不用品回収の費用は回収する品目やトラックの大きさによって決まります。
ここでは不用品回収費用の内訳やできるだけ費用を抑えて依頼する方法について詳しく解説します。
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不用品回収の3つの方法と費用相場一覧
不用になったものを処分する依頼先は大きく分けると3つの方法があります。
- 不用品回収事業者に依頼
- 引越し事業者に依頼
- 自治体の粗大ゴミ回収に出す
これら3つの方法の費用相場は以下の通りです。
方法 | 費用相場 |
---|---|
不用品回収事業者に依頼 | 3,000円〜10万円 |
引越し事業者に依頼 | 単身で約28,000~38,000円 |
自治体の粗大ゴミ回収に出す | 1点500〜2500円の手数料 |
①不用品回収業者に依頼する費用相場:3,000円〜10万円
処分したい粗大ゴミが多い、急いで粗大ゴミを処分したい、家の外に運搬できないような大型家具を処分したい方におすすめです。
単品で回収を依頼したときの費用相場
以下の料金は基本料金・回収料金・処分費用のすべてが含まれている総額での相場料金です。
品物 | 費用相場 |
---|---|
シングルマットレス | 9,000~15,000円 |
ソファ(2人掛け) | 9,000~15,000円 |
冷蔵庫(1・2ドア) | 10,000~16,000円 |
縦型洗濯機 | 10,000~16,000円 |
テレビ | 9,000~15,000円 |
エアコン | 4,000~10,000円 |
電子レンジ・掃除機などの中型家電 | 4,000~8,000円 |
自転車 | 3,000~6,000円 |
積み放題プランで依頼したときの費用相場
積み放題プランの料金は積み込むトラックの大きさによって変動します。トラックの大きさが大きくなるほど、料金は高くなります。以下の料金は総額での相場です。
トラックの大きさ | 費用相場 |
---|---|
軽トラック | 1万~2万円 |
2tトラック | 3万9,000~4万5,000円 |
4tトラック | 8万~10万円 |
【トラック別】積み放題で積める荷物量の目安
トラックの大きさによって積み込むことができる量が大きく異なります。
スペースが足りないと再度依頼しなくてはならず、スペースが余りすぎていると、もったいないので不用品の量に合わせたトラックを依頼しましょう。
- 軽トラック
軽トラック積み放題プランは高さ2mまでの高さで約3畳の広さに350kgまで積むことができます。
一人暮らしの方であれば軽トラック積み放題プランがおすすめ。不要になった家具や家電の回収を依頼しても十分載せることができますよ。
- 2tトラック
2tトラック積み放題プランでは業者によってトラックの大きさが変わるので、積載できる量も異なります。
トラックのタイプ | 広さ | おすすめの方 |
---|---|---|
ショート | 3畳 | 1人暮らし |
ロング | 5.5畳 | 1人暮らし(回収物が多い場合)
2人暮らし |
ワイドロング | 5.5畳 | 2人暮らし(回収物が多い場合) |
積載できる重さは2t、高さは2mまでです。同じ2tトラックであっても積載できる重さや量が異なるので、事前に依頼する業者がどのタイプのトラックなのか、確認しておいたほうが安心です。
- 4tトラック
4tトラックは高さ6mほどまで、部屋中丸ごと片づける量を積み込むことができます。部屋にあるものすべてを片づけたいという方は4tトラック積み放題プランがおすすめです。
車体が大きいため狭い路地では入れない可能性があります。あらかじめトラックが入れるか業者と相談しておきましょう。
不用品回収料金の内訳
不用品回収業者に依頼するときの費用の内訳は主に①基本料金(ガソリン代、車両代、人件費など)②品目ごとの処分料金(再利用するまでにかかるコスト)③オプションの3つです。それぞれを詳しく解説します。
①基本料金:3,000~5,000円
不用品回収業者に依頼するときに必ずかかります。内訳はガソリン代や車両利用代、またスタッフの人件費となります。基本料金の相場は3,000~5,000円です。
業者によって異なりますが、積み放題プランの場合はすでに料金に含まれていることが多く、単品で回収した場合は基本料金が加算されることが多いようです。
業者によっては基本料金不要としていることもあります。その代わり1品ごとの回収料金が高めの傾向があるので、よく比較してから決めるようにしましょう。
②品目ごとの処分料金:さまざまなサイズや重量によって変動
家具家電にはさまざまなサイズや重量があり、それによって価格が変動します。小サイズの小型家電なら大体500円で処分をしてくれます。4大家電は他の家電商品と比較すると「リサイクル料」が発生するための処分費は高めになります。
③オプション
どのようなオプション作業があるのか、その一部をご紹介します。
サービス内容 | 費用相場 |
---|---|
養生作業 | 2,000円~ |
分解・解体 | 1,000円~ |
深夜・早朝 | 5,000円 |
作業員追加 | 1人毎6,000円 |
不用品回収の料金は回収する品目や点数などで大きく変動します。依頼をする前に「不用品回収の費用相場」を把握しておきましょう。
②引越し業者に依頼する費用相場:単身で約28,000~38,000円
引越しのタイミングで不用品の処分を考えている、引越し作業と処分をまとめて行いたい方におすすめです。
大手引越し業者の不用品回収サービス内容
大手引越し業者の不用品回収サービスをいくつか紹介します。
引越し業者名 | サービス内容 | 費用相場 |
---|---|---|
サカイ引越センター |
|
見積書で確認 |
アート引越センター |
|
見積書で確認 |
アップル引越センター |
|
要相談 |
アリさんマークの引越社 |
|
テレビ 6,000円~ 冷蔵庫 7,000円~ 洗濯機 7,000円~ シングルベッド(マットレス、フレーム込み) 5,000円~ 3人掛けのソファ 7.000円~ |
サカイ引越センターの引き取りサービス
家電リサイクル法の対象製品以外のタンスやベッド等の不要品は、市町村が行う粗大ゴミの収集に出す。しかし委任状をだすことで、不要品をお引き取りできるエリアもあり。詳しくはお見積もりご依頼の際に要相談。
アート引越センターの引き取りサービス
家電リサイクル法対象製品(テレビ・エアコン・洗濯機・乾燥機・冷蔵庫)のみ引取可能。
その他、ご不要になったご家財や小物類、家電リサイクル法対象商品以外の家電類は処分引取不可。
アップル引越センター引き取りサービス
ご家庭で使用されていた家具家電であれば基本的に何でも回収可能。物によって、買取・無料・有料での引取となる。
アリさんマークの引越社の引き取りサービス
一部対応していない品目もあるが、ほとんどの不用品の引き取り可能。有料。
③自治体の粗大ゴミ回収に出す費用相場:1点500〜2500円
壊れて使えなくなったものは、自治体のルールに則り粗大ゴミとして廃棄します。
処分したい粗大ゴミが少ない、粗大ゴミの処分を急いでいない、家の外に自力で運搬可能な方におすすめです。
自治体が行っている粗大ゴミ回収は、不用品1点ごとに料金がかかります。例として横浜市の一部品目の料金をご紹介します。
品目 | 料金 |
---|---|
テーブル | 1,000円 |
ベッド | 1,000円 |
スプリングマットレス | 2,200円 |
電子レンジ | 500円 |
扇風機 | 200円 |
自転車 | 500円 |
たんす(1辺が1m以上) | 1,500円 |
大きいもの・重いものになればなるほど、回収費用は高くなる傾向があります。大きさによる費用の違いは各自治体のHP等で確認できるので、事前にチェックしておきましょう。
粗大ゴミ回収までの流れ
自治体によって粗大ゴミの受付方法や支払い方法は異なりますが、一般的な粗大ゴミ回収までの流れは下記の通りになります。
①電話やインターネットを利用して自治体に回収の依頼をする |
②粗大ゴミの品目や大きさから必要な金額を決定する |
③各自治体が発行している手数料納付券(粗大ゴミ回収券・粗大ゴミ回収シールなど)を金額に合わせて購入する |
④手数料納付券を粗大ゴミに貼り付けて、回収日当日に回収場所に搬出しておく |
または指定の場所まで自分で持ち込みできる自治体もあります。
不用品を安く処分する3つのコツ
不要なモノを処分するのであれば、できるだけ安く済ませたいですよね。ここでは不用品回収の費用を抑えるポイントを3つ紹介します。
繁忙期を避けて依頼する
引越しの多い2〜4月や、大掃除で不用品回収の需要が増える11~12月は繁忙期にあたり、回収費用が高くなる傾向にあります。
費用が高くなる以外にも、希望の日時で予約できないことも。そのため繁忙期では高い料金を払って、希望する日ではないときに回収してもらうことになるかもしれません。
引越しなどですでに日時が決まっている場合は、繫忙期を避けて、早めに不用品の処分を始めるようにしましょう。新しい家具を買う場合もできるだけ、繁忙期を避けた方が余計な高い費用を払わずに済みますよ。
買い取りができる業者に依頼する
製造から5年以内の家電製品や家具、ブランドものなどがある場合は回収とあわせて買い取りの査定も依頼してみましょう。
回収費用から買い取り価格を差し引いてもらえるので、費用を抑えることができます。
査定の前に、買い取ってもらえそうなものは拭いたりホコリを払ったりしてできるだけきれいにしましょう。箱や説明書があれば、買い取り価格アップも期待できます。
ただし買い取りを依頼する時は、業者に「古物商許可」の許可番号があるかどうか事前に必ず確認しましょう。中古品の売買は、許可番号のある業者にしか認められていません。
前もって見積もりで相場価格を確認しておく
事前に複数業者から見積もりを取って相場価格を確認しておくと、高すぎる価格にぼったくられることもなく、安心して依頼することができます。
不用品回収を業者に依頼する場合は、1社のみから見積もりをとるのではなく、必ず複数業者から見積もりをとって比較してから依頼するようにしましょう。
ミツモアならわずか2分のアンケートに答えるだけで最大5社から見積もりが届きます。「忙しいけど、業者を比べてから決めたい」という方におすすめです。
信頼できる優良な不用品回収業者の選び方
「しっかり正式な方法で処分してくれる業者に依頼したい」と思っても、見極めるのは難しいですよね。
ここでは業者を選ぶポイントを紹介します。このポイントを見て判断すれば、安心して依頼できる業者を選べますよ。
優良な不用品回収業者の特徴7つ
依頼しようとしている不用品回収業者が優良かどうか判断するために見るべきポイントです。
- 業務許可を取っているか
- 料金体系が明快か
- 事業所の所在地や連絡先、ホームページが公開されているか
- 実際の作業事例を確認する
- 口コミを確認する
- 損害賠償保険に加入しているか
- 接客態度が丁寧か
業務許可を取っているか
不用品の回収には「古物商許可」「一般廃棄物収集運搬許可」などの資格が必要です。
見積もりを取る前にこれらの資格を保有しているか確認するようにしましょう。
ホームページやチラシに許可の掲載がない場合は、違法な業者である可能性が高いと言えます。相場価格より安い値段でも依頼しないようにしましょう。
料金体系が明快か
業者から見積もりをとったら費用の内訳を確認しましょう。良心的な業者であれば基本料金がいくら、人件費や車両費がいくらと詳細に記載されているはずです。
見積もりを見たときに料金の内訳がわかりにくい業者(基本料金に人件費や車両費が含まれていてそれぞれの金額がわからないなど)もいます。
費用があまりにもざっくりしている、何の費用なのかわからないといった場合は、業者に説明してもらうようにしましょう。曖昧なまま依頼すると、追加料金として高額な費用を請求されることもあります。
またきちんと質問に答えてくれるかどうかも、業者を選ぶ目安になるでしょう。
業者の対応に納得がいかなかったり、少しでも不信感を抱いたりしたら、依頼するのは避けた方が無難です。
事業所の所在地や連絡先、ホームページが公開されているか
所在地やホームページを公開していない事業者の場合、何かトラブルが発生しても連絡がとれなくなることがあります。
また住所や連絡先が公開されている場合でも、実際はその場所に事業所が存在していなかったり、電話番号が架空のものだったりというケースもあります。
実際の作業事例を確認する
これまでの作業実績の豊富さからは、対応力の高さが担保されます。
料金や作業の内容、所要時間、担当者の人数、なども掲載されていれば、希望する作業に対応してくれるかどうかある程度予想できます。加えて、情報がオープンであること自体が安心材料にもなるでしょう。
口コミを確認する
実際に依頼した方が書いてい口コミや、業者の回収実績もチェックしましょう。
口コミでは公式ホームページではわからない、業者の人柄や作業中の様子などを依頼者視点で見ることができます。
残念ながら悪徳な業者が多いと言われている不用品回収業界では、依頼者視点の口コミを事前に確認しておいた方が安心です。
「見積もり時の料金よりも高すぎる金額を請求された」「説明が丁寧ではなかった」などの口コミが集まっている業者は避けて、評価の高い業者に依頼しましょう。
損害賠償保険に加入しているかどうか
大型の不用品を搬出するときには、壁や床、周りの家具に傷がついたり、ひどいと壊れてしまったりする可能性もあります。
このようなアクシデントに見舞われたとき、業者が保険に加入していれば補償を受けることができます。
接客態度が丁寧かどうか
電話やネットで問い合わせをした時や見積もりを出してもらう時などに、高圧的な態度を取ったり強引に話を進めようとしたりしないかチェックしましょう。
悪徳業者に依頼すると回収費用が高額になる
悪徳な業者に不用品回収を依頼すると、不法投棄を助長してしまうほか、高すぎる請求(ぼったくり)をされてしまうなどのトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。ここでは悪徳業者に依頼するデメリットを紹介します。
高すぎる請求をされてしまう
「最初は無料と言われたのに、いきなり10万円も請求された」など突然高額な金額を請求されるトラブルが発生しています。
いきなり高すぎる金額を言ってくるのではなく、トラックに積み終わったり、搬出が完了してから請求してくるのが特徴。
また追加料金を請求してくることもあるので、相場価格よりも安すぎたり、「無料で回収」を謳い文句にしている業者には注意が必要です。
不法投棄を依頼して罰金が課せられる可能性
回収を依頼した不用品が正しく廃棄されずに不法投棄されてしまった場合、不法投棄をした業者だけでなく、依頼者も責任が問われ、処分される可能性があります。
自分が知らないところで悪徳な業者が不法投棄をしていた場合でも、5年以下の懲役若しくは1000万円の罰金が課せられてしまう場合も。
不用品の処分を依頼する側も責任を負わなくてはなりません。依頼する業者をしっかりと見極めた上で依頼しなくてはなりませんね。
不用品回収業者を探すなら相見積もりで比較がおすすめ
悪徳業者を避け、信頼できる不用品回収業者を見つけるためには、3~5社の事業者から見積もりをとって以下の3点を比較することが大切です。
- 見積もり金額
- 口コミ評価
- 対応の丁寧さ
複数の事業者を比べることで、相場から大きく外れる金額を提示する事業者や、利用者からの評判がよくない事業者を見分けられます。
複数業者の比較をかんたんに行うには、見積もりプラットフォーム「ミツモア」がおすすめ。「ミツモア」を使う5つのメリットを紹介します。
①質問に答えるだけで最大5社からすぐに見積もりが届く
スマホやパソコンから簡単な質問に答えるだけで、求める条件にぴったりの事業者から最大5件の見積もりが届きます。
チラシやインターネットで1件ずつ事業者の情報を探したり、個別に見積もり依頼をしたりする手間はありません。
忙しい方でもかんたんに相見積もりができます。
②審査を合格した事業者の見積もりが届くので安心
ミツモアを通して届くのは、「古物商許可」の取得が確認できた事業者の見積もりのみ。再利用目的で不用品を回収できる資格を持っています。
ルールを守ってサービスを提供していることがあらかじめわかるので安心です。
③見積もり料金と口コミを比較して選べる
各事業者の見積もり料金はもちろん、過去にその業者に仕事を依頼したユーザーからの口コミ評価も確認できます。
「相場より金額が高すぎたり安すぎたりしないか」「悪い口コミが集まっていないか」など、複数の観点で事業者を比べられますよ。
④契約や相談はすべてオンラインで完結
訪問見積もりや電話をしなくても、オンラインで見積もり依頼から契約まで完了。サイト内のチャットで見積もり内容に関する相談もでき、忙しい方でもスキマ時間で対応しやすいです。
チャットのやり取りを通して、事業者の対応が丁寧かどうかも訪問前に見きわめることができますよ。
⑤万が一のトラブルにも最高1億円の補償あり
ミツモアを通して依頼した作業で事故やトラブルが発生した場合、修理や治療にかかる費用を最高1億円まで補償します。万が一事業者と連絡がとれなくなってしまった場合でも、最大10万円の保証を受けられます。
不用品回収サービスとは?
まだ使い道のある不用品を、リユース目的で回収してくれるサービスです。 |