エアコンをつけたら、なんだか嫌な臭いがしたとき、内部にカビが繁殖しているかもしれません。そのまま放置すると、アレルギーをはじめとした健康面や電気代の高騰といった家計に影響を与える可能性があります。


エアコン内部でカビが発生する原因から具体的な範囲・掃除方法、未然の予防策を含め、正しい知識を身につけて、エアコンのカビ問題を解決しましょう。

世界一謙虚なおそうじ屋さん - 東京都世田谷区喜多見
※記事全体の監修ではありません。
エアコンでカビが発生する3つの原因
なぜエアコンにカビが生えるのか、原因についてプロは以下のようにコメントしています。
プロのコメントを踏まえ、カビが発生する主な原因について、エアコン内部の構造と運転の仕組みに関係しており、具体的には下記のとおりです。
1.カビが活動しやすい温度
カビが最も活発に繁殖しやすい温度は、一般的に20℃〜30℃と言われています。これは、人間が快適だと感じる温度帯とほぼ同じであり、エアコンが稼働している室内環境は、カビにとっても非常に心地よい温度となり得るのです。
特に注意したいのは、冷暖房の運転中ではなく、運転を停止した後の内部温度です。冷暖房を停止した後、室温が20℃〜30℃になると、吹き出し口や送風ファンに溜まった湿気と相まってカビが繁殖しやすい環境となります。
2.冷房や除湿運転による結露
冷房や除湿運転を行うと、エアコン内部の熱交換器(フィン)が急激に冷やされ、そこを通過する室内の暖かい空気に含まれる水蒸気が冷やされて結露に変わります。
カビは湿度が60%を超えると活動し始め、80%以上になると急激に繁殖するのが特徴です。熱交換器は構造と運転の仕組み上、空気中の水分が結露しやすくなります。
熱交換器で発生した結露水はドレンパンに集められ、ドレンホースを通して室外に排出されますが、ホコリや汚れでドレンパンやドレンホースが詰まると、スムーズに排出されません。熱交換器に溜まってしまうと湿気がこもりやすくなり、カビが発生しやすい状態になります。
3.部屋やエアコン内部の汚れ
エアコンは室内の空気を吸い込んで温度や湿度を調節する際、空気中に含まれているホコリや人の皮脂、油煙などが内部に溜まっていきます。
ホコリや人の皮脂などはカビにとっては栄養源です。フィルターや吹き出し口、送風ファンなどに溜まると結露による水分と結びつき、カビが繁殖しやすい温度や湿度になることで繁殖してしまいます。
エアコンのカビトラブル診断シミュレーター
エアコンの吹き出し口に何か黒い点々が見えたり、なかなか設定温度にならなかったことはありませんか。もしかしたらカビが発生しているかもしれませんが、どのくらい深刻な状況で自分でやるべきか、専門業者にクリーニングを依頼すべきか判断に迷うと思います。
「エアコンのカビ診断シミュレーター」では、いくつか簡単な質問に答えていくだけで、現在のエアコン内部のカビの繁殖状況を推測し、今取るべき最適なアクションの目安を把握できるので診断してみましょう。
現在のところ、エアコン内部にカビが軽度に発生している可能性があります。定期的なメンテナンスが不足していることで、徐々にカビが繁殖しやすい環境になっています。適切なセルフケアを行うことで、カビの繁殖を抑制し、快適な使用環境を維持できます。
エアコン内部にカビが発生し、その症状が徐々に表面化しています。目に見える部分のカビや臭いは、内部のより深刻な汚染の兆候である可能性があります。カビは主に熱交換器、ドレンパン、送風ファン周辺に発生している可能性が高く、放置すると健康への影響だけでなく、冷暖房効率の低下や電気代の増加にもつながります。
エアコン内部に深刻なカビ汚染が進行している可能性が高いです。アレルギー症状が出ていることは、カビ胞子が室内に放出されている証拠です。また、エアコンからの水漏れは内部のドレン系統に問題があることを示しており、これはカビの繁殖を促進するだけでなく、エアコン本体の故障リスクも高めます。
このまま放置すると、以下のリスクがあります:
- アレルギー症状や呼吸器系疾患などの健康被害
- エアコンの冷暖房効率低下による電気代の増加
- エアコン内部の腐食や故障の可能性
診断の結果、複数の危険因子が重なり、エアコン内部に深刻なカビ汚染が進行している可能性が非常に高いです。カビの発生する3つの主要因(カビが活動しやすい温度、冷房や除湿運転による結露、部屋やエアコン内部の汚れ)がすべて揃っている状態です。
このまま放置すると、以下のリスクがあります:
- アレルギー症状や呼吸器系疾患などの健康被害
- エアコンの冷暖房効率低下による電気代の増加
- エアコン内部の腐食や故障の可能性
自分でエアコンのカビ掃除ができる範囲と掃除方法
エアコンでカビが見つかった場合、自分で掃除ができるエアコンのパーツは主に以下のとおりです。
エアコンのパーツ | 掃除の可否 |
---|---|
フィルター | 多くの機種で簡単に取り外しができ、ホコリ除去や水洗いが可能 |
吹き出し口・ルーバー | 手が届き、目視できる範囲の拭き掃除が可能 |
本体カバー |
表面の拭き掃除が可能(機種によっては取り外しも可能) |
フィルターの掃除手順
エアコンフィルターの掃除は、自分でできる最も基本的かつ効果的なカビ対策のひとつです。フィルターの掃除が必要な理由について、プロは以下のように解説しています。

フィルターにはホコリだけでなく、部屋の空気に含まれている菌やウイルスが付着しています。フィルターを掃除せずに放置すると、菌やウイルスが集まった場所から吹き出す風を浴びることになってしまいます。エアコンのシーズンが終わるたびに、中性洗剤とスポンジを使ってしっかりフィルターを洗浄しましょう。アルコールがある場合は、アルコールを吹きかけて除菌するのもおすすめです。
フィルターに溜まったホコリはカビの栄養源となり、エアコンの性能低下や電気代増加の原因にもなります。2週間に1回を目安に掃除を行いましょう。
25分ほどで掃除を終わらせることができ、具体的な手順は以下のとおりです。
1.エアコンのコンセントプラグを抜く
感電やケガの防止のため、掃除をする前にエアコン本体の電源プラグをコンセントから抜きましょう。
プラグが見当たらない、壁に直接配線されている場合は、必ず家の分電盤(ブレーカー)でエアコン専用のブレーカーを「切」にします。
2.エアコン周りを養生してから窓を開けて換気をする
掃除中にホコリが落ちて床や家具などを汚さないようにエアコンの下や周りに、ビニールシートや新聞紙などを敷いて、養生しましょう。
養生した後、掃除中にホコリやカビ胞子が舞い上がることがあるので、窓を2か所以上開けて、空気の通り道を作ります。
3.フィルターを取り外す
エアコンの本体カバーを開け、フィルターのツマミやロックを確認しながら、ゆっくりと手前に引き出すようにして取り外します。無理な力を加えると破損の原因になるため注意しましょう。
ホコリがたくさんついている場合、そのまま取り外すとホコリが飛び散ってしまうため、取り外す前に軽く掃除機をかけることをおすすめします。
4.フィルター表面のホコリを掃除機で吸い取る
フィルターを取り外したら、庭やベランダなど汚れても良い場所に移動してフィルターの表側(ホコリが付いている面)から、掃除機で丁寧に吸い取りましょう。裏側から吸うとホコリがフィルターの目に詰まってしまうことがあります。
なお使用年数が長いエアコンの場合、素材が経年劣化しておりフィルターのプラスチックの骨組みが折れてしまう恐れがあるので、慎重に掃除機をかけましょう。
5.フィルターの裏面からシャワーを当てる
掃除機でホコリを吸い取っても汚れが残っていたり、油汚れなどが気になる場合は、フィルターの「裏側」からシャワーなどで優しく水洗いします。熱湯をかけるとフィルター変形の原因になるので気を付けましょう。
6.細かいホコリやカビを歯ブラシでやさしくこする
シャワーなどで落とし切れなかったホコリやカビは、中性洗剤とやわらかい使い古しの歯ブラシなどで優しくこすり洗いをしましょう。力が強すぎると網目が崩れてしまうので、優しくかき出します。
黒カビが生えている場合は塩素系カビ取り剤を使っても構いませんが、必ず水で薄めて濃度を下げ、古歯ブラシにつけてこすりましょう。
7.タオルで水気を取り半日ほど自然乾燥させる
フィルターをタオルでやさしく挟み、水気を拭き取ってから半日ほど自然乾燥させましょう。早く乾かそうとして直射日光にさらしたり近距離でドライヤーの温風を当てたりすると、フィルターが変形するおそれがあります。
生乾きの状態で戻すと、エアコン内部の湿度が上がって新たなカビの原因になるため、完全に乾いたことを確認してから取り付けるか、取り付け後に送風運転を30分ほど行って乾燥させましょう。
吹き出し口とルーバーのカビの掃除手順
エアコン本体の吹き出し口や風向きを変えるルーバーも目に見える範囲でホコリや汚れを掃除しましょう。10分ほどで掃除ができ、具体的な手順は以下のとおりです。
1.電源プラグを抜いた後に手で風向ルーバーを開く
コンセントからエアコンの電源プラグを抜いた後、横長のルーバーを手で開きます。力を込めると破損するおそれがあるので無理やり動かすのではなく、ゆっくり開くようにしましょう。
特に製造から年数が経過しているエアコンはプラスチックが劣化しているので注意が必要です。なお三菱電機「霧ヶ峰」シリーズなど一部製品はルーバーを取り外せることがあります。
2.濡らした雑巾や柔らかいブラシで吹き出し口とルーバーを拭く
固く絞った濡れ雑巾や柔らかい布で本体カバーを優しくふき取った後、吹き出し口のルーバーの隙間や、本体カバーの凹凸部分といった細かな場所を掃除しましょう。
綿棒やつまようじに布を巻き付けたものや柔らかいブラシ(掃除用ブラシや歯ブラシなど)を使って、ホコリをかき出すようにするのがポイントです。
もし吹き出し口やルーバーに黒い点々(カビ)が見える場合は、消毒用エタノールを少量含ませた布や綿棒で、優しく拭き取ります。ただし、エタノールが内部の電装部品にかからないよう、絶対にスプレーしたり、液だれするほど多量に含ませたりしないようにしましょう。
3.吹き出し口の水分を乾いた布で拭き取る
濡れ雑巾やお掃除棒で吹き出し口やルーバーを掃除した後、パーツに水分が残っている場合は乾拭きをしましょう。中性洗剤や消毒用エタノールを使ったときは、成分が残らないように一度水拭きをしてから念入りに拭き取ります。
参考:エアコン吹き出し口のカビ取りにおすすめの道具と注意点
エアコンの吹き出し口を掃除するにあたって、奥まで掃除ができるおすすめのアイテムや自作の掃除道具を紹介します。
エアコンのカビ取りにおすすめの市販のアイテム
ワイパー本体に防カビ効果のある付属シートを取り付けて拭くアイテムです。初期のカビ汚れを落とす効果があり、シートも使い捨てのため、毎回洗う手間がなく手軽に掃除ができます。
ただし、強く拭いてしまうとワイパーが折れる可能性があるため、軽く拭き取るようにしましょう。
エアコンの台数と汚れ具合だけでなく、種類やオプション(ドレンホース・室外機などの洗浄)サービスによっては、数千円以上の追加料金がかかります。
一見料金は高く感じますが、冷暖房効率の改善による電気代の節約や、故障による交換費用のコストが軽減できるでしょう。
時間・労力面
自分でエアコンのカビ取り掃除をする際、設置場所によって時間が変わるものの、フィルターから吹き出し口、カバーまできれいにするのにかかる時間は30分〜1時間です。
業者の場合、1台あたり1時間〜2時間かかりますが、内部の送風ファンやドレンパンといった内部の部品を分解して洗浄します。
フィルターや手が届く範囲を自分で掃除しても、下記のようなケースに該当する場合、無理をせず専門のエアコンクリーニング業者に依頼しましょう。
専門業者にエアコンクリーニングを依頼したほうがよいケース
- 自分でフィルターなどを掃除しても嫌な臭いが全く取れない
- 吹き出し口の奥に見えるファンに黒いカビがびっしり付着している
- エアコンをつけると、以前より明らかに咳やくしゃみが出るようになった
- エアコンからポタポタと水が漏れてくることがある
効果面
自分でエアコンを掃除すると、フィルターや吹き出し口といった目に見える範囲でホコリやカビを除去できますが、内部の汚れまでは落とせません。
業者に依頼すれば、高圧洗浄機や専用の洗剤を使って隅々までクリーニングができます。自分では手の届かないレベルのカビや汚れを除去してもらうことで、臭いの元を除去できる可能性が高くなるでしょう。
時間と労力をかけずに、確実な洗浄効果と安心感を得たい場合や、すでにカビのサインが顕著な場合は、プロの業者にエアコンクリーニングを依頼することをおすすめします。
業者にエアコンのカビ取りを依頼した利用者の口コミ
エアコンクリーニング業者を選ぶにあたって、費用面や作業内容だけでなく、利用者からの口コミや評判も判断する材料のひとつです。
「ミツモア」を通して、業者にエアコンのカビ清掃を依頼した利用者の口コミを紹介します。業者選びの参考までチェックしてみましょう。
真っ黒なお水、ピカピカの内部を見せていただき、お願いしてよかったです。
本当にありがとうございました。
凄く丁寧に汚れも落として頂き黒カビとホコリまみれの内部が凄く綺麗になってとっても感動です。
あんなに汚れていたのに短時間での作業時間で早く終わったのも凄く良かったです。
ここまでちゃんとやってくれてこの値段は本当にありがたっかったです。
少し冷房でつけておいただけなのに
短時間で寒いと思うくらいでした。
今年の夏は快適に過ごせます。
本当にオススメです。
エアコンのカビを放置すると生じる3つのリスク
エアコン内部にカビが発生した場合、何もせずに放置しておくと、健康や経済面で下記のようなリスクを生じる可能性があります。
1.アレルギー症状をはじめとした健康への影響
エアコンから嫌な臭いが続いているときは、内部でカビが繁殖している可能性があります。カビのサインの可能性がある臭いは、下記のとおりです。
- 酸っぱい臭い
- 土やホコリっぽい臭い
- 生乾きのような臭い
エアコン内部で繁殖したカビは、運転時に胞子となって風と共に室内に撒き散らされます。単に不快なだけでなく、アレルギー性鼻炎や気管支喘息の悪化といった深刻な呼吸器系の疾患を引き起こすリスクがあるため、決して放置してはいけません。
2.電気料金の高騰
エアコン内部のカビは健康被害だけでなく、エアコン本体の性能を低下させ、結果的に電気代の増加につながります。特に熱交換器と送風ファンにカビやホコリが溜まると、下記のような問題が発生するでしょう。
- 熱交換効率の低下で冷暖房の効きが悪くなる
- ファンの風量が減って部屋全体を快適な温度にするまでに時間がかかる
- 設定温度に到達するため、必要以上に電力を消費してしまう
カビを放置すると部屋の快適性を損なうだけでなく、無駄な電気代を支払うことにもつながります。こまめに掃除やクリーニングを行いましょう。
3.エアコンの性能が低下して電気代が増加する
エアコン内部にカビが蓄積すると電気料金の高騰だけでなく、故障のリスクも高まります。モーターに過剰な負荷がかかったり、結露水が正常に排出されずに溢れて部品を腐食させたりするだけでなく、最悪の場合は電気系統のショートを引き起こしてしまうでしょう。
衛生面だけでなく、無駄な出費を抑えるためにもエアコンのカビ掃除を行うことが大切です。
エアコンのカビを予防するための5つの習慣
エアコンクリーニングでカビをきれいに取り除いても、使用頻度やお手入れ次第では、再びカビが発生する可能性があります。カビが発生しにくい環境を維持するためには、日ごろから下記の内容を習慣づけるようにしましょう。
1.内部クリーン運転でエアコンを乾燥させる
カビは湿度が80%以上の環境で繁殖します。冷房、または除湿運転後は内部クリーン運転でエアコン内部を乾燥させましょう。この方法はプロもおすすめしています。

カビは水気の多い場所で繁殖力を高めるので、冷房運転を切った後にエアコン内部を乾かす習慣をつけましょう。内部クリーン機能がついているエアコンであれば、自動的に作動するように設定しておくと便利です。内部クリーン機能がない場合は、冷房を切った後に1時間ほど送風か暖房運転をつけておきます。
なお内部クリーン運転機能がないときや、よりしっかり乾燥させたい場合は、冷房運転を停止した後、リモコンで「送風」モードを選択して1時間〜2時間ほど運転させましょう。内部に風を送り込み、湿気を追い出すことができます。
2.2週間に1度フィルターを掃除する
エアコンは長時間使用するほど、フィルターに多くのホコリが溜まってしまいます。2週間に1度を目安にフィルター掃除をしましょう。フィルターに溜まったホコリを掃除機で除去したり、汚れが目立つ場合は中性洗剤で水洗いするのが有効です。
カビの予防だけでなく、空気の循環がスムーズになって冷暖房効率の低下を防ぎ、省エネにもつながります。
3.1時間に1回のペースで部屋を換気する
部屋全体の湿度を低く保つこともエアコン内部のカビ予防につながります。特に、梅雨時期や雨の日、洗濯物を部屋干ししている時などは、意識的に換気を行うことが大切です。
1時間に5分〜10分を目安に窓を2か所以上を開けたり、扇風機やサーキュレーターを活用したりすると効果的に湿度を低く抑えられるでしょう。
4.ドレンホースの詰まりを確認する
「ドレンホース」は、エアコン内部で発生した結露水を屋外に排出する管です。ホースが詰まると、エアコン内部に水が溜まってカビが発生しやすくなるだけでなく、水漏れが発生する可能性があります。
定期的にドレンホースの先端に泥やゴミが溜まっていないか確認し、取り除くようにしましょう。「ドレンホースクリーナー」や「サクションポンプ」といった専用ポンプを使用するのもおすすめですが、取り扱いには注意が必要です。
5.エアコンを使わない時期は月1回送風運転をする
エアコンをあまり使わない時期は、月1回を目安に送風運転をしましょう。室内の湿度が上がると、エアコン内部の湿度も上がりカビが繁殖しやすい環境になるからです。
天気の良い乾燥した日にフィルターを掃除した後、3時間~4時間「送風運転」を行うとカビの発生リスクは軽減できるでしょう。
参考:エアコンのカビ予防に効果的なアイテム4選
エアコンにカビを生やさないためには、こまめに掃除をすることが大切です。カビの抑制に効果的なアイテムは、下記のとおりです。
1.Panasonic「わさび防カビパック CZ-SW5A」
わさびの成分でカビの発生を防ぐアイテムです。エアコンのフィルターに取り付けることで、カビの予防や嫌な臭いも抑えられます。
「年に1回取り替えるだけでカビの発生を抑えられている」という口コミが多く寄せられており、できるだけ費用をかけずにエアコンのカビを抑制したい方におすすめです。
2.コジット「パワーバイオ エアコンのカビきれい」
3.東洋アルミ「ウイルス対策ホコリとりフィルター」
エアコンの吸気口に貼るフィルターで、カビの栄養となるホコリや花粉の侵入を防ぎ、エアコン内部を清潔に保つ役割を果たします。
フィルターを貼りつけても冷房や暖房、除湿、送風すべてのモードが使うことができ、空気清浄機にも利用できるのが特徴です。
4.スターフィルター「カビブロックバイオ酵素フィルター」
エアコンの吸気口や本体カバー下のフィルターに貼りつけて使用するアイテムです。カビや菌を無力化する「溶菌酵素」がフィルターに配合されており、フィルターがキャッチしたホコリに混ざっているカビや細菌の働きを99%抑制します。
静電気の力で細かいチリやホコリも逃さず、ホコリのキャッチとカビの無力化の両面に優れているでしょう。
エアコン内部のカビは業者にクリーニングを依頼しよう
エアコンのカビ掃除を依頼する頻度とおすすめの時期
エアコンの内部にカビが発生しないようにするには、定期的にエアコンクリーニングを行って清潔な状態で保つことが大切です。
エアコンクリーニングを依頼する頻度やおすすめの時期について、ミツモアで活躍中のプロは以下のようにコメントしています。
エアコンクリーニングを依頼する頻度について

どこまで汚れている状態を許容できるかにもよりますが、清潔でほとんど汚れのない状態を保ちたい場合、リビングのエアコンなら1年に1回はクリーニングするのがおすすめです。多少汚れていても構わないので、2~3年に1回のペースで依頼するというお客様もいらっしゃいます。
エアコンクリーニングにおすすめの時期について

エアコンクリーニングを依頼するのにおすすめな時期は2月・9月・10月ごろです。依頼が立て込んでいないので予約が取りやすく、エアコンクリーニング業者も1件1件の依頼に対して余裕をもって丁寧に対応できる可能性が高いです。また、中には繁忙期と比べて料金を安く設定している事業者もいます。
エアコンカビ掃除が可能な業者の探し方
エアコンのカビ掃除が可能なクリーニング業者を探すとき、以下のポイントを踏まえて複数の業者から見積もりを取りましょう。
- 基本料金とオプション料金の区別は明確か
- 口コミ評価・レビューで似たような悪評がないか
- 損害賠償保険に加入しているか
- 保証・アフターサービスの有無と範囲はどれくらいか
エアコンのクリーニング業者を選ぶにあたって、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。
ミツモアではエアコンの種類や自動お掃除機能の有無など、簡単な質問に答えるだけで最大5件の見積もりを受け取れます。気になった業者が見つかれば、アプリ内のチャットでやり取りをできるので、電話やメールでのやり取りが苦手という方にもおすすめです。
エアコンは冷たい(あたたかい)空気を吐き出す家電というイメージが強いですが、実は排出する空気と同じ量の空気を吸い込んでいます。つまり、部屋の空気中に含まれるホコリやペットの毛、汗、油汚れなどはエアコン内部に吸い込まれ、混ざり合って汚れになっているのです。