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エアコンには専用コンセントが必要?見分け方やないときの対処法

最終更新日: 2020年12月19日

エアコンを設置するためには専用のコンセントが必要です。通常のコンセントで代用したり、延長コードを使ったりすることはできません。エアコン用コンセントの見分け方や、専用コンセントがないときの対処法を解説します。

エアコンには専用のコンセントが必要

エアコン

現在販売されているエアコンは、専用のコンセントがないと設置できないようになっています。

なぜエアコンには専用コンセントが必要なのでしょうか。通常のコンセントとの違いも合わせて見ていきましょう。

専用のコンセントが必要な理由

エアコンは電気製品の中でも電力の使用量が多い機器です。このため通常のコンセントでは運転に必要な電力を供給しきれず、ブレーカーが落ちやすくなります。

またエアコンの運転中はケーブル内を大量の電気が流れ続けている状態です。エアコンのケーブルを通常のコンセントに挿していると、同じコンセントを使っている他の電気製品にもたくさんの電気が流れて、故障してしまうかもしれません。

強い電流によってケーブルやコンセントが熱くなり、火災を起こす危険もあります。エアコンを快適に、そして安全に使うためにも、安定した電力を供給できる専用のコンセントが必要なのです。

通常のコンセントとの違い

家庭に届けられる電気は分電盤でいくつかの回路に分かれ、各コンセントに送られます。ただしコンセントの数だけ回路があるのではなく、ひとつの回路を複数のコンセントが共有しています。

このため通常のコンセントはひとつ当たりの電力量が少なめです。一度に大量の電力を流したり回路が同じコンセントを同時に使ったりすると、ブレーカーが落ちることもあります。

一方のエアコン用コンセントには、専用の回路が割り当てられ、他のコンセントと電力を分け合うことなく単独で使えるので、エアコンの運転に必要な大量の電力を確保できるのです。

コンセントの見分け方

エアコン用コンセント

エアコン用のコンセントがどれなのかが分からない状態では、購入を検討できません。

通常のコンセントとエアコン用コンセントを見分けるためには、どの部分に注目すればよいのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

位置と形状

エアコン用コンセントを見分けるポイントは「付いている位置」と「形状」です。通常のコンセントは壁の下の方に付いていますが、エアコン用コンセントは壁の上の方に付いています。

またエアコン用コンセントは穴の形状も特徴的です。通常は縦長の穴がふたつですが、エアコン用には穴がみっつあります。

通常は2~3個あるプラグの差し込み口も、エアコン用にはひとつしかありません。位置と形状を確認すれば、すぐに見分けられるでしょう。

ただし稀に、壁の上の方にあるにもかかわらずエアコン用ではないコンセントもあります。また古い建物の場合、エアコン用となっていても専用回路ではないケースがあるので注意が必要です。

間違えるとブレーカー落ちや故障・発火の危険が高まるため、自分で見分けられない場合は専門業者に確認してもらいましょう。

形状が異なる理由

エアコン用コンセントの形状が通常のものと異なる理由は、電圧の種類にあります。

家庭用のコンセントには100V用と200V用の2種類があり、一般的な家電製品には100V用、エアコンのような使用電力が大きな製品には200V用のコンセントを使うのが基本です。

もしコンセントの穴が全て同じ形状だと、100Vと200Vの見分けがつかずどのコンセントを使えばよいのか分からなくなってしまいます。

コンセントの電圧と使用電力が合っていないと故障の原因になるだけでなく、火災などの大事故につながる可能性もあるため注意しましょう。接続の間違いによる故障や事故を防ぐために、あえて形状を変えているのです。

コンセントの形状の種類

コンセント

ひと口にエアコンといっても機種によって使用電力が違います。リビングなどの広い部屋を冷やせるタイプは200Vですが、狭い部屋に適した100Vタイプのエアコンもあり、一概にはいえません。

また、同じ家でも部屋によってコンセントの形状や電圧が違うことも、十分あり得るのです。

そのほか、200Vと100Vはどちらもアンペア数によってさらに2種類に分かれており、穴の形状も違います。全部で4種類の形状があるため、間違えないように注意しましょう。

コンセントの形状と対応可能なエアコンとの関係を見ていきましょう。

一般的な100V 15A用

100V 15A用は通常のコンセントと同じく、縦長の穴がふたつ平行に並んだ形状です。流れる電気の量は通常のコンセントと同じで、エアコン以外の電気製品にも使えます。

その代わり、冷暖房のパワーはそれほど強くありません。6~8畳程度の狭い部屋に付いていることが多いコンセントです。

単身用の1LDKなどに設置されているエアコンには、この形状に対応している型がついている場合が多く、見た事がある人も多いタイプといえるでしょう。

片方がL字になった100V 20A用

100V 20A用は寝室や広めの子ども部屋など、10~12畳の部屋で見かけるタイプです。

縦の穴がふたつあり、片方がアルファベットLやTを横向きにしたような形状になっています。

2人暮らしでも使えるような広めのリビングダイニングを持つ部屋や、ファミリー向けの部屋にも多く使われているのがこのタイプです。

3つの穴が開いた200V 15A用

200V 15A用は、主に14畳以上の部屋で使われるコンセントです。

上に横長の穴がふたつ、下には半円形の穴があり、目を閉じた人の顔のようにも見える形をしています。

半円形の穴は、漏電事故を防ぐための「接地極」です。高い電力でも対応できる耐久性を備えているタイプのコンセントといえます。

3つの異なる穴が開いた200V 20A用

200V20A用も穴がみっつのコンセントですが、穴の形状が全て違うのが特徴的です。

下の穴は15Aと同じく半円形の接地極で、上の穴は片方横長でもう片方がL字型になっています。

エアコンの中でも使用電力量が多い、16畳以上の製品に対応可能です。

200Vを使うのに必要な条件

エアコンを操作する女性

12畳以上の広い部屋に対応したエアコンを設置するためには、200Vの専用コンセントが必要です。

ただし全ての家で200V用コンセントが使えるわけではありません。契約している電気量を見直したり、分電盤を交換したりしないと使えないケースもあります。

200Vを使うのに必要な条件は何か、具体的に見ていきましょう。

電圧線が単相三線式である

200Vのコンセントを使うためには電圧線が「単相三線式」でなければなりません。築年数の浅い家なら基本的には単相三線式になっているはずですが、古い家は単相二線式の可能性があります。

心配な人は、分電盤に接続されている電気配線の本数をチェックしてみましょう。

赤・白・黒の3本がそろっていれば、単相三線式です。白と黒の2本しかない場合は単相二線式なので、電圧変換の工事が必要になります。

契約電力量が十分であること

エアコンを設置できても、契約している電力量が足りないとすぐにブレーカーが落ちてしまい、快適に使えません。

エアコンを使う場合、契約電力量は30アンペア以上が望ましいといわれています。現在の契約電力量は電気代の請求書を見れば分かりますので、足りなければ電力会社に連絡して変更してもらいましょう。

専用回路があること

エアコンは多くの電力を使うため、1台毎に他のコンセントとは別の専用回路が必要です。分電盤の中に「エアコン」と書かれたブレーカーがあれば専用回路なので、問題なく使用できます。

専用回路がない場合も、空いている回路があれば簡単な工事だけで使えるようになります。エアコン専用回路も空いている回路もない場合は、分電盤を増設しなければなりません。

コンセントがないときは

コンセント

エアコン専用コンセントが付いていないときや、エアコンのプラグとコンセントの形状が合わないときはどうすればよいのでしょうか。

工事が必要な場合は内装への影響や費用も気になります。コンセントの取り付け工事の内容を見ていきましょう。

ない場合は工事が必要

エアコンを付けたい部屋に専用コンセントがないときは、増設する以外に方法はありません。分電盤の回路が空いているなら、2万円程で増設工事が可能です。

ただしエアコン用のコンセントは専用回路を使用するため、分電盤から直接コンセントまでケーブルをつなぐ必要があります。

分電盤は廊下や玄関に設置されていることが多く、ケーブルを通すためにドアや壁に穴を開けざるを得ないケースもあります。自宅を売却するときや賃貸住宅を退去するときに、元に戻すための修理費用がかかる可能性もあり注意が必要です。

形状が合わない場合

エアコンの電源プラグと専用コンセントの形状が合わない場合は、コンセントを交換すれば使えるようになります。

200V 15A用と200V 20A用のように電圧が同じで穴の形状が違うだけなら、数千円で交換可能です。

100V用と200V用のように電圧が異なる場合は、電圧を変更するための工事が加わります。電圧線が単相三線式なら配線を入れ替えるだけですから、費用はそれほどかかりません。

コンセントの増設も交換も、基本的にはエアコンの設置と同時に施工できます。購入時にコンセントの状況を伝えて、工事内容や料金について確認しておきましょう。

別途電圧交換工事が必要な場合も

電圧線が単相二線式の家は元々100Vの電源しか使えません。コンセントを200V用に変更する場合は、外部から200V用の電線を引き込む大がかりな工事が必要です。

工事に伴い電力メーターやブレーカーも交換しなければならず、費用も時間もかかります。200Vのエアコンを設置する際は慎重に検討しましょう。

エアコン用コンセントの疑問

クエスチョンマーク

エアコン用コンセントの増設や電圧交換工事は、電気工事の資格を持つ専門業者でなければできません。業者に依頼するとどのくらいの費用がかかるのか、不安を感じる人も多いのではないでしょうか。

また、賃貸物件に住んでいる人が勝手に室内を工事すると、家主や管理会社とトラブルになるケースもあります。

エアコン用コンセントに関わる費用相場や工事の注意点など、知っておきたいポイントをまとめます。

コンセントの工事費用相場

エアコンのコンセント工事の内容は、大きく分けて以下の3種類です。

  • 専用コンセントの増設
  • 形状の違うコンセントに交換
  • コンセントの電圧変更

コンセントがない場所に増設する場合は、分電盤のエアコン専用回路から天井裏などを使ってケーブルを通す必要があります。

工事費用は分電盤とコンセントまでの距離や壁に穴を開けるかどうかによって変わってきます。最低でも1万2,000円程の費用がかかると考えておきましょう。

コンセントの形状交換や単相三線式の電圧変更は、それぞれ2,000~3,000円程度で工事可能です。ただしエアコンの設置当日に工事を依頼すると、必要な部品が足りなくて作業できず、二度手間になる可能性があります。

別の日に来てもらうと出張費用がかかってしまうので、できるだけ事前に相談しておき、設置当日に工事してもらうようにしましょう。

賃貸の場合はどうする?

賃貸物件に住んでいる人は、エアコンの新設や買い換えを検討する前に管理会社に連絡しましょう。

エアコンが必要と判断されれば、設置費用等を管理会社が負担してくれるかもしれません。

むしろ勝手にエアコンを設置したりコンセントを交換したりすると、退去時にトラブルに発展する可能性があります。先に連絡を入れることで、無用な出費やもめ事を避けられるでしょう。

延長コードは使わない

エアコンは専用コンセントのすぐ近くに設置するのが基本です。しかしインテリアや風向きなどの理由で、延長コードを使って違う場所に設置したいと思う人も多いのではないでしょうか。

エアコンは大量の電力を使うため、一般的な延長コードでは電流に耐えられず発火する危険があります。

ホームセンターなどに行くとエアコン専用の延長コードを入手できますが、長期間の使用に耐えられる保証はありません。

コンセントから離して設置したい場合は延長コードを使わず、コンセントの位置を変えるか、増設するようにしましょう。

エアコンの購入前に確認しよう

メモ

エアコンを設置するためには、専用のコンセントが必要です。また専用コンセントが付いていても、形状や電圧が違うと設置できません。購入前にコンセントの有無や形状をしっかりとチェックしておきましょう。

コンセントがないときや形状が違うときは、業者に増設・交換の工事を依頼することになります。工事の規模や費用は住宅の電気設備の状況によって変わります。エアコン購入を機に、電気設備についても調べておくとよいでしょう。

コンセント工事はほとんどの場合短時間で終わりますが、古い家では大規模な工事が必要になるケースもあります。エアコンを使いたい時期に間に合うように、余裕を持って行動しましょう。

エアコンは大量の電気を使うため、使い方を間違えると重大な事故を招く恐れがあります。正しい知識を持って、安全・快適に使いましょう。

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