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洗えないカーペット・ラグのお手入れ方法は?自宅でのケアやクリーニングの費用相場

最終更新日: 2024年10月10日

「洗えないカーペットのお手入れ方法はどうしたら良い?」
「洗えないカーペットが汚れてしまった…」
「そもそも自宅のカーペットが洗えるのかどうかがわからない」

このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。本記事では、洗えないカーペットやラグのお手入れ方法について詳しく解説します。自宅でケアが難しい場合にプロへ依頼する場合の費用相場も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

カーペット・ラグが洗えるかは洗濯表示をチェック

洗濯表示

カーペットやラグをお手入れする際、まず確認すべきは「洗濯表示」です。製品に付いている洗濯表示ラベルに、洗濯可能かどうかが記載されているのでチェックしてみましょう。

洗濯機での洗濯が可能となっていれば、他の衣類と同じように自宅で洗うことができます。洗濯機を使う方法と手洗いがありますが、いずれの場合もカーペットが大きい場合や洗濯機の容量が足りない場合は、コインランドリーや専門のクリーニング業者を利用するのが良いでしょう。

一方、洗濯表示で洗濯不可となっている場合、自宅で洗うことは避けましょう。洗えないカーペットやラグの場合は丸洗いする以外の方法でケアをしつつ、汚れが目立つようになったらプロによるクリーニングが必要です。汚れがひどくなる前に早めの対応をすることで、素材を傷めずにきれいな状態を保ちましょう。

洗えないカーペット・ラグの種類

ソファ

一口に「洗えないカーペット」といっても、その理由や素材はさまざまです。以下に代表的な洗えないカーペットの種類をいくつか紹介します。

  • シルクの素材でできたもの
  • 大きくて重たいもの
  • カーペットタイル

それぞれ解説していきます。

シルクの素材でできたもの

シルクでできたカーペットや絨毯は上質で高級がありますが、シルクは非常にデリケートなため洗濯機には不向きです。取り扱いが難しいため、自宅での洗濯機や手洗いは避けるようにして、プロに任せたほうが良いでしょう。

また、シルク以外にポリプロピレン(PP)やナイロンなどの化学繊維も熱に弱い性質であるため、誤ってお湯で洗うと変質してしまうリスクがある点に注意しましょう。

大きくて重たいもの

大きさや重量があるカーペット・ラグは、洗濯可能な素材であっても自宅で洗うのは非常に大変です。目安として1.5畳以上の大きさのカーペットは大型の洗濯機が必要ですし、洗濯後に乾かすスペースも考慮しなければなりません。

また、同じ大きさでも素材によって重量が大きいと、より洗うのが困難です。不安な場合は、専門業者に依頼しましょう。

カーペットタイル

カーペットタイルとは、タイル型のカーペットを敷き詰めて使用するもので、オフィスや商業施設などでもよく使われます。部屋の広さに合わせて利用でき、摩耗に強い素材でできているため耐久性はありますが、重量があるため洗濯には不向きです。

汚れた部分のみを取り外して交換できるため、一気に洗濯する必要はありませんが、日頃の汚れのケアは欠かせません。

洗えないカーペット・ラグのお手入れ方法

ソファ

洗えないカーペットやラグでも、日常的なお手入れをすることで見た目の清潔さを保てます。以下は、汚れ別に適したお手入れ方法を紹介します。

汚れの種類 お手入れの方法
ゴミ 掃除機をかける
ほこり・髪の毛 粘着クリーナーorゴム手袋で絡め取る
臭い 重曹で取り除く
皮脂・汗・黄ばみ 中性洗剤を薄めて拭き取る

【ゴミ】掃除機をかける

最も手軽なお手入れ方法は、定期的に掃除機をかけることです。掃除機をかけるだけでも、意外と多くのゴミやホコリが取れるものです。週に一回程度の頻度で、できるだけこまめにラグやカーペット表面のゴミを吸い取りましょう。

【ほこり・髪の毛】粘着クリーナーorゴム手袋で絡め取る

ほこりや髪の毛が気になる場合、ペットを飼っている場合などは、粘着クリーナーを使って表面の細かいゴミを取り除く方法がおすすめです。また、ゴム手袋を使って軽くなでると、静電気を利用して、カーペットに絡まった髪の毛やホコリを効率的に集めることができます。

【臭い】重曹で取り除く

カーペットやラグに染み付いた臭いが気になる場合は、重曹を使って除去する方法がおすすめです。重曹をカーペットや臭いの気になる箇所にまんべんなく振りかけて、数時間置いた後に掃除機で吸い取ります。簡単な手順でありながら臭いが軽減できるおすすめの方法です。

【皮脂・汗・黄ばみ】中性洗剤を薄めて拭き取る

カーペットに染みついた汗や皮脂、黄ばみなどが気になる場合は、希釈した中性洗剤で拭き掃除を行いましょう。希釈の際は、説明書の指示に従って適切に使用してください。

水やぬるま湯を含ませた布で優しく汚れを拭き取り、洗剤が残らないようにしっかりと水拭きで仕上げます。汚れが取れたら陰干しをして、水分が残らないようにしっかり乾燥させましょう。

カーペット・ラグを復活させたいときはスチームアイロンがおすすめ!

スチームアイロン

カーペットやラグの毛足がへたってしまった場合、スチームアイロンを使うことで毛並みを整えて、ふわふわな手触りを復活させることができます。

カーペットが傷んでしまうため、直接アイロンを当てることは避けましょう。スチームアイロンの蒸気をカーペットに軽くかけながら、手で毛並みを整えていきます。毛足が短い場合は、布を挟んだ状態でアイロンをかけましょう。カーペットの見た目や手触りが気になる場合は、ぜひ試してみてください。

カーペット・ラグの汚れが酷い場合はプロへの依頼がおすすめ!

カーペットクリーニング

先に紹介したようなケアでは取り切れないような汚れがついてしまった場合、専門業者にクリーニングを依頼するのが最も効果的です。特にシルクなどの高級素材や大型のカーペットは、専門的な知識と設備が必要となるため、プロの手に任せるのがベストです。

カーペット・ラグの掃除をプロに依頼するメリット

カーペットやラグは、日頃の生活で知らずしらずのうちに汚れが蓄積されていきます。食べ物や飲み物をこぼしたり、ペットの毛や泥がついたりすることで、自宅のケアだけでは汚れを完全に取り除くのが難しくなることがあります。こういった深刻な汚れの場合、素早く確実に対処してくれるプロのクリーニング業者への依頼を検討しましょう。

プロに依頼する主なメリットは以下の通りです。

  • 適切なクリーニングで汚れを着実に除去
  • 時間や手間を節約
  • 自己流の掃除でカーペットを傷めるリスクが少ない

適切なクリーニングで汚れを着実に除去

プロのクリーニング業者は、カーペットやラグの素材や汚れの種類に応じて適切な方法でクリーニングを実施してくれます。例えばウールやシルクなどデリケートな素材の場合もカーペットを傷つけることなく、繊維を保護しながら汚れをしっかりと除去してくれます。

また、頑固なシミやペットの臭いなども、専門的な知識と技術を持つプロに任せることで確実に取り除けます。家庭での洗浄では難しい部分まで確実に汚れを除去してくれるため、カーペットを清潔な状態で長持ちさせることができます。

時間や手間を節約

自宅でカーペットを掃除しようとすると、思った以上に時間と労力がかかります。大きなラグを動かして、洗浄、乾燥まで自分で行うのは大変です。その点、プロに依頼すれば、こうした手間をすべて代行してくれます。

業者は掃除に必要な機材や洗剤をすべて持ち込んでくれるため、準備の必要もありません。効率的に清掃を行えるだけでなく、掃除のクオリティも家庭で行うよりも高く、短時間で効率よく作業を終えることができるのも大きなメリットです。

自己流の掃除でカーペットを傷めるリスクが少ない

自己流でカーペットを掃除すると、誤った洗剤を使用して繊維を傷めたり、色落ちさせてしまったりするリスクがあります。特に高価な素材や繊細なデザインのカーペットは、適切なケアを怠るとすぐにダメージが現れてしまいます。

プロに依頼すればこうしたリスクを最小限に留めることができ、素材に合わせてベストなケアを行ってくれます。大切なカーペットを長く愛用したい場合は、プロの力を借りることも検討してみてください。

カーペット・ラグのクリーニングの費用相場

カーペットやラグのクリーニングにかかる費用は、素材やサイズによって大きく異なります。また、追加オプションや地域によっても料金が変動することがあります。

そのためあくまで目安となりますが、以下では一般的なクリーニング費用と、オプション料金の相場についてまとめました。業者に依頼する際は事前にしっかり相場と見積もりを確認し、納得できる料金で依頼するようにしましょう。

基本のクリーニング料金

カーペットやラグのクリーニング料金は、㎡単位や畳数などの大きさ、素材によって異なります。一般的な素材であるレーヨン、ポリエステル、アクリル、ウールなどは、1㎡あたり1,700~2,300円が相場です。一方、シルクなどの高級素材は、1㎡あたり4,000円以上の料金がかかることもあり、高級絨毯やペルシャ絨毯、中国段通などのクリーニングともなるとさらに高額になりやすいです。また、素材や業者によっても料金設定に違いがあるため、必ず事前に見積もりを取って料金を確認するようにしましょう。

代表的なオプション料金

カーペットクリーニングを依頼する際には、オプションとして防虫加工や消臭加工を追加できる業者も多くあります。以下は、クリーニングの代表的なオプションサービスです。

  • 防虫・防ダニ加工
  • 防カビ加工
  • 消臭加工
  • 抗菌加工
  • 撥水加工

これらのオプション料金も、クリーニング費用と同様にカーペットの大きさに応じて異なります。目安として、防ダニ加工の相場は1㎡あたり約500円。消臭や除菌加工も同程度の価格帯で提供されることが多いため、ペットを飼っている場合やダニ・ほこりに敏感な方にはおすすめです。

洗えないカーペットの掃除はミツモアで業者を比較!

洗えないカーペット・ラグのお手入れには、掃除機がけ、粘着クリーナー使用、重曹での消臭、中性洗剤での拭き取りなどの日常的なケアが効果的です。また、毛並みが気になる場合は、スチームアイロンで毛足を復活させましょう。

一方で、自宅でのケアでは対処しきれない汚れにはプロのクリーニングがおすすめです。素材に応じた適切な処理で汚れを除去し、カーペットの寿命を延ばせます。クリーニング費用は素材やサイズによって異なるため、まずは見積もりを依頼してみましょう。

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