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瞬間湯沸かし器の取り付けにかかる費用は?方法や業者の選び方も解説

ぴったりの給湯器の交換・修理・取り付け業者をさがす
最終更新日: 2023年10月04日

瞬間湯沸かし器は小型で狭いスペースにも設置できるため、自宅のキッチンや洗面所などへの取り付けに最適です。

実際に取り付ける方法や費用の相場、安全な使用方法について詳しく解説します。

湯沸かし器の取り付けをDIYで行うには「ガス可とう管接続工事監督者」という資格が必要です。

瞬間湯沸かし器の取り付け費用相場は3万~5万円

キッチン

瞬間湯沸かし器を設置する場合、本体代と工事費を合わせて3万~5万円ほどの取り付け費用がかかります。

瞬間湯沸かし器本体価格の相場は「2~4万円」で、取り付け工事のみの相場は「数千〜1万円」ほどです。

取り付けにかかる時間は3時間程度で、家の中での立会い工事となるため、時間に十分に余裕がある日を選ぶようにしましょう。

取り付け費用が変動する要因

初めて湯沸かし器を設置する場合は、工事に必要な工程が増えるため追加費用がかかることが多いです。また、古い湯沸かし器の処分に費用がかかる場合は工事費用が変わってきてしまいます。

「取り付け費用が意外と高かった」という自体に陥らないために、あらかじめ複数の業者から見積もりをとっておきましょう。料金設定は業者によって異なるため、本体価格や工事費だけではなく、追加費用・別途費用の項目を事前にしっかり確認しておくことが肝心です。

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湯沸かし器取り付けはどこに頼む?4つの依頼先 

工事業者

どんな人におすすめ? 依頼先
費用がかかっても、安心して工事を任せたい ガス会社
豊富な商品の中からじっくり選びたい ホームセンター・家電量販店
ブランドにこだわりたい 湯沸かし器メーカー
すぐに湯沸かし器を取り付けたい 湯沸かし器の販売業者

①ガス会社

メリット
  • 安心して依頼できる
  • アフターサービスが充実している
デメリット
  • 費用が高額になりやすい
  • 在庫の種類が少ない
  • 取り付けてくれる業者を選べない

「費用はかかっても安心して工事を任せたい」という方はガス会社への依頼がおすすめです。ガス会社はご家庭の使用しているガスに精通しているため、その家のタイプに合った給湯器を設置してくれるでしょう。

実際に依頼する際も、ガスの検針表に書かれている内容から簡単に問い合わせすることができるので、業者選びの手間も省けます。

デメリットは、利用しているガス会社の湯沸かし器の中からしか選べないため、在庫の種類が少ないことです。また、湯沸かし器の本体価格から割引されることがほとんどないため、他の業者に依頼するよりも費用が高額になってしまいます。

②ホームセンター、家電量販店

メリット
  • 多種多様な湯沸かし器を取り扱っている
  • 湯沸かし器のセールなどで安く売り出していることが多い
デメリット
  • 湯沸かし器の知識が豊富でない
  • 取り付けてくれる業者を選べない

「豊富な商品の中からじっくり選びたい」という方はホームセンター・家電量販店に依頼するのがおすすめです。幅広いメーカーの多様な製品を取り扱っているため、湯沸かし器をじっくり選ぶことができます。また、セールやキャンペーンを定期的に行っているため、定価以下で購入できることがあります。

デメリットは、多種多様な製品を取り扱っている分、1つ1つの湯沸かし器の知識や専門性に欠けるという点です。また、実際に取り付け工事を行うのはホームセンターや家電量販店ではなく下請け業者であるため、自分で業者を選ぶことができません。

コメリやコーナン・ヤマダ電機で依頼することはできる?

コメリやコーナン・ヤマダ電機では、湯沸かし器の取り付け工事を依頼することができます。コメリでは、本体価格に加えて取り付け費用は14,000円ほどかかります。

取り付けを依頼する際は、近くの店舗でどの湯沸かし器への施工が可能かを確認しておくようにしましょう。

③湯沸かし器メーカー

メリット
  • 安心して依頼できる
  • 湯沸かし器に関する知識が豊富である
デメリット
  • 費用が高額になりやすい
  • 取り付け工事までに時間がかかる
  • 取り付けてくれる業者を選べない

「ブランドにこだわりたい」という方には、湯沸かし器メーカーがおすすめです。ノーリツやパロマなどの湯沸かし器メーカーが開催しているショールームに行くことで、実際の機器に触れることができます。

しかし、割引率が少なく取り付け費用は高額になりがちです。問い合わせから取り付け工事までに時間がかかってしまう点もデメリットといえます。

湯沸かし器メーカーが運営しているショールームでは、販売に加えて湯沸かし器の取り付け相談も受け付けています。取り付けで困っていたり不安点がある場合には気軽に相談してみましょう。

④湯沸かし器の販売業者

メリット
  • 割引率が高いので安く依頼できる
  • 対応スピードが早い
デメリット
  • メーカーや製品数に限りがある
  • 優良業者と悪徳業者の判別が難しい

「すぐに湯沸かし器を取り付けたい」という方には、地域向けの事業を展開している湯沸かし器の販売業者に依頼してみましょう。急な取り付け依頼にも迅速に対応してくれることが多いです。製品の割引率が大きい点も大きなメリットです。

デメリットは、ホームセンターや家電量販店と比較すると、メーカーや製品数に限りがあります。

また、湯沸かし器の販売業者の中には、無資格で取り付け工事を行っている悪徳業者もおり優良業者と判別することが難しいです。

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湯沸かし器の取り付けを安く依頼する方法

業者

安く依頼する方法
  • 複数の業者から見積もりを取る
  • 本体と取り付け工事をセットで依頼する
  • 中古で湯沸かし器を購入する

複数の業者から見積もりを取る

複数の業者から見積もりを取ることで、適正な作業内容と費用価格の相場を把握できるだけでなく、自分に合った業者の中から費用が安い業者へ依頼することができます。

作業内容や費用内訳は業者によって異なるため、最低でも3つの業者から見積もりを取っておきましょう。

本体と取り付け工事をセットで依頼する

本体の購入と取り付け工事をセットで依頼すると、本体の購入と取り付け工事を分けて依頼するよりも安く済むことが多いです。

また、本体を最も安く買うならネットで購入するのが1番良いですが、取り付けのみを別途で業者に依頼すると、トータル的に割高になってしまうケースが多いです。他店で購入した湯沸かし器の取り付けをしてくれないことも。

本体だけを別で買って取り付けのみを業者に依頼するのではなく、本体と取り付け工事をセットで依頼することで安く済ませるようにしましょう。

中古の湯沸かし器本体を購入する 

中古の湯沸かし器は新品の1/5以下の費用で購入できることがあるため、取り付け費用を抑えられます。

しかし、購入時は中古の湯沸かし器本体だけではなく、取り付けとセットで依頼できる業者から湯沸かし器を購入しましょう。湯沸かし器だけを安く購入できても、取り付けのみを別途で依頼すると総合的に費用が割高になってしまうからです。

【資格が必須】素人が湯沸かし器を取り付けることはできない

DIY道具

湯沸かし器の取り付けを行うには「ガス可とう管接続工事監督者」と呼ばれる資格が必要で、それ以外にもガス整備士の資格などを取得しなければなりません。資格を持っていない方が自分で湯沸かし器の取り付けを行うことはできません。

無資格で取り付けを行うと、法令違反になる他、一酸化炭素中毒や火災といった事故が発生する可能性もあります。DIYで事故が発生した場合、保険・保証も適用されないので、絶対に湯沸かし器の取り付けを無資格で行わないようにしましょう。

湯沸かし器取り付け業者を選ぶ際のポイント

瞬間湯沸かし器

業者選びのポイント
  • 必要な資格を持っているか
  • アフターサービスが充実しているか
  • 施工実績が豊富か
  • 壊れた湯沸かし器を無料で引き取ってくれるか

必要な資格を持っているか

湯沸かし器の取り付け工事を行うには「ガス可とう管接続工事監督者」という資格が必要です。無資格者による工事は、工事中にトラブルがあったり取り付け後に欠陥があったりしても、保証の対象にはなりません。

初めて依頼する業者であれば、担当者が有資格者であるかどうかをしっかり確認しておく必要があります。

アフターサービスが充実しているか

アフターサービスが充実しているかどうかも依頼前に必ず確認しておきましょう。実績が豊富な取り付け業者が行っても、施工後に不具合や故障が発生することがあります。

ガス会社や大手のホームセンター、家電量販店で購入した場合は、アフターサービスが充実しているのでトラブル時も安心です。

特に注意が必要なのは、近くの湯沸かし器の販売業者に依頼する場合です。依頼前に確認するだけでなく、口コミサイトや業者比較サイトなどを活用して、アフターサービス内容を把握しておくと安心です。

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施工実績が豊富か 

施工実績が豊富でない業者に依頼するのは避けたほうが良いです。多くの業者はHPに「施工実績〇〇件」と載せています。それが載っていない業者は施工実績が少なく、経験やノウハウが十分でない可能性があります。

壊れた湯沸かし器を無料で引き取ってくれるか

業者によっては、壊れたり古くなったりした給湯器を交換する場合に処分費用がかかることがあります。取り付け工事費ではなく、別途の費用として請求する業者がいるので注意しましょう。

湯沸かし器を取り付ける前の4つの確認事項

チェックリスト

湯沸かし器取り付け前の確認事項4つ
  1. ガス栓の接続部が湯沸かし器の接続に適しているか
  2. 自宅のガスの種類はどれか(都市ガス・プロパンガス)
  3. 湯沸かし器の設置場所が確保できるか
  4. 湯沸かし器のタイプをどれにするか(元止め式・先止め式)

上記の4つの確認事項を見逃していると、湯沸かし器の取り付け工事ができなくなってしまうことがあります。必ず湯沸かし器の取り付け工事を依頼する前に確認しておきましょう。

ガス栓の接続部が湯沸かし器の接続に適しているか

ガス栓(ガスコック)の種類を確認しましょう。ご家庭のガス栓がネジでガスホースを固定している場合はそのまま取り付け工事可能です。

しかし、ご家庭のガスホースがバンドで固定されている「ホースバンド接続」の場合、そのまま取り付け工事ができないためガス栓を交換する必要があります。ガスコックの交換はガス会社に依頼するようにしましょう。

自宅のガスの種類はどれか(都市ガス・プロパンガス)

ご家庭で使用しているガス種がプロパンガスか都市ガスかを確認しましょう。湯沸かし器の機種は、プロパンガス用と都市ガス用で分かれています。使用しているガス種の品番を選ばなければ、工事を行うことができません。

プロパンガス用と都市ガス用の湯沸かし器の違いは、見た目での判断が難しいです。工事訪問後に機器とガス種が違っていた場合、再訪問費用が請求されることも。購入する際や業者に工事を依頼する際は、機器について詳細に確認することが肝心です。

湯沸かし器の設置場所が確保できるか

湯沸かし器を取り付ける場所にはいくつか制限があります。設置場所を確保できるか確認しておきましょう。

設置が難しい場所
  • ガスコンロ直上
  • 換気が不十分な場所

ガスコンロ直上で湯沸かし器を使用することは安全性の観点から法律で禁止されています。昔からガスコンロの上に湯沸かし器が設置されている場合でも、交換時に設置場所を変更しなければなりません。

また、湯沸かし器を換気が不十分な場所に設置することもできません。例えば、高機密高断熱の住宅やマンション、浴室などの窓のない部屋への設置は換気が十分に行われないため設置を避けるようにしましょう。

設置箇所について悩んでいる場合は、湯沸かし器の取り付け業者と相談して決めるのがおすすめです。

湯沸かし器のタイプをどれにするか(元止め式・先止め式)

瞬間湯沸かし器の種類はシャワーノズルの有無によって、大きく「元止め式」と「先止め式」に分類が可能です。設置の際は設置場所・利用シーンなどに応じて、最適なものを選ぶようにしましょう。

元止め式

元止め式湯沸かし器のイラスト

湯沸かし器の本体(元)にある給湯ボタンでお湯を出す・止めるのを操作するタイプは「元止め式」と呼ばれます。本体に蛇腹のシャワーノズルがついているのが特徴です。

一般家庭でよく使われている瞬間湯沸かし器です。シャワーノズルを動かすことで、お湯が出る方向を自由に調節することができるため、洗い物などの際に重宝するでしょう。

先止め式

湯沸かし器の先についた水栓(蛇口)を開け閉めしてお湯を出す・止めるのを操作するタイプを「先止め式」といいます。本体のボタンは温度調節・スタンバイ状態の操作などに利用するために設けられています。

湯沸かし器本体と水栓が水道管でつながっており、お湯を使う場所と湯沸かし器の設置場所が離れている場合に採用されるタイプです。

オフィス・店舗・公共施設などでよく使われます。

湯沸かし器と給湯器との違いは?

悩む女性

給湯器 瞬間湯沸かし器
本体設置場所 屋外 屋内(キッチン・洗面所など)
お湯が出る範囲 住宅全体 設置した場所のみ
お湯が出るまでの時間 数十秒 すぐに出る
設置費用(本体+工事) 5~20万円 3~5万円

基本的に屋内に設置されているものは「湯沸かし器」、屋外に設置されているものは「給湯器」です。機能性は給湯器の方が高いですが、費用面で見ると湯沸かし器の方が安いです。

現在では多くの家庭で給湯器が使用されていますが、給湯器を屋外に設置するための条件がそろっていない古い住宅の場合などに、湯沸かし器が使われるケースも存在します。

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