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エアコンのカビを掃除しないと病気になる!?防止と掃除の方法

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エアコンのカビが原因の咳・アレルギー・病気
エアコンでカビが発生する危険性・原因

蒸し暑い空気に包まれた部屋に帰ってきて、すぐさまエアコンのリモコンを手に取る。涼しい風が吹き始めたと思ったら、爽やかな風とはかけ離れたイヤなカビの臭い。誰しもがこのような経験をしたことがあるのではないでしょうか?実は、エアコンに繁殖したカビはイヤな臭いの原因になるだけでなく、病気になってしまうこともあるそうです。

今回は、エアコンのカビが引き起こす病気、エアコンでのカビ発生の原因・防止法、エアコンにこびりついたカビ取り掃除方法までご紹介いたします。

エアコンのカビが及ぼす健康被害・病気のリスク

エアコンのカビが原因の咳・アレルギー・病気
カビのついたエアコンが幼児に与える影響

植物は種子(タネ)により繁殖しますが、カビは「胞子」により繁殖します。エアコンの風によりカビ胞子が部屋中にばらまかれ、そのカビ胞子を吸い込むことで咳やアレルギー症状を引き起こしたり、最悪の場合「夏型過敏性肺炎」などの病気になってしまう可能性が!特に赤ちゃんから小学生くらいまでの小さいお子さんの場合、大人に比べて免疫力や耐性が低いので、喘息や肺炎などの病気に苦しむリスクが非常に高くなります。症状にわけて見ていきましょう。

エアコンのカビが引き起こすアレルギー症状・病気

①気管支喘息

大人の喘息の原因は非アレルギー性のものが多いですが、小児喘息は大半の場合がアレルギー性です。アレルゲンの一つにカビがあります。エアコンからのカビ胞子を吸い込むことで、気管支が炎症を起こし、ゼイゼイ・ヒューヒューといった呼吸や咳、ひどいときには呼吸困難といった喘息の症状を引き起こします。

②アトピー性皮膚炎

エアコンがまき散らすカビが気管支に付着するなら、当然皮膚にも付着します。カビが人間の皮膚を住処として繁殖することにより、アトピー性皮膚炎に独特のかゆみと赤みを引き起こします。

③アレルギー性結膜炎

エアコンからのカビは目の周りや目の粘膜にも付着し、目の周りが赤くなったり、白目が充血してかゆくなります。

④夏型過敏性肺炎

通常の肺炎は細菌やウイルスが原因ですが、「夏型過敏性肺炎」はエアコンに生息しているカビの一種「トリコスポロン」により引き起こされる病気です。咳や発熱が典型的な症状なので、ただの風邪と間違われることが多いですが、毎年夏に発症する場合は夏型過敏性肺炎の可能性があります。慢性化すると、呼吸困難に陥ることもあるので注意が必要です。

⑤アレルギー性気管支肺アスペルギルス症

この病気は喘息を持っている方にのみ発症します。症状は喘息と大きく変わらないのですが、普通の喘息患者と比べて薬の効きが悪いという特徴があります。呼吸困難に陥った時に薬の効きが悪いのは命にかかわりますから、かなり注意が必要です。

エアコンにカビが生えてしまう原因は?

エアコンにカビが発生する原因
カビが発生しやすい3つの条件とは

そもそもカビが生える原因は何なんでしょうか?なぜエアコンにはカビが生えやすいのでしょうか?エアコンにはカビが発生しやすい条件がそろっているのでしょうか?

ここではカビが発生する環境の特徴を説明します。

カビが発生しやすい環境の特徴 その1 「温度」

カビが発生しやすい環境の特徴は3点あり、そのひとつが「最適な温度」です。カビが発生しやすい温度は大体20~30℃と言われています。夏場のエアコンの設定温度は、まさしくこのカビが発生しやすい温度の範囲内である為、エアコン内はカビの温床になりうることが分かります。

カビが発生しやすい環境の特徴 その2 「湿度」

ふたつめは「最適な湿度」です。だいたい湿度が60%を超えると、カビが発生しやすくなります。梅雨の時期や夏場の平均湿度は約70%前後で60%を超えています。エアコン運転で室内の湿度は下がるかもしれませんが、一方でエアコン内部には除湿した分の水分が溜まるので、エアコン内部の湿度は下がらずにむしろ上がってしまい、なんと90%以上の湿度になっているんです。

カビが発生しやすい環境の特徴 その3 「ホコリ・汚れ」

カビが増殖するには高湿度の環境にある「水分」に加えて、「養分」となるホコリや汚れが必要になります。エアコンを使用していないときにはホコリが溜まりますし、運転中でもフィルターをすり抜けてエアコン内部にホコリが溜まることもあります。養分となるホコリが自動的に溜まってしまうエアコンは、カビにとって絶好の住処になります。

エアコンのカビ発生の防止対策

エアコンにカビが発生するのを防止する方法
エアコンのカビの発生を防止する3つの方法

カビ発生防止のための3つの策 その1「送風運転」

エアコンの冷房機能・除湿機能はエアコン内部の水分の増加や湿度の上昇につながります。湿気とホコリの両条件がそろってしまうとカビが繁殖を始めるので、それを避けるためにエアコンの送風運転機能を使いましょう。送風運転は室内の気温を下げる機能ではないため、冷却フィン(熱交換器)は稼働しません。ですのでエアコン内部に結露が生じることなく、エアコン内部の湿気を排気できてカビ発生の防止につながります。

カビ発生防止のための3つの策 その2「換気」

積極的に室内を換気しましょう。換気をすることで、カビの繁殖原因のひとつである室内の空気中のホコリを減らすことができます。

カビ発生防止のための3つの策 その3「定期的な掃除」

エアコンについているフィルターもホコリが溜まりすぎると、エアコン内部にホコリや汚れが侵入しカビが発生する原因になります。エアコン全体を定期的に掃除するのは厳しいかもしれませんが、ホコリのフィルターを月に一回掃除をすることで、カビ発生を防止・抑制できます。

エアコンのどこにカビが生えているのか?

エアコン内でカビが繁殖しやすい箇所
エアコン内でカビが繁殖しやすいのはどこ?

エアコンにカビが生えていると分かっていても、高い位置に設置されたエアコンの中はなかなか調べにくいですよね。エアコンを分解しない限り、目視でカビが確認できるのはエアコンの吹き出し口ぐらいでしょう。

フィルターの奥にある「フィン」にカビは発生します

皆さんがエアコンでよく掃除する箇所はホコリが溜まったフィルターの部分でしょう。フィルター掃除はエアコンの運転効率を良くする効果がありますし、ホコリの除去はカビの発生防止・抑制にも効果的なのでかなり重要なのですが、本当に掃除しなければいけないカビはもっと奥に潜んでいるんです。

「フィン」とは熱交換器、つまりは取り込んだ部屋の空気を設定温度まで冷やすまたは温める部分のことです。空気が冷やされると、空気中の水分量が変わります。この現象によりフィンの部分には水分が生じます。原理は、冬に住宅の窓に結露が発生するのと同じです。

実はフィンよりさらに奥の部分にもカビは発生します

エアコンの構造として、フィンの奥に「送風ファン」と「ドレンパン」というものがあります。

送風ファンはフィンで温度調整された空気を室内に送る装置で、フィンと同様にカビの温床となっている箇所です。フィンより奥にある送風ファンのカビ取り掃除に手を出す人はかなり少ないです。購入してから一度も掃除していない人も少なくないでしょう。

ドレンパンはフィンの下に位置し、フィンに付着し垂れてくる水分を集めて排出する箇所です。多量の水分とホコリが溜まるので、カビにとっては絶好の住処なのです。

エアコンに生えたカビ取り掃除方法

エアコンのカビ取り掃除の方法
エアコンのカビ掃除の方法をまとめました

エアコン内部でカビが生えやすい箇所について説明しましたが、一体どのように掃除をしたらよいのでしょうか。今回はフィルターだけの簡単な掃除パターンと、さらにフィンや吹き出し口までの手の込んだ掃除パターンを3つ紹介します。

フィルターだけの簡単パターン

普段エアコンの掃除をする方の多くは、エアコンのパーツの中で一番簡単なフィルター部分のお掃除だけで済ませていると思います。エアコンの機能がアップしたことにより、フィルターの自動掃除機能のみで自分では掃除をしないという方ももしかすると少なくないかもしれません。ですが、一度エアコンのカバーを取り外してホコリの溜まり具合を見てみると、思っていた以上にホコリが溜まっているかもしれません。ここでは簡単に、エアコンフィルターの正しい掃除方法を紹介します。

  1. エアコンの前面についているカバーを取り外す
  2. 取り外した時にホコリが舞い散らないように、フィルターのホコリを掃除機で吸い取る
  3. フィルターを取り外し水洗いをする。水のみで落ち切らない場合のみスポンジや洗剤を使用しましょう。フィルターが劣化する原因になります。
  4. 軽く水気をふきとった後、乾燥させる。
  5. 完全に乾いたらフィルターをもとの位置に戻す。少しでも水気が残っているとそこにホコリが溜まりやすくなるので注意。

フィンのカビ取り掃除方法

フィルターの奥には皆さんなかなか手を出さないのではないでしょうか。しかしフィン用のクリーナーも市販されていますし、少々手間はかかりそうですがフィンのカビ取り掃除の仕方を見ていきましょう。

  1. まずエアコンのコンセントを抜きます。エアコン内部に触れるので電源は必ず切りましょう。
  2. パネルとフィルターを上記の手順で取り外した後、全体に付いている枠を取り外します。
  3. フィン部分の掃除の際、電装部分(2で取り外した枠の裏側)に水分が入って故障が起きないようにビニールとテープで覆い養生します。
  4. フィンはアルミで比較的もろいので、掃除機で汚れを吸い取るのは控えましょう。フィンの部分が曲がってしまうとエアコンの性能が落ちてしまいます。
  5. フィンの部分に洗浄液スプレーを吹きかけます。洗浄液はドレンパンを通って外に排出されます。
  6. ここでも乾燥させることが大事なので、エアコンの送風モードを用いて乾燥させます。

吹き出し口・送風ファンのカビ取り掃除方法

冷却フィンの奥にある送風ファンは、吹き出し口からブラシなどを突っ込んで掃除します。送風ファンの掃除は最も手がかかりますが、いったい何が大変なのか見ていきましょう。

  1. 洗浄液が垂れてきてもいいようにビニール袋などを使用して養生します。フィン部分と違って、吹き出し口に洗浄液を吹きかけてもその洗浄液は外に排出されずに垂れてきます。養生したビニール袋に排水が溜まるように、もしくは排水がビニールを通ってバケツに溜まるように工夫しても良いでしょう。
  2. 吹き出し口の奥に見える黒いファンに洗浄液をスプレーします。送風ファンは回転するので、ブラシなどを用いて回転させてファン全体に洗浄液をスプレーします。
  3. スプレーを終えたらスポンジや歯ブラシ、綿棒を使って全面の汚れやカビを落としていきます。このときに吹き出し口やドレンパンも同時に掃除しましょう。
  4. 洗浄液もしくは霧吹きスプレー(水)を用いて、こすった汚れを洗い流します。
  5. 雑巾などのいらない布で全体の水分をふき取った後、フィルターやフィンの場合と同様に乾燥させます。

以上がエアコン全体のカビ取り掃除の方法になります。ここまでの掃除方法を見てみると、掃除の仕方はシンプルなのですが、何よりエアコンが故障しないために、もしくは洗浄液の垂れを防ぐためにエアコンを養生するのがかなり手間がかかりそうで、うまくいかなかった場合にエアコンが壊れてしまうというリスクを伴っている点が大きな不安要素だと思います。また送風ファンの掃除はファン全体を掃除するために腕を長時間上げておかないといけないため、かなりキツイです。

エアコンのカビの放置は危険!今すぐプロに依頼

エアコンのカビ取り掃除はプロにおまかせ
エアコンのカビ取り掃除はプロにおまかせ

エアコンのフィルター以外の部分、つまりフィンや送風ファンを掃除しないままにしておくと、エアコンによりカビの胞子が部屋中にばらまかれ続け、それが原因で病気になってしまう可能性があります。掃除をすればカビを除去できることはわかっていますが、上に示した通りフィンや送風ファンの掃除にはかなり手間がかかります。

エアコンのカビが気になってはいても、掃除をする時間を確保できなかったり、他に優先することがあってなんだかんだ後まわしになってしまうことが多く、エアコンのカビ取り掃除をできていないご家庭が多いのが現状だと思います。精密な機器であるエアコンを壊さないために、部屋を汚してエアコン掃除以外の仕事を増やさないためにも、エアコンのカビ掃除はプロに任せるのがおすすめです。

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