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大型家電の処分方法5選!おすすめの捨て方や費用相場、リサイクル法

最終更新日: 2025年02月19日

大型家電の処分方法は、家電の種類によって異なります。ルールを守らず無料で廃棄するのは違法ですので、正しい処分方法を知っておきましょう。

この記事では、大型家電の処分方法5つや費用相場について詳しく解説していきます。

不用品回収業者を比較する

家電の種類ごとの処分方法一覧

大型家電は種類ごとに処分方法が異なります。まずは大型家電それぞれに対応している処分方法を確認していきましょう。

エアコン・テレビ・洗濯機・冷蔵庫の処分方法

エアコン、冷蔵庫(冷凍庫)、テレビ、洗濯機(乾燥機)の家電4品目は「家電リサイクル法」に従って処分します。「リサイクル料金+収集運搬料金」がかかるのが一般的です。

対象家電
  • エアコン
  • 冷蔵庫(冷凍庫)
  • テレビ
  • 洗濯機
無料引き取り
  • リサイクルショップや家電買取業者に買い取ってもらう
  • フリマアプリやネットオークションで売る
有料引き取り
  • 家電量販店で引き取ってもらう
  • 最寄りの指定取引場所に出す
  • 不用品回収業者に依頼する

その他家電の処分方法

掃除機や電子レンジなど、家電4品目以外の家電の場合は、粗大ごみや不燃ごみとして捨てられる可能性があります

自治体によって処分方法の規定が異なるため、まずはルールを調べてみましょう。

大型家電の処分方法5選&費用相場まとめ

処分方法 費用相場 手間 こんな人におすすめ 注意点
①家電量販店で引き取ってもらう 2,000~4,000円 ★★☆

普通

処分と同時に新品の家電を買いたい人 購入店舗以外だと追加料金がかかることが多い
②最寄りの指定取引場所に出す 1,000~3,000円 ★★★

大きい

なるべく安く処分したい人 運搬の手間がかかる
③不用品回収業者に引き取ってもらう 5,000~15,000円 ★☆☆

小さい

処分作業を丸投げしたい人 悪質な業者を選ばないよう注意
④リサイクルショップや家電買取業者に買い取ってもらう 無料 ★☆☆

小さい

家電の状態が良い人 値段がつかないこともある
⑤フリマアプリやネットオークションで売る 無料(配送料はかかる) ★★★

大きい

少しでも高く売却したい人 準備や配送など手間がかかる

①【有料】家電量販店で引き取ってもらう

家電量販店で新しく電化製品を購入する場合は、同時に古い電化製品を回収してもらうことができます

電化製品の処分だけしたい場合も、以前その製品を購入した店舗で回収してもらうことができます。

「購入店が分からない」「引っ越して店舗が遠くなってしまった」「もともと家電量販店では購入していない」といったケースでも、店舗によっては引き取り対応をしてくれる可能性があります。お近くの家電量販店に確認してみましょう。

メリット
  • 自分で運び出す必要がない
  • 新品の搬入と同時に引き取ってもらえて手間が少ない
  • ややこしい問い合わせや手続きをする必要がない
デメリット
  • 収集運搬料金の設定が店舗によって異なる
  • 購入店舗以外だと追加料金がかかることが多い
  • 購入店舗以外だと回収を受け付けていないことがある

大手家電量販店6社のリサイクル・収集運搬料金(買い替え)

大手家電量販店で買い替え時に電化製品を引き取ってもらうときのリサイクル料金・収集運搬料金をまとめました。

リサイクル料金は電化製品の品目や製造メーカー、サイズによって決まるので、どこの店舗でもほぼ変わりませんが、収集運搬料金には差があります。

店舗 リサイクル料金 収集運搬料金 合計
ヤマダ電機 990円〜 1,650円 2,640円〜
ケーズデンキ 990円〜 2,200円 3,190円〜
エディオン 990円〜 1,100円〜 2,090円〜
ジョーシン 990円〜 1,100円〜 2,090円〜
ノジマ 990円〜 3,080円〜 4,070円〜
ビックカメラ 990円〜 1,650円 2,640円〜

なお買い替えの場合でも、新しく購入する品数より引き取ってもらう品数が多いと、余剰分に追加料金がかかる可能性が高いです。

②【有料】最寄りの指定取引場所に出す(大型家電)

自力で大型家電を運べる場合は、最寄りの指定引取場所まで直接持ち込むという手段もあります

大型家電を載せられる大きさの車両が必要な上に、取り外しから積み込み、運転まで行わなくてはならないので、かなり手間がかかります。

そのぶん収集運搬料金を払わなくてもよいので、コスト的には安く済む方法です。

メリット
  • リサイクル料金のみ払えばよく、収集運搬料金がかからない
  • 大型家電の入手先や状況にかかわらず処分を受け付けてもらえる
  • 自分の都合の良い時間に持ち込める
デメリット
  • 自分で家電リサイクル券を購入する必要がある
  • 取り外しと指定引取場所への運び込みを自分で行う必要がある

指定引取場所に持ち込む手順

自分で指定引取場所に大型家電を持ち込む流れは以下の通りです。

  1. 郵便局で家電リサイクル券を受け取り、必要事項を記入する
  2. 窓口またはゆうちょ銀行ATMで料金を払い込む
  3. 家電リサイクル券を家電に貼る
  4. 最寄りの指定引取場所の営業時間内に家電名を運び込む

営業日や営業時間は各場所で異なるので、事前に持ち込みたい指定引取場所に確認しておきましょう。

参考:指定引取場所検索|一般財団法人家電製品協会

主要都市の主な指定引取場所

6都市にある主な指定引取場所の情報をまとめました。

指定引取場所は大きな都市であれば複数箇所あるので、営業時間や自宅からの距離を考えて、一番持ち込みやすい場所を選ぶとよいでしょう。

自治体 指定引取場所 住所 電話番号
東京都23区南部 岡山県貨物運送(株)京浜支店

大田区平和島2-1-1

京浜トラックターミナル10号棟

03-3762‐8261
神奈川県横浜市 東芝環境ソリューション(株)

横浜市鶴見区寛政町20-1

045-501-5477
大阪府大阪市 日本通運(株) 大阪鶴見指定引取場所

大阪市鶴見区焼野3-2-24

06-6911-3892
愛知県名古屋市 東海西濃運輸(株) 名古屋営業所

名古屋市中川区上高畑1-178

052-353-2261
福岡県福岡市 (株)西原商事 福岡西営業所

福岡市西区大字太郎丸799番1

092-807-8855
北海道札幌市 日立物流ダイレックス(株) 発寒物流センター

札幌市西区発寒10条12-2-20

011-666-9907

参考:指定引取場所検索|一般財団法人家電製品協会

③【有料】不用品回収業者に引き取ってもらう

引越しや遺品整理、大掃除などで大量に処分したいものがある場合は、不用品回収業者に依頼するのもおすすめです。

1点のみだと費用が割高ですが、トラック積み放題プランなどでまとめて不用品を引き取ってもらえば、1点ずつ処分するよりラクで安上がりになる可能性もあります。

回収日時の要望にも柔軟に対応してもらえるので、日中に時間を取りづらい方や、急いで処分しなければならない方も利用しやすいでしょう。

メリット
  • 回収日時を柔軟に指定できる
  • 大量に不用品を処分する場合はお得になる可能性がある
  • ややこしい問い合わせや手続きが必要ない
デメリット
  • 1点のみの回収だと費用が割高になることが多い
  • 業者によって料金設定が大きく異なる
  • 悪質な業者に当たってしまうとトラブルのリスクがある

不用品回収の費用相場

【家電のみ】

家電を不用品回収業者に引き取ってもらうときの回収費用相場は以下の通りです。

品目 費用相場
冷蔵庫 10,000〜16,000円
洗濯機 10,000〜16,000円
テレビ 9,000〜15,000円
エアコン 4,000〜10,000円
電子レンジ・掃除機などの中型家電 4,000〜8,000円

家電に個別でかかる料金のほか、以下のような項目で料金が発生します。

玄関からの搬出ができない場合や、建物を養生しなければならない場合は、やや高めになることを考えておきましょう。

  • 基本料金・出張費
  • 建物の養生費
  • 特殊作業費(窓からの吊り下ろしなど)

【積み放題プラン】

トラックに積み込める容量分を定額で回収するパックプランを提供している不用品回収業者も多いです。

トラックサイズ 費用相場
軽トラック 1万~2万円
2tトラック 4万~4.5万円

処分したい家電が複数ある場合、リサイクル料金と収集運搬料金の負担だけで1万円を超える可能性があります。他にも不用品があるなら、不用品回収業者の積み放題プランを利用するほうがお得かもしれません。

関連記事:不用品回収業者の費用相場は?安くする方法や業者の選び方も紹介|ミツモア

悪質な不用品回収業者を避けるポイント

不用品回収業者の中には、法律を守らず不誠実な取引をする悪徳業者も存在するので注意が必要です。

無料回収をうたって呼び込んでおきながら別の名目で高額請求されたり、強引に契約を迫られたりするおそれがあります。

以下に当てはまる業者は悪徳業者の可能性が高いので、避けたほうがよいでしょう。

  • 住宅街をトラックで巡回しながらスピーカーで宣伝している
  • チラシやスピーカーで無料回収をうたっている
  • ホームページやチラシに住所や許認可の情報がない
  • 口コミ評判がとても悪い

以下の記事では、優良業者を選ぶためのポイントや、ぼったくりにあってしまったときの対処法も紹介しています。

関連記事:優良な不用品回収業者の選び方|ミツモア

④【売却】リサイクルショップや家電買取業者に買い取ってもらう

購入してから約10年以内で、まだ状態がよい電化製品であれば、リサイクルショップや買取業者に買い取ってもらうこともできます

出張買取に対応しているところであれば自宅まで査定・引き取り作業に来てもらえるので、自分で取り外して運ぶ手間もありません。

メリット
  • 売れたら収入になる
  • 出張買取であれば自分で取り外しや運搬をしなくても良い
  • ややこしいやり取りや手続きが必要ない
デメリット
  • 製造後10年以上経つものや、状態が悪いものは買い取ってもらえない
  • 買取価格はそこまで高くないことが多い

高く買い取ってもらえる電化製品の特徴

以下の条件に当てはまる電化製品は高値がつきやすいです。

  • 製造から1~2年以内
  • 大手メーカー(日立、東芝、Panasonicなど)の製品
  • 付属品が欠けずにそろっている
  • 手入れが行き届いており、汚れや破損がない

製造年やメーカーはどうにもできないので、査定額を上げるには付属品をそろえ、念入りに掃除をしておきましょう。

⑤【売却】フリマアプリやネットオークションで売る

フリマアプリやネットオークションを利用して、個人間で売買をする方法もあります

自分で出品価格を決められるので、需要次第でリサイクルショップや買取業者よりも高く売れる可能性があります。

いつ買い手がつくかは予測できないので、引越しなどで処分の期日が決まっている場合は別の方法も検討しておいたほうがよいでしょう。

メリット
  • 売れたら収入になる
  • 需要次第で高く売れる可能性がある
デメリット
  • 出品や購入者とのやり取りに手間がかかる
  • 買い手が見つかるまで手放せない
  • 配送を自分で手配しなければならない

フリマアプリ等で電化製品を早く高く売るコツ

基本的にはリサイクルショップや買取業者の査定と同じで、新しく状態の良いものや大手メーカー製品が高く売れる傾向にあります。

ただしフリマアプリは個人間の取引なので、出品時のちょっとした工夫で売れやすさが変わります。

出品するときは以下のコツを意識するとよいでしょう。

  • さまざまな角度からの写真を載せる
  • 購入年度や使用頻度を明記する
  • 型番、容量、機能の説明を詳しく記載する
  • スマホを見る人が多い夜間に出品する
  • 新生活準備シーズンである2~3月に出品する

適切な大型家電の処分方法を選ぶ手順

「処分方法が多くて、どれを選べばいいかわからない」とお悩みの人もいるかもしれません。

そこでここでは、適切な大型家電の捨て方を選ぶ手順について解説します。

①捨てたい家電に対応している処分方法を調べる

まずは、捨てたい大型家電が家電リサイクル法の対象かそうでないかで仕分けをします

家電リサイクル法に対応しているのは以下の4品目です。

  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機

上記以外の掃除機・電子レンジなどは、より安い方法で処分できる可能性があります。家電の種類ごとにどんな処分方法があるのか調べてみましょう。

②費用や日程をもとに処分方法を決める

処分方法を絞り込みます。ポイントは、何を重視して方法を選ぶか最初に明確にしておくことです。

費用を重視するなら安い方法、すぐに処分したいなら不用品回収など、大切にしたいポイントが決まっていればすぐに処分方法を選べるでしょう。

③リサイクル券を入手する

リサイクル法に該当する家電を処分する際は、リサイクル券を入手して必要事項を記載する必要があります。

指定の引き取り先に持ち込む場合は、郵便局で家電リサイクル券を入手します。第三者に回収してもらう処分方法の場合、回収先の人が券を持ってきてくれるので、自分で入手する必要はありません。

不用品回収業者を探すなら相見積もりで比較がおすすめ

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  • 見積もり金額
  • 口コミ評価
  • 対応の丁寧さ

複数の事業者を比べることで、相場から大きく外れる金額を提示する事業者や、利用者からの評判がよくない事業者を見分けられます。

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まだ使い道のある不用品を、リユース目的で回収してくれるサービスです。
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壊れていても修理できるものや部品が再利用できるものは引き取ってもらえますが、廃棄物として捨てるための回収はできません。

FAQ:不用品回収で回収できないものについて