給湯器の交換・修理・取り付け（ガス・灯油・電気）

給湯器で「温度調節がうまくいかない」「配管から水漏れしている」「排水口周りがサビている」などの症状がみられたら、給湯器の寿命が近づいているサインです。劣化を放置すると、不完全燃焼により爆発や中毒事故が起こる可能性もあるため、早めにプロの業者に交換や修理を依頼しましょう。

ただ全国には大手から地域優良店まで数多くの工事業者がいて、どこが安くてお得な優良業者であるかはわかりにくいです。そこで給湯器の交換・修理・取り付けにかかる料金相場、おすすめの業者などをまとめて解説しました。

給湯器業者は大きく分けて3種類に分類できますが、給湯器の交換や修理は、給湯器を専門にしている業者に依頼しましょう。

各業者の違いは下記を参考にしてください。

ここでは給湯器の専門業者を選ぶ理由を、詳しく解説していきます。

理由①：給湯器本体の在庫を多数抱えている

給湯器専門業者は他の業者と比較して、給湯器本体の在庫を多数抱えているため「在庫がないので、給湯器の交換をすることができない」といったトラブルを回避することができます。

またメーカーを限定せずに在庫を取り揃えているので、探しているメーカーの給湯器を購入することが可能です。

シーズンによって給湯器を格安で販売していることもあるため、給湯器本体を安く購入したい方は繁忙期(10月〜3月)を避けるのがおすすめですよ。

理由②：給湯器本体と工事に長期保証を用意している

給湯器専門業者は「給湯器メーカー」「ガス会社」よりも、本体と工事に長期保証を用意しているが魅力です。そのため給湯器設置後に手厚いアフターサポートを希望する方にピッタリでしょう。

業者によってサービスに違いはありますが、給湯器本体と工事に最長10年間の保証を付けることができます。給湯器の寿命は約10年なので、保証も10年近くあると安心ですね。

理由③：給湯器の工事費用が安い

給湯器の専門業者は施工スピードが早く、1日の設置台数が多いため、ほかの給湯器業者よりも工事費を安く抑えることができます。

そのため給湯器の工事費用を安くしたい方におすすめ。さらに給湯器本体と工事をセットで依頼することで、給湯器の費用をより安くできるかもしれません。

ミツモアなら給湯器の専門業者を探せるだけでなく、最大5社の見積りを比較することが可能。条件にピッタリ当てはまる給湯器業者を見つけることができますよ。

給湯器の一般的な寿命は10~15年程度です。給湯器の種類における寿命目安については、上記の表を参考にしてください。

ただし10年が経過していなくとも、設置後7年以上経過し、給湯器に以下のような症状が現れたら寿命が来ている可能性があります。

・温度調整がうまくいかない

・追い炊き機能が使えない

・排水口周りを中心にサビが広がっている

・お湯を使うと小さく爆発するような異音がする

・水漏れしている(配管が破損している可能性あり)

・ガス臭い(ガス漏れの可能性があり、非常に危険)

・黒い煙が出る(不完全燃焼を起こしている可能性があり、非常に危険)

寿命が来ている給湯器を使い続けると、重大な事故に繋がる恐れがあります。上記の症状が見られる場合は、専門業者に修理や交換工事を依頼しましょう。

給湯器の故障を予防するために日々意識すべき5つのポイントをご紹介します。

１，お湯の出しっぱなしを控える

給湯器にはそれぞれ「統計標準使用期間」という機器としての寿命が設定されており、毎日の使用時間が長いと全体の使用期間が寿命が短くなります。お湯の出しっぱなしにより機器が消耗し、想定よりも早く寿命に達したことに気付かず使用することは故障の原因の1つです。節約のためにもお湯の出しっぱなしは意識的に減らしていきましょう。

２，排気口の近くに障害物を置かない

排気口の近くに障害物があると、排出された排気が再度給気口に入り不完全燃焼を起こしてしまいます。また給気口の近くに雑草が生えていると、給湯器の中にクモの巣が張られたり虫などが入って故障の原因になるので、給湯器の付近だけでも雑草の処理は徹底するのがおすすめです。

３，運転スイッチを切った状態で使用しない

運転スイッチが「切」の状態で水を出すと、給湯器内部の通水部分で結露が起き機器の寿命が短くなります。水を使用する際は必ず給湯器の運転スイッチをつけましょう。

４，凍結を防止する

「長期間家を空けるから」と給湯器の電源を抜くと、凍結防止のヒーターが作動せず中にたまった水が凍り膨張、破裂が起き水漏れが発生します。電源を抜く際は水抜き栓を開き内部の水を抜きましょう。また冬場は「凍結予防ヒーター」や「自動ポンプ運転」という機能を活用すれば凍結を防止できますよ。

５，入浴剤の使用を控える

入浴剤を入れてから追い焚きをすると配管を傷めたり、詰まりが起きてしまうことがあります。硫黄や塩分を含むもの、泡が出る入浴剤の使用は控えましょう。入浴剤を使用したい場合は中性のものやお湯が濁らないものを選んでください。

以上の5点に気を付ければ給湯器の故障は起こりにくいでしょう。それでも以下のような現象が起きた場合は故障の可能性があります。

• 水からお湯が出るまでに時間がかかる
• お湯の温度が不安定
• 給湯器から異音がする
• 給湯器から異臭がする
• 追い焚きができない
• シャワーの水圧が弱い
• 給湯器から煙が出ている（非常に危険なので今すぐ使用を控える）
• エラーコードが表示されている

エラーコードが表示されていたら自身で原因を特定できますが、それ以外の現象について原因の究明は難しいでしょう。給湯器の故障は最悪の場合、火災や爆発に繋がることもあるのですぐに事業者に相談しましょう。

ガス給湯器

1位.RUF-E2406AW (リンナイ)

エネルギー効率が非常に高く、熱効率95％以上で無駄なく給湯できる製品です。有害物質であるNOxの排出量が非常に少なく、「低NOx・低CO2小規模燃焼機器」に認定済です。排気熱の再利用により熱効率を向上させることに成功しており、従来品と比較してガス料金を年間で約2490円節約することができます。自動湯はりやおいだき機能を備えたフルオートタイプです。

参考: リンナイ公式サイト

2位.GT-C2462SAWX-2-BL-13A-20A+RC-G001E (ノーリツ)

給湯器の色は白が多い中、銀色のボディーで高いデザイン性を誇っています。給湯器を取り付けることによって住宅の外観を損ねたくないと考えている方におすすめです。機能性も高く、浴室の出入りセンサーや省電力モードによってガス代の節約につなげられます。

参考：生活堂サイト

3位. FH-E2421SAWL+MFC-250V (パロマ)

排熱を有効利用しているため、ガス使用量が減り、地球温暖化の一因となるCO2を約12％減らすことが可能です。お湯がたまるまでの待ち時間が12分から9.5分に短縮されたので、冬場の寒い時期でも帰宅してすぐにお風呂に入れます。

参考: パロマ公式サイト

※オートタイプは湯はり、追い炊き、保温までを自動で行います。フルオートタイプは水位センサーを備えているので、オートタイプの機能に加えてたし湯も自動で行います。足し湯だけでなく、配管自動洗浄の機能も備えています。お金に余裕があり、高機能の給湯器を取り付けたいと考えている方にはおすすめです。

3位. エコキュート NSシリーズ HE-NS37KQS

大気熱を利用して、電気料金が割安な夜間時間帯にお湯を沸かすことによって電気料金を低額に抑えられる給湯器です。専用のアプリをインストールして、外出先や住まいのどこからでもお風呂を沸かしたり、追い炊きをしたりといった操作ができます。大雨や台風などで停電や断水をする恐れがある場合は事前にタンクの全量をわき上げるエマージェンシー沸き上げという機能も有しており、非常時のときにも安心です。

参考: パナソニック公式サイト

※製造業者が自社の製品の定価を決定せずに、小売業者が販売価格を自由に決定すること。