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コンセントが壊れた・割れた!自分で直せる?修理・交換費用や放置するリスクも解説

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最終更新日: 2024年06月28日

「コンセントが割れてしまったらどうするべき?毎日使うものだし、そのまま使い続けたらだめ?」

残念ながら、コンセントが壊れたらそのまま使い続けてはいけません。というのもコンセント故障を放置すると、事故に発展してしまう危険性があるんです。

この記事では、上の画像のような「コンセント差し込み口の割れ」の危険性や修理方法をメインに解説。記事終盤ではそれ以外の故障の原因と対処法も紹介しています。

  • 自力で直せるのかな?
  • 修理を依頼するとどのくらいの費用がかかる?

こういった疑問にも分かりやすく回答していきます。

壊れたコンセントは自分で直さず業者に修理依頼を

コンセント火災

壁コンセントの構造は以下の2つに分けられており、それぞれ修理できる条件が異なります。

名称 特徴 修理条件
コンセント本体 ・プラグを抜き差しする穴が付いている部分(上の画像で真ん中に見えている部分)

壁内部の電気配線につながっている

国家資格「電気工事士」を持つ人が作業すること(自分でできない)
プレート(カバープレート、化粧カバー) ・壁の保護や穴を隠す目的で、コンセントの周囲を覆っているカバー

・簡単に取り外せる

資格不要(自分でできる)

コンセント本体(差込口)や内部の工事には、電気工事士資格が必要です。そのため家族や自分が資格を持っていなければ、修理は「電気工事業者」に依頼することになります。

コンセントの工事に資格が必要なのは、工事の際に感電などの事故リスクがあるからです。無資格で修理をすると「電気工事士法」に違反することになり、事故が起こった時に罰金対象になります。取り返しのつかないことにならないよう、必ずプロに作業を依頼するようにしましょう。

コンセントが壊れたまま放置するのは危険

コンセントの破損には、思った以上の危険が潜んでいます。

コンセントにヒビが入ったり割れたりして壊れてしまった時には、次の3つの対応を徹底しましょう。

<コンセントが壊れた時の対応3カ条>

  1. 壊れたコンセントは絶対に使わない
  2. コンセントの破損を長期間放置しない
  3. 電気工事業者に依頼して修理してもらう

まず重要なのは、破損した時点ですぐにコンセントの使用をやめること。挿してあるプラグは修理できるまですべて抜いておきましょう

「使ってもダメだし、そのままにしてもダメ」というのは少々不便ですが、安全のために必要なこと。コンセントの破損を放置すると、以下の事故が起こる可能性があるのです。

  • 火災の原因になる
  • 漏電を引き起こす
  • 割れたプラスチック片などでけがをする可能性がある

特に火災と漏電は命の危険があるため、決して甘く見てはいけません。コンセントから火災が起きた事例は実際に多数報告されています。また小さい子供やペットがいる家庭はよりけがのリスクが高くなるため、一刻も早い修理が必要になるのです。

詳細はこの後解説しますが、コンセントの修理は基本的に「電気工事士」の資格が必要。専門業者に依頼して修理してもらうことになります。

コンセントを修理・交換してもらうまでの応急処置

コンセント工事

早く直した方がいいのは分かったけれど、すぐに業者は呼べないので応急処置がしたい…。そんな時は修理まで「絶縁テープ」でコンセント穴をふさいでおきましょう。

絶縁テープとは、電気を通さない性質のテープのこと。ホームセンターに行けば200~500円程度で購入可能です。子供やペットがうっかりコンセントの破損部分に触る事故や、ホコリの侵入などを防いでくれます。絶縁テープを貼る時は、露出したコンセント内部に素手で触らないように注意しましょう。

ちなみにガムテープにも絶縁効果はありますが、湿度に弱く耐久性が低いので絶縁テープの方が安全。使用する場合は、絶縁テープを買いに行くまでの応急処置として使う程度に留めましょう。

コンセント本体の修理・交換にかかる費用相場

コンセント工事

コンセント修理を電気工事業者に依頼した時にかかる費用の相場は、5,000~1万円程度。

施工費用は「工事費用+材料費+出張費」で構成されているケースが多く、それぞれの相場は以下の通りです。

施工費用内訳 料金相場
工事費用(コンセント1カ所の修理・交換) 3,500~5,000円
材料費(コンセント本体料金) 500~1,000円
出張費 1,000~3,000円

※業者によって大きく異なる可能性あり

依頼する業者や状況によって、追加工事費用や駐車場料金等がかかる場合もあります。内訳の表記も業者によって異なることがあるため、詳細は直接見積もりを取得してみるのが確実です。

コンセント修理はどこに依頼する?選び方も紹介

不用品回収業者

コンセント修理・交換工事を依頼する候補先に、ホームセンターがあります。しかし、ホームセンターのスタッフが作業してくれるのではなく、契約先の専門工事業者との仲介をしてくれるだけです。そのため工事業者を探す手間が省ける代わりに、余分な手数料が発生します。

工事を依頼する費用を少しでも抑えたい場合は、ホームセンターのサービスを利用せず、業者に直接依頼しましょう。

コンセント修理業者を選ぶ3つのポイント

できる限り安く、かつ安心できるコンセント修理業者を選ぶには、以下3つのポイントをチェックすることが大切です。

  1. 地域で活躍している業者を選ぶ
  2. 相談時の対応が丁寧か、親身になってくれるかをチェック
  3. 複数業者の見積もりを比較する

工事費用を安くするためには、近くに拠点がある業者に依頼するのがベスト。遠ければ遠いほど移動にかかる費用が料金に加算されるからです。また信頼できる業者を選ぶことで、見積もり外の追加料金請求などのトラブルを避けることができます。

しかし、たくさんある業者から優良な修理業者を1つ選ぶのは難しいですよね。そんな方におススメの探し方を下記に紹介します。

業者を探すのが面倒な人に向いているサービスとは

「コンセントの修理をなるべく安く依頼したい」「どこに問い合わせればいいか分からない」という場合は、ぜひミツモアを利用してみてください。ミツモアはあなたの地域や求めるサービス内容を入力するだけで、複数の電気工事業者からおおまかな見積もりを提案してもらえるサービスです。

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自分でコンセントプレートを修理・交換する方法

分解したコンセントプレート

コンセントのプレート部分のみの破損であれば、自分で修理できます。以下の方法でプレートのみを交換しましょう。

  1. コンセントプレートの品番を確認し、対応する新しいコンセントプレートをホームセンター等で購入する
  2. 感電防止のためブレーカーを落とす
  3. マイナスドライバーをカバープレートと壁の隙間に差し込み、カバープレートを取り外す
  4. ドライバーでネジを外し、プレートの基盤を取り外す
  5. 新しいプレートの基盤をネジ留めする
  6. 新しいカバープレートを取り付ける

品番はカバープレート裏に記載されていることが多いので確認し、写真を取っておくのがおすすめです。

デザイン性に富んだカバープレートもあるため、割れたのを機におしゃれなものに交換するのも良いですね。

コンセントの故障(割れ・破損以外)の症状と原因・対処法

コンセントの劣化

「割れ」「破損」以外にも、コンセントの修理・交換が必要な症状もあります。それぞれの症状が起こる原因も知っておくことで、トラブルを避けつつ長くコンセントを使うことができますよ。

<破損以外でコンセントが壊れた時に起こる症状>

  1. 電気が来ない
  2. 差込口がぐらぐらする
  3. プラグが入らなくなった、奥まで差し込めない
  4. 焦げや変形が見られる

それぞれの症状が見られた時のよくある原因と対策を紹介します。

電気が来ない・差込口がぐらぐらする原因

このような場合は、寿命が原因の可能性があります。

コンセントの耐用年数(点検目安)はおよそ10年といわれています。寿命を迎えたコンセントは差込口や内部金属の劣化が進むため、プラグが抜けやすくなったり電気が通りづらくなったりするのです。

10年以上使っているコンセントで上記の症状が見られる場合は、一度電気工事業者に点検してもらった方が良いでしょう。内部の劣化が進むとショートから発火につながる危険性があります。

グラグラする場合は単純にネジがゆるんでいるだけの可能性もあるので、一度見てみるのが良いでしょう。

いきなり電気が来なくなった場合の原因

今まで問題がなかったのに、突然コンセントから電気が来なくなった場合は「断線」の可能性があります。家のブレーカーが落ちていないかチェックし、問題がなかったら断線を疑いましょう。

断線は配線の劣化や地震などが原因で起こることがあります。壁内部の配線チェックが必要になるため、必ず電気工事業者に調査を依頼するようにしましょう。

プラグが入らなくなった場合の原因

コンセント奥までプラグが差し込めなくなった場合、考えられるのは異物が入っていること。発火の原因になるため、異物が入った状態で無理やり使用しないようにしましょう。

異物が入っていたとしてもむやみにかき出さず、業者に作業を依頼します。なおコンセントに金属製のものを差し込むのは非常に危険なのでやめましょう。

コンセント不使用時には「コンセントキャップ」を使用することで、異物が入り込むのを防止できます。

焦げや変形が見られる場合の原因

この場合の原因は「トラッキング現象」や「タコ足配線」などが考えられます。

トラッキング現象とは、コンセントにホコリがたまることで放電・発火する現象のこと。

タコ足配線は、延長コードなどを使って本来よりもたくさんのプラグをつなげることをいいます。タコ足配線にすると過度な電圧がかかってコンセントまわりが高温になり、プラスチックが溶けてしまうことも。

これらを放置すると、やけどや火災などの大惨事につながる可能性があり大変危険です。既に内部が傷んでいるケースが多いため、焦げや変形が見られたらその時点で電気工事業者に調査を依頼しましょう。

また普段からこまめにコンセントまわりを掃除する、タコ足配線をしないといった工夫が大切です。

コンセント故障の対処には専門知識が必要になることが多いでしょう。放置しておくと危険な事故につながる可能性もあるため、なるべく早くプロに相談してみてください。「なるべく安く、信頼できるところに頼みたい」という場合は、ぜひミツモアの見積もり比較を試してみてくださいね

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