ミツモアメディア

引越しを安く済ませる方法9選!工夫次第で引越し料金は節約できる

最終更新日: 2023年09月29日

引越し貧乏という言葉があるように、引越しをするときには様々な費用が必要です。同じ条件であれば、なるべく費用を抑えて引っ越したいですよね。

そこで引越しを安く済ませるための節約方法を9つご紹介いたします。値下げ額の目安や必要な手間、おすすめ度も掲載していますのでぜひチェックしてみてください。

引越しを安く済ませる9つの方法と節約金額の目安

表内の安くなる方法をクリックすると該当部分までジャンプします。気になる部分からチェックすることもできます。

安くする方法 値下げ額の目安 必要な手間 おすすめ度
相見積もりをする 5,000~10,000円 ★★★★★
中小規模の引越し業者に依頼する 10,000~20,000円 ★★★★★
不用品を処分して運ぶ荷物を減らす 3,000~5,000円 ★★★★☆
宅配便を利用する 2,000~5,000円 ★★★☆☆
自力で荷物を運ぶ 3,000円~10,000円 ★★☆☆☆
条件が限られる代わりにお得なプランを利用する 5,000~20,000円 ★★★☆☆
時間指定をしない 3,000~5,000円 ★★☆☆☆
日程を引越し業者に任せる 3,000~5,000円 ★★☆☆☆
閑散期に引越しをする 4,600円~8,500円 ★★☆☆☆

①相見積もりをする

引越し料金を大幅に安くしたいのであれば、引越し業者の相見積もりを取ることは必です。相見積もりを取ると引越し業者の間で価格競争が起こり、ライバル会社よりも安い値段を提示するようになります。

相見積もりのやり方は複数ありますが、手間を考えると一括見積もりサイトの利用をおすすめします。

一括見積もりサイトの選び方の基準のひとつに、業者からの連絡方法があります。多くの一括見積もりサイトでは概算見積もりの提示後、引越し業者から電話やメールで連絡が来ます。

電話が苦手だったり、自分のペースで返事をしたかったりするのであれば、他の方法で連絡が来る一括見積もりサイトを利用しましょう。

営業電話がない一括見積もりサイトで引越し業者を探す

②中小規模の引越し業者に依頼する

引越し業者

日本には3,000社もの引越し業者があります。その多くは地域密着型の中小業者です。

遠距離に引っ越すのであれば全国に支社を持つような大手業者に頼むことが多いですが、近〜中距離の引越しであれば、中小業者に依頼してはいかがでしょう。

中小の引越し業者は地域密着型が多く、対応エリアに土地勘があります。料金が安すぎるのではないかと心配される方もいますが、中小業者は大手業者と比べると広告費用など経費が少ないため、その分安い金額で作業を請け負っています。

中小業者を利用した際の引越し料金の平均額は以下の通りです。

単身者 2人家族 3人家族 4人家族 5人家族
0~15km 27,100円 37,000円 42,600円 44,202円 42,870円
15~50km 29,800円 42,275円 53,045円 58,778円 58,911円
50~200km 41,900円 57,050円 68,490円 76,000円 75,150円
200~500km 76,900円 104,000円 115,420円 122,018円 132,100円
500km~ 135,440円 165,813円 184,020円 193,082円 207,500円

※ミツモア調べ(2022年9月1日~2023年8月31日の引越し料金をもとに算出)

今すぐ引越しのプロを探す

③不用品を処分して運ぶ荷物を減らす

引越し

引越しを機に大掃除をする人は少なくありません。いるものといらないものを選別してみると「どうしてこんなものを取っておいていたのだろう」と不思議に思うようなものが出てくることもありますよね。

もう使わないものや壊れてしまって動かない家電などの不用品は積極的に処分しましょう。

不用品を処分するには以下の方法があります。

  • 自治体のゴミ回収に出す
  • 不用品回収業者に依頼する
  • リサイクルショップなどで買い取ってもらう

処分するものがあまりにも多いときや今すぐ処分してもらいたいときは、不用品回収業者に依頼して引き取ってもらうことをおすすめします。

料金は自治体のごみ回収よりも高いですが、軽トラックに積みきれる分は定額で引き取るといったプランを活用すれば、余計な手間をかけずに不用品を処分できます。

安心・安全な業者を効率よく探すには一括見積もりサイトを利用しましょう。利用者の口コミは情報の宝庫です。

どんなものを回収してもらえたか、作業員の人柄はどうだったか、複数の口コミを参考にして、どの業者にするか決めましょう。

引越し時に出た不用品の回収について詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ。

引越しで出た不用品の回収を依頼する

④宅配便を利用する

入居後すぐに必要になるもの以外は宅配便で新居宛に発送しても良いでしょう。

引越し業者の作業料金はシーズンによって大きく変動しますが、宅配便の運賃は1年を通して一定です。必要な費用の計算がしやすいというメリットもあります。

引越しに宅配便を利用するメリットとして他には、指定日配達ができることが挙げられます。普段はあまり使わないが必要なものは事前に梱包し、発送しておくことで引越し業者の訪問見積もりもスムーズに受けられます。

家具や家電だけ引越し業者に運んでもらい、それ以外の服などは宅配便を利用するというような併用でも費用削減が期待できます。複数の手段を組み合わせたシミュレーションをして1番お得な方法を探しましょう。

ダンボール15箱(単身者相当) ダンボール25箱(2人家族相当) ダンボール40箱(3人家族相当)
中小業者を利用した引越し 135,440円 165,813円 184,020円
120サイズのダンボールを宅配便で送る 27,450円 45,750円 73,200円
差額 107,990円 120,063円 110,820円

※ミツモア調べ(調査期間:2022年9月1日~2023年8月31日)
※移動距離は東京都~大阪府を想定(約500km)
※宅配便の運賃は大手会社の運賃を平均したもの

⑤自力で荷物を運ぶ

引越し

新居までの距離が近いのであれば、レンタカーを借りて自力で荷物を運ぶことも節約につながります。

引越しに適しており普通自動車免許で運転できるのは、トヨタ・ハイエースに代表される大型のバンや軽トラックです。人によってはハイエースは建築や造園の職人さんが利用している車というイメージが強いかもしれませんね。

職人が必要とする道具や荷物を積みきれるだけの積載量があると考えると、荷物の少ない単身者の引越しであれば十分に対応できると分かります。

レンタカーを利用する際はついつい短めの時間設定をしてしまいがちですが、余裕を持って返却できるように12時間以上のプラン利用をおすすめします。

延滞料金を払った結果かえって高くついてしまったり、時間に追われ焦って車体に傷をつけてしまったりといったアクシデントを防ぐためにも時間的余裕を作りましょう。

以下はレンタカーを利用した自力引越しと引越し業者の作業料金にどれほどの差があるかを示した表です。自力引越しをするか悩んでいるのであれば参考にしてください。

金額の目安
引越しの手段 29,800円
レンタカーで自力引越し 18,733円(24時間プラン)
差額 11,067円

※ミツモア調べ(2022年9月1日~2023年8月31日の引越し料金をもとに算出)
※移動距離は15~50km未満の近距離引越しを想定

レンタカーでの引越しは上記表に記載されている料金のほかに、手伝ってくれた友人・知人たちへの謝礼が必要になります。手伝ってくれた人数や謝礼の額によってはあまり節約にならないかもしれません。

⑥条件が限られる代わりにお得なプランを利用する

狙って利用するのはややハードルが高いものの、条件にマッチすればお得に引っ越せるプランをご紹介します。「こういう引越し方法もあるのだな」と覚えておくと、いざというときに利用するチャンスを得られるかもしれません。

混載便

一般的に引越しではトラックを貸し切ってチャーターします。これを貸切便といい、依頼者の旧居から新居までダイレクトに運ぶため引越しの所要時間が短いことが特徴です。

混載便は貸切便とは反対に、複数の依頼者の荷物をまとめて積んで運搬します。

1台のトラックを複数人で利用するため、引越しの所要時間は長くなってしまいますが、燃料代をはじめとした実費の負担が少ないというメリットがあります。単身者向けプランの利用料金が安いのも混載便にしてコスト削減を図っているためです。

多少時間がかかっても良いから、引越しにかかるコストをできるだけ抑えたいという方向けのプランです。

帰り便

引越し先で荷物を下ろして空になったトラックを利用するプランです。トラックが営業所に帰るときの便なので帰り便といいます。

たとえば東京都から埼玉県へ引っ越したAさんがいるとします。Aさんの引越し作業が終了してトラックが東京の営業所に戻るとき、空のまま戻ると燃料代や人件費が無駄になってしまいます。

そこで埼玉県から東京都へ引っ越したいBさんの荷物を運んで、トラックを有効活用するために生まれたプランです。

とはいえ引越し業者も、空のトラックを走らせる時間がなるべく短くなるように計算して配車を行っています。

帰り便にしてくださいと依頼するよりは、引越し業者側から「帰り便にするのでお安くできますよ」と言われるのを待ったほうがよいでしょう。

コンテナ便

コンテナ便は鉄道輸送用のコンテナを利用して引っ越すプランです。

JRの貨物列車であれば1度に10tトラック650台分の荷物を運べます。同じ量の荷物をトラックで運ぶ時よりも燃料費や人件費を抑えられます。

また貨物列車は荷物を積んでいる量を基準に考えたとき、運送用トラックよりも燃費が良いです。長距離であればあるほどトラックを使った引越しよりも料金を抑えられます。

⑦時間指定をしない

もし時間的余裕があるのなら、引越しする日付だけを決めて作業開始時間は業者にお任せする、フリー便を利用しましょう。

引越し作業の開始時間で人気が高いのは朝の早い時間帯です。引越し後に荷解きの時間をゆっくり取れるため、1日しか休日が取得できなくても仕事や学業に影響が出づらいためです。しかし人気が高いために料金もやや割高に設定されています。

時間帯別の引越し費用の相場

このように午後や夕方の時間と早朝では料金に大きな差があります。

なお時間指定なしのフリー便は他の利用者の作業が少ない夕方~夜間の作業になりやすい傾向があります。住居の周辺環境によっては近隣住民とトラブルになる可能性があるためご注意ください。

⑧日程を引越し業者にまかせる

日程調整が可能なのであれば、引越し業者の都合に合わせてお任せするのも節約手段のひとつです。

業者が空いているタイミングに作業をすることになるため作業タイミングが読みづらい点がデメリットですが、その分料金を大幅に値下げすることができます。

見積もり時に「日程はお任せします」「安くなる日はいつですか?」と営業担当者に尋ねると安くなる日に作業日を設定してくれます。

なぜ日程をお任せすることで引越し料金が安くなるのかご説明いたします。

引越し業者は「この日はスタッフが多いから多くの予約を入れられる」「この日のこの時間は空いているからこの予約を入れられそうだ」と、作業スタッフや予約状況といった条件を組み合わせて1日の作業を決めているからです。

一部では「日程をお任せします」という言葉は引越し業者にとって魔法の言葉といわれるほど、引越し業者さんにとってはうれしい言葉なのです。

⑨閑散期に引越しをする

引越しの繁忙期は3~4月です。反対に閑散期は10~11月です。繁忙期と閑散期で引越し料金にどれくらいの差があるかをチェックしてみましょう。

繁忙期 閑散期 差額
単身者 39,520円 30,988円 8,532円
2人家族 47,500円 39,890円 7,610円
3人家族 53,600円 47,455円 6,145円
4人家族 54,720円 50,000円 4,720円
5人家族 54,790円 50,100円 4,690円

※ミツモア調べ(2022年10月1日~2022年11月31日、2023年3月1日~2023年4月30日、全距離の平均引越し料金をもとに算出)

閑散期に引っ越すことで最大8,000円以上も料金に差があることが分かります。引越し時期を調整できるのであれば、できる限り10月や11月といった閑散期に引っ越しましょう。

なぜ閑散期は料金が安いかというと、引っ越そうとする人が少なく予約がそこまで入らないためです。そこで引越し業者は、見積もりを安くしてでも仕事を引き受けてくれます。

引越し料金が相場より高くなるケース

引越し時の条件によっては料金が相場より高くなることがあります。当てはまる内容がないかチェックしましょう。

生き物など取扱いに注意が必要な荷物がある

ペットや観葉植物などをはじめとした生き物や美術品・芸術品、ピアノといった取扱いに注意が必要なものを運んでもらうときには追加料金が発生します。

ペット輸送サービス利用も検討する

小型犬や猫、小鳥などの小さな生き物であれば一緒に電車に乗って移動することもできます。ヘビや猛獣は搭乗を許可されていないためご注意ください。また混雑状況によってはペット連れでの乗車を断られることがあります。

多くの動物は人と比べると耳がよく、環境の変化による影響を大きく受けてしまいます。

引越しでどうしても電車移動しなければならないときはペットの様子をこまめに確認し、少しでも体調に変化が見られたら電車を降りて休憩をとるなど、大切なペットにストレスがかかりすぎないように注意しましょう。

ペットとの電車や自動車移動ができない場合にはペット輸送サービスを利用してください。ペット輸送サービスでは犬や猫、小鳥のほか、電車持ち込みを断られてしまうヘビなど、は虫類の輸送も受けつけています。

美術品輸送サービスを利用する

盆栽を含む美術品や芸術品は、破損や汚損による補償金額が高額になりやすいため、引越し業者では運べないことが多いです。美術品専門の輸送サービスを利用することになります。

美術品輸送サービスは普段から美術館に展示されているような絵画や彫刻など希少なコレクションを運んでいます。

法人しか利用できないのでは?とご不安になるかもしれませんが個人利用も可能です。専門知識と技術を持ったスタッフが在籍していることもあり、自分で持ち運べるサイズであっても依頼したほうが安心できます。

ピアノの引越しは特殊作業が必要

ピアノは大型で重量があり、外気温や湿度の影響を受けやすい繊細な楽器です。ピアノを運搬するには専門業者の力を借りましょう。

ただし電子ピアノに関しては通常の荷物と同様に引越し業者に運んでもらえることがあります。作業を依頼する業者に確認し、問題がなければそのまま輸送してもらいましょう。

搬出入口の広さやピアノの大きさによっては、クレーンを使っての作業が必要になることもあります。クレーンのチャーター代が必要になり、引越しの費用が高額になりやすいです。

引越し時のピアノ輸送についてさらに知りたい方はこちらの記事もご確認ください。

最大5社の見積もりからピアノ運送のプロを選ぶ

搬出入にエレベーターを利用できない

特に言及されていない限り、引越し料金は1階から1階に荷物を移動させることを前提に算出されています。2階以上の高層階に住んでいる場合はエレベーターを搬出入に利用できるかどうかが料金に大きく影響します。

エレベーターが設置されていない、または設置されていても荷物を運べるほどの広さがなければ、スタッフは手作業で荷物を搬出入することになります。

エレベーターが使えるときよりも手間がかかるうえ、荷物の破損などのリスクが高くなります。

手間やリスクのかかる作業料金は高額になりがちですが、荷物や作業スタッフの安全を確保するために必要な費用ですのである程度は許容しましょう。

リスクの高い引越しでも安心して作業を依頼するためにも、複数業者との比較は必須です。

他社と比べて明らかに料金が高すぎるまたは安すぎる場合には作業料金の内訳までチェックすることが重要です。

建物の近くにトラックを停められない

住んでいる地域の道路状況によっては引越し作業で使う大型トラックが入れないことがあります。

その場合、荷物を移動させるために台車を利用したり、トラックを複数台に分けるなどの対策が必要です。人力で荷物を運搬している間に荷物を汚損・破損するリスクも高まります。

人件費やトラックのチャーター代、燃料費などが通常よりも多くかかるため、引越し料金が高くながちです。

まれに新居についてからトラックが入れないと発覚する場合があります。この場合は追加料金を請求されることが考えられます。

「乗用車が余裕を持ってすれ違える広さです」「一方通行で路上駐車があると侵入できません」など、広さのイメージがつきやすい情報を伝えるようにしてください。

引越しを安く済ませるのに最も効果的なのは「相見積もり」

引越し料金を節約する9つの方法を解説してきましたが、結論を申し上げると引越しを安く済ませたいのであれば引越し業者の相見積もりが最も効果的な方法です。値下げ額の期待値が大きく、手間も少ない点がその理由です。

一括見積もりサイトは1回の入力で複数の業者から見積もりをもらえる手軽さが魅力のサービスです。

しかしデメリットに営業電話や営業メールの着信が多いことが挙げられます。営業電話などの対応が嫌で、一括見積もりサイトの利用をためらう方もいます。

MeetsMore あなたにぴったりのプロを見つけよう

そこでおすすめしたいのがミツモアです。ミツモアでは引越し業者とのやりとりがアプリ内のチャットで完結します。電話が苦手という方や普段使っているメールアドレスに大量のメールが届くのは困るといった方でも利用しやすいでしょう。

質問に答えるだけで最大5社から見積もりが届く

スマホやパソコンからかんたんな質問に答えると、自動で条件にぴったりのおすすめ事業者から最大5件の見積もりが届きます。

手作業で条件や日程が合う事業者を1件ずつ探す必要はありません。

料金・口コミ評判を比較して選べる

見積もりの料金を比べられるのはもちろん、過去にミツモアでお仕事を依頼した利用者からの口コミ評価も確認できます。

口コミからはサービスの質や人柄などがうかがえることが多く、金額以外の判断材料も得られるので安心です。

チャットで事前に仕事内容の相談ができるので安心

契約前にサイト内のチャットで事業者と直接メッセージのやり取りをすることも可能。事前に見積もり内容に関する質問や相談ができるので、不安を解消した上でお仕事を依頼できま

最短2分!今すぐミツモアで引越しの見積もりを取る