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犬の抜け毛掃除をお手軽に!身近グッズ&簡単掃除グッズ

最終更新日: 2024年03月21日

「掃除はまめにしているつもりだけれど、カーペットやソファーには犬の抜け毛がべったりついているみたい。犬の抜け毛を効率よく掃除する方法はないのかな?」とお悩みではありませんか。

この記事では犬の抜け毛を取り除くための掃除グッズや、犬の抜け毛が付着しないようにする方法について詳しく紹介します。犬の抜け毛でお困りの方は、ぜひ参考にして掃除を行ってみてください。

犬の抜け毛が気になるのは年に2回

犬のブラッシングをする人

犬を飼っていると、「特に毛が抜ける時期がある」と感じたことはないでしょうか。犬には「換毛期」と呼ばれる毛が抜けやすくなる時期が年に2回存在します。特に、季節の代わり目である春〜夏と秋〜冬にかけて多くの毛が抜けます。

まずは、換毛期の仕組みと特に抜け毛が多い犬種について紹介します。

【春・秋の年2回】抜け毛の激しい換毛期がある

犬には「毛が特に抜けやすい時期」と、「あまり抜けない時期」があります。そのうち、特に毛が抜けやすい時期は「換毛期」と呼ばれます。毛が生え変わる理由は、気温や日照時間の変化によるものです。

  • 春から夏にかけて:暑さ対策
  • 秋から冬にかけて:寒さ対策

春から夏は暑くなるため、密度の粗い毛が生えます。秋から冬は寒さに備えて、密度の高い毛が生えてきます。毛の生え変わりには現在生えている毛が一旦抜ける必要があるため、春や秋は特に抜け毛が多く感じるのもその理由です。

ただこの換毛期は全ての犬種に当てはまりません。毛皮の構造によって犬種を分けると、大きくダブルコートとシングルコートに分類されます。一般的に「シングルコート」と呼ばれる毛皮の構造をしている犬種には、換毛期がないと言われています。

ダブルコートの犬種は毛が抜けやすい

毛皮の構造の違いの図解

柴犬やポメラニアンなどのダブルコートの犬は、換毛期に多くの毛が抜けます。一方プードルやマルチーズなどのシングルコートの犬は、季節によって毛が生え変わることはありません。

しかしだからと言って毛がまったく抜けない訳ではなく、人間の髪の毛と同様に日々毛の生え変わりは行われます。ダブルコートの犬も換毛期だけに毛が抜けるのではなく、日々毛の生え変わりは行われているので注意が必要です。

また犬には季節の変化による毛の生え変わりの他に、3回の抜け毛の周期があります。この抜け毛の周期は「成長期」「退行期」「休止期」に分けられます。毛細胞が活発に分裂して毛が長く伸びていく「成長期」に始まり、成長がストップしていく「退行期」、そして下から新たに生えてきた毛に押し出されるようにして古い毛が抜け落ちていく「休止期」が一連のサイクルです。

抜け毛対策は毎日行うことが重要ですが、ダブルコートの犬を飼っている場合、春と秋には特に重点的に抜け毛の処理を行ったほうがよいと言えます。

過剰な抜け毛はストレスのサインかも

犬の抜け毛の原因には、換毛期や抜け毛の周期の他にストレス性脱毛症も考えられます。犬がストレスを感じて脱毛する原因として

  • 慣れない環境での宿泊
  • 家族構成の変化
  • 大きな環境の変化(引っ越しや模様替えなど)

があげられます。

犬は人間と同様ストレスを感じやすく、自分でストレスを発散することができません。そのため飼い主が犬の変化に気づいてあげることが重要です。

犬が自分の毛を舐めたり引っ張ったりしていたら、ストレスを感じているサインかもしれません。過剰な抜け毛に気づいた時は、まず動物病院で検査してもらい原因を突き止めましょう。その上で運動やスキンシップを通してストレス解消に取り組むことをおすすめします。

抜け毛を放置すると健康被害が出ることも

動物アレルギー

犬の抜け毛は多いので、掃除をしている時間がないと放置したくなるかもしれません。抜け毛の掃除を怠っているとノミ・ダニが大量発生して、犬と人間双方に健康被害のリスクが発生します。

人間への影響

ペットの抜け毛を放置しておくと、ノミやダニが住みつき動物アレルギーの原因になることがあります。動物アレルギーを引き起こすそもそもの原因は、ペットの抜け毛ではなく毛に付着したふけや唾液、糞尿です。特に布団や枕は、寝汗や雑菌によってダニやノミが繁殖しやすい場所なので注意しましょう。

空気中に舞い上がったペットの毛やフケを吸い込むことで、喘息などの呼吸器系疾患が発生する場合もあります。抜け毛が空中に舞うと、1mm以下のほこりであるハウスダストが増えるきっかけになるためです。また犬の体に付着した抜け毛をそのままにしておくと皮膚トラブルが発生することもあるため、換毛期ではなくても対策を行うことが大切です。

犬への影響

ノミ・ダニの発生はペットにも悪影響を及ぼします。ノミは犬に寄生する性質を持っているので、一旦ノミが犬寄生すれば、貧血や体重が減るなどの症状が出る可能性があります。ノミの唾液成分からアレルギー反応が出ることも。

また犬はダニに刺されると、人間と同様強いかゆみを感じます。刺された箇所をひっかくことで傷ができると、化膿の原因にもなります。

ノミ・ダニを発見したら、重症化する前に早めにペットを病院に連れて行きましょう。

【場所別】犬の抜け毛掃除をお手軽にできる掃除グッズ

抜け毛 掃除

取れにくい犬の抜け毛を掃除するためには、ただ掃除機をかけるだけではなく、「抜け毛を取ることを意識した掃除」を行うことが重要です。ここでは、以下の7箇所に付着した犬の抜け毛掃除に役立つグッズを紹介します。

  • フローリング
  • カーペット・布団
  • ソファ
  • 家具などの硬い表面
  • 衣服
  • カーシート
  • 空中に漂う毛

自宅にあるものでも犬の抜け毛を取り除くことはできますが、専用の掃除グッズを用意するとより効率よく作業を進められますよ。

【フローリング】

フローリング用ワイパー

1つ目のグッズはフローリング用ワイパーです。フローリングに落ちている犬の抜け毛は、フローリング用ワイパーをかけると取り除きやすくなります。フローリング用ワイパーをかけるときは、特に以下の点に注意することがポイントです。

フローリング用ワイパーを使う際のポイント

  • 部屋の真ん中ではなく、隅の方から掃除を行う
  • 濡れたシートと乾いたシートを使い分け、ずっと同じシートを使用しない

犬の抜け毛や抜け毛が絡んだホコリなどは隅に溜まっていることが多いです。そのため中央から掃除をすると隅に余計にゴミが溜まり、取り除きにくくなってしまいます。フローリング用ワイパーをかける際は「隅→中央へ」を意識して掃除を行うようにしてください。

またフローリングワイパーを使用するときは、ドライタイプとウエットタイプの両方を使用した掃除方法が効果的です。ドライタイプのシートを使用すると掃除の際にホコリが舞い上がってしまうことがあります。一方ウエットタイプのシートは濡れているので抜け毛やホコリが舞い上がりにくく、効率的に掃除を進めることができます。

犬の抜け毛は乾燥するとホコリ状になりフワフワと移動してしまうので、ウエットタイプのシートで水拭きをして確実に毛をからめ取りましょう。またずっと同じシートを使用せず、抜け毛で汚れたシートは取り替えることもポイントです。

隙間もきれいに!?小回りが利く軽量掃除機

狭い場所にも使いやすい軽量掃除機です。この商品には、ペットの抜け毛掃除に最適な「毛トラッシュブラシ」が付属しています。このブラシは、繊維の表面に絡みついた抜け毛も取り込む優れものです。

また重さ2キロ程度の使いやすいサイズなので、狭い場所や移動もラクラク。高速遠心分離サイクロンにより、わざわざ紙パックを交換してゴミを捨てる必要もありません。

フローリングはもちろん、カーペットやカーシート・ソファに付着した抜け毛掃除にも役立つ便利な掃除機です。抜け毛の掃除方法に悩んだら、この掃除機で汚れを吸ってからクリーナーやフローリング用ワイパーを使用するのがおすすめです。

フロアモップ+据え置き型クリーナーで気づいた時にサッとお掃除!

フローリングに落ちた抜け毛をフロアモップで掃除している人は、据え置き型クリーナーを併用することで面倒な作業を軽減できます。集めた抜け毛を吸い込み口に近づけてタッチするだけで、サッと吸引してくれる優れものです。ペットの抜け毛掃除の他にも、お菓子の食べ残しや普段の掃除にも大活躍してくれます。

フロアモップを買い換える、もしくはこれから新しく買うという人は、マイクロファイバー製のものを選びましょう。マイクロファイバーのモップは静電気を帯びるため、普通のモップよりも強く抜け毛を引きつけてくれます。

【カーペット・布団】

コロコロ&ゴム手袋

レックの「檄落ちくん 粘着クリーナー ハンディ」は粘着テープ(コロコロ)です。

カーペットや布団など布製のものに付着した犬の抜け毛の除去には、粘着テープが特に役立ちます。表面にべったりと抜け毛が付着している場合は、粘着テープで表面の毛や汚れを一気に取り除いてしまいましょう。

粘着テープを使用しても取れない抜け毛には、ゴム手袋を使用した掃除方法が効果的です。ゴム手袋を使用した掃除方法は、ゴム手袋を手にはめてカーペットの表面をこするだけ。粘着テープでは取れなかった大量の抜け毛も、ゴム手袋による摩擦でまとまりやすくなります。

もしゴム手袋が自宅にない場合は、台所用のスポンジや服用のブラシなどでも同様の効果を得ることができます。粘着テープやゴム手袋を使用して掃除をした後は表面に残ってしまった抜け毛を取り除くため、掃除機をかけるとよいでしょう。

機能性・見た目・保管すべてパーフェクト「ケトリ」

カーペットや布団の抜け毛掃除をさらにお手軽にできるグッズが「ケトリ」です。

先端が尖っているため、抜け毛を取り除きにくい角や隅にも届きやすいのが特徴。また集めた毛を一時的に保管することもできるので、すぐに捨てることができない車内でも活躍します。3色展開でラウンド形なので、見た目にこだわりたい人にもおすすめの商品です。

強烈パワー&クリーン排気システム 頑固な汚れも吸い取る掃除機

Umoot 掃除機 コード式 サイクロン ペットの抜け毛に対応 ペット専用ブラシ | Amazon
Umoot 掃除機 コード式 サイクロン ペットの抜け毛に対応 ペット専用ブラシ | Amazon

ペットの抜け毛に特に役立つ便利な掃除機です。ワンタッチでスティックタイプからハンディタイプへの切り替えを簡単に行えることが特徴。またより抜け毛を集めやすくするペット用ヘッドへの交換もできます。

ゴミを捨てる方法は紙パック方式ですが、3つのフィルターがついているため、臭い防止にも効果を発揮します。重さは2.5キロ程度なので、持ち運びにも丁度よいサイズと言えるでしょう。カーペットだけでなく家中の掃除にも役立ちます。

【ソファ】

ワイパーのように使えるローラーブラシ

ころがすだけで抜け毛が簡単に集められるローラーブラシです。一見粘着テープのようですが、汚れはブラシの内部に蓄積する仕組みなので、替えのテープは必要ありません。

掃除する際は抜け毛が気になるソファなどの表面にローラーをあて、前後に軽く動かすだけ。驚くほど簡単に抜け毛を取り除くことができます。

主にソファーやカーペット・クッションなどの布製品のお手入れに役立つ製品です。食べかすなどの大きな汚れは取り除きにくいため、最初に掃除機をかけてから使用することをおすすめします。

犬のブラッシングにも「ペットブラシ」

表面に突起がついている手袋の「ペットブラシ」は、取り除くのが難しい抜け毛まで掃除することができます。毛足の長いカーペットやソファに落ちた毛に当てるだけで、瞬時に絡め取ってくれます。

また犬のマッサージを兼ねたブラッシングにも最適です。ペットブラシを装着してこまめにブラッシングを行えば、毛やふけがソファや床に落ちる前に取り除くことができます。

【家具などの硬い表面】

家具用つや出し剤/ほこり取りスプレー

家具などの硬い表面についた抜け毛には、「家具用つや出し剤」か「ほこり取りスプレー」を柔らかい布に吹きかけ家具を拭きます。散らばって集めにくい毛の掃除に役立つだけではなく、静電気を減らす効果もあるため毛が家具に付着するのを防いでくれます。

乾燥機用柔軟剤シート

硬い表面には乾燥機用柔軟剤シートも効果的です。その際テカテカ光る薄い膜が拭いたところに残ることもあるため、必ず初めに小さな面積で試してみることをおすすめします。

【衣服】

コンパクトで使いやすいクリーナーで簡単お掃除

コンパクトで使いやすい抜け毛取りクリーナーです。電気や粘着テープを使用しないため、充電や電池・替芯の用意などは必要ありません。中に溜まったゴミを捨てるだけで、何度でも繰り返し使用できます。

掃除方法は抜け毛が気になる部分にクリーナーをあてて滑らせるだけなので、気になったときにサッと掃除できることがポイントです。時間のないお出かけ前の、身だしなみチェックにも役立ちます。またベタベタしないため、痛みや毛羽立ちが気になる衣類にも安心して使用できます。

抜け毛がついた衣服の洗濯方法

犬の抜け毛がついた衣服を洗濯する際は、以下の点に気をつけましょう。

  • ランドリースポンジを使う
  • 洗う前に粘着ローラーを使う

ランドリースポンジとは、細かいほこりもキャッチすることのできる特殊なウレタンを使用したスポンジです。均一で細かいスポンジの目が抜け毛をしっかり絡め取ってくれます。使用方法はいつもの洗濯にランドリースポンジを入れるだけ。何度も使えるのでコスパにも優れています。

また衣服を洗う前には、コロコロ(粘着ローラー)を使用することも忘れないようにしましょう。コロコロである程度抜け毛を取り除いた上でランドリースポンジを使えば、細かい毛が除去されやすくなります。

乾燥機に入れて10分間回す

時間に余裕がある時や大量の毛を取り除きたい時には、衣服を乾燥機に入れて10分間回しましょう。

乾燥機を回す際、乾燥機用柔軟剤シートやドライヤーボールを一緒に入れて回せば、静電気が減るため抜け毛がより取れやすくなります。乾燥機にかけた後はほこり取りフィルターに抜け毛が溜まっているため、お手入れを忘れないようにしましょう。

【カーシート】

消しゴムのように使えるクリーナー

カーシートやソファーなどの抜け毛除去に役立つクリーナーです。掃除方法は抜け毛が気になる部分を軽くこするだけで、表面についている小さな突起が毛を集めて取れやすくしてくれます。

掃除後のお手入れは表面に付着した毛を捨てるだけなので、時間がかかるお手入れなどは必要ありません。しかしこの商品は、シートの表面に付着した大きなゴミを取り除くことには向いていません。そのため効率よく掃除するために、まずはコロコロをかけて大体のホコリを取り除いた後に使用することがポイントです。

【空中に漂う毛】

空気清浄機を活用しよう

犬の抜け毛は空中にも漂っているため、掃除する際にはお部屋の空気にも注意しましょう。空中に漂う抜け毛はアレルギーを悪化させたり健康障害を引き起こしたりする原因にもなるので、除去する必要があります。

空中の抜け毛の除去には空気清浄機が効果的です。フィルターがペットのふけや毛に特化されているため、床や家具の上に落ちてくる抜け毛を減らすことができます。メンテナンスも簡単で、月に1回掃除機でエアコンフィルターを軽く吸い取るだけできれいな状態を保つことができます。

犬の抜け毛掃除のコツ

小型犬のブラッシングをする人

部屋のいたえうところに落ちている抜け毛を掃除する時には、以下の5点に注意しましょう。

  • 部屋の隅から・高いところから掃除する
  • ほうきは使わない
  • 掃除用具は身近な位置に
  • 家具の配置に気をつける
  • エアコンをつける季節には注意する

これらを気をつけることで、効率よく抜け毛掃除が行えますよ。

部屋の隅から・高いところから掃除する

抜け毛を掃除する時には、部屋の隅や角から部屋の中心へ、もしくは高いところから低いところへと掃除グッズを動かします。犬の毛もほこりと同じように、部屋の隅や角など取り除きにくい箇所に溜まりがちです。部屋の中心部や低いところに向かって掃除すると、取りきれなかった毛をまとめて取りやすくすることができます。

ほうきは使わない

ほうきを使用すると、毛が空中に舞いアレルギーを発生させるハウスダストの原因になるため、ワイパーやモップを使用しましょう。

掃除機を使用する際には、ペットに特化した機能がついた掃除機を選ぶことをおすすめします。通常の掃除機でペットの毛を吸い取ると、抜け毛から発生する臭いが排出されお部屋に充満してしまうので注意が必要です。

掃除用具は身近な位置に

掃除グッズを常に自分の近くに置いて、掃除をしやすい環境を保つことも重要です。

特に粘着テープやローラーブラシなどのすぐに掃除ができるグッズは、手の届く範囲に置いておき、抜け毛が気になったときにサッと掃除ができるようにするとよいでしょう。

犬の毛は換毛期以外にも毎日抜けるため、少し掃除をしないだけで家中が抜け毛だらけになってしまいます。負担の少ない方法でよいので、なるべく毎日掃除をすることがポイントです。

家具の配置に気をつける

抜け毛掃除がしやすくなるように、部屋にはなるべく家具やこまごましたものを置かない、キャスター付きの移動ができる家具を選ぶようにするなどの工夫をしましょう。

また床に置く家具の数にも注意が必要です。家具の数が多いと、空気の流れが悪くなり犬の毛が溜まりやすくなります。部屋に置く家具を少なめにしておくと、換気した時に毛も一緒に外に流れていくので室内にたまるのを防ぐことが可能です。

エアコンをつける季節には注意する

意外と気づきにくいのがエアコンにつく抜け毛です。犬の抜け毛は、特にエアコンを頻繁に使用する時期にフィルターに張り付きます。抜け毛がフィルターに放置されたままだと、エアコンから臭いがしたりエアコンの機能性を下げる原因にもなります。こまめな掃除を心がけ、お部屋の空気をきれいに保ちましょう。

掃除機を使うとなぜ臭くなる?対策法は?

犬の抜け毛掃除に掃除機を使うと、本体や排出される空気が臭いと感じることはありませんか?

掃除機が臭くなる原因は、本体に溜まった犬の毛についている汗や皮脂です。モーターが回転することによって掃除機全体が温まり、汗や皮脂が嫌な臭いとなって排出されます。掃除機の中の空気が排出されることで、臭いがお部屋の中に充満することもあります。また本体の中に溜まったゴミのお手入れを疎かにしていることも、理由の1つです。

嫌な臭いが発生するため、抜け毛掃除に掃除機を使うこと自体を避けるのが一番の対策です。もし掃除機を使用して犬の臭いが部屋に染み付いた場合には、重曹を活用しましょう。重曹には酸性物質の臭いを中和させるはたらきがあるため、犬の毛についた皮脂の臭いに効果的です。

使用方法は小さじ1杯分の重曹を掃除機に吸わせるだけ。ただし同じ犬の臭いでも、尿のようなアルカリ性の臭いは中和できません。

普段から気をつけるべき?今日からできる抜け毛対策

部屋のリビングで犬のブラッシングをする人

いくら色々なグッズを用意して掃除を行っても、犬の毛は毎日抜けるため抜け毛対策をすることも重要です。毎日抜けるからと放っておくと、思わぬ健康被害が生じる可能性もあります。

最後に今日からできる抜け毛対策を4つ紹介します。

【抜け毛対策1】普段からこまめなブラッシング

1つ目の抜け毛対策は、こまめなブラッシングです。抜け毛が家の中に落ちたり、犬の体に付着して皮膚トラブルが発生したりすることを防ぐためには、専用グッズを使用した普段からのブラッシングケアが重要です。

最低でも1週間に1回、換毛期にはできれば毎日ブラッシングを行い、余分な毛を取り除いてあげましょう。その際、毛を取ろうとして力を入れると皮膚を痛めてしまうことがあります。ブラッシングをする時は、コームを滑らせるように優しくとかすことがポイントです。

ブラッシングの道具をこれから購入する場合は、「ファーミネーター」がおすすめです。ファーミネーターは軽くこするだけで抜け毛が取れる便利なブラシで、短時間で驚くほどの毛を取ることができます。短毛用と長毛用が販売されているため、犬種に合ったものを購入してみてください。

また犬が嫌がらないように、普段からこまめにブラッシングを行うこともポイントです。そもそも犬は体に触られるのが苦手な生き物です。マッサージでリラックスさせたり、痛みを感じにくいブラシに替えてみるなどの工夫を凝らしてみることをおすすめします。

【抜け毛対策2】シャンプーで毛穴の汚れを落とす

換毛期や抜け毛周期による抜け毛だけではなく、毛穴の汚れによる抜け毛も考えられます。定期的にシャンプーを行い、毛穴の汚れを落とすことで抜け毛を予防するのに効果的です。

シャンプーの前には、しっかりとブラッシングして毛玉を取るようにしましょう。シャンプーを終えた後には、皮膚トラブルを防ぐためにもタオルで水気をしっかり取ることもお忘れなく。

【抜け毛対策3】長毛種にはトリミング

ゴールデンレトリバーやポメラニアンなどの長毛犬にはトリミングも効果的な抜け毛対策です。抜け毛そのものを防ぐことはできませんが、毛を短くカットすることによりブラッシングやシャンプーなどの日々のお手入れがラクになります。

ただし夏にトリミングを行う際には注意が必要です。毛を短くカットすることで紫外線が皮膚に当たりやすくなり、肌トラブルの原因になることも。

また短い毛によって皮膚が守られていないため、ノミやダニに刺されやすくなることも考えられます。飼い主が定期的に皮膚の状態をチェックすることが重要です。

【抜け毛対策4】犬用の服を着せる

犬に服を着せることも有効な抜け毛対策です。抜け毛の飛び散りを服がカバーしてくれるので、日々の抜け毛掃除がラクになります。

ただし同じ服を洗濯せずに毎日着せていると、ノミやダニの発生原因にもなります。犬に服を着せる場合は、こまめに洗濯し衣服を清潔に保つようにしましょう。泥やおしっこで汚れたらその都度洗うのがベストです。

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絨毯やカーペットに溜まった犬の抜け毛は、奥に入り込んで取れなくなってしまうこともあるでしょう。掃除しても取れない汚れは、思い切ってクリーニング業者に依頼するのもひとつの方法です。

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