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家族(3人・4人・5人)の引越し費用の相場は?総額の目安と安くするコツも解説

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最終更新日: 2024年03月08日

家族での引越しを初めて行う場合、「現在の人数での引越し相場がわからない」とお悩みの人も多いのではないでしょうか。

3名以上の家族の引越し費用は、繁忙期は6万~22万円、通常期は4万~19万円が相場です。また物件の契約費用を含めると、総額50万~100万ほどかかります。

引越し費用は引越し時期や距離、荷物量によって大きく変動します。そのため荷物量が多い家族は相場が分かりにくいかもしれません。

この記事では3名以上の家族の引越し費用の相場引越しにかかる総額費用の目安引越し費用を安くするコツをまとめて解説します。

2名家族の引越し料金相場については、以下の記事で詳しく解説しています。

家族の引越し費用の相場はいくら?

3名家族、4名家族、5名家族の引越し費用相場について、実際のミツモアの見積もりデータをもとにまとめました。

家族引越しの繁忙期(2~4月)の相場は「6万~22万円」

2月~4月の繁忙期に家族が引っ越すときの費用は、6万~22万円が相場です。一般に、引越しの依頼が集中する2~4月のほうが、他の時期(通常期)と比べて20%ほど高くなります。

移動距離 3人家族 4人家族 5人家族
0~15km未満
(同市区町村)
58,000円 61,500円 62,000円
15~50km未満
(同都道府県)
68,900円 74,900円 74,100円
50~200km未満
(同一・近隣地方)
88,000円 89,400円 93,100円
200~500km未満
(近・中距離地方)
130,800円 144,600円 152,100円
500km~
(遠距離地方)
209,500円 220,300円 208,700円

※ミツモアにおける引越しの平均見積もり価格(2023年2月~2023年4月)

たとえば繁忙期に100km程度(東京から神奈川など)の引越しをする場合、3人家族なら6万8900円~8万8000円、4人家族なら7万4900円~8万9400円、5人家族なら7万4100円~9万3100円が相場です。

ただし荷物量が多かったり梱包・家具組み立てといったオプションを依頼したりすると追加で費用がかかります。依頼内容によっては30万円を超えることもあるでしょう。

繁忙期の家族の引越し見積もりを比較する

家族引越しの通常期(5~1月)の相場は「4万~19万円」

2月~4月の繁忙期に家族で引っ越すときの費用は、4万~19万円が相場です。繁忙期よりは安い傾向ですが、荷物量が多かったりオプションサービスを依頼したりすると通常期でも料金が高くなります。

移動距離 3人家族 4人家族 5人家族
0~15km未満
(同市区町村)
45,600円 48,400円 54,600円
15~50km未満
(同都道府県)
52,700円 59,700円 62,600円
50~200km未満
(同一・近隣地方)
65,800円 71,200円 69,800円
200~500km未満
(近・中距離地方)
110,900円 112,600円 121,800円
500km~
(遠距離地方)
188,600円 192,900円 188,600円

※ミツモアにおける引越しの平均見積もり価格(2022年5月~2023年1月)

通常期の100km程度(東京から神奈川など)の引越しでは、3人家族なら5万2700円~6万5800円、4人家族なら5万9700円~7万1200円、5人家族なら6万2600円~6万9800円が相場です。

ただし荷物量が多く、梱包や家具の解体・組み立て、エアコンや洗濯機の設置なども同時に依頼する場合、100km以内の引越しでも20万円以上かかることもあります。

このように引越し費用は家庭の状況によって大きく異なります。実際の費用相場は、複数の引越し業者の見積もりを比較して、相場感を確認するのがオススメです。

通常期の家族の引越し見積もりを比較する

家族引越しにかかる総額費用の相場

計算機を持つ女性

家族で引越しをするときは料金にばらつきが出やすいものです。今回は移動距離が200km未満で、賃貸住宅へ引っ越す3人~5人家族を例に、総額費用を解説します。

  • 3人家族が賃貸マンションへ引っ越す場合:約50万円
  • 4人家族が賃貸マンションへ引っ越す場合:約60万円
  • 5人家族が戸建て賃貸住宅へ引っ越す場合:約100万円

家族で引っ越すときの総額費用の相場は「50万円~100万円」

3人~5人家族が200km未満(東京から神奈川など)の場所へ引っ越す場合、50万~100万円が総額費用の相場です。

それぞれのモデルケース別に、総額費用を見ていきましょう。なおこの費用は引越し料金と、新居の初期費用の合計を総額費用として算出しています。

【3人家族が賃貸マンションへ引っ越す場合】

家族構成 夫婦と中学1年生の子ども

間取り(面積) 3DK(54㎡)

家賃 115,000円

管理費 5,000円

敷金 115,000円

礼金 115,000円

仲介手数料 63,250円

引越し料金 71,050円

引越し費用の総額 484,300円

【4人家族が賃貸マンションへ引っ越す場合】

家族構成 夫婦と小学2年生、保育園児の子ども

間取り(面積) 3LDK(62.90㎡)

家賃 121,000円

管理費 2,000円

敷金 121,000円

礼金 121,000円

仲介手数料 133,100円

引越し料金 77,200円

引越し費用の総額 575,300円

【5人家族が戸建て賃貸住宅へ引っ越す場合】

家族構成 夫婦と高校1年生の子ども1人、祖父母

間取り(面積) 3LDK(95㎡)

家賃 200,000円

管理費 0円

敷金 400,000円

礼金 200,000円

仲介手数料 100,000円

引越し料金 79,214円

引越し費用の総額 979,214円

持ち家に引っ越す場合は、物件の初期費用は必要ありません。主に引越し業者に払う料金が引越し費用の総額となります。

ただし分譲マンションなどの集合住宅に住む場合、共用部分などの管理費や修繕費用の支払いが発生します。賃貸物件と同じく、初期費用として支払う可能性もある点に留意しましょう。

家族引越しにかかる総額費用の内訳

引越し全体でかかる費用の詳細は以下です。

  • 旧居の退去費用
  • 新居の初期費用
  • 家具・家電の購入代金

旧居の退去費用

賃貸物件を退去するときには傷や汚れの修復を行います。この費用は原則として入居時に払った敷金から支払われますが、傷などの度合いが著しい場合は借主が負担することになります。借主負担になりやすい傷や汚れの例は以下の通りです。

・タバコの臭い
・タバコのヤニによる壁紙の汚れ
・入居中に不注意でつけてしまった傷
・掃除を怠ったことによるカビ、汚れ

敷金0の物件で入居時に敷金を払っていない場合は、クリーニング代を用意する必要があります。退去費用は大家さんや管理会社に、費用負担はどのくらいか確認しましょう。

新居の初期費用

引越し関連費用でもっとも大きなウエイトを占めるのが、新居の初期費用(契約費用)です。家賃や敷金、礼金の3つで家賃3~4か月分のお金がかかることが一般的です。契約条件によっては半年分近くになることもあります。

家具・家電の購入代金

引越しは家具・家電を購入することが多いです。旧居で使っていたものが古くなっていたため買い替える、子ども用の家具を新調するなどシチュエーションは様々です。

購入する物品や量によって費用は大きく変動します。ベッドやソファなど大きな家具を購入すれば費用はかさみますが、ダイニングチェアを買い替える程度であれば比較的費用は安いです。

家族の引越し料金を安くするコツ

家族全員で引っ越すときは費用が高くかさんでしまいがちです。とはいえなるべく安い料金で引っ越したいですよね。いくつか節約ポイントをご紹介します。

複数の引越し業者から相見積もりを取る

はっきりした定価がない引越しサービスでは、複数の業者から見積もりを取って比較するのがおすすめです。

同じ条件で複数社の見積もりを比較すれば、料金設定の安い業者を見つけられます。また、別の業者から提示された見積もり金額を伝えて交渉することで、当初の見積もり金額から値引いてもらえる可能性もあります。

不用品を処分して荷物を減らす

要らないものを処分して、運んでもらう荷物の量を減らすのも1つの方法です。

増えすぎた衣類や収納しっぱなしで使っていない物は、荷造りする前に一度見直してみましょう。

また古い家電がある場合、引越しのタイミングで買い替える選択肢もあります。古い家電を持って行かずに処分し、新しく購入した家電を新居に配送してもらうと、荷物がコンパクトになります。

不用品回収業者を探す

引越し料金が安い時期・日程を選ぶ

引越しの日程や時間に融通が利く場合は、繁忙期を避け、日時は平日の午後を指定しましょう。

引越しの繁忙期は2〜4月です。進学や就職・転勤などで件数が増え、料金が高くなる傾向にあります。可能であればこの時期の引越しを避けましょう。

また、土日などの連休で引っ越したい人が多いため、平日の引越しは割安です。当日中に作業を終えづらい午後のトラックは、人気が低く安い傾向にあるため、併せて利用すると良いでしょう。

「混載便」「コンテナ便」といったお得なプランを利用する

料金を安くするには、引越し業者が用意する「混載便」「帰り便」「コンテナ便」などのお得なプランを利用する手段もあります。

いずれも通常のトラックより時間がかかり、発着日の指定がしづらいというデメリットがありますが、輸送コストをおさえた運び方なので料金は安くなります。発着日の融通がきく場合は利用を検討してみると良いでしょう

代表的なプランの特徴は以下の通りです。

プランの種類 特徴
混載便
  • 1つのトラックに複数世帯の荷物を載せて運ぶ
  • 荷物量が多いと混載できないことがある
帰り便
  • 別世帯の引越しを終えたトラックが事業所へ戻る時に荷物を運んでもらう
  • 希望の発着地と日程がぴったり合う便を見つけるのが難しい
コンテナ便
  • 鉄道や船に他の貨物と一緒に引越し荷物を積み込んで輸送する
  • 移動距離が長いほどお得になりやすい

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ミツモアに依頼する手順

引越し業者を探す時は、複数の業者から見積もりを取りましょう。相見積もりをすることで、価格やサービス内容、口コミを比較して、より条件の良い事業者を見つけられます。

相見積もりで引越し業者を探すなら、ミツモアがおすすめです。多くの登録事業者の中から、自身に最適な提案をしてくれる業者に出会えます。自動で見積もりが届き、営業電話もないので安心です。

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