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【汚れ別】カーペットの掃除方法!普段の掃除からシミ・ダニの取り方まで解説

最終更新日: 2024年06月28日

カーペット掃除のコツは?

絨毯やカーペットを掃除するときは、ブラシを使って毛足を立たせてから掃除機やコロコロをかけること。寝ている毛足の奥にホコリが入り込んでいるので、毛の流れに逆らって掃除しましょう。

カーペット掃除は、掃除機やコロコロだけでもいい?

カーペットに掃除機やコロコロをかけると、ホコリや髪の毛などをある程度除去することができます。しかし人の皮脂や汗が付着して“見えない汚れ”もかなりたまるので、月に1回程度は拭き掃除するのが理想です。

この記事で掃除方法やコツを紹介していきます。

絨毯・カーペットは掃除機だけだと不十分?

カーペット

絨毯やカーペットの掃除をするとき、掃除機やコロコロだけで済ませるという人も多いでしょう。

しかし「何度コロコロをかけても髪の毛やゴミが出てくる」という経験をしたことはありませんか?一見キレイに見えても、汗・皮脂、髪の毛、食べかす、ダニ、ホコリ、ペットの毛など様々な汚れが繊維の奥にたまっています。

掃除機とコロコロだけでは不十分だと感じる場合は、「ブラッシング」や「拭き掃除」をあわせるのがオススメです。

カーペットの汚れの原因と、有効な掃除方法

「カーペットや絨毯につきやすい汚れは?」と聞かれたら、髪の毛、ペットの毛、ホコリ、ハウスダストなどが挙がるのではないでしょうか。

掃除機やコロコロを何回かけてもこれらの汚れが出てきてしまうのは、カーペットの繊維の奥まで入り込んでしまうからです。そのためブラッシングして毛を立ちあがらせ、ゴミを取り除きやすくするのがオススメ。

また忘れがちなのは「汗や皮脂」も汚れの原因になるということです。

家をハダシで歩いたり、寝転んだりするとどうしても汗や皮脂がついてしまい、カーペットに油分がたまります。カーペットに染みついた皮脂や汗には、重曹水を使って拭き掃除するのがオススメ。

実際に拭き掃除をしてみると、雑巾にかなりの黄ばみ汚れが付着してビックリするかもしれません。

理想的な掃除頻度は?

住人の人数や、部屋の利用頻度によってもカーペットの汚れやすさは違いますが、掃除頻度は以下を目安にしておきましょう。

掃除機・コロコロ 2~3日に1回

(最低でも1週間に1回)

拭き掃除・天日干し 1カ月に1回
ダニ対策 2~3カ月に1回

テーブルやフローリングにホコリが積もっている場合、カーペットにはそれ以上のホコリが隠れています。ダニやハウスダストによるアレルギー症状を防ぐためにも、上記の期間を目安に掃除しておきましょう。

絨毯・カーペットの理想的な掃除頻度は、2~3日に1回程度です。掃除機か、もしくはコロコロなどの粘着クリーナーでこまめに掃除しましょう。最低でも1週間に1回の掃除がオススメです。

カーペットの掃除機がけやコロコロを効率化するコツ

カーペットを掃除機で掃除する女性

カーペットの掃除機がけやコロコロ(粘着クリーナー)は普段からやっている人も多いと思われます。

掃除機やコロコロの力を最大限活かしてもっと効率的にするには、以下のコツを意識してみましょう。

  • ペットの抜け毛などが多い場合、ゴム手袋でカーペットをなでて毛を集めておく
  • ブラシで毛を立ててから、毛が逆立つ方向に掃除機をかける
  • 掃除機がけした跡に沿ってコロコロをかける
  • 仕上げの掃除機がけは縦・横に向きを変えながら
  • 掃除機は押しつけず、ゆっくり動かす
  • 掃除機の種類ごとの注意点を把握しておく

これらのコツを意識することで「カーペットのパイルや繊維の奥に入り込んでしまったゴミを取り出す」ことができ、効率的に掃除できます。

ゴム手袋でカーペットをなでて毛を集めておく

ゴム手袋

髪の毛やペットの抜け毛が多いときは、ゴム手袋を使ってかき集めると効果的です。毛がゴムに引っかかるので簡単にまとまり、集まった毛の束を掴んで捨てることができます。

いきなりコロコロや掃除機をかけると、毛だけでいっぱいになってしまうので、先にある程度おおきなゴミを掃除しましょう。

コツは、カーペットの上で円を描くようにこすること。くるくるとゴム手袋を当てて回すと、毛やホコリが絡まって毛玉のようになり、お手軽に掃除できます。

関連記事:犬の抜け毛掃除をお手軽に!身近グッズ3選&簡単掃除グッズ5選 | ミツモア

ブラシで毛を立ててから、毛が逆立つ方向に掃除機をかける

カーペットのパイル(毛)が長めだと、その奥にホコリや髪の毛が入り込んでしまいます。また歩いたときの重みや家具の重みでパイルがへたってしまうので、表面だけの掃除では奥のゴミが取れなくなってしまうのです。

そのため掃除機をかけるまえにブラシでパイルを立てておきましょう。上画像のようなお掃除用ブラシを使っても、100均でヘアーブラシを買って代用してもOKです。

ブラシをかけるとパイルが立つ向きが分かるので、その方向に掃除機をかけましょう。普段はパイルに隠れている奥まで吸引できます。

掃除機がけした跡に沿ってコロコロをかける

ラグマットにコロコロをかける

カーペットのパイル(毛)を立てる方向に掃除機がけしたら、その跡に沿って同じ向きでコロコロをかけましょう。

掃除機だけでは吸い取りきれなかった、小さなホコリやゴミを取ることができます。

毛先が立ち上がっているので、繊維の奥のゴミを取ることができるので効率的です。

仕上げの掃除機がけは縦・横に向きを変えながら

自宅のリビングで掃除機をかける女性

パイル(毛)の流れに逆らって掃除をした後は、縦・横といろんな角度から掃除機をかけて仕上げましょう。

パイルがいろんな方向に動くことで、隙間に残っているホコリや髪の毛などのゴミが取れやすくなります。1方向だけでなく、2~3方向から掃除機やコロコロをかけてください。

掃除機は押しつけず、ゆっくり動かす

掃除機やコロコロを使うときには、カーペットに押し付けないように注意しましょう。とくに毛足が長いタイプのカーペットだと、ホコリやゴミが繊維のもっと奥へ逃げてしまうからです。

掃除機やコロコロを手前に引くように動かすことで、余計な力が入らず、効率的に掃除できます。

また掃除機は「1畳につき30秒~1分ほど」のペースでゆっくり動かすのがコツです。一瞬ノズルが当たっただけでは奥のゴミをしっかり吸引できません。

掃除機の種類ごとの注意点を把握しておく

【高速回転ブラシは使わない】

掃除機のなかには、ヘッドブラシが高速回転する高機能な機種もあります。この種類の掃除機を使ってカーペット掃除をするときは、ブラシの回転を止めて使用するのがコツです。

ブラシが高速回転することでカーペットの毛足が傷み、ゴワゴワにしてしまう恐れがあります。回転を止められない機種であれば、ノズルを変えて対応しましょう。

【自動掃除機はうまくカーペット掃除できないこともある】

また「ルンバ」のような自動掃除機のなかには、水拭きしてくれる機種もありますが、カーペットの水拭きはうまくいかないので使わないようにしましょう。

自動お掃除ロボットが部屋を掃除するとき、カーペットの段差が大きいと乗り越えられないこともあります。毛足の長いカーペットだと、毛足をゴミだと認識して、ずっとお掃除市続けてしまうことも……。

このように掃除機ごとにも注意点があるので、取扱説明書などを確認しておくのがオススメです。

カーペットの拭き掃除で皮脂汚れを落とす手順

カーペット掃除のイメージ 雑巾とスプレー

絨毯・カーペットの上をはだしで歩いたり寝転んだりすると、皮脂や汗などの汚れが付着します。

そのため掃除機がけやコロコロと合わせて、拭き掃除をしましょう。床から外せない「敷き込みカーペット」にも拭き掃除がオススメです。

カーペットの拭き掃除手順

皮脂や汗などの汚れは「酸性」なので、反対の「アルカリ性」をもつ成分で拭くと中和できます。

重曹はアルカリ性のなかでも、かなり中性に近いpH値なので、絨毯やカーペットを傷める心配もそこまでありません。重曹を使うことで消臭効果も期待できます。

【カーペットの拭き掃除手順】

  1. 掃除機やコロコロを使って、ホコリや髪の毛を除去する
  2. ぬるま湯(40℃前後)に重曹を溶かし、雑巾を浸してから絞る
  3. 様々な方向からカーペットを拭く

このように手順自体は簡単です。

まずはこの記事前半でも紹介したコツを意識しながら、繊維の奥に入ってしまったホコリや髪の毛を掃除しましょう。

ある程度キレイになったら、洗い桶に40℃程度のぬるま湯を用意してください。ぬるま湯1リットルに対して重曹大さじ3杯の割合で溶かして、よく混ぜます。

重曹水に雑巾やマイクロファイバークロスを浸して絞ったら、カーペットを拭いていきましょう。パイル(毛)についた皮脂や汗を落とすために、様々な方向からゴシゴシと拭いてお掃除完了です。

重曹以外で拭き掃除に使えるもの

重曹以外でも、「セスキ炭酸ソーダ」「アルカリ電解水」などを拭き掃除に使うことができます。またカーペットをなるべく傷めずに掃除したい方は、「おしゃれ着用洗剤」もオススメです。

セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダは、重曹よりも強いアルカリ性の粉末です。重曹と同じ割合でぬるま湯に溶かして使うことができます。

ただし重曹はかなり中性に近いのでカーペットにも使いやすいですが、セスキ炭酸ソーダの場合は強いアルカリ性によってカーペットの素材が傷む可能性も。事前にカーペットとの相性を調べておきましょう。

アルカリ電解水

アルカリ電解水は、水を電気分解してアルカリ性にした液体です。重曹やセスキ炭酸ソーダよりもさらに強いアルカリ性なので、カーペットの素材との相性は事前に確認しておきましょう。

アルカリ電解水は上画像のようにスプレー容器で売られています。その場合はカーペットにスプレーして、ぬるま湯で固く絞った雑巾で拭いていきましょう。

オシャレ着用洗剤

絨毯・カーペットを拭き掃除するときには、おしゃれ着洗剤を使うこともできます。1リットルの水に、5グラムのおしゃれ着洗剤を溶かし、雑巾を固く絞りましょう。

通常の衣類洗剤だと弱アルカリ性になっていることが多く、また界面活性剤などの成分も多めに含まれています。これらの成分は絨毯・カーペットの素材を傷めやすいのです。

おしゃれ着洗剤であれば、液性が中性で、界面活性剤も少ない製品が多く、カーペットにやさしい拭き掃除をすることができます。

重曹が使えない素材もある

重曹が使えないカーペット素材もあるので注意しましょう。おもにイグサ、ジュート、ウールなどには重曹を使ってはいけません。

イグサやジュートの場合、重曹によって変色する恐れがあります。ウールの場合は変色だけでなく、タンパク質が溶かされることでゴワゴワに劣化してしまうのです。

重曹だけでなく、セスキ炭酸ソーダやアルカリ電解水など、アルカリ性の強いものは使用できないので注意してください。

キッチン用の中性洗剤やオキシクリーンは使える?

カーペットの拭き掃除にキッチン用の中性洗剤を使うこともできますが、泡立ってしまうので注意が必要です。たいていの中性洗剤には界面活性剤が入っているので、泡を拭き取るのが大変になってしまいます。

またオキシクリーンもあまり拭き掃除には効果的と言えません。オキシクリーンは漬けおきで効果を発揮する漂白剤です。

ただしカーペット掃除用のオキシクリーンが販売されていて、そちらを使用すれば染み抜きに効果的です。

参考:オキシクリーンカーペットクリーナー

ウールやシルクには専用洗剤を使う

ウールやシルクなどの素材でできたカーペットは、専用の洗剤を使いましょう。

ウールの場合は「ウールマーク」が付いている洗剤を選ぶのがコツ。「ザ・ウールマーク・カンパニー」が明示する厳しい品質基準をクリアしている製品なので、ウール素材に使っても安心です。

シルク素材の場合もまた、「シルク専用」の洗剤を選ぶのがコツ。シルク独特のデリケートな風合いを守るために、洗剤選びにこだわりましょう。ウォッシャブルでない通常のシルクは、水や高温にも弱いので注意してください。

【シミ】汚れの種類ごとのカーペットの染み抜き

シミの種類は「水溶性」と「油性」の大きく2つに分類されます。シミの種類によって落とし方が違うので注意しましょう。

水溶性のシミを取る手順

コーヒーをこぼしたカーペット、染み抜き

コーヒーや牛乳、果汁ジュース、水性インクなどの水溶性のシミは以下の手順で取ることができます。

【水性のシミ抜き手順】

  1. キッチンペーパーやタオルを押し当て、なるべく汚れを吸い取る
  2. シミ全体に水をかけて濡らす
  3. 白いタオルをかぶせ、ノズルを外した掃除機で吸う

飲み物などがこぼれて付いたシミなら、早めに上記の手順で染み抜きすることでキレイになります。

キッチンペーパーなどを使ってある程度汚れを取ったら、水でシミ周辺を濡らしましょう。

その上からタオルを重ね、ノズルを外した掃除機でシミを吸い取ります。このとき掃除機が水分を吸い込まないように、タオルを2~3重に重ねるか、厚手のタオルを使いましょう。

時間が経ってしまった水性のシミが取れない場合は、以下の手順を試してみてください。

【頑固な水性のシミを取る手順】

  1. シミを水で濡らし、絨毯専用の染み抜き洗剤をスプレーする
  2. 白いタオルをかぶせ、上からブラシを当ててトントンと叩く
  3. ブラシを軽く前後にも動かしつつ、タオルに汚れを吸着させる
  4. シミが取れたら水拭きして洗剤をよく拭き取る

時間が経ってしまったシミは完全に落とすのが難しいですが、専用洗剤を使って染み抜きにチャレンジしてみましょう。

油性のシミを取る手順

食品の油を落としたカーペット、染み抜き

食品の油、マヨネーズ、油性マジックペンなどのシミには、ベンジンまたはマニキュア除光液を使います。

【油性のシミを取る手順】

  1. ベンジンや除光液を使うので、窓を開けて換気しておく
  2. 白い布にベンジンまたは除光液をつけて、カーペットの端の1か所だけに押し付ける。白い布に色が付いていなければ、色落ちしないので作業に進む。
  3. シミの周辺を水で濡らし、ベンジンまたは除光液をつけた白い布を、シミ部分に押し付ける
  4. 白い布にシミの色が移らなくなるまで、何度か押し付ける
  5. キレイな雑巾を水で濡らして固く絞り、拭き取る

乾いたままのカーペットにベンジンを押し付けると、かえってシミになる可能性があります。あらかじめ水で濡らしておくのがポイントです。

白い布にシミの色が移らなくなるまで、ゆっくりと押し付ける作業を繰り返します。ゴシゴシこすらずに、じっくり作業しましょう。

最後に水拭きしてベンジンや汚れを落としましょう。

お漏らしやペットの尿には「クエン酸」

人間の赤ちゃんと犬

子供のお漏らしやペットの尿は、汚れだけでなくニオイも気になってしまいます。

尿のアンモニア臭を落とすには「クエン酸」を使うのがオススメ。クエン酸は酸性で、アンモニアはアルカリ性なので、中和することでニオイを消す効果が得られます。

血液は水、もしくは30℃以下のぬるま湯で叩き掃除

カーペットや絨毯、ラグに血がついてしまったら、シミになる前に、なるべく早く拭き取るようにしましょう。

血液を掃除するときは、常温の水、もしくは30℃以下のぬるま湯で掃除しましょう。熱いお湯を使うと、血液が固まってしまいます。

ゴシゴシこすると血液が広がってしまうため、タオルで叩くようにして拭き取っていきます。なかなか汚れが取れない場合は、水で薄めた中性洗剤で拭き掃除しましょう。

嘔吐物にはアルコールスプレー

小さな子供の嘔吐や、二日酔い、ペットの嘔吐など、家族がカーペットの上に吐いてしまったときにはアルコールスプレーを使いましょう。

万が一「感染症の可能性があるケース」に備えるために、アルコールで消毒しておくと安心です。

マスクやゴム手袋を着用したうえで掃除しましょう。

まずは固形物をビニール袋に捨て、表面から拭き取れる汚れはキッチンペーパーやティッシュで取り除きます。

シミになった部分を、水で濡らして固く絞ったタオルで叩くように拭き取り、そのあとでアルコールスプレーをまんべんなくかけて消毒しましょう。

塩素系漂白剤で消毒することもできますが、カーペットが変色してしまう恐れがあります。塩素系漂白剤を使う場合は水で薄めて、目立たない場所で色落ちテストをしてから拭きましょう。

染み抜きをするときの注意点

カーペットや絨毯、ラグを掃除するとき、素材に注意しましょう。

素材によって、重曹やアルカリ性洗剤が使えない場合があります。使えない素材は天然繊維でできたもので、主に以下です。

  • イ草(ござ)
  • ジュート
  • ウール(羊毛)
  • コットン(綿)
  • リネン(麻)
  • バンブー(竹)
  • ラタン(籐)

天然繊維でできたカーペットは、重曹やアルカリ性洗剤に反応し、毛足が変色することがあります。最悪、素材に含まれているたんぱく質が、アルカリ性に反応して毛足を溶かす恐れも。

天然繊維でできたカーペットを掃除する場合、基本的に掃除機掛けや水拭きで掃除します。気になる汚れがある場合は、弱酸性・衣類用中性洗剤を使いましょう。

また漂白剤は繊維の種類問わず、避けましょう。カーペットの繊維が脱色してしまいます。

【ダニ】スチームアイロンやスプレーで除去可能

ダニアーススプレーをかける様子

カーペットには数十万匹のダニがいると言われています。そんな環境で生活していると考えるとゾッとしますよね。特に小さなお子さんがいるご家庭では心配になることでしょう。

掃除機をかける2~3時間前から部屋を暗くしておけば、カーペットにすみついているダニが表面へ出てきます。このタイミングでダニ駆除をすれば効果的です。

ただしダニは爪で繊維にしがみつくので、掃除機では吸い取ることが難しいと言われています。

ダニ退治をしたいときは部屋を暗くしたうえで、駆除スプレーやくん煙剤を使いましょう。そのあと、死骸を掃除機で吸い取るのがオススメです。

殺虫剤を使いたくなければ、スチームアイロンを使ってダニ退治するのこともできます。

関連記事:ダニ退治のおすすめグッズ13選!使用する場所ごとに、効果的なアイテムと使い方を紹介

スチームアイロンの蒸気をあてる

スチームアイロン

ダニに60℃の熱を当てると、一瞬で死滅させることができます。スチームアイロンを使えば、高温をカーペットの奥まで浸透させることができるため効果てきめんです。

【掃除の手順】

  1. 部屋を2~3時間ほど暗くする
  2. 掃除機をかける
  3. 固く絞った濡れタオルをカーペットに敷く
  4. スチームを噴射する
  5. 再び、掃除機をかける

ダニは夜行性です。部屋を1時間ほど暗くするだけで、カーペットの表面におびき寄せられます。部屋を暗くし、掃除機で表面のダニを吸い取りましょう。

掃除機をかけ終わったら、固く絞った濡れタオルをカーペットの上に敷いて、スチームアイロンを1箇所につき30秒ほど噴射させます。

ただしカーペットに近すぎると、熱で素材を傷めてしまうので注意しましょう。20cmほど離れた位置からスチームを噴射してください。

最後に再び掃除機をかけて、死滅したダニを吸い取れば完了です。

防ダニスプレーを吹き付ける

防ダニスプレーを使えば、スプレーするだけで簡単にダニを駆除することができます。ダニの発生を抑制する効果もあるのが嬉しいですね。

防ダニ効果は約1ヵ月続くので、カーペットを掃除する際には毎月スプレーするようにしましょう。

またスプレーしてダニを駆除したあとは、死骸を掃除機で吸い取ることを忘れずに。死骸を掃除すれば完了です。

関連記事:ダニを駆除する方法とダニを発生させないための対策方法 | ミツモア

定期的にカーペットを陰干しする

カーペットのダニを防ぐには、定期的に風を通し、湿気を取り除くのが有効です。

ダニは湿度が高い環境を好むので、定期的にカーペットを上げて風を通しましょう。カーペットを傷めないために直射日光には当てず、陰干しするようにしてください。

またカーペットに湿気が溜まると床との隙間にカビが生えることもあります。カビを食べるチャタテムシなどの害虫もいるので、カーペットを干すことで害虫がわくのを防ぎましょう。

【臭い】重曹でスッキリ消臭

カーペットは、裸足で歩き回ったり座り込んだりする機会も多いです。安心安全なナチュラルクリーニングの重曹で、臭いの発生を抑えましょう。

重曹を使う場合は「重曹水をスプレーする方法」と「粉末のまま振りかける」2つの方法があります。

重曹水をスプレーする

重曹小さじ1杯と水100mlをスプレーボトルに入れて、振って混ぜれば準備完了です。重曹水を直接カーペットにスプレーして、固く絞った雑巾で拭き取りましょう。

注意点として、イ草やジュート、ウール等の天然繊維でできたカーペットには重曹で変色することがあるため、使用できません。

重曹を使った掃除は、ご自宅のカーペットの種類を確認してから行いましょう。

重曹を粉末のままふりかける

粉末状の重曹を重曹をカーペットの表面にまんべんなく振りかけ、2~3時間放置したあとに掃除機で吸い取るだけで、カーペットのニオイ取りができます。

重曹には消臭効果があるからです。重曹の粉末が残らないよう、掃除機をゆっくりかけましょう。

【へたり】カーペットをフワフワに戻す方法

ふわふわのカーペットをなでる写真

カーペットが汚れているように見えてしまう原因のひとつとして、毛足がへたってゴワゴワになってしまうことが挙げられます。

きちんと掃除していても、突然の来客時などはどうしても見栄えが気になってしまいますよね。

またゴワゴワになったままだと、奥に入り込んだホコリや髪の毛なども掃除機やコロコロでは取り除きにくくなってしまいます。

カーペットのへたりを直して、フワフワに戻す方法を紹介します。家具を置いた跡のへたりにも有効です。

カーペットのへたりを直す方法4選

カーペットがへたってゴワゴワになってしまったときは、以下の方法を試してみましょう。

  1. ブラシで毛足を起こす
  2. ドライヤーの温風で毛足を起こす
  3. スチームアイロンを当てて毛足を整える
  4. クリーニングに出す

いずれの場合も、少しカーペットを湿らせておくと効果的です。

また家具の脚を置いていた跡など、部分的な凹みであれば、蒸しタオルを数十秒当ててから指先で起こすだけでも効果があります。

【1.ブラシで毛足を起こす】

ブラシで毛足を起こす方法は、掃除のコツでもお伝えした方法と同じです。

ヘアーブラシや掃除用ブラシを使って、カーペットをなでましょう。霧吹きなどで軽く湿らせておくと、より毛並みが整いやすくなります。100均で手に入るブラシで出来るのでお手軽です。

もし通常のヘアーブラシだと毛足に通らないほどゴワゴワしているなら、ペット用ブラシを使うのがオススメ。櫛(くし)が細かいので、固まった毛をほどいてくれます。

【2.ドライヤーの温風で毛足を起こす】

それでもまだへたっているなら、少しカーペットを湿らせたあとで、ドライヤーの温風を当てながらブラッシングしてみてください。

温風を与えることで、毛と毛のあいだに空気が入り込み、ふんわりとした質感がよみがえります。

熱を与えすぎるとカーペットを傷めてしまうので、20cmほど離れた場所から風をあててください。

【3.スチームアイロンを当てて毛足を整える】

アイロンのスチーム機能を使うと、湿気と熱によってよりカーペットの毛足を整えやすくなります。スチームを当てたあとで、ゴワゴワのカーペットをブラッシングしましょう。

火傷する恐れがあるので、同時並行で作業しないように注意してください。またスチームでカーペットを傷めないために、少し離れた場所から短時間だけ熱を当てるようにしましょう。。

【4.クリーニングに出す】

最終手段としては、カーペットをクリーニングに出すことになります。

ただしフワフワに戻したいのであれば、クリーニングで対応可能かどうかを業者に確認しておく必要があります。クリーニングに出しても必ずフワフワになるとは限らないからです。

もし事前に相談したとき、カーペットの寿命だと判断されたら、買い替えも視野に入れましょう。

カーペットを水洗いするときの手順とコツ

洗濯機

絨毯やカーペットが洗濯できるタイプなら、丸ごと水洗いすると効率的です。

  1. 絨毯・カーペットに掃除機をかける
  2. シミ汚れがある場所には洗剤を染みこませておく
  3. カーペットを折りたたみ、洗濯ネットに入れる
  4. 洗濯絵表示に記載されている方法で洗濯
  5. カーペットの裏側を表面にして陰干し

最初に掃除機をかけて、ある程度汚れを落としておくのがポイントです。

また水分が残っているとカビやダニが発生する原因になるので、しっかり乾かしきってからカーペットを敷きなおしましょう。天日干しだと色落ちする可能性もあるので、陰干しするのがベターです。

洗濯機で丸洗いできるかどうかは、絨毯・カーペットに記載してある洗濯絵表示を確認しましょう。

関連記事:絨毯・カーペットのクリーニングは自分でできる?業者に依頼する場合の費用は? | ミツモア

家庭で洗濯できる場合は?

手洗い可能 40℃以下の水温で、弱い処理が可能 タンブル乾燥可能
洗濯絵表示 手洗い可能 洗濯絵表示 40℃以下の水温で弱い処理なら可能 洗濯絵表示 タンブル乾燥可能 排気温度上限60℃

上記のようなマークが付いていれば、洗濯機でカーペットを洗える可能性が高いです。

家庭用の洗濯機の容量は6~14kg程度なので、約3畳(180cm×270cm前後)までなら対応できることが多いでしょう。

ただし「手洗い」のみの場合や、桶マークの下線が2本の場合(非常に弱い処理が可能)は、「ドライコース」などの運転コースでなければ洗濯できないので注意しましょう。

関連記事:洗濯機のドライコースって何?使い方や注意点を解説 | ミツモア

家庭で洗濯できない場合は?

家庭での洗濯禁止 タンブル乾燥禁止
洗濯絵表示 洗濯できません 洗濯絵表示 タンブル乾燥禁止

上記の洗濯絵表示がある場合は、家庭でクリーニングすることはできません。コインランドリーでの洗濯もNGです。

洗濯機洗いが不可の場合は、クリーニング専門業者に依頼しましょう。

  • ウィルトン系:1500~2,000円/1畳
  • シャギー、ウール、綿など:1,500~4,000円/1畳
  • ペルシャ、シルクなど:4,000~6,000円/1畳

上記のように、絨毯・カーペットの素材によって料金が変わります。6畳ほどのカーペットであれば、約1~2万円ほどが相場です。

絨毯・カーペットのクリーニングを依頼するときの料金

クリーニング専門店の店員、男女

自宅での水洗いができない種類のカーペットや絨毯、また自分で掃除しても落ちないシミがあるときなどは、業者にクリーニングを依頼するのもひとつの手段です。

クリーニング料金の相場

カーペットのクリーニング料金は、1㎡あたりの単価で決められていることが多いです。またカーペットの素材ごとに単価が変わります。

クリーニング専門店の場合は、1㎡あたり2,000~3,000円ほどの相場です。シルクや段通、ペルシャ絨毯の場合は1㎡あたり5,000円以上になることも多く、高級品ほどクリーニング費用も高くなります。

ハウスクリーニング業者の場合は、カーペット1枚あたりおよそ10,000~20,000円ほどが相場です。衣類クリーニング専門ではありませんが、染み抜きなどに対応可能な業者も多いうえ、自宅まで来て作業してもらえるのがメリット。

クリーニングを依頼するときのポイント

クリーニングを依頼するときには、事前に料金体系を確認しておきましょう。

  • 素材ごとに料金が明記されているか
  • ㎡あたりの単価になっているか
  • オプション料金が明示されているか
  • ドライクリーニング/水洗いなど洗浄方法が明示されているか

これらの点を確認しておけば、あらかじめクリーニング料金の目安が分かり、土壇場でトラブルになるリスクも抑えられます。

クリーニング専門店の場合は価格が決まっていてホームページなどで確認しやすいです。

ハウスクリーニング業者の場合は、出張費などの項目も増えるので、事前見積もりを取っておきましょう。

カーペット掃除をラクにしてくれる便利グッズ

コロコロの代わりに「エチケットブラシ」

日本シールというメーカーは、パイル織物を専門にしています。「エチケットブラシ」という洋服ブラシを、世界に先駆けて発売したメーカーです。

「エチケットブラシ」のなかでも、カーペット用のホコリ取りとして販売されているのが上画像の「ぱくぱくローラー」という製品。粘着性ではないのでカーペットの素材を傷めにくく、ホコリや抜け毛などをしっかり吸着してくれます。

ホテル旅館洗剤専門店スリーエス「Super 3S」

ホテル旅館洗剤専門店スリーエスの「Super3S」は、吹きかけるだけで簡単にシミを取り除きことができるスプレーです。

洗浄力が高く、食べこぼしなどの気になる汚れを、業務用レベルでキレイにしたいという人におすすめです。

カーベットや絨毯、ラグだけでなく、テーブルクロスやエアコンの洗浄にも使える優れモノ。

創コミュニケーションズHAJIME 「布製品汚れ取りの匠」

創コミュニケーションズHAJIMEの 「布製品汚れ取りの匠」は、シミ取りはもちろん、消臭・除菌効果もある商品です。気になるニオイや付着した菌にも効果を発揮してくれます。

使い方も簡単で、気になる汚れにスプレーして、水拭きするだけ。汚れと臭いを一緒に取り除きたい人におすすめです。

クイックル 「布・カーペットウエットシート 」

クイックル の「布・カーペットウエットシート 」は、サッと一拭きで掃除できるシートタイプのカーペットクリーナーです。シート1枚で拭くだけで、水洗いをしなくても綺麗になります。

忙しく、短い時間でパパっと掃除したい方にはとてもおすすめの商品です。カーペットだけでなく、ソファーや車のシートで使えるため、便利ですね。

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自分でカーペットの掃除をしてみたものの汚れが解決しない場合は、クリーニング業者に掃除を依頼しましょう。「ミツモア」なら無料で簡単に、クリーニング業者へ見積もりを依頼することができます。

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