が減り、動作音の低下につながりますよ。

次からは室外機がうるさくなる、いくつかの原因について解説していきます。

【原因1】しっかり固定されていない

室外機がうるさい原因のひとつとして、まず「土台としっかり固定されていない」ことが挙げられます。どのような機械でも動作時には多かれ少なかれ振動が発生するのですが、それはエアコンの室外機も同じです。室外機は大きく重量もあるため、揺れた時に土台との固定が緩いと「ガタガタ」という騒音の元になってしまいます。

逆に室外機の土台への設置がしっかりしていると土台が揺れを吸収してくれるため、騒音も少なくなるという仕組みです。

【原因2】室外機が汚れている

室外機に汚れが溜まっているとパーツの動作が鈍くなったり空気の排出がしにくくなったりして、運転効率が下がってしまいます。すると同じ量の空気を冷やしたり温めたりするために、余計なパワーを使わないといけなくなりますね。これが室外機の動作音が大きくなる原因となります。室外機から大きな音が頻繁に発生するなら、動作時に過剰な負担がかかっているかもしれません。このような場合には、室外機の汚れを疑ってみましょう。

【原因3】経年劣化

室外機による異音の一番単純な原因が「経年劣化」です。機械は長年使い続けていると、あちこちの部品にガタがきます。エアコンの室外機には大きな羽の他に、コンプレッサー、モーターといった色々な部品が詰まっており、単純な構造ではありません。これらの部品が経年劣化により上手く動かなくなってくると、異音が発生してしまう原因となるのです。

また経年劣化により部品同士の咬み合わせにズレが出ることでも、騒音が発生してしまいます。

異音・振動が原因で近隣トラブルに?

室外機からの異音や振動が原因で、近隣住民とトラブルになってしまうケースも珍しくはありません。自分で防げない異音や振動というものは、生活空間においては大きなストレスの原因となるのです。自宅の室外機による騒音のことで近隣トラブルが起きてしまわないよう注意しましょう。

ただし騒音について近隣の方と話し合う時は、当事者だけで1対1で話すことは避けましょう。当事者だけだと互いに感情的になってしまう恐れがあり、トラブルの元となります。管理会社や役所職員など第三者に立ち会ってもらい、冷静に話し合うことが大切です。

改善策としては静穏性の高いエアコンに買い替える、室外機を別の場所に移動するといった方法が考えられます。しかし賃貸住宅の場合では室外機の移動は難しいなど、一軒家と賃貸住宅では対応方法や費用が異なってくる点も留意しておきましょう。

室外機の異音を取り除く方法

室外機を掃除している画像
室外機の異音を取り除く方法

室外機の異音の原因は、土台・汚れ・経年劣化が主な原因だということが分かりましたね。原因が分かったということは、対策も考えることができるはず。原因ごとに異音を取り除く方法を、一つずつ見てみましょう。

【対策1】土台を見直す、防振ゴムを利用する

室外機は直接地面に置くものではなく、プラスチックや石板など何らかの土台の上に固定されます。騒音のことを考えると、土台には硬さと重さがあるものが適しています。もしも土台がプラスチックのような軽くて強度もあまりない素材の場合は、石材ブロックなどに交換するのが効果的です。土台が重く安定していると、室外機の振動を吸収して騒音が小さくなります。

更に室外機と土台の間に、「防振ゴム」を挟み込むのも効果大です。防振ゴムとは板状になったゴムに、溝が彫られているものです。この溝による弾力が揺れの力を吸収してくれるため、室外機の揺れに伴う騒音を低く抑えることができます。防振ゴムはホームセンターやネット通販などで手軽に購入できますよ。

防振ゴムの取り付けは、室外機の足と土台の間に挟むものが一般的となっています。室外機にプラスチック製などの土台が元々固定されている場合は、それを取り外すためのドライバーも用意しましょう。

また室外機や土台はそれなりの重量があります。持ち上げる際はしっかりと掴まないと、滑って手や足を挟んでしまいかねません。自分で作業をする場合は怪我をしないように注意しましょう。

【対策2】掃除する

室外機が汚れている場合は掃除をしてあげると運転効率が上がり、騒音の低下が期待できます。全体のホコリを取って空気の通りを良くしたり、ゴミや異物が挟まっていないか定期的に点検しましょう。

室外機の掃除方法については次の章で詳しく解説していきますので、参考にしてみてください。

【対策3】修理、買い替え

経年劣化や故障が原因で、室外機から異音が発生する場合もあります。この場合は素人が対処すると怪我や事故の恐れがあるので、修理や買い替えを考えましょう。

一部の調子が悪いだけなら、パーツ交換で対処できるケースもあります。この場合メーカー保証を受けられる可能性があり、費用を節約することができるので、購入時の保証書を確認しましょう。

買い替えの場合は購入から10年が目安です。この期間を超えると代替部品を取り寄せる手間がかかったり、修理自体が不可能だったりと、修理よりも買い替えの方が現実的な選択となってきます。

節電にもつながる

室外機の設置環境を改善することは騒音対策だけでなく、節電にも繋がります。室外機の動きがスムーズになることで、余計な電力を消費せずに済むのです。例えば室外機と壁が近すぎると、排出された空気が跳ね返ってしまいます。同様に室外機の周りに棚や植木鉢などがあると空気の流れを遮ってしまうため、物は置かないように注意しましょう。

室外機の前後左右にどれだけのスペースを取ればよいかは、説明書に記載されています。購入時にはしっかりとスペースを確保していたとしても、長年使っているうちに周囲に物を置いてしまいがちです。夏や冬のエアコンシーズン前には、室外機の設置環境を改めて確認しましょう。

室外機を掃除する

室外機を掃除の画像
室外機を掃除しよう!

室外機を掃除することで騒音対策や節電に繋がることは、先に述べたとおりです。室外機の外側の他にも自分で掃除できる箇所はいくつかあります。以下で室外機を掃除することのメリットや掃除の仕方を、細かく見てみましょう。

掃除をするとエアコンの効率も改善する

室外機の掃除により、ホコリやゴミなどの異物を取り除くことで空気の排出がスムーズになる、パーツの動作が滑らかになる、といった効果が期待できます。これにより、エアコンの運転効率が改善され、少ない電力で冷房や暖房の効果が得られるようになります。エアコンのコンディションを良好に保つためにも、掃除でしっかりケアしてあげることを心がけましょう。

室外機は自分で掃除可能?

「室外機の掃除」というと、どのような作業を思い浮かべるでしょうか? 本体カバーを拭いたり周囲の物を片づけたりといった程度なら、自分で行うことができそうですね。

しかし室外機には羽やコンプレッサーなど内部に格納されているパーツも多く、こういった箇所の汚れは素人が手を出すと故障させてしまうリスクが高くなります。内部の汚れが酷く分解清掃が視野に入る場合には、無理せずプロの業者に対応を依頼しましょう。

掃除箇所は4か所

室外機の中で自分で掃除できる部分は、外側のカバー裏側のフィン水抜き穴室外機の周辺の4か所です。これらは自分で触ることができる部分なので、掃除も比較的簡単に行うことができます。

簡単といっても掃除前には必ず本体の電源を切り、コンセントも抜いておきましょう。抜いておかないと何かの拍子に電源が入ってしまう恐れがあります。感電の危険を避けるためにも、コンセントは必ず抜いておくことが大切です。

カバーと室外機の周りを掃除する

室外機は庭やベランダに設置することが多く、カバーと周辺はホコリやゴミが溜まりやすい部分です。カバーは汚れを払った上で、雑巾などで拭き掃除をしましょう。室外機の周りに余計な物が置かれている場合は、空気の排出がスムーズにいきません。説明書には室外機の周囲に確保するべき距離が記載されています。その範囲内には物を置かないように、綺麗に片付けておきましょう。

フィンを掃除する

フィンは室外機の側面や裏側に付いている、網目状の薄い金属の板です。このフィンが汚れていると空気との熱交換の効率が落ちてしまいます。ブラシ付きの掃除機や歯ブラシで、丁寧にフィンを掃除をしましょう。ただしフィンはアルミ製のものが多いため、力を入れ過ぎると変形や破損の恐れがあります。金属に触れる際には手を切ってしまうという事故も起こり得るため、力を入れ過ぎず集中して作業しましょう。

水抜き穴を掃除する

水抜き穴とはエアコン内部で発生した水を排出するためのものです。こちらは内部を歯ブラシでよく磨きましょう。中に汚れが溜まっていると水が逆流し、故障の原因となってしまいます。

室外機の詳しい掃除方法に関しては、以下の記事で解説していますので参考にしてください。

関連記事:室外機の掃除は必要?掃除するメリット・方法などを簡単に解説

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