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エアコンの暖房は冷房より電気代が高くつく!?6つの電気代節約術も紹介

最終更新日: 2020年11月20日

寒いからとエアコンを使用したら、電気代がとても高くなって驚いたことがある方も多いのではないでしょうか。実は同じエアコンでも、夏の冷房よりも冬の暖房の方が電気代が高くなってしまうのです。

この記事では暖房の電気代が高い原因や、冬の電気代をできるだけ節約する方法について詳しく解説します。暖房運転時の電気代の計算方法についても紹介しているので、エアコンによる電気代でお悩みの方はぜひ参考にしてください。

冬の暖房は夏の冷房よりも電気代が高くなる

暖房をつける女性
暖房は冷房よりも電気代が高くなりがち

「暖房をつけても電気代はクーラーと同程度だろう」と考えていると、とても高い電気代に驚くことになるかもしれません。まずは、夏の冷房よりも冬の暖房の方が電気代が高い理由について紹介します。

暖房の電気代が高くなる理由

暖房の電気代が高くなる理由は、外気温と室内の温度差が大きいためです。エアコンの電気代は一定ではなく、室内の温度を設定温度に調節するときに最も電気代がかかります。

と言っても夏よりも冬の方がエアコン代が高くなる理由が分かりにくいので、ここではエアコンの設定温度と室内の温度差について考えてみます。以下は、夏と冬にそれぞれエアコンをつけた場合の外気温と設定温度の例です。設定温度は環境省の推奨する温度で、外気温は一例です。

  • 外気温35度/設定温度28度
  • 外気温5度/設定温度20度

夏に冷房をつけた場合は、外気温と設定温度の差は7度です。一方冬の場合は、なんと15度もの差が生まれます。

暖房運転時の電気代が高くなる理由
外気温の差により、冷房運転時よりも暖房運転時の方が電気代が高くなりやすい

エアコンの電気代は外気温との温度差が大きくなるほど高くなるので、外気温がグッと下がり温度差が開きやすい冬の方が電気代が高くなってしまうのです。

寒冷地の暖房代が高くつく原因

以上の理由から、北海道や東北などの寒冷地は特に暖房代が高くなりやすいです。寒冷地は温度がマイナスになるほど室外の温度が低いため、他の地域に比べて暖房運転時の電気代が高くなりがちです。

またエアコンはスイッチを入れてから室内が暖まるまでにある程度の時間がかかるため、ガスストーブなどの他の暖房機器と一緒に使用するとより電気代を抑えることができます。

暖房の温度は20度に

暖房の設定温度に迷ったら、20度がおすすめです。20度は環境省も推奨している設定温度で、暖房の設定温度を1度低くすると、約10%消費電力を減らすことができると発表されています。電気代を節約したい場合は、20度で自動運転に設定するとよいでしょう。

暖房はつけっぱなし?それともこまめに切るべき?

エアコンの温度設定で悩む女性
暖房を数時間使用する場合はつけっぱなしにした方がいい

「エアコンはつけっぱなしにした方が電気代が安いって聞いたことがあるけれど、家に誰もいない時でもつけておく必要はあるのかな?」と疑問を感じている方も多いかもしれません。

暖房の場合は、一日中家にいる場合はつけっぱなし・数時間の外出ならオフにすると電気代を更に節約することができます。ここでは、暖房の効率的な運転時間について紹介します。

電気代が最もかかるのは室温が設定温度に到達するまで

エアコンの電気代は常に一定ではなく、室温を設定温度に合わせる際に最も高くなります。よって設定温度を頻繁に変えたり、暑くなってきたからとこまめにエアコンを切ったりしていると、電気代が高くなってしまうのです。

電気のスイッチのようにこまめにエアコンのオン/オフを繰り返すと、電気代が上がる原因になります。エアコンの設定温度は少し低めにして、長時間使用していてもあまり不快に感じない温度に設定するとよいでしょう。

一日家にいる場合はつけっぱなしが良い

エアコンをつけっぱなしにしておいた方がよい場合は、一日中家にいるときです。一日中家にいる場合は、エアコンをつけっぱなしにした方が暖房にかかる電気代を抑えることができます。

買い物などで一時間程度外にでる場合でも、エアコンのスイッチは切らず、つけっぱなしにした方がよいでしょう。

数時間外出なら切った方が良い

外出が数時間になりそうな場合は、一度スイッチを切ってから外出した方が電気代を安くすることができます。また朝出勤して、夜まで家に帰らない場合などもつけっぱなしにせず、スイッチをオフにすることがおすすめです。

エアコンの暖房にかかる電気代の計算方法

エアコン
エアコンの電気代は自分で計算できる

エアコンの暖房運転時にかかる電気代の計算方法を事前に求めておくと、請求書を見てから焦る必要がなくなります。

電気代の計算方法はそれ程難しくなく、自宅で使用しているエアコンの消費電力さえ確認すれば簡単に行うことができるのです。ここでは、1時間にかかる電気代と1日にかかる電気代の計算方法を紹介します。

1時間にかかる電気代の計算方法

エアコンの電気代は、「消費電力(kW)×電気代単価(kWh)」の計算式を用いることで計算することができます。と言ってもそれぞれが何を指しているのか分かりにくいので、まずは消費電力や電気代単価について簡単に紹介しますね。

電気代の計算方法
電気代はエアコンの消費電力を確認することで簡単に計算できる

消費電力とは、家電を使用した際に消費する電力の量のことです。エアコンの場合、暖房運転時と冷房運転時で数値が異なります。消費電力は使用している製品によって異なっており、説明書やカタログ・エアコン本体に貼られているシールなどで確認できます。

一方電気代単価とは、1kWhあたりの値段のことです。この値段は契約している電力会社によって異なり、電力を使用する量に応じて値段が上がっていく三段料金が採用されていることが多いです。

電気代単価は契約している電力会社のホームページから確認できます。ただ三段料金は計算が複雑になるため、もし計算が難しい場合は、電気代単価の代わりに電気料金の平均値である27円をかけてみてください。

エアコンは運転中の消費電力の変化が激しく正確な電気代を計算することは難しいですが、最小消費電力と最大消費電力の両方を計算することで、大体の電気代を求めることができます。

例えば以下のようなエアコンの暖房運転時について実際に計算をしてみます。このエアコンの最小消費電力は105W・最大消費電力は1,980Wです。

暖房の消費電力
出典:Panasonic

1000W=1kWhなので、最小は105÷1000×27=2.84円・最大は1,980÷1000×27=53.4円と計算することができます。よってこのエアコンの暖房運転時1時間あたりの電気代は、「最小で3円・最大で53円」であることが分かります。

1日にかかる電気代の計算方法

では、1日にかかる電気代を計算したい場合はどうすればよいのでしょうか。1日にかかる電気代は、1時間の電気代にエアコンの作動時間をかけることで大体の値段を出すことができます。

例えば上記のエアコンを1日10時間使用した場合は、3円×10時間で最小が30円・53円×10時間で最大530円がかかる計算になります。

暖房の電気代6つの節約方法

エアコンの温度調節をする人
電気代は少しの心がけで節約できる

暖房の電気代は高くなりがちですが、少しの心がけで節約することができます。

ここでは暖房運転時の電気代を少しでも減らす6つの方法を紹介します。

暖房の電気代の節約方法
暖房の電気代の節約方法

①カーテンを閉める

1つ目は、カーテンを閉める方法です。窓から入ってくる冷気は多いため、カーテンを閉めるだけで部屋の温度の低下を防ぐことができます。昼間留守にする場合は、日中もカーテンを閉めておくとよいでしょう。

もしカーテンが薄い場合は、厚手のものに交換するとより効果を感じられます。またカーテンの他にも、窓に貼る断熱シートなども冷気の侵入防止に役立ちます。断熱シートはネットショップなどで簡単に購入できるので、窓からの冷気で困っている場合は試してみることをおすすめしますよ。

②自動運転機能を使う

先ほども紹介した通り、エアコンの電気代は一定ではなく、室温が設定温度に達するまでに最も電気代がかかります。電気代を気にして弱めの運転にすると室温がなかなか設定温度に到達せず、かえって電気代がかかってしまいます。

節約のためには、自動運転機能を活用しましょう。自動運転とは、最も電気代がかからない効率的な運転方法のことです。自動運転をセットすると、設定温度に到達するまでは強風・到達後は自動的に微風運転になるので、無駄な電気代がかかりません。

③設定温度を下げる

またエアコンの設定温度を1度でも下げることも、暖房による電気代の節約に効果があります。環境省の「COOL CHOICE家庭でできる節電アクション」では、暖房の設定温度を1℃下げると、約10%の節電になると発表しています。

寒いからと必要以上に暖房温度を上げている方は、まずは1度下げてみるだけでも効果が感じられるでしょう。

④フィルターを掃除する

少し意外に感じるかもしれませんが、エアコンのフィルター掃除も電気代の節約に効果があります。エアコンのフィルターにホコリが詰まっていると、風量が弱くなり、部屋を暖めるまでに必要以上の電気代がかかってしまうのです。

環境省によれば、フィルターを掃除することでなんと約6%の消費電力を節約できると発表しています。エアコンのフィルター掃除についてはこちらの記事で紹介していますので、合わせて参考にしてください。

関連記事:エアコンのフィルターは掃除しないといけない!頻度ややり方を解説

⑤サーキュレーターを使う

さらに、サーキュレーターの使用も暖房による電気代の節約に役立ちます。サーキュレーターとは、扇風機のような形をした空気を循環させるための機器です。

暖かい空気は上へ上へと流れていく習性があり、せっかく暖房をつけても天井付近に暖かい空気・部屋の床付近は冷たい空気と、部屋の中で温度が分かれてしまうことがあります。そのような場合はサーキュレーターをつけることで、部屋の空気を循環させ、暖かい空気を部屋全体に行き渡らせることができます。

サーキュレーターの使用方法や扇風機との違いについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

関連記事:サーキュレーターと扇風機どちらがおすすめ?電気代や併用法を解説!

⑥室外機の掃除を行う

エアコンのフィルター掃除と合わせて、室外機の掃除も行いましょう。室外機の周りに物を置いている方も多いかもしれませんが、室外機の周辺に物があると運転効率が落ち、暖房の効きが悪くなってしまいます。

特に室外機の正面や背面は物を置かず、十分なスペースを開けておきましょう。また冬は、室外機が雪に埋もれないように注意する必要があります。室外機を高い場所に置くなどの工夫を行い、雪から守りましょう。

関連記事:室外機の掃除は必要?掃除する方法やメリットを解説!

【コラム】200Vのエアコンで暖房をつけても電気代は一緒

エアコン
200Vエアコンも100Vエアコンも、消費電力が同じであれば電気代は変わらない

200Vのエアコンを作動させると、100Vのエアコンよりも多くの電気代がかかりそうですが、実は2つの電気代は変わりません。

最後に、200Vのエアコンの特徴や、電気代が変わらない理由について紹介します。

そもそもV (ボルト) とは

ボルトとは、電圧を表す単位のことです。電圧とは電気を押し出す力のことで、電圧が高いほど電気を使用する量が多くなります。

家庭で使用する電化製品は100Vが一般的でしたが、近年は200Vに対応した製品が増えており、200Vのエアコンも販売されています。

100Vエアコンと比較した200Vエアコンの特徴

次に、100Vのエアコンと200Vのエアコンの違いに注目してみます。2つの違いは、以下のような点にあります。

  • 設定温度になるまでの時間
  • 風量の多さ
  • コンセント(プラグ)の形状

一番大きな違いは、室温が設定温度になるまでの時間です。200Vのエアコンは100Vのエアコンよりもパワーが強いため、より短い時間で部屋の温度を調節することができます。また200Vエアコンは風量の勢いも強いため、快適な温度になるまでのスピードがより早いと言えます。

さらに、プラグの形状にも違いがあります。200V用のコンセントは穴が3つ空いており、通常の2つ穴が空いたコンセントとは異なった形をしています。もし家庭に200V用のコンセントがない場合は、交換工事が必要です。工事は数千円程度でできますが、詳しくは業者に見積もりを申し込んでみてください。

200Vエアコンでも電気代が変わらない理由

「200Vエアコンは100Vエアコンよりもパワーが強い」と聞くと、電気代も高そうに感じますよね。では、どうして200Vと100Vのエアコンの電気代は変わらないのでしょうか。

その理由は、消費電力に差がないためです。Vの数値の大きさに関わらず、消費電力が同じであれば、かかる電気代も同じになります。消費電力量の計算式は「消費電力(W)×使用時間(h)」なので、電圧の大きさは関係ありません。よって100Vエアコンも、200Vエアコンも電気代は変化しないことになります。

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