近場への引越しでも冷蔵庫はカラにしなくてはいけないの?
引越し先に冷蔵庫を運ぶためには、中身をカラにしておかなければいけません。
冷蔵庫の中身を使い切れなかった!どうしたらいい?
冷蔵庫の中身を使いきれなかった場合は「捨てる」か「運ぶ」かのどちらかになります。生鮮食品を運ぶ場合は「クーラーボックス」か「発泡スチロール」を使って自分で運ぶか、「運送会社のクール便」に依頼するかどちらかになるでしょう。
引越し先に冷蔵庫を運ぶためには、中身をカラにしておかなければいけません。
冷蔵庫の中身を使いきれなかった場合は「捨てる」か「運ぶ」かのどちらかになります。生鮮食品を運ぶ場合は「クーラーボックス」か「発泡スチロール」を使って自分で運ぶか、「運送会社のクール便」に依頼するかどちらかになるでしょう。
引越しをする際、「冷蔵庫の中身を入れたまま運びたい」「いつまでに整理すればいいんだろう?」と思う方もいるのではないでしょうか。冷蔵庫の中身をカラにする理由と方法を説明します。
結論から言うと、冷蔵庫の中身はカラの状態で引っ越す必要があります。引越し前日までに以下の準備をしましょう。
引越し当日にトラブルが起きないよう、これらの必要性を理解して食材の処分計画を立てましょう。
引越し業者は、冷蔵庫に中身が入ったままでは運んでくれません。運搬中に衝撃で食材や調味料が飛び出してしまう可能性がありますし、トラックの荷台は温度変化が激しいので食材の品質劣化にもつながってしまいます。
大手の引越し会社「サカイ引越センター」も、食品の運搬はできないため、冷蔵庫の中身は事前に使い切ることを推奨しています。
引越し先に到着しても、電源を入れられるまでには数時間かかります。たとえ引越し先が車で30分以内のような近場であったとしても、冷蔵庫の中はカラにした状態で当日を迎えなくてはいけません。
引越しをするときは、当日までに冷蔵庫の水抜きと霜取りを終わらせておく必要があります。
冷蔵庫のなかに霜や結露が残っていると、運搬中に水がこぼれてしまう危険があるからです。電源を知ってから霜が溶けるまでは15時間ほどかかるので、前日までには冷蔵庫の中身を使い切らなくてはいけません。
この際に冷蔵庫内の拭き掃除をしておくのもおすすめですよ。
水抜き・霜取りの方法は冷蔵庫の取扱説明書(メーカーのホームページから探すこともできます)に書いてあるので確認してみてくだいね。
▽冷蔵庫の水抜きの詳しい手順はこちら
数日前になって全ての食材を処分するのは簡単ではありません。引越しまで1週間を切ったら冷蔵庫の中をチェックして、中身を消費できるような献立を考えます。
1週間前からは新しく食材を買うことをできる限り避けて、外食やコンビニ弁当・スーパーの総菜を活用しましょう。
期限が切れている調味料や使わない食材を見つけたら、その都度処分しておきます。調味料には自治体ごとに捨て方が違うものもあるため、直前になって慌てないよう計画的な処分が大切です。
冷蔵庫を運ぶ準備の全体像は以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
使い切れなかった食材や調味料を新居に運んでも鮮度が不安で結局捨ててしまった、という人は少なからずいます。残ってしまった食材が少量ならば、捨ててしまって新居についてから買いなおすという手もあるでしょう。
しかし油、マヨネーズ、ジャムなど、どうやって捨てたらよいかわからない食材もありますよね。
こちらでは捨て方が特殊な食材の処理方法を紹介します。
捨てるもの・捨てないものの判断は早めにして、燃えるゴミ・生ゴミの最終回収日はいつなのかを把握しておくことが大切です。
しょうゆやみりん・油などの液体調味料は、まるめた新聞紙を詰めた牛乳パックに流し入れ、可燃ゴミとして処分します。油は発火を防ぐために水を混ぜるとよいでしょう。
そのまま排水溝に流すことは絶対にやめましょう。
環境汚染につながるだけでなく、配管が詰まる原因にもなりかねません。
ケチャップやジャムのように粘度の高い食材は、重ねた新聞紙の上に出して包みビニール袋に入れてから処分します。
ただし調味料を容器に入れたまま捨ててもよいとしている自治体もあります。処分方法に迷う場合は自治体のホームページで確認しておきましょう。
砂糖や塩・固形ブイヨンをはじめとした粉タイプや固形タイプの調味料は、ビニール袋にあけてから口をしばってゴミ箱に入れましょう。
粉ものはそのままゴミ袋に捨ててしまうと、ゴミ袋に穴が開いていた場合やゴミ袋を移動させるときにこぼれてしまう可能性があります。
小さい袋に移してからゴミ袋に捨てるようにしましょう。
生鮮食品は、腐ってしまうため引越し業者に運搬を頼めません。当日までに消費しきれずに新居に持っていきたい食材があるときは、鮮度を保つ工夫が必要です。
要冷蔵の食材を運ぶときにはクーラーボックスが便利です。引越し前日に冷蔵庫の電源を切る必要があるため、電源が入っているうちに中身をクーラーボックスに移しておきましょう。保冷時を多めに準備しておけば多少長めに置いても問題ありません。
ただし冷凍保存の食品はクーラーボックスに入れても、溶けてしまう可能性があります。特に引越し先が遠方で長時間移動するなら、冷凍食品は引越し前に処分した方が安心です。
また夏場は気温が上がって食中毒のリスクが高まるため、近距離の引越しでなければクーラーボックスでの運搬自体を避けた方がよいでしょう。
クーラーボックスがない場合は、発泡スチロールの箱でも代用できます。クーラーボックスより保冷機能は落ちるものの、引越し先がそこまで遠くないのであれば発泡スチロールでも十分です。
しかし持ち運ぶための取っ手が付いていないため、大きすぎると持ち運べない可能性があります。抱えやすいサイズのものをいくつか用意して、小分けにするのがおすすめです。
ホームセンターやネット通販で買うだけでなく、鮮魚店や花屋でも発泡スチロール箱がもらえます。臭いや汚れが食品に付かないように、冷蔵庫の中身を入れる前に洗って乾かしましょう。
転居先が遠い場合や夏場の引越しで生鮮食品を運ぶには、運送会社のクール便がおすすめです。保冷したまま輸送するため、食材ごとに必要な冷凍や冷蔵の温度を保って運べます。料金を確認して、買いなおすのとどちらがお得か検討してみてくださいね。
ただし、クール便には冷やしたり凍らせたりする効果はありません。食材を集荷に出す直前までは、冷蔵庫かクーラーボックスで保管しましょう。
ヤマト運輸では、大きさ120cmまたは重さ15kgまでの荷物を冷蔵・冷凍で送ることができます。保冷設定温度は冷蔵なら0~15℃、冷凍なら-15℃です。
また、最大3日先まで配達日を指定できるため、引越し前日に送ってしまうのもよいでしょう。
▽料金など詳しい情報はこちらからご確認ください。
参考:クール宅急便|ヤマト運輸 |
佐川急便では、3辺合計140cm以内・重量20kg以内の荷物を冷蔵・冷凍で送ることができます。保冷設定温度は冷蔵なら2℃~10℃、冷凍なら-18℃以下です。
取り扱い可能なサイズの幅が広いですね。
▽料金など詳しい情報はこちらからご確認ください。
参考:飛脚クール便|佐川急便 |
調味料は輸送中にこぼれて、他の荷物を汚してしまう恐れがあります。常温保存の調味料を引越し業者に運んでもらう段ボールに詰める場合は、こぼれないようしっかりと対策して梱包しましょう。
ただし開封済みの発酵調味料は高温になると爆発してしまう危険もあるので、新居にもっていくかどうかは慎重に判断しましょう。
使いかけの液体調味料はフタが開きやすいため、しっかりと固定してから荷造りしましょう。特に瓶の場合は輸送中の衝撃で割れてしまう危険があります。次の手順で梱包するのがおすすめです。
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ダンボールに入れるときは新聞紙で包む、可能であれば割れない容器に中身を移すといった工夫も大切です。運送中に中身が動いて壊れないよう、すき間には新聞紙を詰めておきましょう。
粉末の調味料が荷造り中や運搬中にこぼれてしまうと、掃除に手間がかかります。袋に入ったものは密閉できる食品保存バッグに入れて、ダンボールに詰めていくと安心です。
固い容器に入ったものは液体同様に、しっかりとキャップを閉めてからラップに包みます。割れにくくなるように新聞紙で包んでから箱詰めするのがポイントです。調味料を入れたダンボールは直射日光を避け、できるだけ涼しい場所に置いておきます。
粉タイプの調味料には匂いを吸着しやすいものや、他の調味料に匂いが付いてしまうものもあります。1個ずつビニールを分けて包装しておけば、臭い移りを防ぎやすくなるでしょう。
「食品は運べないけど、服なら冷蔵庫に入れられるのでは?」と考える方もいます。結論から言うと、引越しの時に空いた冷蔵庫に服を入れるのはやめましょう。
冷蔵庫はカラの状態でも重たく、運搬時に傷つく可能性が高いです。冷蔵庫に衣服を詰め込むのは、破損のリスクを高めるだけです。
引越しの際、冷蔵庫の中身はカラのまま運んでもらいましょう。
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