近距離の引越し費用はいくら？おすすめの業者例と安く抑える方法

引越し費用は旧居から新居までの移動距離が近いほど、安くなる可能性があります。ただし世帯人数や荷物量、時期によって変わるため、複数の業者から見積もりを取って比較したうえで決めることが大切です。

近距離で引越すときの費用相場について、安く抑える方法やおすすめの業者を含めて紹介します。

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1km未満の超近距離の引越し費用相場

引越し先が「最寄りの駅から徒歩15分以内」や「同一町丁目内の近所」など、移動距離が1km未満の超近距離で引っ越す場合の費用相場は、以下のとおりです。

※ミツモアにおける引越し平均成約価格（調査期間：2023年5月1日～2024年4月30日）

引越し費用は5〜1月の通常期と、2〜4月の繁忙期によって差が出ます。単身者の場合、繫忙期は通常期よりも約3,000円高くなり、2人以上の家族世帯も通常期と比べて2,800〜8,400円高くなります。

1km以上から50km未満までの近距離の引越し費用相場

1km以上から50km未満までの近距離で引越した場合、費用相場は下記のとおりです。

1～5km未満（同一市区町村内）

自転車で約20分、歩いて1時間程度かかる移動距離で車を使用すると、5～6分で到着します。東京都なら1駅ほど離れた場所、他の県なら同じ市内に引っ越すときは、以下の費用を目安にしましょう。

※ミツモアにおける引越し平均成約価格（調査期間：2023年5月1日～2024年4月30日）

単身者の場合、通常期は繫忙期と比べて2,900円安くなっています。その一方で、繁忙期に2人以上の家族世帯で引っ越すと、通常期と比べて3,700〜6,700円の差があります。

5～10km未満（近隣市区町村内）

車で10～15分、自転車で30〜40分で移動できる距離です。東京23区内、大阪市内・横浜市内など政令指定都市内、近隣市区町村への引越しが該当します。引越し料金の目安は以下です。

※ミツモアにおける引越し平均成約価格（調査期間：2023年5月1日～2024年4月30日）

通常期と繁忙期で比較すると単身者の場合、繫忙期に引っ越すと2,900円高くなります。一方で2人以上の家族世帯は、通常期よりも3,700〜6,700円高い費用で引っ越しています。

10～15km未満（周辺の市区町村）

一般的に周辺の市区町村へ移動する距離で、車で移動すると20分程度で到着します。10～15km未満の引越し費用の相場は、以下のとおりです。

※ミツモアにおける引越し平均成約価格（調査期間：2023年5月1日～2024年4月30日）

繫忙期に単身者が引っ越す場合、通常期よりも2,700円高くなります。2人以上の家族世帯は通常期よりも2,100円以上の差があることがわかります。

15～50km未満（同一都道府県内）

15〜50km未満の新居へ引越すときも「近距離」として定義する会社もあります。たとえば、埼玉県志木市から東京都杉並区、東京都江戸川区から練馬区への移動距離が目安で、引越し費用の相場は、下記のとおりです。

※ミツモアにおける引越し平均成約価格（調査期間：2023年5月1日～2024年4月30日）

単身者が引っ越すとき、繁忙期よりも通常期が2,800円安くなり、2人以上の家族世帯は4,200〜30,300円安くなっています。ただし荷物量によって変わる場合もあるので、複数の引越し業者から見積もりを取るようにしましょう。

近距離で引っ越す3つの方法

1km未満の超近距離や1〜50km未満の近距離で少しでも費用を抑えて引っ越したい人は、下記3つの方法を検討しましょう。

1.引越し業者に依頼する

大手引越し業者も近距離に特化したプランを提供していますが、地域密着の引越し業者に荷物の運搬を依頼するのも選択肢のひとつです。

時期や人数などによっては変わりますが、引越し先へ持っていく荷物量を減らすと費用を抑えられる可能性があります。

地域密着の業者に近距離引越しを依頼する

2.宅配業者に依頼する

引越し先へ持っていく荷物が少ない人は、宅配業者に運搬を依頼するのもおすすめです。業者によっては大型の家具や家電のみ運んでもらえるところがありますが、サイズによって大きく料金が変わります。

引越し先で洗濯機の設置や2点以上の家具・家電の運搬を依頼すると、費用が割高になるケースもあるため、どの家財を運んでもらうのか事前に決めておきましょう。

3.マイカーやレンタカーを使って自力で引っ越す

近距離の引越し費用を抑えるには、マイカーやレンタカーに荷物を載せて自分で新居まで運ぶのも選択肢のひとつです。2〜4月の繁忙期も自分のスケジュールで作業を進めることができ、レンタカーを借りても引越し費用は1万円前後で抑えられます。

ただし荷物量によっては友人や知人に助けを呼ぶ必要があり、何回か往復する手間がかかることもあるため、計画的に作業を行いましょう。

近距離の引越し費用が安い業者4例

地域密着の引越し業者のうち、比較的安い費用で引き受けてもらえる業者を5例紹介します。

単身者に嬉しいオプションを提供する近距離引越し業者5例

大型家具の分解や組み立て、不用品回収など、単身者の引越しで嬉しいオプションサービスを提供する地域密着の引越し業者は、下記のとおりです。

近距離引越しプランがある大手引越し業者

地域密着の引越し業者だけでなく、大手引越し・宅配業者も近距離で引越し世帯向けのプランを提供しています。具体的には、下記4つです。

1.日本通運（日通）「単身パック当日便」

半日で全ての引越し作業が終わる、近距離に特化したプランです。主に1R〜2DKに住んでおり、新居までの移動距離が車で30分程度の単身者が利用できます。

段ボールやテープ、布団袋、ハンガーボックスが無料で提供してもらえるので、引越し前に資材を用意する手間を軽減したい単身者におすすめです。

申し込み期限の目安は引越し日の2か月〜2週間前までですが、時期によっては希望の日程で依頼できないケースもあるため、注意しましょう。

2.アートセッティングデリバリー「わたしの引越」

アートセッティングデリバリーが提供する単身パックで、高さ1.7ｍ、幅・奥行き1ｍのコンテナボックスに積める荷物量で引越せる単身者が対象です。

基本料金は23,100円〜と安く、近隣への引越しなら最低価格で依頼できますが、移動距離が延びると料金が上がる点に注意しましょう。

3.アーク引越センター「ミニ引越しプラン」

1R〜1LDK程度の少ない荷物量で、近距離で引越したい単身者を対象にした引越しプランです。

最大50枚のダンボールや2枚のふとん袋が無料で提供してもらえるだけでなく、土日祝日や繁忙期を除く毎月1日〜20日に引越すと、割引を受けられます。

4.赤帽「赤帽引越し」

軽トラックを使って荷物を運送する個人事業主たちが加入する組合が提供するプランです。サービス内容は事業者によって異なりますが、基準となる運賃が定められており、移動距離が20km未満で、作業時間が2時間以内で完了する引越しであれば、14,300円〜で引っ越せます。

ただし荷物量によっては依頼者が作業を手伝う必要がある点と、休日や深夜、引越し繁忙期、東京23区や大阪市は割増価格になる点に注意が必要です。

近距離引越しの費用を安くする5つの方法

近距離で引越しをしても、時期や荷物量によっては相場よりも費用が高くなる可能性があります。なるべく費用を抑えたい人は、以下5つの方法を検討しましょう。

1.地域の業者をふくめ、相見積もりで比較する

近隣の引越しで費用を安く抑えたいなら、大手の引越し会社だけでなく、地域密着の業者を含め、複数の業者から相見積もりを取ることが大切です。

業者によって費用の差があり、業者によっては安価で依頼を受ける可能性があります。

ただし料金だけで判断せず、サービス内容を比較したうえで判断しましょう。

近距離で引越し可能な業者を探す

2.荷物量を減らす

近隣の引越し先へ持っていく荷物量を減らすことも費用を抑える方法のひとつです。引越し前に不用な物を買取に出したり、処分したりすると作業のコストが抑えられるため、安く引越せます。

加えて、単身パックも専用のコンテナに荷物を収まれば、引越し費用も抑えられるでしょう。

3.通常期や閑散期に引っ越す

進学や就職、転勤が多い2〜4月は引越し需要が多い繁忙期にあたるため、費用は高くなります。

GW明けから1月末までは通常期、または閑散期で引越す人が少なくなるため、繁忙期よりも近距離の引越し費用が抑えられるでしょう。

加えて土日祝日も引越し費用が上がるため、月曜日から金曜日の平日に引越すことをおすすめします。

4.午後便やフリー便で引っ越す

引越しは作業を開始する時間帯によっても費用が変わり、午前中に依頼すると割増料金がかかります。

少しでも近距離の費用を抑えたい人は、「午後便」や「フリー便」で引越しをしましょう。午前中と比べて3,000円ほど安くなる可能性があります。

5.大型の家具・家電のみ運んでもらう

大型の家具・家電のみ引越し業者、または宅配業者に運んでもらうのも近距離引越し費用を抑える方法のひとつです。

業者によっては家具・家電1点のみから運ぶプランやサービスを提供するため、見積もり時に聞いてみましょう。

ベッドや冷蔵庫、洗濯機など数点であれば、運搬費用が安く抑えられます。

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近距離の引越しにかかる費用は約20,000〜60,000円ですが、荷物量や時期だけでなく、業者によっては高くなるケースがあります。

自分で荷物を運ぶこともできますが、時間と労力がかかるため、あまりおすすめはできません。少しでも費用を抑えたい人は、中小規模の引越し業者に見積もりを依頼しましょう。

ミツモアなら簡単な質問に答えるだけで最大5つの引越し業者から見積もりが届きます。料金だけでなく、サービス内容や口コミを比較・検討したうえで自分に合った業者を選べるでしょう。

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