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引越し時エアコンは移設と買い替えどちらがお得?移設を頼める業者も解説

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最終更新日: 2024年02月14日

引越しをするときエアコンは移設と買い替えどちらがお得なのか疑問に思ったことはありませんか?

そもそもエアコンの移設工事はどの業者にお願いできるのかなど分からないことだらけかもしれません。

本記事では引越しでエアコンを移設するべきケースや移設工事をお願いできる業者と料金相場について解説します。

引越し時はエアコンの移設と買い替えどちらがお得?

エアコン

エアコンを移設するか買い替えるか迷ったときには2つの判断基準があります。それは「使用期限の目安(寿命)」と「購入時の価格」です。

具体的に何年使っていたら買い替えるべきか、購入時の価格がどれくらいなら移設するべきかをご説明します。

エアコンの移設がおすすめなケース

エアコン移設をおすすめするケース

  • 購入から5年未満
  • 移設費用より買い替え費用の方が高い
  • 引越し先の部屋の広さが同程度

購入から5年未満の比較的新しいエアコンを使っており、引越し先の部屋の広さが現在と同程度なのであればエアコンの移設がおすすめです。

このケースであれば買い替えよりも工事費用の方が安いことが多いのが特徴です。

エアコンの買い替えがおすすめなケース

エアコンの買い替えをおすすめするケース

  • 購入から6年以上経過している
  • 買い替え費用の方が安い
  • 引越し先の部屋の広さとマッチしていない
  • エアコンの購入価格が5万円未満

購入から6年以上経過している、購入価格が6万円未満などの条件を満たしているのであれば、引越しでエアコンを移設するのではなく買い替えた方が良いでしょう。

メーカーではエアコンの使用期限を10年としていることが多く、修理用の部品確保も10年前後が目安です。

購入から6年経過しているのであれば移設後の故障というリスクが大きくなります。

また購入時価格が5万円未満の格安エアコンも買い替えを検討した方が良いでしょう。

新しいエアコンであれば省エネ性能や稼働効率が上がっているので、ランニングコストを下げられる可能性があります。

引越し時のエアコン移設の費用相場|どこに頼む?

エアコン業者

引越しでエアコン移設をするとき、依頼できる業者は引越し業者とエアコン工事業者のどちらかです。

それぞれの費用相場は以下の通りです。

依頼先 費用相場
引越し業者 22,000~50,000円※要見積もり
エアコン工事業者 20,000~30,000円

これらの料金のほかにオプション工事料金が追加されることが多いです。

続いてそれぞれの業者に頼むメリットとデメリットを確認しましょう。

引越し業者

引越し業者に依頼するメリット

  • 引越し業者に連絡するだけで業者とのやり取りが完結する
  • 故障リスクが高い運搬の工程を任せられる
  • 引越しの当日からエアコンを使える

引越し業者に依頼するデメリット

  • 引越し業者に仲介手数料が含まれ割高になることが多い
  • 施工業者と直接連絡が取れずコミュニケーション不足によるトラブルが発生する
  • 施工業者の作業品質が不透明

引越し業者のオプションサービスにあるエアコン移設工事を依頼すれば、引越し業者に連絡を取るだけでやり取りが完結します。

相見積もりや日程調整といった手間がかからないのは忙しい引越し前には嬉しいポイントです。

一方で当日に作業を担当する施工業者への仲介料が発生するため安価にはなりづらいこと、引越し業者と提携している施工業者が作業をするため作業の質や口コミを確認できないというデメリットがあります。

エアコン工事業者

エアコン専門業者に依頼するメリット

  • 施工実績や作業の質などに納得した相手に依頼できる
  • 仲介料(マージン)が発生しないため料金が安い

エアコン専門業者に依頼するデメリット

  • エアコンの運搬に対応していないことがある
  • 日程調整・相見積もりの手間がかかる

エアコン工事業者に直接依頼をする1番のメリットは料金が安いことです。

引越し業者と提携している施工業者の中には、普段は地域の電気屋さんとしてエアコンの取り付け工事を行っている事業者も多くいます。

引越し業者を介さず直接業者に依頼ができれば、仲介料が発生せずその分料金が安く済みます

ただし引越し業者と別に探す都合上、日程の調整や業者の相見積もりをする手間が発生する点はデメリットです。

エアコンを旧居に残して退去してはいけない

賃貸物件でエアコンを持ち込んだ場合、エアコンを置いて退去してはいけません。

賃貸物件では退去時に原状回復の義務があります。分かりやすく言うと「入居時と設備に過不足がない状態」に戻さなくてはなりません。

もしエアコンを置いていきたいのであれば必ず大家や管理会社など物件の所有者に問い合わせてください

引越しに伴って古いエアコンを処分するのであれば不用品回収業者を利用すると手間が少ないです。

エアコンの処分方法について詳しく知りたい方は関連記事をご確認ください。

不用品回収を依頼する

自力でエアコン移設作業をするのはおすすめしない

引越しではなにかとお金がかかるため、エアコンの移設作業を自分でできないかと思われるかもしれません。

自力でのエアコン移設は可能ではありますが推奨しません。

エアコンは大きく、内部構造も複雑です。また電化製品である関係から常に感電のリスクがあります。

適切な知識や専用の工具を持っているのでなければ、業者に依頼してエアコンの移設をしてもらった方がかえって安く済むでしょう。

引越し時のエアコン移設でよくあるトラブルと対処法

エアコン

引越しでエアコンを移設したときによくあるトラブルとその対処法を5つ紹介します。

トラブルが発生しても対処法が分かっていれば必要以上に慌てることはありません。

事前にチェックをしておいてトラブルに備えましょう。

① 電圧が対応していない

エアコンは製品によって動かせる電圧が異なります。

エアコンを取りつけた後に対応している電圧ではないと気づくのは、決して少なくないミスです。

対応する部屋の広さ エアコンの電圧の種類
13畳以下(約23.7㎡) 100Vのみ
14~18畳未満(約25~32.8㎡未満) 100Vと200Vが混在
18畳以上(約32.8㎡以上) 200Vのみ

電圧によってコンセントの形状が異なるので、もしも設置後にコンセントが合わないことに気づいたら、エアコンを取り外すかコンセントの増設工事をしなければなりません

エアコンの電圧は対応する部屋の広さによって異なります。

ただし14畳以上の広さの部屋がある間取りは3LDKなど、ファミリー世帯向けの物件が主です。

単身者向けのワンルームや1Kの間取りであれば電圧の違いを意識することは少ないです。

② 設置場所がエアコンより狭かった

エアコンの寸法をきちんと測っていないと、設置場所とエアコンの大きさが合わず移設ができなくなることがあります。

室外機の位置やドレンホースを通す穴など、エアコン本体だけでなく周辺物についても考慮しましょう。

エアコンの取扱説明書に設置場所に関する注意が記載されています。

エアコン本体と室外機のどちらも、設置場所には十分な空きスペースが必要です。室外機は排熱のために背面のスペースが必要な点にご注意ください。

設置場所にスペースの余裕があるか、あらかじめ確認しておけば設置できずに買い替えるといったことはなくなるでしょう。

③ エアコンのパワーと合わない部屋に設置してしまった

エアコンには対応する部屋の広さが決まっています。

エアコンのパワーと設置する部屋の広さが一致していないと、冷暖房の効きが悪くなる、出力過剰で電気代が余分にかかるなどのデメリットがあります。

引越しでエアコンを新居に持っていくのであれば、移設先の部屋の広さとエアコンの出力が一致しているかを確認しましょう。

エアコンのパワーは取り扱い説明書に記載があります。説明書をなくしたのなら型番で検索をすると電子版が閲覧できる可能性があります。

④ 移設料金が高額になってしまった

引越し時のエアコン移設工事で多いトラブルが、見積もりよりも高額な作業費用を請求されるというものです。

高額請求によるトラブルを避けるには見積もり時に必ず以下の内容を確認しましょう。

  • 提示された料金に含まれているサービス内容
  • 追加工事の発生条件
  • 追加工事の作業料金

発生することが多い追加工事の相場については以下の表をご覧ください。

工事内容 料金相場
配管の延長(1m) 3,000~6,000円
穴あけ工事 5,000~20,000円
電圧切替工事(100V→200V) 2,000~10,000円
コンセントの増設 10,000~20,000円
コンセントの交換 2,000~6,000円
エアコン処分 2,000~6,000円

出典:エアコン取り付けのオプション料金|ミツモア

⑤ 移設したエアコンがすぐに故障した

せっかくエアコンを移設したにも関わらず移設後すぐにエアコンが故障してしまうことがあります。

理由はいくつかありますが代表的なものは、「エアコンそのものの劣化が進んでいる」、「運搬時の衝撃による故障「、「工事に不備があった」の3つです。

故障した理由はなんであれ、エアコンが使えない期間があると快適には過ごせませんよね。

移設後すぐに故障したときのために保証付きのサービスを選ぶと安心して依頼できます。

エアコン移設費用を安く抑えるコツ

引越しでエアコン移設工事をするとき、できる限り料金を抑えるにはエアコン移設業者を相見積もりで探すことが大切です。

引越し業者のオプションサービスを使うにせよ、エアコン専門業者に依頼するにせよ、業者を比較検討して相場観をチェックしてから依頼すれば後悔する確率は下がります。

移設業者を探すときは料金面だけでなく、サービス内容や口コミ評価も必ず確認しましょう。

ミツモアなら最大5社から見積もりが届き、業者ごとの比較も簡単にできますよ。

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引越し時のエアコン移設の流れ

引越しと同時にエアコンを移設するときの準備や当日のタイムラインを確認しましょう。

業者が来る前の準備

業者が来る前にやるべきことはエアコン周辺の整理です。

十分な作業スペースを確保できるようにエアコンを設置しているエリアの付近にはなるべく物を置かないようにしましょう。

屋外に設置している室外機も同様です。室外機の上に小物類を置いている人は業者が来る前に片付けてください。

引越しでエアコン移設工事をする当日の流れ

引越しと同時にエアコンを移設する流れ

  1. 引越しの荷物を運び出す
  2. エアコンの取り外しをする
  3. 引越しの荷物を新居へ運び込む
  4. エアコンの取り付けをする
  5. エアコンの動作確認をする

引越しでエアコンの移設をするとき、作業中に立ち合いは必要ありません。

しかし作業中に発生した問題点などの質問を受けたときにすぐに答えられる位置にいた方が良いです。

また物の紛失や盗難といったトラブル防止のために立ち合いを義務付けている業者もあるので、作業を見守らなくても声をかけられたらすぐに返事ができる位置にはいた方が良いでしょう。

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引越しでエアコンの移設をするのであれば、移設工事に対応している引越し業者を探すことをおすすめします。

ミツモアであればエアコンの移設工事に対応した引越し業者のみから、最大5社の引越し見積もりが届きます。

ユーザーからの口コミも充実しているので、料金だけでなく他の人が評価しているポイントを比較して依頼先を決められます。

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