自分でできるコンセントカバーの外し方。好みのカバーに交換しよう

コンセントカバーが劣化してきたら、カバーを取り外して新しいものに変えるとよいでしょう。さまざまな種類があるため、インテリアの一部として交換する場合もあります。コンセントカバーの外し方やポイントを紹介します。

コンセントカバーを外す前の準備

特別な資格がなくてもできるコンセントカバーの交換ですが、作業時に気を付けるべき点があります。安全に交換するためのポイントや、カバーを外す前の準備を紹介します。

作業前に必ずブレーカーを落とす

コンセントカバーを交換する前は、家の分電盤で作業部分のブレーカーを落とします。どのブレーカーを落とせばよいか分からない場合は、全てのブレーカーを落とした方が無難です。

冷蔵庫やテレビなど他の家電の電源が落ちると、それぞれ初期状態に戻ることがあります。作業後に確認し、再設定しましょう。

ブレーカーを落とさないまま作業すると、不用意に差し込み口や配線に道具が触れてしまうことで感電する恐れがあります。コンセントカバーを外すと中の配線がむき出しになるため、これらに触れると大変危険です。

安全に作業するためにも、ブレーカーは落として交換作業をしましょう。

コンセントカバーの種類も確認

コンセントカバーには2つの種類があり、それぞれ大きさや形状が異なります。

合わないカバーを取り付けると差し込み口とカバーの間にすき間ができてしまうので、規格に合ったものを使用しましょう。

コンセントカバーの種類には、「フルカラーシリーズ」と「コスモシリーズ」があります。前者は古い物件に付いていることが多く、後者は近年の主流になっています。

カバーを外すと裏に記載されているため、見分け方は簡単です。今付いているカバーと同じ規格を選びましょう。

コンセントカバーの外し方・取り付け方

コンセントカバーの交換は、自力で比較的簡単にできるものです。コンセントカバーの外し方や取り付け方、必要な道具などを紹介します。

必要な道具

コンセントカバーを交換する際に必要な道具は、新しいコンセントカバーとドライバーのみです。

コンセントカバーは今付いているカバーと同じ形状のものを用意します。ホームセンターなどで購入する際は、スマホで写真を撮っておくと便利です。

ドライバーの形状はマイナスとプラス両方を用意しましょう。カバーとフレームを外す際に、両方のものが必要になります。ドライバーの太さはネジ頭に合ったものを選びましょう。あまり小さすぎるものでビスを回すとつぶれてしまう恐れがあります。

具体的な交換方法

まずはコンセントカバーを外していきます。形状を確認し、ビスで固定されていればプラスドライバーで緩めカバーを外します。表面に何もない場合は、カバーの下方に穴があるため、マイナスドライバーを差し込み外しましょう。

カバーが外れるとコンセントの中が露出され、周囲を囲むようにプラスチックフレームが付いています。金属プレートにフレームが固定されているため、プラスドライバーで外していきます。中の配線に触れないよう気を付けましょう。

用意している新しい土台フレームを取り付け、新品のコンセントカバーを被せれば完了です。

コンセント本体の交換修理や増設は業者へ

コンセントカバーの交換だけでなく、コンセント自体の修理や増設となると資格が必要です。業者に依頼する際の費用相場や、ポイントを紹介します。

なぜ業者へ依頼するの？

コンセントの修理や増設には、「電気工事士」の資格が必要です。

これらの作業をする際は同時にコンセントカバーも交換してくれる場合が多いため、業者に依頼して全てを新品に変えるのも1つの手段といえます。

またコンセントの差し込み口数が増えたら、これまで使えなかった家電も利用できるようになります。使い勝手がよくなり、より生活が便利になるでしょう。

さらにコンセントの位置を変更すれば、これまで延長コードを利用していた箇所はその必要がなくなります。配線がスッキリし、見た目もよくなるのです。

業者へ依頼する場合の費用相場

コンセント工事の費用は、作業内容によって異なります。

コンセント増設を依頼した場合、費用相場は約5,000〜25,000円です。ブレーカーから増設する方法と、コンセントから増設する方法があります。前者の方が複雑で、費用も高くなる傾向があります。

コンセントの交換だけであれば、費用相場は約3,000〜8,000円です。一般的に使用する100Vコンセントではなく、200Vコンセントになると少し金額が高くなります。

コンセントの修理は約3,000〜5,000円でしょう。修理の状況によって金額は異なります。

業者を選ぶポイント

業者を選ぶ際は相見積もりを取得して、サービス内容と金額を比較するとよいでしょう。複数社から見積書を集めることで、費用相場が分かり安心して業者を選びやすくなります。

「ミツモア」の見積依頼一括サービスを利用すると、短時間で複数の見積書を取得できます。見積依頼方法も、質問に答える形式で依頼できるため簡単です。また口コミや実績も明示しているため参考になるでしょう。

通常、相見積もりをする場合は業者を探すことから始まります。ミツモアでは登録された優良業者から最大5社の見積書を取得できるので、手間が省ける上に安心して仕事を依頼できるでしょう。

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コンセントカバーを自分好みに交換しよう

コンセントカバーの交換は、素人でもドライバーと新品のカバーがあれば対応できます。自力で交換する際は、あらかじめブレーカーを落として作業します。その際は、あらかじめ該当箇所の規格に合ったカバーを調べて取り付けることが大切です。

またコンセントそのものを交換したり、増設したりすると電気工事士の資格が必要になります。自力でするのではなく専門業者に依頼しましょう。

コンセントカバーを自分好みのものに交換し、快適に電化製品を利用してみてはいかがでしょうか。