ノクリア(富士通ゼネラル)のエアコンを自分で掃除する方法！お手入れのポイントなど

難しいイメージの強いエアコン掃除も、手順をしっかり頭に入れてから作業すれば、安全かつ確実にエアコンをきれいにできます。

本記事では、富士通ゼネラルから発売されているエアコン「ノクリア」をご自身で掃除する方法を解説します。正しい掃除方法を知って、きれいなエアコンを保ちましょう。

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富士通のエアコン「ノクリア」を掃除する手順

ノクリアを掃除する手順を解説します。

エアコンを掃除するときは、必ずエアコンの電源プラグを抜いてから作業しましょう。通電させたまま作業すると、けがや故障の原因となります。

また運転中は吹き出し口に指や棒を入れないようにし、必ず運転が止まっていることを確認してから掃除に移りましょう。フィルターやプラズマユニットを外した後は、奥にある熱交換器に触れないように注意が必要です。

掃除をするときは、脚立や椅子など安定した台を使って作業しましょう。なお掃除手順の説明は、AS-Z22H-Wを基準としています。

室内ユニットの掃除方法

室内ユニットを洗う流れは以下の通りです。

1. 吸い込みグリル（前面パネル）の水拭き
2. エアフィルターのほこりを取る
3. 部品を元に戻す

吸い込みグリル（前面パネル）の水拭き

ノクリアの掃除は、まずは吸い込みグリル（前面のパネル）の掃除から始めましょう。

吸い込みグリルは柔らかい布に水やぬるま湯（40℃未満）を含ませて、水拭きします。それから柔らかい布で乾拭きし、表面に残った水分を完全に取り払います。アルコール・ベンジン・シンナー・みがき粉などで拭くと、本体を傷める原因になるので避けてください。

エアフィルターのほこりを取る

続いてエアフィルターを掃除します。エアフィルターを掃除するには、まず吸い込みグリルを開き、エアフィルターをエアコン本体から引き出します。AS-Z22H-Wのようにおそうじ機能が付いている機種の場合は、ダストボックスを先に外してからフィルターを外しましょう。

エアフィルターに付いたほこりは、掃除機で吸い取るか水洗いして落とします。水洗いを選択した場合は洗浄後に陰干しし、しっかり乾かしてから本体に戻しましょう。40℃以上の温水を使ったり、ブラシやたわしなどでこすり洗いしたりするのは厳禁です。

部品を元に戻す

ここまでの作業を行ったら、最後にエアフィルターを元に戻します。フィルターをセットしたら吸い込みグリルを閉じて、室内ユニットの掃除は完了です。

プラズマユニットの掃除方法

室内ユニットを掃除したら、プラズマユニットをきれいにしましょう。プラズマユニットを洗う流れは以下の通りです。

1. 中性洗剤入りのお湯につけ置き
2. 振り洗い
3. すすいで陰干し
4. 部品を元に戻す

中性洗剤入りのお湯につけ置き

まずプラズマユニットを取り外しますが、取り出し方は機種によって異なります。AS-Z22H-Wの場合は、ダストボックスを取り外してからプラズマユニットを上に引き上げ、手前に引き出しましょう。

取り出したプラズマユニットは、台所用中性洗剤を薄めたお湯（40℃未満）に10～15分程度つけ置きして掃除します。

振り洗い

プラズマユニットの洗い方の基本は振り洗いです。振り洗いだけでは落ちない頑固な汚れは、スポンジで優しくこすり落とします。たわしのような固いものでこすらないようにしましょう。

すすいで陰干し

振り洗いをした後は、流水ですすいで水気を切ります。汚れがひどいときは、一連の作業を2・3回繰り返します。汚れが気になっても、自分で分解するのは止めましょう。

洗った後はプラズマユニットを陰干しします。ドライヤーやストーブなどを使用せず自然乾燥させましょう。直射日光も避けてください。

部品を元に戻す

最後にプラズマユニットを元に戻して、掃除は完了です。こちらも完全に乾かしてから本体に取り付けるようにしましょう。

富士通のエアコン「ノクリア」を自分で掃除する時の注意点

富士通「ノクリア」をご自身で掃除する際のポイントや注意点は以下の通りです。

• おすすめは4～5月と9～11月
• 作業前に必ず電源を切りプラグを抜く
• 40度以下のお湯と中性洗剤（台所用合成洗剤）でやさしく洗う
• 洗った後の部品は完全に乾かしてから取り付ける
• フィルターは2週間に1度、ダストボックスは1年に1度の掃除が目安

おすすめは4～5月と9～11月

引用：富士通「エアコン お手入れカレンダー」

メーカーのヘルプページによると、エアコンの使用に伴うお手入れや点検を行う時期は冷暖房の使用直前の時期が推奨されています。具体的には、冷房を使う前の4月～5月・暖房を使う前の9月～11月が目安です。

エアコンをフル稼働させる時期に慌てることのないよう、余裕をもって確認できると安心です。

作業前に必ず電源を切りプラグを抜く

エアコンの掃除をする際は、必ず電源を切った状態で行いましょう。稼働していないことを確認するのはもちろん、電源プラグもコンセントから抜いてください。

エアコンが稼働した状態のまま作業すると、思わぬ事故やけがの原因になってしまいます。

40度以下のお湯と中性洗剤（台所用合成洗剤）でやさしく洗う

エアコンの部品汚れの掃除に推奨されているのは、主にお湯と中性洗剤です。

40度以上の熱湯やアルカリ性・酸性の洗剤などは、部品の変形や故障のもとになってしまうので避けましょう。

なお、頑固な汚れであっても、たわしや硬いブラシなどでこすると傷がついてしまいます。柔らかいスポンジなどでやさしく洗うようにしてください。

洗った後の部品は完全に乾かしてから取り付ける

特に取り外した部品を水洗いする場合は、完全に乾かして水分がなくなっていることを確認してから取り付けを行いましょう。水分を含んだ状態の取り付けや稼働も故障の原因になってしまいます。

なお先述の通り、ドライヤーや暖房（ストーブなど）、直射日光で故意に熱を加える乾かし方はNGです。時間はかかりますが、陰干しで自然乾燥を行ってから取り付けましょう。

フィルターは2週間に1度、ダストボックスは1年に1度の掃除が目安

おそうじ機能のついていないエアコンは、2週間に1回のフィルター交換が目安です。ダストボックスはフィルターほど頻繁なお手入れは不要ですが、1年に1度の掃除が推奨されています。

ただし、自動清掃機能があるかどうかや、エアコンの機種などによっても異なる場合があります。お手持ちのエアコンの説明書も併せて確認してみてください。

参考：富士通「お手入れ方法 エアコン」

富士通のエアコン「ノクリア」の特徴

ノクリアは富士通ゼネラルから販売されている、『カビに強い快適エアコン』をうたうエアコンです。このキャッチフレーズを掲げるノクリアには、エアコンの清潔さをキープしてくれる機能が充実しています。ノクリアの特徴を確認しましょう。

加熱除菌でカビや細菌を徹底排徐

ノクリアに搭載されている機能を代表的するのが、ノクリア全機種に標準搭載されている『熱交換器加熱除菌』です。

熱交換器加熱除菌とは熱交換器内に発生するカビ菌や細菌を、除菌する機能です。冷房や除湿のときに熱交換器に発生する水滴でカビ菌や細菌を浮かせて除去し、汚れを含んだ水滴を55℃以上に熱することで有害物質を除菌します。

ノクリアの熱交換器加熱除菌は、住人がいない時間帯をAI（人工知能）が学習し、不在時に自動で稼働します。除菌運転中は室温が上がる場合がありますが、外出中に除菌運転を済ませてしまえば、いつでも快適な部屋で過ごせるでしょう。

充実したカビ対策

ノクリアには熱交換器加熱除菌以外にも、さまざまなカビ対策機能が搭載されています。代表的な機能が『ハイドロフィリック熱交換器』です。

ハイドロフィリック熱交換器とは抗菌・防カビ性能に優れたコーティングを施した熱交換器を採用することで、エアコン内部の除菌力を向上させた機能です。

熱交換器は使用を重ねるごとに汚れがたまっていきやすい部分ですが、コーティングを施すことできれいな状態をキープしやすくしています。

このほかにもエアフィルターに抗菌・防カビ加工を施した『ウイルカット・フィルタープラス』や、部屋の状態に合わせてカビ抑制運転を自動で開始する『カビ抑制タイマー』などが搭載されています。

フィルター自動清掃機構を搭載

フィルターに付着したほこりを払い落として集める、『フィルター自動おそうじ機能』が搭載されているのもノクリアの特徴です。フィルター自動おそうじ機能の特徴は、自動清掃機能を補助してくれる『セルフクリーンブラシ』の存在にあります。

メインブラシにからみついたほこりを除去してくれるセルフクリーンブラシを搭載することで、フィルターを掃除するはずのメインブラシにほこりがたまり、思ったようにフィルターのほこりが落とせなくなる事態を防ぎます。

エアコンの機能を維持するには、2週間に1回程度のフィルター掃除が必要です。おそうじ機能が搭載されているノクリアなら、年に1回ダストボックスにたまったほこりを捨てるだけでお手入れが完了します。

AIが快適空間を実現

AIが搭載されているのもノクリアの特徴です。データを学習する『クラウドAI』と、分析結果に応じてエアコンをコントロールする『エッジAI』を組み合わせた『ダブルAI』体制で、居住者にとってベストな空調を生み出します。

AIを活用した機能の一例が『温度ムラ予測』です。温度ムラ予測とは自然環境の影響で温度ムラができやすい場所を見つけて学習し、部屋中が冷える・温まるように、空調をコントロールする機能です。

AIが搭載されたノクリアは、使えば使うだけ居住者や住環境について理解を深めていきます。細かく設定しなくても心地よい空間を実現できるでしょう。

富士通のエアコン「ノクリア」のクリーニング事例

たとえ高頻度で掃除をしていても、ユーザー自身が行えるエアコン掃除には限界があるので、エアコンの深部にはどうしても汚れがたまっていきます。エアコンの奥に潜む汚れを一掃するには、プロによるエアコンクリーニングが効果的です。「ミツモア」でノクリアのクリーニングを依頼した事例を紹介します。

「たいへん満足度の高いクリーニングでした」

• 利用時期：2023年9月
• 評価：★★★★★　5

7年間くらいフィルタのクリーニング以外やっていないエアコンが一台あったので、評判の良いこちらにクリーニングを依頼しました。

直前のお客さんで手間取って到着が遅れたり、現場で洗浄機が故障したりトラブル続きでしたが、事前連絡はしっかりして頂いていたし、洗浄機も会社に支援して貰って応急処置できたし、特段悪い印象はありません。

寧ろこちらが恐縮するくらい平謝りで、全般的に誠実な対応で良い印象でした。接客力は大切ですね。

肝心のクリーニングについてですが、エアコンの周囲を丁寧に養生し、外装とルーバーを取り外し、剥き出しの状態で熱交換器からシロッコファンまで丁寧に洗浄して頂けました。

ぱっと見それ程汚れていないと思ったのですが、エアコンから出る廃液が予想外に汚れていて驚きでした。 取り外した外装も風呂場で丸洗いして頂き、たいへん満足度の高いクリーニングでした。

作業費用もリーズナブルですし、追加費用が発生する場合の条件も明確なので、こちらに依頼して良かったと思います。

またお願いすると思います。 本日は遅くまでお疲れ様でした。

「こちらが質問したことには丁寧に説明して頂き、好感をもてました」

• 利用時期：2023年9月
• 評価：★★★★★　5

5月に出産予定だったので、その前にエアコンクリーニングをしておきたかったのですが、タイミングを逃しズルズルきている内にカビの匂いがしてきて、赤ちゃんもいるので早急に依頼しました。

ミツモアでの見積り・やり取りは初めてでしたが、事前にチャットで相談、確認できたりと便利でした。

当日も時間きっちりに来て頂き、安いのでどうなのかな…と少し心配していましたが、とても丁寧に作業してくださいました。

驚いたのが「パーツを洗うのにお風呂場を借りたので、排水溝と換気扇をお掃除させてもらいました」と言って頂いてビックリ！排水溝は中々自分ではそこまでは…という部分までピカピカにしてもらい、換気扇に関してはどう掃除しようか…と困っていたのでめちゃくちゃ嬉しかったです！

作業終わりには全てのビフォーアフターの動画や写真（お風呂の排水溝と換気扇も含む）を見せて頂き、肉眼では確認しづらかった箇所もアップでしっかり見えて、ピカピカになっているのを確認できました。

最後に、10分頂ければサービスで…とトイレのフチ裏までキレイにして頂き、依頼以上のお仕事をして頂き、大大大満足です！

また是非、お世話になりたいと思います。 どうもありがとうございました。

「クリーニングしてもらってつまりがなくなり風量があがりました」

• 利用時期：2023年9月
• 評価：★★★★★　5

エアコンの効きが悪くクリーニングお願いしました。

中がカビとほこりで詰まっていて、クリーニングしてもらってつまりがなくなり風量があがりました。

様子を見て見ないとわかりませんがエアコンの効きも良くなりました。

作業はとても丁寧で料金も良心的でした。

フィルター・吹出口以外の掃除はプロに依頼しよう

ノクリアの掃除はやり方をしっかり把握してから臨めば、そこまで難しい作業ではありません。注意事項を意識して作業を行えば、安全にエアコンをきれいにできます。

しかしユーザー自身が掃除できる範囲は、エアコンのごく一部です。エアコンの最深部までは掃除できません。無理やり掃除しようとすると故障の原因となるため、注意が必要です。

エアコンを徹底的にきれいにしたいのであれば、プロによるエアコンクリーニングを利用しましょう。プロの手を借りれば、エアコンの奥深くまできれいにできます。プロによるエアコンクリーニングを賢く活用して、クリーンな空調を実現しましょう。

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