ミツモアメディア

3月の引越し料金相場は高すぎる?20万や30万円かかる高い日を避けて節約する

最終更新日: 2024年11月07日

3月は新年度の進学や就職、転勤、転職によって、引越し件数が急増する繁忙期です。引越し費用が1年で最も高くなり、通常期の1.4~1.5倍かかります。ただし見積書にある「20万円」や「30万円」は高すぎるかもしれません。平均的には次の金額です。

また、引越し料金は4月中旬以降に安くなりますが、新生活に向けて3月に移動しないといけない人も多いでしょう。そこで3月の引越し料金相場や、3月の引越し料金が安い日3月に引越し費用を抑えるコツを紹介します。

3月の引越し料金をチェックする

3月の引越し料金の相場

3月の引越し料金のシミュレーション

人数と距離、引越し月に「3月」を入力すると、引越し料金の平均値、最安値、最高値のシミュレーションできます。計算結果はミツモアの依頼データから算出しています。

平均的な引越し費用と相場

平均値


最安値


最高値

※ ミツモアにおける引越し依頼への応募価格から算出しています。(2023年5月1日~2024年3月20日)

3月の単身の引越し費用相場

単身で3月に引っ越すときの費用は、同じ都道府県内なら3万4100円~3万7000円、県外への移動となると5万1400円~15万9000円が相場です。

移動距離 単身
0~15km未満
(同一市区町村)
34,100円
15~50km未満
(同一都道府県程度)
37,000円
50~200km未満
(同一・近隣地方程度)
51,400円
200~500km未満
(近・中距離地方程度)
90,100円
500km~
(遠距離地方程度)
159,000円

※ミツモアにおける引越しの平均見積もり価格(2023年3月時点)

引越し費用は移動距離や荷物量、オプションサービスの有無によって変動します。詳しい料金は、実際に見積もりをとって確認するのがオススメです。

3月の単身引越しの料金を比較する

3月の家族の引越し料金相場

2名以上の家族が3月に引っ越すときの費用は、同じ都道府県内なら5万3000円~7万5300円、県外への移動は7万4700円~20万7500円が目安です。

移動距離 2人暮らし 3人家族 4人家族 5人家族
0~15km未満
(同一市区町村)
53,000円 62,000円 61,800円 64,400円
15~50km未満
(同一都道府県程度)
60,000円 75,300円 76,700円 65,900円
50~200km未満
(同一・近隣地方程度)
74,700円 96,600円 102,800円 92,700円
200~500km未満
(近・中距離地方程度)
120,600円 138,800円 172,400円 179,500円
500km~
(遠距離地方程度)
203,753円 198,161円 207,500円 193,400円

※ミツモアにおける引越しの平均見積もり価格(2023年3月時点)

ファミリー引越しは世帯によって荷物量が大きく異なり、料金にも差が出やすいです。正確な料金を知るためには、実際に見積もりを取ってみることをオススメします。

3月の家族引越しの料金を比較する

3月の引越し料金は2月や4月より高すぎる

引越し料金の年間推移
年間の引越し見積もり平均価格(2023年3月~2024年2月)

3月は新年度に向けて引っ越す人が急増する時期で、1年の中でも引越しの繁忙期にあたります。

年間を通じた3月の引越し費用は最も高く、割高な2月や4月よりも大幅に値上がりします。そのため「3月は高すぎる‥‥」と感じる人も少なくありません。

2月、4月の引越し費用や安い日程は、以下の記事で詳しく紹介しています。

月ごとの引越し費用を比較したい人は、以下の記事を参照ください。

2025年3月の引越し料金が安い日程

どの日に引っ越しても料金が高すぎる3月ですが、なるべく安く引っ越すなら、3月上旬~中旬の平日を狙いましょう。

 3月は上旬・中旬・下旬いずれも高い

一般的に3月は上旬が比較的安く、中旬~下旬が高額となります。2023年3月は月末が平日のため、比較的安い傾向もありましたが、2024年3月、2025年3月は月末が土日にかかっており、かなり割高です。

時期 単身 2人暮らし 3人家族 4人家族
上旬 60,300円 67,700円 80,400円 74,400円
中旬 60,000円 67,700円 71,800円 75,800円
下旬 55,700円 60,700円 70,000円 71,200円

※ミツモアにおける引越しの平均見積もり価格(2023年3月時点)

2025年3月の引越し料金カレンダー

2025年3月の引越し料金カレンダー

大手引越し業者等の料金予測や、ミツモアでの料金の傾向をもとに、引越し料金の予測カレンダーを独自で作成しました。

2025年3月で引越し料金が安い日は、3月4日~6日、11日~13日といった、3月前半の平日のみです。4月が近づくにつれて、引越しの駆け込み需要が増して料金が高くなります。

引越し見積もりを無料で一括比較する

3月の引越し費用を安くおさえるコツ

3月は「料金が高いのは分かっているが、引越し時期は変えられない」という人も多いでしょう。3月でもなるべく費用を安く抑えられる方法を紹介します。

3月の引越し費用を安くする方法 節約できる料金
3月上旬の平日に引っ越す 1000円~3万円
日没の18時以降の作業を頼む 5000円~2万円
新生活で必要のない荷物は持っていかない 5000円~1万円
遠方への進学や就職なら単身パックを使う 1万円~2万円
なるべく早く、12月ごろには予約する 1000円~数万円
業者を予約できなければ自力で運ぶ手も 数万円

年間を通じて使える引越し費用を安くする方法は、以下で詳しく紹介しています。

3月上旬の平日に引っ越す

3月は新年度の進学や就職、転勤に向けた引越しで需要が高まり、料金が高い日が多いです。とくに引っ越す人の多い土日は、平日よりも高くなります。

日程に融通が利く場合は、3月上旬の平日を狙うと休日より数万円安くなります。学生の進学や、就職に伴う一人暮らし需要が増す前の春休みに入る前が良いでしょう。

六曜の「仏滅」や「赤口」など、引越しによくないとされる日もねらい目です。引越しを避ける人もいて予約が空きやすく、料金が安くなる可能性があります。

2025年3月上旬の平日かつ仏滅・赤口は4日(火)、10日(月)、14日(金)です。縁起を気にしない人は意識してみましょう。

日没の18時以降の作業を頼む

引越しは当日中に引越しを終えられる午前中の依頼の申し込みが多く、料金も高くなりがちです。

3月の場合、日が沈む18時以降の作業であれば、予約が混雑しておらず割安で依頼できる可能性があります。

引越し日当日や引越し後のスケジュールに余裕がある人は、時間指定をしないフリー便を選択するのもオススメです。業者の予約枠が空いている時間に作業するため、午後指定よりも割安に依頼できます。

新生活で必要のない荷物は持っていかない

引越しは荷物量が少ないほど安く依頼できます。進学や就職で初めて一人暮らしを始める人は、新居で家具や家電を購入し、持っていく荷物は最小限に抑えましょう。

旧居に家具家電がある人も、新年度が始まるタイミングで、古い家電や不要な衣類を買い替えるのもおすすめです。

3月や4月は新生活セールが実施されるため、新しい冷蔵庫や洗濯機、机などを安く購入しやすいです。

不用品回収と引越しを同時に依頼できる業者もいるため、処分したい荷物がある人は、見積もり時に相談してみると良いでしょう。

不用品回収も依頼できる引越し業者を探す

遠方への進学や就職なら単身パックを使う

3月は進学や就職、転勤で大阪から東京など長距離引越しする人も多いでしょう。遠方への単身引越しの場合、「単身パック」の利用がオススメです。

単身パックとは「100×75×150cm」など決まったサイズのコンテナボックスに荷物を積むサービスで、荷物が収まれば通常の引越しよりも1~2万円安く依頼できます。

ただし荷物がコンテナボックスに収まらない場合、より大きいサイズに変更をしたり、載らなかった分は宅配便で送ったりと追加費用がかかる点に注意が必要です。

積める荷物量は単身サイズの家電3~4点+段ボール10個以内ほどと考えておきましょう。引越し会社により利用条件がある場合も多いので、事前に詳細をチェックすることが大切です。

なるべく早く、12月ごろには予約する

3月は引越しの繁忙期であるため全体的に料金が高めです。できる限りに早めに引越し業者を予約することで、料金が割安になります。引越しが決まったら、すぐに引越し業者を探しましょう。

繁忙期の引越しは、引越し日の6カ月ほど前から予約が始まることもあります。時期が近くなるほど料金も高くなるので注意しましょう。

3月に引っ越す場合、可能なら12月~1月ごろには予約すると、割安に依頼できる可能性が高いです。既に引越し日が迫っている人は、「荷物を減らす」「相見積もりを取る」といった他の方法を試してみましょう。

業者を予約できなければ自力で運ぶ手も

3月は引越し件数が1年で最も多い繁忙期のため、そもそも引越し業者の予約がとりにくいです。どうしても予約が取れなかったり、高額で頼めなかったりしたときは自力で運ぶ方法もあります。

レンタカーを1日借りるのみであれば、かかる費用は1万円ほどです。梱包材や手伝ってくれる人へのお礼も必要ですが、それでも引越し業者に依頼するより安いでしょう。

ただし自力で引っ越すときは旧居や新居、車を傷つけるリスクもあります。自力引越しを検討している人は「引越しの荷物はどこまで自分で運べる?」も参照のうえ判断すると良いでしょう。

3月に引っ越す場合の注意点

3月に引っ越す人が注意しておきたい点をまとめました。繁忙期で料金が高くなる点はもちろん、物件も埋まりやすい時期であることに注意しましょう。

引越し最繁忙期で、業者を予約できないケースがある

2月から4月にかけては引越し業界の繁忙期で、料金が最も高くなる時期です。年度の変わり目で、就職・進学・転勤などの新生活のスタートに伴い、引越しをする人が増えるためです。

どうしてもこの時期に引っ越さないといけない人が多いため、料金が高くても依頼が集まりま直前になると希望の日程の予約が埋まっていることもあり得ます。

引っ越すことが決まった時点で、早めに引越し業者を探し始めましょう。3月に引っ越す場合は、2カ月前の1月ごろには予約するのがオススメです。

物件がすぐに埋まり、新居を見つけにくい

2月から4月にかけては引越しをする人が多いため、賃貸物件もすぐに埋まってしまいます。3月入居を予定している場合は、前年頃から物件探しを始めると良いでしょう。

通常、貸主は複数の不動産業者に物件の仲介を依頼しています。人気物件は別の業者が同時に紹介をしていることも多く、内見をしている間に申込が入ってしまうことも珍しくありません。ただし退去する人の数も多いので、タイミングが合えば条件の良い物件に巡り合える可能性も高いです。

繁忙期はほかの時期の引越しと比べて、スピーディな判断が求められます。希望条件を整理して優先順位をつけておき、条件を満たす物件が見つかったらすぐに決断できるよう準備しておきましょう。

転校・転園の手続きを怠ると新学期に間に合わない

子どもがいる家族が3月に引っ越す場合、翌月頭の新学期スタートと転校・転園のタイミングを合わせようと考えているかもしれません。転校や転園の手続きに明確な期限はありませんが、遅れると新学期に間に合わない可能性があります

手続きには転出元・転入先の役所と学校で複数の書類の受け取りや提出が必要です。引越しが決まった時点で早めに動き始めましょう。

3月の引越し料金を安く抑えるには相見積もりがおすすめ

簡単!無料の3ステップでぴったりのプロが見つかる!

3月は1年間の中でも引越し費用が高いです。できるだけ安い日に依頼したいものですが、新年度を控えた状況ではスケジュールに余裕がないかもしれません。

そんなときは相見積もりをとって、なるべく安く依頼できる業者に引越しを依頼しましょう。引越し費用は業者により大きく異なり、単身引越しでも2万~10万もの差が出ることがあります

忙しい3月の時期には、料金をすぐに比較できる一括見積もりサービスを利用するのがオススメです。

ミツモアでは簡単な質問に答えるだけで、最大5社の引越し料金がわかります。まずはチャットのやり取りのみで、営業電話もかかってこないので安心です。

引越し見積もりを無料で一括比較する

相見積もりのやり方は「引越し見積もりのやり方とは?6つの方法と費用を安く抑えるポイント」の記事で詳しく解説しています。