家具の運搬にはいくらかかる?
各種運搬サービスや運搬する家具の大きさなどによって料金は異なりますが、8,000~1万円程度で依頼することができます。比較的小型な洗濯機やソファーなどが8,000円~、中型の家具が9,000円~、3人掛けソファーやセミダブルベッドなどの大型家具は1万円~になります。
家具を安く配送するためには?
家具の配送を安く済ませるためには、処分と買い替えを検討する、または可能な限り分解して配送するのが良いでしょう。運び先が遠方の場合は、処分して新しく買い替えたほうが安く済む可能性もあります。また可能な限り分解して小さくすることで、配送にかかる料金を抑えることができます。
大型家具の配送はどうすればいい?配送する数とサイズから最適な業者を選ぼう
大型家具・家電の配送を自分で行うのは難易度が高いため、基本的には専門の業者に依頼して運んでもらうことになります。これらの配送に適した業者は以下の3種類です。
- 宅配業者・全国規模の運送業者
- 地域の運送業者
- 引っ越し業者
※メルカリなどのフリマアプリで指定がある場合は、その方法に従いましょう。
どの業者を選べばいいかは配送するものの数やサイズ・輸送距離などで変わってきます。そのため送るものの数やサイズなど、配送条件に関わる情報を事前にしっかりと確認しておくことが大切です。まずは送る荷物について、以下の内容をチェックしておきましょう。
- 荷物の個数
- 荷物のサイズ(高さ・横幅・奥行き)
- 荷物の重さ
- 配送距離
- 解体できるかどうか
業者のサービス内容によっても違いはありますが、基本的には以下の基準で業者を選ぶと間違いがありません。
おすすめの業者 |
こんな場合におすすめ |
①宅配業者・全国規模の運送業者 |
・送る荷物が少ない場合(1~2点)
・フリマアプリの売却先に配送する場合 |
②地域の運送業者 |
近場に配送するケースで、料金を抑えたい場合 |
③引っ越し業者 |
送る荷物が多い場合(引っ越しなど) |
それぞれの業者の詳しい特徴については、この後解説していきます。
大型家具の配送業者①:宅配業者・全国規模の運送業者
ヤマトホームコンビニエンスなど、全国展開している宅配業者や運送業者に依頼する方法です。荷物単位で配送料が加算されるケースが多いため、配送数が少ない場合にお得になることが多いでしょう。全国展開しているので遠距離を輸送できる点も大きなメリットです。
次に当てはまる場合は、全国規模の宅配業者や運送業者の利用がおすすめです。
- 少数(1~2個程度)の大型家具・家電を配送したいとき
- 分解して1~2個の段ボール箱に詰められるとき
- 配送先が遠いとき
- 大手の業者に依頼したいとき
- フリマアプリなどで売却するとき
- アンティーク家具や巨大な家具ではないとき
大型家具の配送業者②:地域の運送業者
主に地域で活躍する中小規模運送業者に依頼する方法。大型家具の運送を手伝ってくれる場合があります。
大手よりもサービスが柔軟で、料金は控えめなケースが多いというメリットがあります。業者によっては急な配送依頼にも対応してもらえることも。
一方で長距離輸送は行えないことも多いため、近場に配送する場合におすすめです。引っ越し業に対応した業者・不用品回収がメインの業者など、業者によって得意不得意がはっきりしているのが特徴。サービス内容や品質に幅があるので、しっかりと業者を比較検討することが大切です。
次に当てはまる場合は、地域の運送業者の利用がおすすめです。
- 少数(1~2個程度)の大型家具・家電を配送したいとき
- なるべく安く作業を依頼したいとき
- 同じ地域内など、近距離に配送するとき
- 廃品回収なども同時に依頼したいとき
- 急きょ大型家具を配送しなければいけないとき
ちなみに地域の配送業者に運搬を依頼したい場合は、ぜひミツモアを利用してみてください。
ミツモアには大手以外の運搬業者がたくさん登録されており、あなたの地域や求めるサービスを入力するだけで、見積もり(仮)をもらえます。
複数社を比較してより安く、信頼できるところを選べますよ。ミツモアは無料で使えるので、ぜひ試してみてください。
大型家具の配送業者③:引っ越し業者
引っ越し業者に依頼する場合、大型荷物専門パックやエコノミーパックなどを利用すれば比較的お得に大型家具・家電のみを配送できます。
引っ越し業者を利用する最大のメリットは、梱包や積み出しなどの作業を安心して依頼できる点。丁寧に運んでほしい高価な家具類の配送は、引っ越し業者に依頼するのがおすすめです。また宅配業者では運べないサイズの家具でも、引っ越し業者なら依頼できるケースが多いでしょう。
次に当てはまる場合は引っ越し業者の利用がおすすめです。
- 3個以上の大型家具・家電を配送したいとき
- 宅配業者、運送業者が取り扱えないサイズの荷物を送りたいとき
- アンティーク家具などを配送するとき
- 引っ越しのために大型家具・家電を配送したいとき
- 梱包や積み出し作業を業者に任せたいとき
メルカリなどのフリマアプリで大型家具を売却する場合の配送方法
フリマアプリで大型の家具や家電を配送するには、以下の手段があります。使用するアプリや荷物の状況によっても配送手段は変わります。
配送手段 |
選ぶのはこんな場合 |
フリマアプリの配送サービスを利用して送る |
利用しているフリマアプリのサービスに、大型荷物配送サービスがある場合 |
自分で配送業者を手配して送る |
・フリマアプリの配送サービスでは利用できないサイズの荷物だった場合
・利用しているフリマアプリのサービスに、大型荷物配送サービスがない場合 |
フリマアプリの配送サービスを利用して送る方法
利用しているフリマアプリの配送サービスの中に、大型荷物対応のサービスがある場合の方法。配送方法を選択する画面で、大型荷物配送サービスを選べばOKです。
例えばメルカリであれば、大型家具の配送に対応した「梱包・発送たのメル便」というサービスがあります。ヤマトホームコンビニエンスとの共同配送サービスで、冷蔵庫やタンスといった大型家財の梱包から発送までを依頼できるというもの。商品金額の調整も送料を加味して自動で行われるため、選べばあとは待つだけでOKです。また匿名配送なので自分も相手もお互いに個人情報が知られることがありません。
送れる荷物にはサイズ規定があるため、配送前にサイズ確認が必須です。最大で450cmのカウチソファまで対応可能なので、幅広い種類の大型家具・家電を送ることが可能です。
自分で配送業者を手配して送る方法
利用しているフリマアプリに大型家具の配送機能サービスがない場合は、自分で配送業者を手配しなければいけません。上で紹介した①~③の業者の中から選ぶ必要がありますが、最も適しているのは①の宅配業者です。
中でも1品からの配送に対応しているヤマトホームコンビニエンスの「らくらく家財便」の利用がおすすめです。
短距離で安く済ませたいなら、②の「地域の運送業者」も良いでしょう。
自分で手配するときの注意点は2点。1つは「自分と相手の名前・住所を匿名にできない」点。もう1つは「送料を自己負担するか相手負担にするかを事前に考えておく必要がある」点です。らくらく家財便は着払い設定ができないため、送料を相手負担にする場合はあらかじめ商品金額に送料分をプラスして設定する必要があります。
①宅配業者・運送業者の大型家具配送サービス・料金を比較!
宅配業者や運送業者を利用して大型家具を配送する場合の、おすすめサービスを2種類紹介します。
「長距離の配送をお願いしたい」「大手の業者に依頼したい」という場合は参考にしてください。
- ヤマトホームコンビニエンスのらくらく家財宅急便
- 赤帽の家財運搬サービス
1.ヤマトホームコンビニエンスのらくらく家財宅急便
幅広いサイズの大型家具・家電の配送に対応した宅配サービス。1品から配送依頼が可能です。一部の地域以外、全国各地へ配送できます。
なお依頼には事前予約が必須。基本的なサービスの内容は以下の通りです。
配送日程 |
サービス内容 |
有料オプション例 |
集荷の翌日~3日 |
・梱包
・荷物の積み出し・積み下ろし
・運搬
・設置 |
・吊り作業
・家電の設置
・家具の分解や組み立て
・家具移動 |
梱包・積み出し・積み下ろし・設置まで全てスタッフが行ってくれるので、依頼側がやることは料金の支払いくらい。「らくらく」というだけあって、依頼すればあとは運んでもらうだけ、といったサービス内容になっています。
ランク分けされたサイズによって料金が変わります。料金の目安は以下の通り。
ランク |
荷物の例 |
料金 |
SSランク |
電話機、FAX |
1,540円~ |
Sランク |
電気ポット、炊飯器 |
2,200円~ |
Aランク |
エアコン室内機、扇風機、衣装ケース |
3,190円~ |
Bランク |
エアコン室外機、肘掛け椅子 |
4,400円~ |
Cランク |
洗濯機、6畳カーペット、学習机 |
7,535円~ |
Dランク |
食器棚、二人掛けソファー |
1万945円~ |
Eランク |
シングルベッド、タンス、大型冷蔵庫 |
1万6,555円~ |
Fランク |
ダブルベッド |
2万3,375円~ |
Gランク |
カウチソファー |
3万195円~ |
2品以上の大型家具配送や分解・組み立てを依頼する場合は、引っ越しの格安プランの方が安くなることも。大型家具を1点だけ送る場合や、大型家具・家電のサイズがそれほど大きくないケースであればお得に活用できるでしょう。
2.赤帽の家財運搬サービス
軽トラックに入る家財を手頃な価格で運搬してもらえるサービスです。サービス内容の概要は以下の通りです。
配送日程 |
サービス内容 |
有料オプション例 |
集荷日即日~
※日程を指定すると料金が上がる場合がある |
・荷物の積み出し・積み下ろし※
・運搬
・設置※
※依頼主の手伝いが必要な場合あり |
要相談 |
吊り作業といったオプション作業は非対応かつ、遠距離の配送にも対応していないケースが多いでしょう。料金相場は以下の通りですが、赤帽は地域の個人事業運送業者の集まりなので細かなサービス内容は地域によっても異なります。詳細はお住まいの地域の赤帽に確認するのが確実です。
荷物の例 |
料金 |
単身用冷蔵庫
縦型洗濯機
小型ソファ |
8,000円~
2点目以降は4,000円~ |
中型冷蔵庫
中型ソファ
シングルベッド |
9,000円~
2点目以降は4,500円~ |
2ドア冷蔵庫
3人掛けソファー
セミダブルベッド |
1万円~
2点目以降は5,000円~ |
運搬できるのは軽トラックの容量までなので、超大型家具・家電(クイーンサイズ以上のベッド、ドラム式洗濯機など)は引受不可になる可能性があります。
赤帽の家財運搬サービスがおすすめなのは、2~3点ほどの家具配送があるケースや単身サイズの家具・家電配送を依頼するケース。一人暮らしの家族や友人に家具・家電を譲るときなどに使いやすいサービスです。
②地域の運送業者の大型家具配送サービス・料金を比較!
地域の運送業者であれば、①で紹介したような宅配業者よりも安く済むことがあります。
「なるべく安く依頼したい」「近場に少数の荷物を配送したい」という場合は、ぜひ検討してみてください。
なお細かい料金は業者によって異なります。なるべく安く・信頼できる業者に依頼するためには、複数の運送業者を比較してみることがおすすめです。口コミなども確認し、実績があるところに頼みましょう。
もし地域の運送業者のサービスを比較したい場合は、ぜひミツモアを使って見積もりを取ってみてください。ミツモアはあなたの地域や求めるサービス内容を入力するだけで、複数の配送業者から、おおまかな見積もりを提案してもらえるサービスです。
- 複数の配送業者から提案をもらえるので、金額を比較できる(適正価格が分かる、なるべく安く頼める)
- 信頼できる業者しか登録されておらず、口コミも比較できるため安心
- チャットができるので、送りたい家具・家電を伝えてなるべく正確な提案をしてもらえる
このような特徴があるため、あなたにピッタリの配送業者が見つかりますよ。ミツモアは無料で使えるのでぜひ一度試してみてください。
③引っ越し業者の大型家具配送サービス内容・料金比較
「3個以上の大型家具を送りたい」「①や②の業者に断られてしまった」という場合は引っ越し業者を検討しましょう。
複数個の大型家具・家電を配送する場合におすすめの、引っ越し業者の配送サービスを2種類比較します。
- アーク引越センターの大物限定プラン
- サカイ引越センターの荷造り自分でエコノミープラン
1.アーク引越センターの大物限定プラン
大型家具・家電の運搬に絞った格安の引っ越しプラン。料金は荷物の量や移動距離・依頼時期によって変化するため見積もりの依頼が必要です。
サービス内容 |
有料オプション例 |
・養生
・梱包
・荷物の積み出し・積み下ろし
・運搬
・設置 |
・電気工事
・ホームクリーニング
・ピアノ輸送
・トランクルーム貸し出し |
サービスとして布団袋やハンガーボックスが無料でついてきます。大型家具扱いになる「マットレス、布団」の配送にも活用できます。
引っ越しで、家財以外の小さな荷物は自分で運べる場合に利用するのがおすすめ。引っ越し業者の作業クオリティで高価な家具を配送したい場合にも利用できます。
2.サカイ引越センターの荷造り自分でエコノミープラン
「荷造り自分でエコノミープラン」は大型家具専用プランではありませんが、大型家具の配送に利用できます。アーク引越センターと同じく、料金は荷物の量や移動距離・依頼時期によって変化します。
サービス内容 |
有料オプション例 |
・養生
・梱包
・荷物の積み出し・積み下ろし
・運搬
・設置 |
・電気工事
・ホームクリーニング
・不用品の買い取り
・不用品の処分 |
上記に加えサカイならではの無料サービスとして、軽微な掃除などの「10分サービス」がついてきます。
注目すべきはオプションで不用品の買い取り・処分を依頼できる点。処分予定品がある場合には、配送と処分を一度に済ませることができて便利です。荷物を極限まで軽くしたい引っ越し作業にぴったりのプランです。
業者に大型家具配送を依頼するときの流れと注意点
大型家具・家電を配送する流れは以下の通り。スムーズな配送のためには、集荷日までに適切な準備をしておくことが重要です。
|
タイミング |
やること |
1 |
業者決定まで |
・複数業者に見積もりを依頼して内容を比較する
・業者を決定する |
2 |
集荷日まで |
・業者からの指示に応じて分解や梱包を行う
・荷物の通り道を整理整頓しておく
・家具や家電の中に入っているものは全て出し、空の状態にしておく |
3 |
集荷日 |
・業者からの指示に応じて、運び出しなどの手伝いを行う
・料金を支払う |
<業者決定まで>見積もりチェックのポイント
見積もりを確認するときは、必ず料金の内訳や含まれるサービスの内容を明確にしておきましょう。後のトラブルに発展しないためのチェックポイントは以下の通り。
- 何かあったときの補償の有無や補償内容
- 追加料金の発生条件
- オプションの有無
特に搬入先の階数は要チェック。「吊り作業」が発生すると追加料金になるケースがほとんどです。配送先で荷物がどのように運び入れられるのか、までを考えた上で依頼しましょう。
<集荷日まで>配送準備のポイント
見積もりの時点で、配送までに準備しておくべきことを業者に確認しておきましょう。
事前準備として忘れがちなのが、冷蔵庫の霜取り・水拭きです。計画的に中身を消費し、必ず2日前までには電源を落として霜取りを開始しましょう。霜取りを忘れてしまった場合、業者によっては引き取りを拒否されてしまうことも。霜取りを忘れていたことに気づいたら、すぐに業者に連絡してどうすればいいか相談することをおすすめします。
大型家具を安く配送するためのポイント2点
大型家具を配送しようとすると、配送料だけで大きな金額がかかるケースがほとんど。以下の内容も検討することで発生する料金を抑えられます。
- 処分と買い替えを検討する
- 可能な限り解体して配送する
安く配送するポイント①処分と買い替えを検討する
自分用の家具・家電を遠方に配送する場合に検討したいポイントです。配送料金は遠方になればなるほど高額になります。1品の配送料金が数万円になるような場合は、使用年数が古ければ買い替えも検討すべきでしょう。
ただし買い替えの際には古い家財の「処分費用」がかかる点にも留意してください。家具・家電を自治体の粗大ごみとして処分する場合、品目や地域にもよりますがおよそ500~2,000円程度の料金が必要です。不用品回収業者に回収を依頼する場合は、1品あたり3,000~1万円程度の費用が相場になります。
処分ではなく、リサイクル業者に下取りしてもらうという選択肢も。ただし必ずしも売れるとは限らないため、事前査定の依頼は必須です。また自分で持ち込む必要がある場合は、運搬手段を確保しなくてはいけない点を押さえておきましょう。
安く配送するポイント②可能な限り分解して配送する
分解・組み立てできる家具は解体して小さくすることで、かかる料金を少なくすることができます。1つのダンボール箱に収められる場合は、一般的な宅配サービスを利用した方が料金は安くなる可能性が高いでしょう。
例えばゆうパックであれば、ダンボールの3辺合計が170cm以内の大型荷物に対応した「重量ゆうパック」サービスがあります。30kgを超えない家具類であれば、分解して箱詰めできるか試してみるのもおすすめです。
番外編:大型家具を自分で運ぶ場合
どうしてもお金をかけずに大型家具・家電を運びたい場合は、自分で運搬するという方法もあります。ただし自分での運搬は安全性の問題や破損のリスクがあるため、おすすめはできません。
また自家用車に載せられない場合は軽トラックなどをレンタルする必要があるので、少なからずお金がかかってきます。軽トラックのレンタル料金相場は、半日利用して5,000~7,000円ほど。その他ガソリン代や高速料金などもかかります。
自分で大型家具を輸送する場合は「傷ついても構わないもの」のみを運ぶようにし、比較的近距離の輸送のみに留めておくのがおすすめです。
ミツモアで荷物運搬業者に依頼しよう!
ミツモアは地域のプロを探せるプラットフォームです!お近くの荷物運搬業者をミツモアで探してみませんか?
ミツモアなら簡単な質問に答えていただくだけで2分で見積もり依頼が完了です。
パソコンやスマートフォンからお手軽に行うことが出来ます。
見積もり依頼をすると、プロより最大5件の見積もりが届きます。その見積もりから、条件にあったプロを探してみましょう。プロによって料金や条件など異なるので、比較できるのもメリットです。
お気に入りのプロがみつかったら、依頼の詳細や見積もり内容などチャットで相談ができます。チャットだからやり取りも簡単で、自分の要望もより伝えやすいでしょう。
荷物運搬業者に依頼するならミツモアで見積もり依頼をしてみてはいかがでしょうか?
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