ミツモアロゴ
ミツモアメディア

エアコンのフィンを自分で簡単掃除!市販のクリーナーの効果を比較!

最終更新日: 2018年09月12日
エアコンのフィン部分
エアコンのフィンを掃除する手順をご紹介

フィンと聞いて一番に思い浮かべるものと言えば、ダイビングやスイミングの時に足につけるフィンではないでしょうか。私もはじめエアコンのフィンと聞いても、それがどの部分にあたるのか全く見当が付きませんでした。しかし、実はフィンというのはエアコンの心臓とも言える箇所であり、フィルターと同様に定期的な掃除が必要な部分だったのです。今回はそのフィンを自分で掃除する方法やフィン用のクリーナーをいくつか比較していきたいと思います。

エアコンのフィンはホコリとカビの温床

フィルターの裏に存在するフィン
フィルターを外すとその奥にはフィンが

フィン(熱交換器ともいう)はフィルターのすぐ裏に位置します。掃除のためにフィルターを外すと写真のようなギザギザの金属板のようなものが見えると思います。これがフィン(熱交換器)です。

「フィン」とは空気の温度を調節するところ

エアコンの内部構造のイラスト
エアコン内部の構造はこんな風になっています

フィンは別名「熱交換器」と言われていることからも推測できますが、熱のやり取りをする部分です。熱のやり取りがなぜ必要か。それは室内温度より高い、もしくは低い温度の空気を送り出して室内温度を調整するために、送り出す空気の温度をエアコン内で調整しなければならないからです。

エアコン内部での空気の流れ
エアコン内での空気の流れ

例えば、空気を冷やす時はフィンが冷たくなり、そこを空気が通り抜け空気の温度が下がります。ここで注目すべきことは「フィンが冷たい」ということです。フィンが冷たいと結露が起こり、フィンの周辺には液体の水分が発生してしまうのです。

フィンにはカビが繁殖する条件が整っている

エアコン内部の温度でさえ結露が生じるということは、それだけエアコン内の湿度が高いということです。さらに、フィルターがあってもホコリはそれをすり抜けてフィンまで到達してしまい、フィンの水分によりホコリが溜まりやすくなるのです。そしてこの水分とホコリと湿度というのが、カビが繁殖してしまう環境に見られる最大の特徴なのです。

ということは、フィンはエアコンの中でも最も掃除が必要な場所になります。エアコンのホコリやカビを除去することが、エアコンのニオイ除去や運転効率の改善につながります。

エアコンのフィンを掃除する前に

エアコンの全面カバーを取り外している写真
フィン掃除の際に養生やカバー取り外しは必要?

エアコン内にはフィンの他にも、送風機能を担う「ファン」というものがあり、こちらもカビが溜まりやすい箇所です。ファンも自分で掃除が可能なのですが、養生も必須で洗浄にも手間がかかります。ではフィンの場合はどうなのでしょうか?

フィンを掃除する時に養生は必要なのか

エアコンを横から見た時の断面図
エアコンを真横から見るとこんな感じ

先述したように「ファン」の掃除には養生が必須です。ファンにスプレーをしたり水をかけたりすると、それらの液体はすべてエアコン内壁を伝って送風口から垂れ流しになるので、エアコン下に養生シートを設置しなければ部屋が汚水まみれになってしまうのです。

一方で「フィン」の場合は、スプレーをしたり水をかけても、液体はドレンパンという排水溝のようなものを通って外に排出されるので、上手く掃除すれば養生は必須ではありません。ただ、私が実際に掃除をしてみた結果、使用するクリーナーによっては泡や液体をドレンパンで受けきれず垂れてきたので、状況に合わせて養生シートを設置した方が安心は安心です。養生が必要だと思われるクリーナーや養生の方法については後ほど説明します。

フィンの掃除でエアコンのカバーは取り外す?

養生のほかに気になるのは、掃除の際にカバーを外したりエアコンを分解しないといけないのかということですよね。これに関しては、お持ちのエアコンの機種によるかと思います。私の家のエアコンは前面カバーとフィルターを取り外すと下の写真のようになりました。このままだとフィン全体の3分の1ほどしか掃除を行えないので、この全面についているカバーを取り外さなければいけませんでした。

メーカーや機種によってはカバーを取り外さなくても、広範囲を掃除できるものがあるかもしれないので、各ご家庭で一度確認してみてください。

エアコンのフィルターの裏
前面カバーを上げて、フィルターを外したら

ちなみに自宅のエアコンのカバーを取り外す時の話ですが、実は取り外し方が分からずかなり時間がかかってしまいました。20分ほど試行錯誤した結果、下の写真のような部分にカバーを固定しているネジが身を隠していました。みなさんもネジの場所が分からないときはこのような小さなカバーを探してみてください。

カバーを固定しているネジのカバー
ボタン?カバー?何の部品だろう。
カバーを固定しているネジ
こんなところにネジが!

エアコンのフィンを自分で掃除する方法

フィン掃除の邪魔をしているカバーも取り外せたところで、フィンの掃除方法について見ていきましょう。

フィンを掃除する時の養生の方法

もし全面カバーを取り外した場合は、エアコンの電装部分がむき出しになるはずなので、その場合は必ず電装部分をビニールで覆い保護してください。電装部分にクリーナーの成分や水がかかるとエアコンが故障してしまいます。ゴミ袋に使うようなポリ袋などで十分です。

電装部分をビニールで養生して保護
電装部分をビニールで保護

電装部分以外に養生するのは部屋の壁面です。私が掃除をした際は、壁面の養生は行いませんでした。しかし実際にクリーナーを使用してみると、案外スプレーの威力が強く、フィンだけでなく壁面にまでスプレーがかかってしまったように見えました。ですので、部屋の壁にスプレーがかかってしまうことや、万が一シミになってしまうことが心配な方は壁にもビニールで貼り付けて養生をした方が良いでしょう。

最後に、エアコン下で汚水を受け止める養生シートの作り方についてですが、この作り方は「エアコンのファンの掃除、市販スプレーの成果と掃除の時の注意とは!」の記事でも解説しているのでこちらを参考にしてください。

養生シートを作るのが面倒だなと感じたら、養生シートが付属品として付いている「ファン掃除用スプレー」を購入するのがいいと思います。そして一気にファンまで掃除してしまいましょう!

ここまでに説明した養生について下の表にまとめました。

養生が済んだら早速クリーナーでお掃除!

エアコン周りの養生が完成したら、ここでフィン用洗浄クリーナーの出番です。今回私が使用したのはこの3種類のクリーナーです。

  1. アース製薬 超速乾 エアコン洗浄スプレー 170mL
  2. アース製薬 エアコン洗浄スプレー防カビプラス 無香性 420mL
  3. ショーワ くうきれい エアコン内部洗浄剤(冷却フィン用)
掃除に使った3種のスプレー
この3本でフィンをお掃除!

1番と2番(写真では右にある2本)はある程度の距離からフィンに向かってスプレーするだけのタイプです。1番の「超速乾洗浄スプレー」は本当に超速乾。スプレーした後にフィンを触ってみても、ほぼ濡れている感覚はありませんでした。スプレーの勢いは強いですが、噴射幅が狭く内容量も少なかったです。2番の「洗浄スプレー防カビプラス」は縦長に幅広くスプレーが噴射され、液体量もエアコン1台に対して十分量があり使いやすかったです。この2本をわかりやすく比較してみましょう。

そして3番の「くうきれい エアコン内部洗浄剤(冷却フィン用)」は1番、2番とは違いムース状の泡が出るタイプで、ムースとリンスの2本セットです。ムースでカビや汚れを落として、リンスで汚れとムースを洗い流すという流れ。

フィン用スプレー3種類でフィンを掃除
3種類のスプレーで一気に掃除!

上の写真は範囲を3分割して左から、3番のスプレー「くうきれい」、中央が1番のスプレー「超速乾」、右が2番のスプレー「洗浄スプレー防カビプラス」を使用した写真です。カバーを外して掃除をしているうえに、出した泡の量が多すぎて完全に垂れてきています。この場合だと絶対に養生が必要です。右側と中央部分の違いは、見た目ではほぼ分からないですね。スプレーをした直後なので「超速乾スプレー」を使った中央部分の方がキレイに見えるかもしれません。

3番の「くうきれい」の場合は、ムースが出てその分時間と手間がかかりますが、汚れが落ちていくのがはっきりと目に見えました。泡と汚れをリンスで洗い流していくのですが、リンスの量は少し足りない気がしました。泡が残っていると、掃除後にカビや汚れが発生しやすくなってしまうので、水で洗い流したりふき取ったりしましょう。

エアコンのフィン掃除後の汚い排水
カビと汚れがハッキリと見えます。

洗浄が終わったらあとは乾燥させるだけ

洗浄が終わった後は必ずフィンを乾燥させましょう。濡れたままエアコンの運転を再開すると、ホコリや汚れが溜まりやすくなったり、故障の原因になる可能性もあります。1~2時間自然乾燥させますが、その前に雑巾などで軽く水分をふき取ると早く乾きます。ただしあまり強く拭きすぎるとフィンの金属が変形してしまうので、注意が必要です。

自然乾燥が終わったら、カバーやフィルターを付け直して、送風モードで1時間ほど運転させましょう。もし送風モードがない場合には、温度設定を高くした冷房運転を行ってください。

フィンの掃除は定期的に

エアコンをリモコンで操作
エアコンの中には普段は見えない汚れが潜んでいる

汚れやカビが相当溜まっていて、自分で応急処置をしたい場合はムーススプレーの「くうきれい」で、定期的に簡単に除菌・消臭をしたい場合にはアースの「超速乾洗浄スプレー」「洗浄スプレー防カビプラス」を使うのが良いと思います。

最後にフィンの掃除に必要な道具をまとめておきます。

  • 養生用の45Lビニール袋
  • 養生するためのテープ
  • フィン洗浄クリーナー
  • ネジを外すのに使うドライバー
  • 水気をふき取る布

フィンと同時にファンも掃除をしたいという方はコチラの記事を参考にしてみてください。

セルフの掃除では到底落とし切れないほど汚れ・カビが溜まっていたり、年に1度は業者にエアコンクリーニングを依頼したいという方はぜひミツモアでプロを探してみましょう!