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エアコンの高圧洗浄とは?プロに頼んで内側まできれいに

最終更新日: 2024年03月25日

エアコンは高圧洗浄をすることで内部まできれいにできます。ただし高圧洗浄をするときは、故障しないように細心の注意を払うことが必要です。

高圧洗浄のメリットや洗浄手順について解説します。業者に頼むメリットや費用相場もチェックしましょう。

エアコンの高圧洗浄とは?

エアコンクリーニング、内部洗浄

エアコンの高圧洗浄がどういったものなのか解説します。高圧洗浄でエアコンクリーニングをすることのメリット・デメリットについても触れます。

エアコンの高圧洗浄はどんな作業をする?

高圧洗浄は、通常1.0〜14.0MPa(メガパスカル)ほどの高圧の水を噴射して表面にこびり付いたカビや汚れを落とします。0.1以上1.0MPa未満の場合は低圧洗浄に該当します。

エアコンクリーニングに使用する噴射器の水圧は以下の通りです。

水圧(MPa)
本体・内部 ~1.0MPa
熱交換器(アルミフィン) ~3.5MPa

水圧が高いと、高圧洗浄ではがれ落ちたカビや汚れがエアコンの奥に残る恐れがあります。頑固な汚れが付着している熱交換器(アルミフィン)でも最大3.5MPaで十分です。

エアコンを高圧洗浄するときは水圧が強いほどよいわけではなく、低圧洗浄と高圧洗浄を使い分けて、適切な水圧で洗浄することが重要です。

高圧洗浄のメリット・デメリット

エアコンを高圧洗浄するメリットは何より、エアコン内部まできれいに掃除できることです。

長い間エアコンを使用している場合、フィルター掃除や表面の拭き掃除だけではエアコン内部にカビや汚れが残り、機能が低下してしまいます。

高圧洗浄をすることで、カビや汚れをきれいに取り除き、冷房や暖房がよく効くようになることが期待できるでしょう。

高圧洗浄は電化製品のエアコン内部に高圧の水を送り込むので、デメリットもあります。高い水圧で洗浄すると、高圧洗浄によってはがれ落ちたカビや汚れが奥にたまる恐れがあるほか、内部のパーツがずれたり破損したりすることもあります。

電装ボックスに水がかかって故障する恐れもあるでしょう。

メリットとデメリットを把握した上で、高圧洗浄をするときはデメリットを少しでも回避できるように工夫することが大切です。

自分でエアコンを高圧洗浄する方法

エアコンクリーニングをする女性作業員

エアコンの高圧洗浄を自分で行うことも可能です。高圧洗浄機を使った方法や高圧洗浄機なしでできるエアコンの掃除方法について解説します。

自分で高圧洗浄を行うのは、故障や感電事故のリスクが高いです。難しい場合は、無理せずプロに頼みましょう。

エアコン用の高圧洗浄機を使おう

 エアコンを掃除するときは、車を高圧洗浄するときのような大きな水圧は必要ありません。エアコン用の高圧洗浄機を用意しましょう。

高圧洗浄機を選ぶときはモーター圧力に注目します。高圧洗浄機に使われるモーターには「インダクションモーター」と「ユニバーサルモーター」の2種類があります。

インダクションモーター
  • 動作音が小さい
  • 耐久性が高い
  • 東日本と西日本で使用できる商品が異なるケースもある
ユニバーサルモーター
  • 低価格
  • コンパクト

圧力は低いものを選びましょう。エアコンを掃除するのに高圧力の洗浄機は必要ありません。最大で3.5MPaの出力が可能で、1.0MPa未満の低圧力に調節可能なことが一つの基準です。

高圧洗浄を行う手順

高圧洗浄機を用いたエアコンの洗浄方法について解説します。一般的には以下の手順で洗浄を行います。

  1. エアコンのコンセントを抜く
  2. エアコン周囲を養生して、床にビニールシートを敷く
  3. フィルターとカバーを外して分解する
  4. 制御基板を養生して、高圧洗浄を行う
  5. よく乾燥させてパーツを元に戻す

制御基板が水で濡れると故障する可能性が高いので、しっかりと養生しましょう。エアコンの部品は細かいものもあって破損しやすいので、取り扱いには注意が必要です。

吹き出し口やクロスフローファンの高圧洗浄は1.0MPa未満、熱交換器は3.5MPaで十分です。カビの温床とならないよう、最後にしっかりと乾燥させることも大切です。

自分でできるエアコンの掃除方法

高圧洗浄を自分で行うことはできますが、故障のリスクが非常に高いです。エアコン掃除を自分で行う場合は、故障の恐れがない範囲で済ませるようにしましょう。

自分で手軽に掃除できるエアコンのパーツはカバーとフィルター、ルーバーの3カ所です。簡単な掃除をするときも、感電しないようにコンセントは抜いておきましょう。

  1. 表面のカバーのホコリを拭き取る
  2. カバーを開けてフィルターを取り出す
  3. フィルターは掃除機をかけるか、水洗いする
  4. 十分に乾かしてから戻す

吹き出し口のルーバーを拭き掃除したり、フィルターを外した後にハンドクリーナーを当ててホコリを吸い込んだりするのも効果的です。

エアコンにお掃除機能がある場合は、積極的にお掃除機能を使い、カビの発生を防ぐために、定期的にダストボックスのホコリを捨てましょう。

関連記事:エアコン掃除は意外と簡単に自分でできる!フィルター掃除は自分で、内部洗浄はプロにお任せ | ミツモア

エアコンの高圧洗浄はプロに頼もう

エアコンクリーニング 点検 分解

エアコンの高圧洗浄を自分で行うのは故障のリスクが高いため、プロに頼むのが無難です。プロに高圧洗浄を依頼するメリットと費用相場について解説します。

故障した場合に補償してもらえるケースも

多くのエアコンクリーニング業者は、賠償責任保険に加入しています。

エアコンの部品が故障したときやエアコン本体が故障したときに補償してもらえます。作業中に壁・床や家具が汚れたり、家電が故障したりした場合も適用対象です。

保証の範囲は業者によって異なります。以下のような場合だと保証が効かないこともあるので注意してください。

  • 製造から10年以上経過しているエアコンが故障した場合
  • 小さな故障の場合

エアコンの高圧洗浄を依頼するときの費用相場

エアコンの高圧洗浄は分解せずに行うのが一般的です。高圧洗浄をプロに依頼したときにかかる費用相場は以下の表をご覧ください。

壁掛けエアコン 8,000〜12,000円
お掃除機能付きエアコン
関連記事:エアコンクリーニングの料金相場は?機種・洗浄方法ごとの違いと、安く依頼するコツを解説|ミツモア

業者によってクリーニングの技術や費用は変わってきます。駐車場代や出張料がかかるケースもあります。

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エアコンクリーニングはプロに頼むと安心

エアコン

エアコンの高圧洗浄はプロが行うエアコンクリーニングの手段として一般的です。ただし素人が高圧洗浄を行うのは容易ではありません。

費用がかかるのは痛いですが、定期的に洗浄することでエアコンが本来の力を発揮できるようになります。エアコンクリーニングはプロに依頼して快適な室内環境を実現しましょう。

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