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赤帽の引越しはどんな人におすすめ?料金目安とメリットを解説

最終更新日: 2024年01月26日

引越し料金を安く済ませたい!と考えている人の中には、赤帽を利用した引越しを検討している人もいるでしょう。

赤帽を使った引越しの魅力は低料金であることです。では通常の引越し料金や単身者向け引越しプランと比べたときにどのくらいお得に引っ越せるのでしょうか?

赤帽引越しの料金目安やメリット、向いている人について解説いたします。

赤帽引越しサービスの特徴

ダンボールを持ってガッツポーズをする男性

赤帽の正式名称は全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会です。特定の会社を指すのではなく、軽トラックを使って業務をする運送業者が参加する共同組合を指します

そのため一言で「赤帽で引越し」といっても、提供する事業者ごとにサービス内容が異なります。

それではまず赤帽の引越しで共通するメリットについてご紹介いたします。

チャーター便のため引越し時間が短い

赤帽での引越しは旧居から新居まで荷物をダイレクトに運べるチャーター便です。これにより引越し時間が短くすみます。

軽トラックの荷台をフルで利用できるため、ベッドなどの大型家具も運んでもらえます。

また他の人の荷物を運ばないため、荷物の取り違えリスクがなく、荷物の破損も発生しづらいというメリットがあります。

大切な家財を安全に運んでほしいけれど、予算が厳しいという方にも赤帽引越しがおすすめです。

引越し業者と比べると料金が安い

赤帽での引越しは、作業時間2時間以内かつ移動距離20km以内の場合13,750円〜と、引越し業者と比較すると破格の料金です。

格安価格の理由にはいくつか理由があります。その1つが軽トラックを使用して輸送をしていることです。

軽トラックは通常の引越しで使われる2tトラックと比べると燃費が良い傾向があります。燃費が良いということは同じ距離を走行しても燃料費が安くすみます。

引越しを含む運送業においては燃料費の負担は決して軽くありません。燃料費が少なくすむのであれば、浮いた料金を依頼者に還元できます。そのため赤帽の引越しは他の引越し業者を利用するときよりも安上がりになります。

依頼者のニーズに合わせて柔軟な対応をしてもらえる

赤帽では様々な経験やスキルを持つ事業者が引越し作業を行っています。大手の引越し業者と比べると融通を利かせてもらえるケースが多いです。

たとえば通常の引越し業者の場合、見積もり時よりも荷物が増えてしまった場合は追加料金を請求されることがほとんどです。

しかし赤帽の引越し料金は、荷物量よりも走行距離や作業時間に強い影響を受けます。そのため荷物が増えてしまっても積み込み・積み下ろし時間が変わらなければ料金は変わりません

荷物の運送だけではなく、照明・エアコンなどの取り付けや家具の配置、家電の設置作業なども対応してくれる場合があります。

どのようなサービスを受けられるかは各赤帽事業者によって異なります。見積もり時に料金に含まれるサービスを確認し、納得のいく引越しをしましょう。

赤帽引越しがおすすめな人の特徴

人さし指を立てる作業服姿の男性

赤帽の引越しの特徴・メリットを確認したところで、どのような人に赤帽引越しがおすすめかをご紹介いたします。

大型の家具・家電を運んでもらいたい単身者

赤帽引越しでは軽トラック1台を貸切で利用できます。ベッドや冷蔵庫、洗濯機といった大型の家具・家電も余裕をもって積み込めます

料金相場が近いため、専用ボックスに入りきる分だけの荷物を輸送する単身者向け引越しパックと比較されることも多いですが、赤帽の引越しであれば単身者向け引越しパックのボックスやコンテナに積めない大きさの荷物も運べます。

1人暮らしが長く、使いやすい家具・家電を新居に持っていきたい人のニーズに応えられるのが魅力です。

近距離の引越しをする人

赤帽の引越しは作業時間と移動距離が短い近距離の引越しに向いています。赤帽の引越し料金を決定する要素に、作業時間と走行距離に関する条件があるためです。

反対に長距離引越しでは、赤帽引越しのメリットである料金の安さを受けにくくなります。

赤帽の料金体系

計算機とダンボールとトラックのミニチュア

赤帽の料金体系は距離制運賃料金、時間制運賃料金、引越運賃料金の3種類に分けられます。引越しで利用するときには引越運賃料金に準拠した料金が適用されます。

引越運賃料金

赤帽で引越しをするときの基本的な料金を表にまとめました。

時間・距離 運賃・料金
作業時間2時間以内、かつ走行距離20km以内 13,750円
土日祝日 16,500円(2割増し)
繁忙期料金

(東京・千葉・神奈川・埼玉では2月15日~4月15日)

15,125円(1割増し)

これはあくまで基準となる運賃です。実際は荷物の量や作業内容、派遣される車の台数、移動距離などの要素の影響で料金が変動します。

この料金に距離制運賃料金または時間制運賃料金が加算されて、引越し料金が計算されます。

正確な引越し料金を知りたいのであれば見積もりが必要です。最寄りの配車拠点まで問い合わせましょう。

距離制運賃料金

距離 運賃(税込み価格)
0~20km 4,950円
21~50km※1kmごとに加算 220円
51~100km※1kmごとに加算 165円
101~150km※1kmごとに加算 132円
151km以上※1kmごとに加算 110円
作業料金:積込、積降が15分を超えた場合、以降15分ごと 550円
待機時間料金:待機時間が30分を超えた場合、以降30分ごと 1,100円

通常、赤帽では移動距離に応じて料金が変わる距離制運賃料金が採用されています。

たとえば新居までの距離が100kmだった場合、基本の20kmを引いた残りの80km分の運賃は80km×165円=14,000円です。

これを標準の引越し運賃に足すと27,750円となります。

ひとつ注意するべきことは超過料金です。

作業料金と待機時間料金ともに、既定の時間を過ぎたら15分(30分)未満であっても超過料金がかかります

なるべくスムーズに作業ができるように気を配る必要があります。

時間制運賃料金

時間 運賃(税込み価格)
2時間貸切(0~20km) 5,500円
超過時間※30分ごとに加算 1,375円

混雑や渋滞が予想される地域では、距離制運賃料金ではなく時間制運賃料金が採用されることがあります。

走行距離が総貸切時間×10kmを超えた場合は、超過した走行距離分の距離制運賃料金が適用されます。

例を挙げると、総貸切時間が4時間で走行距離が50kmだった場合、4(時間)×10km=40kmを超えているため、時間制運賃料金ではなく距離制運賃料金が適用されます。

単身引越し料金を赤帽と引越し業者で比較

単身引越しの料金を、赤帽と専用ボックスなどを使う単身者向け引越しパック、通常の引越し業者で比較します。

想定しているシチュエーションは以下の通りです。

  • 移動距離は50km(隣の市への引越し程度)
  • 運ぶ荷物は冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、ベッド、ローテーブル、ダンボール15箱
  • 引越し日は閑散期(5月)の平日
  • 単身者向け引越しパックで運びきれない家財はらくらく家財宅急便を利用
赤帽 単身者向け引越しパック 引越し業者
料金 20,350円 47,910円 23,900円

※引越し業者の料金はミツモア所有データより(調査期間:2023年5月1日~2023年5月31日)

赤帽を利用すればもっともリーズナブルな料金で引っ越せることが分かります。

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赤帽引越しの注意点

トラックの荷台に荷物を積んでいるミニチュア

単身者にとっては魅力が多い赤帽引越しですが、いくつかの注意点があります。

メリットとデメリットを比較して納得できる引越しをしましょう。

サービスの質にばらつきがある

赤帽は軽トラック運送業の事業者が加入する組合であるため、事業者によって提供されるサービスの内容や質にばらつきがあります

また引越しを本業としていない事業者もいるため、必ずしもスムーズに引越しができるとは限らないことも注意が必要です。

依頼者が作業を手伝うことが前提

赤帽が低料金で引越し作業をできるのは、依頼者に荷物の積み込みなどを手伝ってもらうことが前提であるためです。

若く体力のある方であれば問題はないかもしれませんが、体力に不安のある方は作業を手伝えず、追加の人員を派遣してもらうことになるかもしれません。すると追加の人件費がかかってしまい、それほど節約にならなかったり、かえって高くついたりします。

養生は追加料金になることがある

通常引越しでは荷物の運搬時に建物に傷をつけないよう養生をします。作業料金にはこの養生の代金も含まれていることが一般的です。

しかしながら赤帽引越しでは養生にかかる実費を別途請求していることがあります

安いと思って依頼したのに、養生がされてなくて新居に傷がついてしまったり、追加料金を請求されたりしれは気持ちよく引越しができませんよね。

見積もりをしたとき、料金内に含まれるサービスをもれなく確認するようにしましょう。

トラックに同乗できないケースもある

一部の赤帽引越し業者では、トラックの助手席に乗せて新居まで送ってくれることがあります。ただし、あくまで一部の業者がサービスとして行っているだけで、赤帽の引越しなら絶対に同乗できるということではありません

赤帽はあくまで貨物を運ぶ事業者であるため、本来は人を運ぶことはできません。しかし荷物の監視をするのであれば同乗が許されます。赤帽引越しでトラックに乗せてもらえるのは、この荷物の監視という名目があるためです。

加入している保険などの都合から同乗を認めていないこともあります。赤帽のトラックに同乗したいのであれば、念のため新居までの移動手段を確保したうえで同乗できるか確認しましょう。

中小引越し業者の利用も検討してみませんか?

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赤帽を利用した引越しは安くて速いという特徴がありますが、一方で品質にばらつきがあることや追加料金が発生しやすいことがデメリットとして挙げられます。

料金が安く、作業スピードも速い引越しをしたいのであれば、中小引越し業者を利用しませんか?中小引越し業者を探すのならば、ミツモアがおすすめです。

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