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引っ越しを安く済ませる方法14選!料金を抑える3つの裏ワザも解説

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最終更新日: 2024年04月19日

家賃や敷金などの初期費用に加え、引っ越し料金もかかって大変ですよね。しかし、業者に見積もりを依頼する前から工夫次第で、料金を抑えられる可能性があります。

そこで今回は、引っ越し料金を節約する方法について、意外に役立つ裏ワザも含めて紹介します。

そもそも引っ越しにどれくらい料金がかかる?

引っ越しは時期をはじめ、荷物の量や移動距離などによって料金の相場が変わります。

世帯人数別にまとめた「引越し料金早見表」によると、通常期(5月~1月)の場合、1人暮らしの場合は2万円~3万円、2人暮らしは2万~4万円と世帯人数が増えるほど金額が高くなっていることがわかります。

世帯人数 平均料金 相場
1人暮らし 24,766円 15,505円~28,880円
2人暮らし 33,006円 20,277円~37,531円
3人家族 36,562円 20,825円~42,543円
4人家族 36,432円 19,800円~46,432円

※ ミツモアにおける引越し依頼の成約価格データ(2023年5月1日~2024年1月31日)

特に就職や進学による引っ越し需要が多い繁忙期(2月〜4月)をはじめ、土日祝日や午前中は引っ越しをする人が多いことから、料金を高めに設定する業者が多い傾向があります。繁忙期(2月~4月)の「引越し料金早見表」によると、1人暮らしの場合は2万円~4万円、2人暮らしは3万~5万円と通常期と比べて20%~30%料金が高くなっています。

世帯人数 平均料金 相場
1人暮らし 33,093円 19,000円~39,100円
2人暮らし 40,211円 25,030円~46,095円
3人家族 45,018円 27,600円~53,993円
4人家族 48,343円 27,050円~55,000円

※ ミツモアにおける引越し依頼の成約価格データ(2023年2月1日~2023年4月30日)

参考:引越し費用の相場はいくら?人数別・月別・距離別の平均料金を比較

引っ越し料金を安く済ませる方法10選

単身や家族、距離を問わず、引っ越し料金を安く済ませる方法は下記のとおりです。値下げ額の目安や必要な手間、おすすめ度も掲載していますのでぜひチェックしてみてください。

安く済ませる方法 値下げ額の目安 必要な手間 おすすめ度
複数の引っ越し業者に相見積もりを依頼する 5,000円~10,000円 ★★★★★
不用品を処分して運ぶ荷物を減らす 3,000円~5,000円 ★★★★☆
自分たちで梱包材を用意する 2,000円~5,000円 ★★★★☆
お得なキャンペーンを利用する 2,000円~20,000円 ★★★☆☆
自分たちで荷造りや荷解きをする 3,000円~5,000円 ★★★☆☆
引っ越し先で家具や家電を買い替える 5,000円~10,000円 ★★★☆☆
午後便やフリー便を利用する 3,000円~5,000円 ★★☆☆☆
閑散期に引っ越しをする 4,600円~8,500円 ★★☆☆☆
賃貸物件の初期費用を節約する 30,000円~200,000円 ★★☆☆☆
値引き交渉をする 2,000円~20,000円 ★☆☆☆☆

1.複数の引っ越し業者に相見積もりを依頼する

引っ越し料金を安く済ませたいなら、複数の引っ越し業者から相見積もりを取りましょう。料金相場がわかるほか、他社の料金を引き合いに出すことで価格競争が起こり、5,000円〜10,000円ほど安くなる可能性があります

また相見積もりを依頼するなら、2〜5社程度に絞りましょう。5社以上に依頼すると、担当者とのやり取りに時間がかかります。時間を短縮したい人は、ミツモアをはじめとした引っ越し一括見積もりサービスを利用すると、複数の引っ越し業者へまとめて見積もりを依頼でき、やり取りする手間が多少軽減できるでしょう。

関連記事:引越し見積もりサイトはヤバイ?失敗せずお得に利用する6つのポイント

2.不用品を処分して運ぶ荷物を減らす

引っ越し料金は荷物量が多いほど高くなります。引っ越しの前に不用品をできる限り処分して、荷物量を減らしましょう。たとえば、リサイクルショップやネットオークションなどを利用して不要な製品を出したり、市区町村や不用品回収業者に回収を依頼したりすることで引っ越し料金が3,000円〜5,000円程度安くなる可能性があります

ただし不用品によっては回収費用が高くなったり、想定した売却金額よりも安い場合があるので注意しましょう。

関連記事:不用品回収の費用相場と安くする3つの方法!業者の選び方も解説

3.自分たちで梱包材を用意する

ダンボールやガムテープ、緩衝材といった梱包材は無料で提供してもらえる引っ越し業者が多いのですが、業者によっては上限を超えた分、有料で提供する場合があります。足りなくなった場合は、ホームセンターやドラッグストアなどで無料でもらったり、日用品を取り扱うECサイトで購入したりして不足分を用意しましょう

自分たちで用意することで引っ越し料金が2,000円〜5,000円程度安くなる可能性があります。

関連記事:引越し用ダンボールを無料で手に入れる方法!もらえる場所と注意点を解説

4.お得なキャンペーンを利用する

見積もりや成約時に、お得な特典を受けられるキャンペーンを提供する引っ越し業者を利用するのもおすすめです。時期や荷物量などによって特典の条件が変わりますが、大手の引っ越し業者を中心に料金の割引やポイントの還元、有料オプションサービスの無償化などを提供しており、2,000円〜20,000円ほど安くなる場合があります

ただし、キャンペーンを提供している業者はあまり多くありません。引っ越し業者のホームページなどで詳細な情報を確認したうえで利用しましょう。

5.自分たちで荷造りや荷解きをする

引っ越し業者によっては、荷造りや荷解きをサポートするオプションサービスを提供していますが、基本的に有料です。料金を安く済ませたいなら利用せず、自分たちで荷造りや荷解きをしましょう

3,000円〜5,000円安くなることがありますが、引っ越しの前日までに荷造りが完了しないと、引っ越し当日に作業員が手伝うことになり、追加料金が発生します。スケジュールに余裕を持って進めることが大切です。

関連記事:引越しの荷造りはいつから始める?効率的に終わらせるスケジュール・コツを解説

6.引っ越し先で家具や家電を買い替える

家具や家電を買い替えたい人は、引っ越し前に不要な家具・家電を処分した後、新しく購入した製品を直接新居に届けるように手配しましょう。不要な家具・家電を前もって処分することで荷物量が減り、5,000円〜10,000円程度引っ越し料金が安くなることが期待できます

ただし製品によっては、家具・家電の回収費用や買い替え費用が高くなるケースがあります。引っ越し業者に見積もりを取る際、荷物量が減ることでどれくらい料金が安くなるのか確認するのもおすすめです。

関連記事:大型家電・家具のみの引越し費用相場とコスト削減の方法

7.午後便やフリー便を利用する

引っ越しは時間帯によって料金が大きく変わります。引っ越し業者は「午前便」と「午後便」、引っ越し時間帯を業者に任せる「フリー便」を提供しており、少しでも料金を安く済ませたいなら「午後便」または「フリー便」を利用しましょう。朝から引っ越し作業ができるという理由で人気の高い「午前便」と比べて、3,000円〜5,000円程度安くなる可能性があります。

その一方で時間指定ができず、作業時間が夜遅くまでかかる場合があり、住居の場所や形態によっては、近所に迷惑をかけてしまいます。料金だけで判断せず、当日のスケジュールを考えたうえで「午後便」または「フリー便」を利用するか決めましょう。

関連記事:引越し料金が安い時間帯はいつ?お得に引っ越す方法を解説

8.閑散期に引っ越しをする

引っ越しの時期によっては料金が安くなる可能性があります。人数や移動距離などによって料金が変わりますが、引っ越し需要が落ち着く閑散期(5月〜1月)に引っ越しましょう

世帯人数別にまとめた「引越し料金早見表」によると、大学の入学や就職で生活環境が変わる繁忙期(2月〜4月)と比較すると、7,000円~10,000円程度料金が安くなります

世帯人数 閑散期の平均料金 繁忙期の平均料金 差額
1人暮らし 24,766円 33,093円 8,327円
2人暮らし 33,006円 40,211円 7,205円
3人家族 36,562円 45,018円 8,456円
4人家族 36,432円 48,343円 11,911円

※ミツモアにおける引越し依頼の成約価格データ(閑散期:2023年5月1日~2024年1月31日、繫忙期:2023年2月1日~2023年4月30日、全距離の平均引っ越し料金をもとに算出)

関連記事:安く引っ越しするなら閑散期がおすすめ!繁忙期との料金の差を検証

9.賃貸物件の初期費用を節約する

賃貸物件に引っ越す人は敷金や礼金、仲介手数料といった初期費用を節約するのもおすすめです。引っ越し先の物件を探す際、敷金や礼金がかからない物件や、仲介手数料がお得な不動産業者を選んだりすることで30,000円〜200,000円程度安くなる可能性があります。

また鍵の紛失や水道などのトラブルに対応するサポートサービスの利用料金も外せますが、物件の入居時に加入することが義務付けられるケースが多いです。

関連記事:引越しの初期費用はいくら?知っておきたい内訳と費用を安く抑える方法

10.値引き交渉をする

引っ越し業者に料金を安くしてもらえないか値引き交渉をするのも方法のひとつです。見積もりを提示する際、引っ越し業者はあらかじめ安くできる幅を持たせて料金を出します。複数の引っ越し業者から相見積もりをとり、提示された料金を交渉材料に使いながら、値引きできるか相談してみましょう。

関連記事:引越し料金の値切りはいくらまで?交渉のコツと注意点を解説!

単身引っ越しでさらに料金を安く済ませる方法2選

ここまで引っ越し料金を安く済ませる基本的な方法について紹介しましたが、さらに引っ越し料金を安く済ませたい単身世帯におすすめの方法は、以下の2つです。

安く済ませる方法 値下げ額の目安 必要な手間 おすすめ度
単身パックを利用する 5,000円~10,000円 ★★★★☆
自分で荷物を運ぶ 5,000円~15,000円 ★★☆☆☆
関連記事:単身の引っ越しで見積もりを取るコツとは?お得な業者を見つけよう

1.単身パックを利用する

新居へ持っていく荷物量が少ない単身者は、「単身パック」を利用して引っ越すのもおすすめです。通常期(5月~1月)と比べて繫忙期(2月~4月)は、8,800円加算した料金で引っ越せます。ただし専用のコンテナに積み込める分しか運ぶことができず、追加で手配するとその分の料金がかかるので注意しましょう。

移動距離 通常期(5月~1月) 繁忙期(2月~4月)
~15km(同市区町程度) 30,800円~ 39,600円~
~50km(同都道府県程度) 33,000円~ 41,800円~
~200km(同一地方程度) 34,100円~ 42,900円~
~500km(近隣地方程度) 39,600円~ 48,400円~
500km~(遠距離地方程度) 42,900円~ 51,700円~

※日本通運「単身パックL料金検索」をもとに料金相場を算出(コンテナ1台分、各種割引やオプション適用はなし。繁忙期は日通の単身パックLの3/20~4/5までの期間+8,800円(税込)を加算)

関連記事:引っ越しの単身パックはお得?料金相場や運べる荷物量などを徹底解説

2.自分で荷物を運ぶ

レンタカーや自家用車を使って、自分たちで引っ越しの荷物を運ぶのも料金を安く済ませる方法のひとつです。たとえば、2人暮らしで近距離引っ越しをする場合、引っ越し業者に依頼するケースと比べて約3万円安くなる可能性があります

ただし一度にすべての荷物を運びきれず、新居と旧居を往復する手間がかかるほか、ガソリン代や手伝ってくれた人への謝礼も支払う必要があるため、引っ越し業者に見積もりを取ったうえで判断しましょう。

引っ越し手段 金額の目安
引っ越し業者への依頼 36,642円
レンタカーで引っ越し 10,120円(24時間プラン)
差額 26,522円

※引っ越し業者への依頼はミツモア調べ(2023年4月1日~2024年3月31日で2人暮らしの引越し料金をもとに算出)

※移動距離は15~50km未満の近距離引越しを想定

※レンタカーは「ニッポンレンタカー」でトラック「マツダ・ボンゴ」をレンタルした場合を想定

関連記事:引越しの荷物はどこまで自分で運べる?注意点と安全に引っ越す方法を解説

長距離引っ越しでさらに料金を安く済ませる方法2選

長距離で引っ越しをする人は、下記2つの方法をやるとさらに引っ越し料金を安く抑えられる可能性があります。

安く済ませる方法 値下げ額の目安 必要な手間 おすすめ度
混載便を利用する 要見積もり ★★★☆☆
帰り便を利用する 要見積もり ★★★☆☆
関連記事:長距離引越しの費用相場はいくら?おすすめの業者や安く引っ越す方法を紹介

1.混載便を利用する

「混載便」は、1台のトラックで複数の引っ越し利用者の荷物をトラックで運ぶプランです。他の利用者の荷物を一緒に運ぶため、荷物の積込み・積下ろし時間が長くなる分、燃料代をはじめとした実費の負担が軽減される可能性があります。

ただし作業日を指定できないケースがあるほか、荷物量や新居までの移動距離によっては利用できないこともあるので、あらかじめ利用できるかどうか引っ越し業者に確認しましょう。

2.帰り便を利用する

「帰り便」は、引っ越し先で荷物を下ろした空のトラックに新しい荷物を積み込んで運ぶプランです。引っ越しの依頼を受けて荷物を運搬するトラックに比べ、営業所への帰り便のトラックを利用することで、お得な料金で引っ越しサービスを提供します。

ただし引っ越し業者のスケジュールに合わせる必要があるため、新居へ荷物を運ぶ日時は指定できません。また、荷物が多すぎると帰り便のトラックに全て載せられない場合もあるので、注意が必要です。

意外と使える!引っ越し料金を安くする3つの裏ワザ

見積もりや荷物を減らす方法のほかにサービスや引っ越し業者との交渉、さらに新居の住所によっては下記3つの裏ワザを活用すると、引っ越し料金が安くなる可能性があります。

安く済ませる方法 値下げ額の目安 必要な手間 おすすめ度
宅配便を利用する 2,000~5,000円 ★★★☆☆
トラックのサイズについて交渉する 3,000円~5,000円 ★★☆☆☆
引っ越しの給付金や補助金を利用する 5,000円~20,000円 ★★★☆☆

1.宅配便を利用する

引っ越し料金を抑える裏ワザのひとつは、小型の家電や雑貨、洋服などの荷物を宅配便で新居へ送ることです。引っ越し業者の作業料金はシーズンによって大きく変動しますが、宅配便の運賃は1年を通して変わらないため、荷物量や移動距離によっては、引っ越し業者の作業料金よりも2,000〜5,000円ほど安くなる可能性があります

ただし、荷物量が多くなると、宅配便の合計料金が引っ越し業者の見積もりを上回る場合があるので注意が必要です。

関連記事:単身者の宅配便引越しが業者よりも安くなる条件は?費用やメリット・デメリットを比較

2.トラックのサイズについて交渉する

引っ越し料金を計算する際、作業時間帯やスタッフ人数だけでなく、トラックのサイズも重要な要素です。引っ越し業者は荷物量や家具・家電の個数、サイズに基づいてトラックを決定します。見積もりで大きめのトラックが提案された場合は、担当者に荷物を減らすことを伝え、小さめのトラックに変更できるか相談しましょう

トラックのサイズを小さくすれば、3,000円〜5,000円程度引っ越し料金が節約できる可能性があります。

3.引っ越しの給付金や補助金を利用する

引っ越し先の自治体によっては引っ越しを支援する給付金や、補助金をもらえる場合があります。たとえば、結婚に伴って新居へ引っ越す際にかかった費用を補助する「結婚新生活支援事業」や、子育て世帯の引っ越しを支援する「次世代育成転居助成」などです。

支給を受けると5,000円〜20,000円程度の節約につながります。自治体によって給付金や補助金の支給条件が異なるので、引っ越す前に確認しましょう。

関連記事:【2024年】引っ越し時に受けられる給付金・補助金まとめ!支給条件や金額目安を解説

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引っ越し料金を安く済ませる方法と裏ワザについて解説しました。値下げ額の目安や時間によっては難しいケースもあります。最も効果的な方法は、複数の引っ越し業者から相見積もりを取って料金やサービス内容などを比較し、最適な業者を決めることです。

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