「荷物が少なく近距離だから手短に済ませたい」「できるだけ引越し費用を抑えたい」などの理由から、日用品や衣類は自分で運び、大型家具・家電のみの運搬を依頼したい方も多いです。
大型家具・家電のみの引越しの相場は7000~3万円です。家具や家電の数が多い場合、依頼先を工夫することで安く抑えられます。
大型家電のみの引越し費用相場
家電1点のみの引越し料金相場
家具家電の運搬専用サービスに依頼して、大型家電のみ引越しする場合の費用例について、冷蔵庫、洗濯機、テレビ1点のみを依頼した場合の価格をまとめました。
冷蔵庫のみの引越し料金相場
洗濯機のみの引越し料金相場
テレビのみの引越し料金相場
家電のみの引越しセット料金相場
冷蔵庫+洗濯機など、複数の家電を、業者に依頼して引っ越す場合の料金目安は以下の通りです。
家電数 | 料金例(同都道府県内) |
---|---|
2点(冷蔵庫+洗濯機など) | 1万1000円~2万2000円 |
3点(冷蔵庫+洗濯機+テレビなど) | 1万4000円~3万4000円 |
4点(冷蔵庫+洗濯機+テレビ+電子レンジなど) | 3万円~4万4000円 |
※専用サービス・ミツモアの依頼情報をもとに算出(2024年6月時点)
冷蔵庫 (2ドア)・洗濯機 (タテ型)・テレビ (40インチ未満) 、小型の電子レンジを想定しています。
家電は主に、大きさによって料金が変わります。たとえば100リットル以下の小型の冷蔵庫なら1点で7000円前後ですが、300リットル程度の大型冷蔵庫だと8000~9000円します。また引越し費用は移動距離が長くなるほど高くなります。
大型家具のみの引越し費用相場
家具1点のみの引越し料金相場
家具を1点のみ引越しを依頼した場合の料金相場について、家具家電の運搬専用のサービスの料金例は以下の通りです。
ベッドのみの引越し料金相場
ソファのみの引越し料金相場
家具のみの引越しセット料金相場
ベッドやソファなどの家具をセットで業者に依頼した場合の料金は以下が目安です。
家具数 | 料金例(同都道府県内) |
---|---|
2点(ベッド・ソファなど) | 2万8000円~3万1000円 |
3点(ベッド・ソファ・マットレスなど) | 3万5000円~4万5000円 |
4点(ベッド・ソファ・マットレス・タンスど) | 4万9000円~7万4000円 |
※専用サービス・ミツモアの依頼情報をもとに算出(2024年6月時点)
大型家電・家具のみの引越しはどこに頼むと安い?
大型家具・家電を引越しするときに、安く依頼できる方法を4つ紹介します。
依頼先 | 家具・家電組み合わせ例 | 価格 |
地域の引越し業者・便利屋 | 家電4点 | 13,800円 |
家具や家電のみ配送専用プラン | 家電2点・家具2点 | 39,340円 |
引越し単身パック | 家電5点・家具3点 | 30,800円~ |
赤帽 | 家電5点・家具3点 | 作業2時間あたり4,950円 |
地域の引越し業者・便利屋に依頼する
家具家電の運搬のみで、車で10分~30分程度の距離を引越しするなら地域の引越し業者や便利屋に頼むと安いです。何点か同時に依頼しても1万~2万円で済む場合あり、たとえば5kmほどの距離で、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、掃除機の引越しなら合計1万4800円ほどです。
- 基本料金:1万1300円
- 3ドア以上冷蔵庫:1000円
- ドラム式洗濯機:1000円
- テレビ:1000円
- 掃除機:500円
- 合計:1万3800円
大手の運搬サービスよりも柔軟に対応してくれる可能性が高く、いくつかの家具家電をなるべく安く運搬したい人や、梱包や設置について細かく相談したい人におすすめです。
家具家電のみの引越しに慣れていて、安く依頼できる地域の業者は「家具や家電のみの引越しが安いおすすめ業者5選」でも紹介します。
家具や家電のみ配送の専用プランを利用する
大手の引越し会社や運送会社では、大型家具・家電を運ぶプランを用意しています。荷物のサイズや配送先がプランに当てはまる方は利用を検討してみましょう。
ヤマトホームコンビニエンス 「らくらく家財宅急便」
ヤマトホームコンビニエンスが提供する「らくらく家財宅急便」は縦横高さの3辺合計が450cm以内、重さ150kg以内の大型家具・家電を1つから輸送するサービスです。
料金はサイズによってSSランクからGランクに分かれています。たとえばエアコンと小型冷蔵庫、ソファ(2人掛け)、シングルベッドを配送してもらう場合、合計39,340円となります。
らくらく家財宅急便の荷物例 | ランク | 値段(東京都から埼玉県) |
エアコン(室内機) | Aランク | 3,260円 |
小型冷蔵庫 | Cランク | 7,740円 |
ソファ(2人掛け | Dランク | 11,270円 |
シングルベッド | Eランク | 17,070円 |
アーク引越センター「大物限定プラン」
アーク引越しセンターの「大物限定プラン」は大型家電・家具をの運搬だけを依頼できる専用のプランです。荷造りから家屋の保護、配置まで担当してもらえるため、負担なく安心して利用できるでしょう。
運ぶ荷物や日付、作業内容によって費用が変わるため、料金を確認するには見積もりが必須です。
キタザワ引越センター 「全国家財宅配便」
キタザワ引越センターの「全国家財宅配便」は、大型家具・家電に特化した混載便のサービスです。対応エリアは首都圏、中京圏、関西圏、福岡圏となっています。
料金は荷物のサイズと出発・配送先エリアをもとに決まります。たとえば同一圏内の引越しであれば、1㎥あたり8000円で輸送可能です。
大型冷蔵庫、シングルベッド、洗濯機を首都圏内で運ぶ場合、2万4000円~と割安で依頼ができます。
単身引越しパックを利用する
大型家具・家電専門ではありませんが、単身引越しパックという単身者向けの引越しプランを使うことで安く家具・家電を運ぶことが可能です。単身パックとは、荷物を載せるコンテナのサイズが決まっている引越しプランを指します。
日本通運「引越し単身パックL」 | クロネコヤマト「わたしの引越」 | |
ボックスサイズ | 横幅108cm、奥行き104cm、高さ175cm | 横幅1m、奥行き1m、高さ1.7m |
料金 | 3万800円~ | 2万2000円~ |
積める家具・家電の例 | 冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、薄型テレビ、掃除機、テーブル、テレビ台、カラーボックスなど | 冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、ローテーブル、テレビ、テレビ台、布団、タンスなど |
赤帽を利用する
赤帽は全国に拠点があり、組合に所属する赤帽組合員が引越しを請け負う組織です。軽貨物自動車を使った貸切便で、配送元から届け先まで一貫して対応してもらえます。
積載量は専用車の種類によりますが、ハイルーフであればベット、タンス、本棚、2ドア冷蔵庫、全自動洗濯機、42型液晶テレビ、電子レンジ、扇風機など大半の家電をまとめて詰め込むことが可能です。
赤帽の料金は距離制運賃と時間制運賃のどちらかで計算されます。短距離で家具家電のみの引越しであれば時間制運賃で計算されることが多いでしょう。たとえば閑散期の20km圏内の引越しで、全作業が4時間かかった場合、合計10,450円となります。
2時間以内(距離20kmまで) | 4,950円 |
時間超過 | 1,375円/30分 |
距離超過 | 総走行距離が、「総貸切時間×10」を超える場合は距離制運賃が加算される |
なお赤帽はスタッフ1人の作業が基本です。荷物の大きさによって増員が必要な場合、追加料金がかかる点に注意しましょう。また組合員は独立した個人事業主のため、それぞれスキルが異なる点にも注意が必要です。
家具や家電のみの引越しが安いおすすめ業者5選
- 1万円代から家電家具のみの引越しができる
- 不用品の回収や買取が可能で、運ばない家財の処分が楽
- 顧客ファーストで、急な追加依頼にも快く対応してくれる
LIFEREは愛知県、岐阜県、三重県に拠点を置く引越し業者です。近距離の家電家具の引越しがとくに安く、2ドア冷蔵庫、縦型洗濯機、シングルベッドフレームとマットレスの引越しで1万6000円~の実績があります。
不用品の回収・買取もできるため、新居に持っていく予定のない家具や家電はまとめて処分することが可能です。冷蔵庫や洗濯機は引越し先で取り付けてもらえるので、別で取り付け依頼をする必要がなく便利でしょう。
口コミでは「搬入がスムーズで短時間で終わった」「対応が丁寧で、安心して任せられた」などプロの仕事ぶりや連絡の細かさが大変評価されています。
- 5km以内の家具家電のみの引越しなら1万円台~
- 経験年数15年以上、年間作業件数500件以上のベテランが対応
- こまめで丁寧な連絡が口コミで評判
おしだし運送は東京都八王子市で活躍する引越し業者です。大手引越し業者にて15年以上勤め、年間の引越し作業件数500件以上のベテランが対応してくれるので、床や壁を傷つけずスムーズに引越し作業を進めてもらえます。
近距離の引越しはとくに安価です。たとえば縦型洗濯機、2ドア冷蔵庫、2人掛けソファ、テレビ台、ローテーブルの5km以内の引越しを1万円台で対応した実績もあり、安価に複数の家具家電を運んでほしい人におすすめできます。
口コミでは「終始こまめに連絡がもらえて安心できた」「依頼時に説明やアドバイスがあり助かった」など、プロの気遣いが大変好評です。不良品回収も受け付けているため、新居で必要がない荷物はまとめて処分することもできます。
- 実績豊富で、運びにくい大型冷蔵庫もスムーズに運搬
- ソファやタンスといった家具の配送なら1万円代で依頼できる
- グランドピアノなど専門的な家財も運べる
よろずや ゆーとんは1万円代から家具の配送を依頼できる引越し業者です。関東を中心に活動しており、家電家具の解体や取り付けはもちろん、不用品回収にも対応しています。
担当するスタッフは引越し件数1万件以上、業界歴15年のベテランです。グランドピアノなど専門的な知識のいる家具も運ぶことが可能なため、他社で運搬を断られた人も相談しやすいでしょう。
大型家具、家電は専用の養生資材や毛布等で保護してもらえます。アンティークの家具があったり、新居を傷つけられたりしたくない人にもおすすめです。
- 実務経験20年越えのベテランが洗濯機などを丁寧に運搬
- 料金のリーズナブルさが口コミで評判
- ガラス製品など他社が断った依頼も安全に搬送
下中運輸は千葉県発の単身者向けに引越しサービスを提供する事業者です。実務経験は20年以上、実績も1000件を超えているため、大切な家具家電がある人も安心して依頼できます。
大型家電・家具のみの引越しをより安くする方法
大型家具・家電のみの引越しで、通常の引越しと比べて費用が安い場合でも、できるだけ費用を抑えたいですよね。以下の2つの方法で、費用を抑えることができます。
1. 相見積もりをとる
費用を抑えるには、複数の業者に見積もりを依頼する「相見積もり」をとることがおすすめです。大型家具・家電を運搬する場合は、荷物の梱包や部屋の養生、荷物の吊下げなどが費用に含まれていたり、一方で別料金がかかる場合など、最終的な費用が変動します。
複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較して決定すると良いでしょう。ミツモアでは引越しの希望日や荷物の量など簡単な質問に答えるだけで、最大5社の業者から無料で見積もりを受け取れます。
2. 引越しを機に買い替える
引越しを機に買い替えるのも、費用を抑える方法の1つです。たとえば東京都内で7500~1万7000円、洗濯機のみを運ぶ場合は7000~8000円が相場となっています。一人暮らし向けの比較的安価な冷蔵庫や洗濯機は、同じくらいの値段で買うこともできます。下記の家電の寿命に近づいている場合は、買い替えを検討してみるのも良いでしょう。
家電の寿命と処分方法
古い家電は消費電力が大きくなり電気料金の負担が増えるといわれています。一般的な大型家電の寿命は以下のとおりです。
- 冷蔵庫 8~10年
- 洗濯機 6~8年
- テレビ 6~7年
- エアコン 10年
なお家電の中には処分方法が「リサイクル法」によって決められているものがあります。購入した家電量販店に引き取ってもらうか、不用品回収業者に処分を任せると良いでしょう。状態がキレイなら売ったり、ジモティーなどで寄付したりするのもオススメです。
マットレスの寿命と処分方法
コイル式のマットレスを10年以上使っている場合、そろそろ交換の時期と考えて良いでしょう。ベッドの中央にへこみがある状態や、ギシギシときしむ音がしていたら交換のサインです。
自分で金属のスプリングと布、ウレタンに分解して分別できれば、それぞれ家庭用ごみや不燃ごみとして捨てられます。自治体のクリーンセンターへ持ち込む方法もあります。この場合は自治体ごとに扱いが異なるので直接問い合わせて確認しましょう。スプリングマットレスは大型なため、大型寝具の処分業者に任せる方法もおすすめです。
大型家電・家具のみの引っ越しの注意点
大型の家具や家電の引越しを依頼するときは、事前に考慮しておくべき点がいくつかあります。
取り外し・取り付けの有無はプランによる
大型家電・家具の引越し専門プランは取り付け・取り外しのない運搬だけの可能性があり、設置をする際は追加料金の支払いが必要になるケースがあります。またクロネコヤマトや赤帽といった運搬がメインの業者は、家電の設置にそもそも対応していないこともあるため注意しましょう。
たとえば洗濯機の取付は、引越し業者によっては無料ですが、追加料金4,000~5,000円ほどかかる場合もあります。エアコンの引越しを頼む場合、取り外しと取り付けに電気工事が必要です。エアコン工事の費用の目安は、取り外しに約7,000円、取り付けに約14,000円です。
洗濯機は自分でも設置できますが、失敗すると水回りの修理が必要になるため注意しなければなりません。一方でエアコン工事には専門知識が必要です。設置までしてもらえるか事前に確認しておきましょう。
関連記事: 洗濯機の設置を自分でやる方法!1人でも簡単に取り付けるコツを解説 洗濯機の取り外しは自力でも可能!事前に必要な水抜きの方法を解説 洗濯機の設置を自分でやる方法!1人でも簡単に取り付けるコツを解説 |
事前に荷物やドアのサイズを採寸しておく
大型家具・家電を引越しする際は、まずは採寸をしっかりしておきましょう。せっかく新居に搬入しようとしても、サイズが合わなければ搬入できません。
チェック項目は以下の通りです。
- 玄関ドアの高さ・幅
- 廊下の幅
- 洗面所ドアの高さ・幅(洗濯機)
- キッチンの入り口・冷蔵庫スペース(冷蔵庫)
- 寝室ドアの高さ・幅(ベッド)
また大型家具・家電の引越しで起きやすいのが、搬入のときのトラブルです。引越し先の搬入口が狭く室内に入らない、廊下やエレベーターが狭い、階段の曲がり角を曲がれないなどが挙げられます。
このような場合、窓から搬入する方法が一般的ですが、二階以上の部屋への搬入は、人力によるつり上げやクレーンを使った作業が必要です。
事前の申請やオプション料金が必要になり、引越し当日に搬入できないことが分かった場合はすぐに手配することが難しく、引越し業者による一時保管やレンタルルームの手配が必要になるなど、思わぬ出費が発生します。
トラブルを防ぐには、事前の下見で採寸を行うことと、搬入経路の確保が必須です。
冷蔵庫・洗濯機の水抜きをしておく
水を使う大型家電は移動するまでに、水抜きしておきます。冷蔵庫は中身の食材を計画的に減らし、前々日までには空にします。引越し1~2日前までには電源プラグを抜き、ドアをすべて開けて冷却器の霜取りを済ませましょう。水受け皿と蒸発皿にたまっている霜取りで溶けた水を捨てて完了です。
なお冷蔵庫は設置後自力で運転開始ができます。ただしメーカーや製品によっては、運ぶときの振動で冷蔵庫内の液体が混ざってしまうため、設置後すぐに電源を入れられないものもあります。
念のため設置完了から1時間経過したあとに、電源を入れましょう。
関連記事: 引っ越し前に冷蔵庫の電源を切るタイミングとは?霜取りや水抜きの方法も 引っ越し時に冷蔵庫の中身はどうする?適切な運び方とポイントを紹介 引越し前に冷蔵庫の水抜きが必要!メーカー別の水抜き方法も |
洗濯機は排水ホースに水がたまっているので、引越し前日までに水抜きをして取り外し、給水ホースや電源コードとまとめておきましょう。洗濯機の水抜き方法に関しては、下記の記事もぜひ参考にしてください。
現場の養生を十分にする
大型家具・家電を運搬する際は、家具や家電自体を梱包で守る以外に運搬経路の保護が必要です。室内の柱や通路の壁、床全体に養生が必要なほか、マンションやアパートなどの集合住宅では、共有部分にも養生が必須です。階段や曲がり角、手すり、エレベーターの周囲と壁面などにはとくに注意しましょう。
業者側が養生する場合もありますが、そうでない場合は自分でおこなう必要があります。自力で養生する場合は、段ボールや養生テープで代用できます。近頃は養生資材のレンタル業者も多数ありますので、必要に応じて検討してみてください。
梱包は業者に任せる
家具や家電の梱包は業者に任せた方が無難です。とくに大型の家財は大きさもさることながら、重量もあり、運ぶ際には熟練した梱包が必須です。適切に梱包されていない場合、家具や周囲の破損だけでなく、運搬スタッフのケガにつながる可能性も少なくありません。
梱包サービスがプランに含まれておらず、自力で大型家具・家電を梱包する場合は、下記の記事の正しい梱包方法を参考にしてみてください。
新居の配置場所を決めておく
新居で家具家電をどこに置くかどうかを、あらかじめ考えておきましょう。家具家電の配置を正しく依頼しないと、作業が終わってから自分で大きくレイアウトを変える手間も発生してしまいます。
とくに冷蔵庫やテレビなど大型の家電は後から動かすことが大変です。業者が配送する前に設置場所をシミュレーションしておきましょう。
特殊な引越し技術が必要な大型家具・家電
ピアノ、アンティーク家具、美術品といった家具、バイクは運搬するときに特殊な技術が必要です。これらの荷物を運びたい人は、運搬可能かどうか引越し業者によく確認しましょう。
ピアノ
ピアノの重量はアップライトピアノで約200~300kg、グランドピアノは約270kg~420kgと非常に重くなっています。運搬の際は足を取り外し、鍵盤を固定して梱包します。温度や振動などの影響を受けやすい繊細な楽器のため熟練したスタッフが少なくとも3人は必要です。
一般的な引越し業者に依頼した場合は、ピアノの運搬のみ専門業者に外注するため、個別に依頼した場合よりも割高になるケースが少なくありません。
ピアノ運送の専門業者への依頼も、あわせて検討するのがおすすめです。またピアノの引越しは搬入方法などで費用が大きく変わるため、正確な見積を取るには業者の下見は必須です。
移動後は調律が必要になるので相談しましょう。ミツモアではピアノ運送の専門業者を探すこともできます。
アンティーク家具
アンティーク家具の引越しは、引越し業者から断られるのが一般的です。一点もので非常に高価なアンティーク家具は引越し業者の補償範囲に収まらないからです。
海外製の大型家具や特注の家具は、サイズが日本製より大きいものも多く、大理石などを使用している場合には重量もあります。
猫脚と呼ばれる被りオールレッグや球根型のバルボスレッグなど、特別な彫刻が施されたものが多く、経験によるスキルが必要です。アンティーク家具専門の運搬業者に依頼することを、おすすめします。
絵画・美術品
絵画や骨董品は「特殊な荷物」のため、引越しの際一般的な引越し業者、運送業者から断られるケースがあります。そのためほかの家財と一緒に引越し使用とした際に、運べないといったトラブルに発展することがあり、注意が必要です。
これは「標準引越運送約款」に、一部の荷物は運送を拒否できるとあるためで、一部の荷物に美術品や骨董品が該当するためです。
引越しの際は専門業者へ個別に依頼することになりますが、一時保管にも対応しているので安全な引越しが可能です。そして美術品や骨董品の引越しには、忘れずに保険をかけておきましょう。
バイク
バイクの引越しにはさまざまな方法が考えられます。
- 自分で運転して移動する
- トラックを借りて移動する
- 引越し業者に依頼する
- 専門業者に依頼する
自分で運転して移動するのがもっとも効率よく、費用面も負担がありませんが、ときには運搬しなければならない状況もあります。
トラックに載せて運搬することも可能ですが、その場合輸送中にバイクが倒れないよう厳重な固定が必要です。
引越し業者に依頼する場合、ほかに荷物があれば一緒に積めるので手間や費用が節約できます。しかしバイクの運搬を引き受けていないケースがほとんどで、引き受けるとしても費用が割高になりがちです。
バイクの引越しはバイク輸送のノウハウを持った専門業者に任せるのが無難でしょう。
大型家具や家電の引越しは業者を利用しよう
大型家具・家電は大きくて重たいため、運搬や搬入が難しいです。自分で引越しする場合でも、冷蔵庫やベッドといった家電・家具は業者に任せてしまうのが良いでしょう。
大型家具を運搬するとき実際にいくらかかるか知りたい人には、ミツモアがおすすめです。ミツモアでは以下のように、見積もりを依頼する際に家具家電の種類と個数を入力できます。
希望する荷物の運搬にかかる費用の見積もりを、最大5社から無料で受け取ることができて便利なので、ぜひ利用してみてください。