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エアコンフィルターのカビは中性洗剤で落とそう。カビ取り方法を解説!

最終更新日: 2024年03月11日

エアコンをつけたときにカビ臭さを感じたら、フィルターにカビが生えているかもしれません。

エアコン内部で繁殖したカビを放置しているとアレルギーの発症など健康面にも大きな悪影響があります。

エアコンのフィルターについたカビの掃除方法や使える洗剤をご紹介します。

カビが生えやすいフィルターは自分で掃除ができる

エアコンのフィルターは温度や湿度がちょうどよく、栄養となるホコリも多くあるためカビが生えやすい環境です。

エアコンのフィルター掃除というとなんだか難しそうと思うかもしれませんが、やり方はシンプルで慣れてしまえば難しいことはありません。

メーカーもフィルターの掃除は定期的にやることを推奨しています。

フィルター掃除の詳しいやり方はこちらの記事もご参照ください。

エアコンのフィルターのカビ取り方法

エアコンのフィルターに生えたカビは以下の手順で掃除します。

難しい手順はないので、事前にやり方を覚えてスムーズに掃除をしましょう。

用意するもの

エアコンのフィルター掃除をするときに特別な道具を購入する必要はありません。

どの家庭にもあるようなもので掃除できます。必要なものは以下の通りです。

  • 掃除機とブラシノズル(ハンディタイプがおすすめ)
  • 古歯ブラシ
  • タオル(キッチンペーパー)
  • 新聞紙(ビニールシート)
  • マスク

タオルは水濡れ防止、新聞紙は床が汚れないように敷きます。

エアコンのコンセントを抜く

掃除を始める前にエアコンのコンセントを抜きましょう。

コンセントを抜くことで感電や誤作動によるケガのリスクを下げられます。

前面パネルを開ける

まずはエアコンの外側にあるパネルを外しましょう。パネルが汚れているようなら、固く絞った雑巾で軽く拭いて汚れを落とします。

前面パネルは室内機下部にあるツメのあたりを押し上げると簡単に外れます。

機種によっては別の取り外し方があるので作業前に取扱説明書を確認しておくことをおすすめします。

フィルター表面のホコリを掃除機で吸う

エアコンのパネルを開けたらフィルターを取り外す前にホコリを掃除機で吸いましょう。

吸い込み口にブラシノズルを取りつけて、フィルターに掃除機を押し当てないように気をつけながらホコリを取ります。

ハンディタイプの掃除機があれば便利でしょう。

フィルターを取り外す

フィルター表面のホコリを取り除いたらフィルターを取り外しましょう。

エアコンのフィルターはお手入れがしやすいよう、比較的簡単に取り外せるようになっています。

フィルターの手前を軽く浮かせて、本体から引き抜くようにして外せるものが多いです。

機種によってはフィルターに脱落防止用のロックがかかっていることがあります。

ロックを解除してからでないと外せないので、無理に外そうとして壊さないように気をつけてください。

エアコンの取り外し方について、詳細は関連記事をチェックしてください。

フィルターのホコリを落とす

フィルターを取り外したらまずフィルター表面のホコリを古歯ブラシで落とします。

カバーを外したときに目に入る方が表面です。山なりになっている方が表と覚えましょう。

歯ブラシの代わりに靴磨き用のブラシも使えます。ゴミや靴磨きクリームがフィルターに付着する可能性があるので未使用のブラシを使ってください。

フィルターを水洗いする

フィルターのホコリが大体取れたらフィルターを水で洗います。

水をかけるときはフィルターの裏面からかけます。網目からホコリを水で押し流すイメージです。

水を流しながら表面に溜まったホコリを古歯ブラシで優しくとっていきます。

フィルターを水洗いする場所は浴室や浴槽がおすすめです。

よく乾燥させてからエアコンに取りつける

フィルターを水洗いした後は風通しの良い日陰で十分に乾かします。

水気が残ったままエアコンに装着してしまうとカビが生える原因になるので、必ず水気が残っていないかを確認してください。

フィルターを取りつけたあとは30分ほど送風モードを作動させておくと、フィルターに水気が多少残っていても乾燥させられます。

エアコンフィルターのカビが落ちないときに使える洗剤

水洗いしただけでフィルターについたカビが落ちないこともあるでしょう。

カビ取りのために洗剤を使いたくなるかもしれませんが、エアコンのフィルター掃除に使えるものは限られているので注意してください。

エアコンのフィルター掃除に使えるのは中性洗剤です。それ以外の洗剤を使うとフィルターやエアコン本体が破損するリスクがあります。

中性洗剤

洗剤は液体の性質によっていくつかの種類に分けられます。

中性洗剤は洗浄力が高すぎない代わりに安全性が高いです。

食器用洗剤や浴室用洗剤は中性洗剤が多いです。

中性洗剤を薄めたものを使い古しの歯ブラシにつけたあと、フィルターの汚れを優しくこすり洗いします。

注意点は強くこすりすぎないことです。フィルターは繊細なので力を籠めると目がゆがんでしまう可能性があります。

どうしてもカビが取れないならプロに頼もう

中性洗剤を使ってもフィルターのカビが落としきれないのなら、エアコンクリーニング業者に依頼しましょう。

無理に自力で掃除しようとするとフィルターを壊してしまうリスクがあります。

エアコンクリーニング業者であればフィルターだけではなく、エアコン内部の熱交換器(フィン)やドレンパンもきれいにしてもらえます。

自分で掃除してもニオイが取れなかったり、買ってから1度もエアコンクリーニングを依頼したことがなかったりするのなら、依頼を検討しても良いでしょう。

フィルター掃除後のカビ予防策

フィルターの掃除をしても適切な予防策をとらなければまたカビが生えてしまいます。

エアコン内部にカビが繁殖しないようにするには、日ごろの予防策が大切です。

予防策といっても難しいことはありません。簡単にできる方法をご紹介します。

乾燥させた上でカビの栄養源を奪うことが大切

カビの繁殖を抑えるためには、温度、湿度、栄養(ホコリ)の3条件のうちいずれかひとつでもなくしてしまうことです。

このうち湿度と栄養に関しては簡単に取り除けます。

冷房や除湿モードを使ったあとは15~30分ほど送風モードを使うだけでエアコン内部の湿度は大幅に下がります。

夏場などエアコンをよく使う時期なら2週間に1度フィルターの掃除をすると、カビの栄養源であるホコリを効果的に取り除けます。

掃除後もカビ臭いときはエアコンクリーニングを頼もう

フィルターの掃除をしてもカビ臭さが抜けない、すぐにカビ臭くなってしまうといった症状に悩まされているのであれば、プロのエアコンクリーニングがおすすめです。

エアコンクリーニング業者に依頼すれば、自分では洗えないエアコンの奥にあるドレンパンや熱交換フィンなどのパーツもきれいにしてもらえます。

相見積もりを取って業者を比較すると、低料金でサービスのよい業者を見つけやすくなります。

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