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引越し時の不用品処分の方法7つ!引越し業者は回収してくれる?

ぴったりの不用品回収業者をさがす
最終更新日: 2024年06月28日

引越しのために自宅を整理すると、新居に運ばず処分したいものがたくさん出てくることがあります。通常のごみ回収に出しづらい不用品の処分方法について解説します。

  • 多くの引越し業者は「テレビ」「エアコン」「洗濯機」「冷蔵庫」を回収してくれるが、その他の家具家電は業者によって対応が異なる
  • 自治体に粗大ゴミとして回収してもらう方法が最も安く、1点あたり800~2,000円が目安

引越しで出た不用品の処分方法7選

不用品を処分する手段はおもに以下の7通りがあります。

処分方法 こんな場合におすすめ
引越し業者に依頼する ・引越し業者が不用品回収にも対応している
・引越し当日まで処分の時間がない
不用品回収業者に依頼する ・処分する家具・家電の量が多い
自治体の粗大ごみ回収・リサイクル回収 ・できる限り安く処分したい
・自分で玄関先まで運べる
新品を購入する店舗に引き取ってもらう ・同じサイズ・種類の製品に買い替える
・ギリギリまで処分する品を使いたい
リサイクルショップ・買取業者に売る ・まだ新しい家具・家電を処分したい
フリマアプリなどで売る ・時間に余裕がある
・少しでも高く売りたい
知人にゆずる・寄付する ・家具・家電を欲しがる知人がいる
・使えるものはなるべく捨てたくない

一番ラクなのは引越し業者に当日まとめて回収してもらう方法です。ただし多くの大手業者は一部の家電しか引き取り対応をしていません。処分したいものが多い場合、不用品回収も対応できる引越し業者を探すか、引越し前に不用品回収業者に依頼するとよいでしょう。

とにかく安く処分したい場合は自治体の回収に出すのが一番です。状態の良い家具・家電であればリサイクルショップなどで売る手もあります。

品目ごとに適した処分方法

処分したい不用品ごとに適切な処分方法は異なります。

品目 処分方法
家電4品目(テレビ・エアコン・洗濯機・冷蔵庫)
大型家具(ベッド、タンス、ソファなど)
小型家電(炊飯器、ドライヤー、扇風機など)
まだ新しい家電・家具

あらゆる種類の不用品がある場合は、不用品回収業者か、不用品回収サービスも対応している引越し業者に依頼してまとめて引き取ってもらうのが最もラクでしょう。

エアコン、テレビ、洗濯機、冷蔵庫の4種類は家電リサイクル法という法律で処分方法が定められています。持ち主がリサイクル料金を支払って、指定の引取場所に持ち込むか、業者に回収してもらわないといけません。

①引越し業者に回収を依頼する|大手業者の対応は?

不用品回収に関する大手引越し業者6社の対応は以下の通りです。

業者名 不用品回収 不用品買取
サカイ引越センター 家電4品目のみ
日本通運 家電4品目
大型家具(事前に要相談)
×
アーク引越センター 家電4品目のみ
アリさんマークの引越社 家電4品目
その他の不用品は要確認
×
アート引越センター 家電4品目のみ ×
ヤマトホームコンビニエンス 対応していない ×

大手引越し業者の多くは家電リサイクル法対象4品目(エアコン、テレビ、洗濯機、冷蔵庫)の回収に対応していますが、その他の不用品回収には対応していません

大まかな費用相場は以下の通りです。家具の種類や大きさによっても異なるため、事前に確認しておきましょう。

  • エアコン 7,000円~
  • テレビ 4,300円~
  • 冷蔵庫 6,700円~
  • 洗濯機 5,500円~
  • 衣類乾燥機 5,500円~
参考:リユース品の販売・不用品買取サービス終了のお知らせ(2021年5月6日)|ヤマトホームコンビニエンス

不用品回収と引越しをまとめて依頼する

サカイ引越センター

回収可能な家電・家具
  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機
  • ピアノ(買取も可)
買取可能な家具
不用品全般(買取は一部の地域のみ)

引っ越しと同時の回収・買取は一部のエリアのみの対応ですが、宅配買取サービスは離島を含め全国どこからでも受け付けています。宅配に必要な梱包材、送料もすべて無料なので安心ですね。

参考:

日本通運

回収可能な家具・家電
  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機
  • 大型家具(必ず事前に相談)
買取可能な家具・家電
なし

日本通運では一部の店舗で粗大ごみとなる大型家具を引き取ってくれます。事前の申し込みが必要なため、必ず引っ越しの依頼をするときに確認しましょう。

普通のごみ袋に入れて出せるような一般ごみの回収はできないので、自分で処分しなければなりません。

参考:不用品(粗大ごみ)のお引取り|日本通運

アーク引越しセンター

回収可能な家具・家電
  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機
  • ピアノ(要相談)
買取可能な家具・家電
  • 書籍
  • CD
  • 洋服

アーク引越しセンターでは家電4品目(「エアコン」・「テレビ」・「洗濯機・衣類乾燥機」・「冷蔵庫」)の回収を行っています。

また、書籍やCDといった不用品にも対応していて、無料で段ボール5箱分まで買取をしてくれます。

参考:不用品の買取|アーク引越しセンター

アリさんマークの引越社

回収可能な家具・家電
  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機
  • テーブル・ベッド・ソファ・椅子などの家具
買取可能な家具・家電
なし

アリさんマークの引越社では、当日でも不用品を回収してくれます。申し込みを忘れていても当日までに相談すれば対応可能です。

参考:いらない電化製品を処分するためには「家電リサイクル券」が必要です。|アリさんマークの引越社

アート引越センター

回収可能な家具・家電
  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機
買取可能な家具・家電
なし

アート引越センターも、家電リサイクル法対象4品目のみ有料で回収してくれます。

不用品の処分には対応しておらず、自治体の粗大ごみ回収または不用品回収業者の利用が推奨されています。

参考:

ヤマトホームコンビニエンス

ヤマトホームコンビニエンスは過去に不用品の買取サービスを行っていましたが、2021年5月をもってサービスを終了しました。

参考:リユース品の販売・不用品買取サービス終了のお知らせ|ヤマトホームコンビニエンス

②不用品回収業者に引き取りを依頼する

不用品回収業者

エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目を廃棄したい場合、自治体が指定する不用品回収業者に引き取りを依頼する必要があります。

また、引っ越しの時に大小たくさんの不用品が出てしまう場合は、丸ごと不用品回収業者に引き取ってもらうと便利です。

トラック積載量の目安と費用相場

たいていの業者には料金プランが複数あり、大きく分けて品物ごとに料金が決まっている単品のプランと、指定の大きさのトラックに積み込める分であれば定額の積み放題プランの2種類があります。

不用品が数点しかない場合におすすめ 単品プラン
大量に不用品を処分する場合におすすめ 積み放題プラン

部屋の間取りに応じたトラックのサイズ目安は以下の通りです。

間取り 積載量
押し入れ丸ごと~1R程度 軽トラ程度
1R~1K 1tトラック
1K~2DK 2tトラック
2DK~一軒家 3tトラック

トラックの大きさで料金が決まる場合の相場は、下の表のようになっています。

トラックの大きさ 費用相場
軽トラック半分程度 8,000〜 15,000円程度
軽トラック1台分  18,000〜25,000円程度
1tトラック1台分 20,000〜30,000円程度
2tトラック1台分 35,000〜60,000円程度
3tトラック1台分 50,000〜90,000円程度
関連記事:不用品回収業者の費用相場は?安くする方法や業者の選び方も紹介|ミツモア

信頼できる業者を選ぶコツ

不用品回収業者のなかには、業務に必要な許可を取っていなかったり、消費者をだまして不当に高額な請求をしたりする悪質な業者もいます。

優良な不用品回収業者を選ぶには、以下のような特徴が見られる業者を探すと良いでしょう。

  • 必要な業務許可を取っている
  • 料金体系がわかりやすい
  • 事業所所在地や連絡先、ホームページが公開されている
  • 口コミの評判が良い
  • 接客態度が丁寧

逆にこれらと反対の特徴がある業者は避けたほうが無難です。

不用品回収業を営むためには、「一般廃棄物収集運搬業許可」または「古物商許可」のいずれかが最低限必要です。

また古物商許可のみを持っている場合は、不用品の買取りはできても、廃棄物として回収することができません。古物商許可しか持っていないにもかかわらず「廃棄処分」をうたう業者は、違法の可能性が高いので注意しましょう。

関連記事:優良な不用品回収業者の選び方|確認すべきポイントや悪徳業者の特徴|ミツモア

見積もりをとるときのポイント

不用品回収には定価がないので、相場よりも不当に高い金額で契約してしまうことを防ぐためにも、以下のポイントに気を付けましょう。

  • 複数業者から見積もりを取得する
  • 見積もり書の内容がわかりやすく、不可解な項目がない
  • 見積もり自体が無料の業者を選ぶ

地域のお仕事のプラットフォーム「ミツモア」では、無料で最大5件の不用品回収業者から見積もりをもらうことができます。

不用品回収の見積もりを依頼する

③自治体の粗大ごみ回収・小型家電リサイクル回収に出す

市役所

不用品を粗大ごみとして処分する際にかかる費用は以下の通りです。ここでは例として横浜市の処分費用を挙げています。自治体によって、費用が異なることがあるので、HPを確認するようにしましょう。

品名 処分費用の目安
テーブル(最長辺が1m未満/1m以上) 500円/1,000円
椅子 200円
マットレス 2,200円
ソファ(1人用/2人以上用) 500円/1,000円
食器棚(最長辺が1m未満/1m以上) 1,000円/1,500円
タンス(最長辺が1m未満/1m以上) 1,000円/1,500円
自転車 500円
照明器具 200円
参考:粗大ごみ処理手数料表|横浜市

事前に回収予約が必要なので、引っ越し前に回収してもらうためには、日程に余裕をもって申し込みをする必要があります。

自治体への申し込み方法と流れ

粗大ごみの処分手順
  1. 住んでいる自治体の「粗大ごみ受付センター」に申し込む
  2. 回収日が決定する
  3. コンビニ等で手数料分の「粗大ごみ処理券」を購入する
  4. 処分対象の品物に「粗大ごみ処理券」を貼る
  5. 回収日時に指定の場所に粗大ごみを運ぶ

回収申し込みは電話のほか、インターネット・FAX・はがき等で受け付けていることが多いですが、自治体によって異なる場合もあるので必ず事前に確認しましょう。

引っ越しシーズンは回収予約が埋まりやすい

3月や4月は引越しをする人が多く、予約から回収までに1か月以上の期間が空くこともあります。申し込みが早い方から順に対応していくため、早めの予約が必要です。

申し込みが遅くて引越しまでに間に合わないという方は、直接持ち込めば予約日時を待たずに処分できます。

小型家電は回収ボックスを設けている自治体が多い

小型家電回収ボックス

スマホ、音楽プレーヤー、ゲーム機といった小型家電は、自治体に設置されている小型家電回収ボックスに入れれば無料で処分できます。

「お住まいの地域に回収ボックスが設置されているか」「どの家電が対象となるのか」は自治体によって異なるので、ホームページや役所で確認しましょう。

回収の対象となるおもな小型家電

  • スマートフォンを含む携帯電話
  • 携帯音楽プレーヤー
  • 携帯ゲーム機
  • デジタルカメラ
  • ポータブルビデオカメラ
  • ポータブルカーナビ
  • 電子辞書
  • 卓上計算機
  • カー用品
  • ACアダプター・延長コードなどのコード類

④新品を購入する家電量販店・家具店で引き取ってもらう

冷蔵庫を回収しに来た家電量販店の店員

家具・家電量販店では、新品に買い替えるときに不要となった家具・家電を下取りしてくれる可能性があります。下取り金額分を差し引いて買い物をすることができるので、お得に買い替えることが可能です。

ただし下取り可能な家具・家電には条件がつきもの。たとえば家電の場合は「製造から5年以内」「傷みや損傷がない美品」しか取り扱ってもらえないこともあります。

その場合は下取りではなく、回収を依頼することになります。回収にはリサイクル料金や運搬費などがかかるので注意しましょう。

下取りを行っている大手家具店の例

無印良品

対象の品に限り、1点3,000円で不用品を引き取ってくれます。

購入するものと「同種」「同数」だけを下取りするサービスなので、「ベッドを買うから棚を引き取って欲しい」のような要望は受け付けられません。

ちなみに「脚付マットレス」の購入の場合は、3000円×1点の計算でベッドとマットレス各1点(合計2点)を引き取ってくれますよ。対象商品は以下のリンク先をご確認ください。

参考:不用品の引き取り|無印良品

大塚家具

大塚家具は下取りをしていませんが、有料での不用品引き取りをしてくれます。ただし購入したものと同種で同数の引き取りしかできないので注意が必要です。

  • ダイニングチェア:500円(税込)
  • ソファ: 3,000円(税込)~
  • ベッド: 2,000円(税込)~

買い替え時には、上記のような値段で引き取ってもらうことができます。

参考:お引き取りサービス|大塚家具

ベルメゾンネット

ベルメゾンは新しい家具を買った際に今まで使っていた同じ種類の家具を無料で引き取ってくれます。

ただし無料引き取りの条件は、購入した家具が41,800円(税込)以上で、送料が7,150円以上の場合です。またセール品を購入した場合は引き取りサービスの対象外となるので注意しましょう。

参考:不要家具の無料引取サービス|ベルメゾンネット

⑤リサイクルショップ・買取業者に買い取ってもらう

リサイクルショップの看板

不要品をリサイクルショップに持っていけば、無料で処分できるどころか、むしろ現金収入が発生する可能性もあります。

出張・無料宅配による買取サービスを行っている業者も多く、これらを利用すれば自分で店舗まで運び込む手間なく不用品を処分できます。

ただし家電やパソコンなどを売る場合は、不用品回収に必要な「古物商許可」を取得しているかどうかチェックしましょう。

買取を行っているリサイクルショップの例

トレジャーファクトリー

トレジャーファクトリーは家具・家電を3点以上を査定する場合、WEBフォームから買取の申し込みができます。

条件は「家具は購入から15年以内」「家電は製造年式10年以内(一部品目を除く)」の2点のみ。

出張費・査定料・搬出代金・キャンセル料はかかりません。

参考:出張買取のご案内|トレジャーファクトリー

出張買取24時

関東を中心に24時間、土日祝日問わず出張買取をしてくれる事業者です。

不用品回収も行っており、そちらは無料回収または回収費用負担となりますが、ジャンク品でも引き取ってくれるので「売れたらラッキー、多少費用がかかってもまとめて処分したい」という方にはぴったりです。

参考:出張買取、宅配(郵送)買取の流れ|出張買取24時

HARD・OFF

リサイクルショップの代表格ともいえる、全国チェーンのHARD・OFF。電話1本で不用品の買取に来てくれます。

ただし運び出しが難しい大型家具や、機械の動作状況、あまりに古い物は買取を行っていませんので注意しましょう。

参考:出張買取|HARD・OFF

セカンドストリート

こちらも全国に600店舗以上の実店舗を構える大型の総合リサイクルショップです。

ご自宅の近くのお店に電話をすれば、予約した日時にスタッフの方が査定・買取に来てくれます。

買取金額に納得がいかなければ、査定後のキャンセルも可能です。

参考:出張買取|セカンドストリート

⑥フリマアプリやネットオークションで売る

フリマアプリ

近年は「メルカリ」や「ラクマ」をはじめとする、個人が出店できるフリマアプリが一般化しました。引っ越しのときに出てきた不用品を売れば、お金に換えることができます。

また「ヤフオク!」をはじめとする、インターネット上のオークションサイトも有用です。

ただし、以下のデメリットがあるので注意しましょう。

  • 買い手がつかないこともある
  • 配送料や手数料が差し引かれるので、売り上げはそこまで高くならない可能性がある
  • 交渉や質問対応をすべて自分でおこなう必要がある
  • 自力で梱包、配送する手間がかかる

売れるか売れないかは商品の見せ方と需要次第ですが、時間に余裕があり、高く売れる見込みがある家具・家電がある場合にはおすすめの方法です。

大手のフリマ・オークションサービスの例

ヤフオク!

Yahoo!が運営する言わずと知れたオークションサイトの老舗的存在であり、現在でも主要なオークションサイトです。家具や家電の出品数は、フリマアプリに比べて多い印象です。

マニアックなものを求めている方ものぞきに来ているので、古い製品も売れる可能性があります。

公式サイト:ヤフオク!

メルカリ

メルカリはヤフオクのようなオークション形式ではなく、全て即決価格による早い者勝ちの売買が行われます。

商品の見せ方や相場感のつかみ方、コミュニケーションの取り方など、使いこなすのに少しコツが必要ですが、ユーザー数が多く、慣れてしまえば売りやすいアプリでしょう。

公式サイト:メルカリ

ラクマ

ラクマは楽天が運営するフリマアプリです。楽天は楽天市場で中古品の売買も取り扱っていましたが、ラクマは個人間での売買に特化しています。

ラクマは楽天ポイントを利用できるので、普段からよく楽天市場や楽天カードを利用している人には、メルカリよりもメリットが多いでしょう。

公式サイト:ラクマ

⑦知人にゆずる、施設などに寄付する

寄付

友人・知人でいらなくなった家具・家電やその他不用品を欲しがっている人がいれば、ゆずり渡すのも1つの手です。この方法はお金になるわけではありませんが、自分で運搬することができるなら処分費用がかかりません。

ただし小型の家具・家電であれば受け渡しが楽ですが、大型の場合は車やトラックを使って運ばなければならないのは難点です。

元々の知り合いに当てがなくても、「ジモティー」などの地域密着型コミュニティサイトで引き取り手を探すこともできます。

参考:地元の掲示板 ジモティー

個人の引き取り手が見つからなければ、寄付という形で第三者にゆずることもできます。

地方自治体や、発展途上国や恵まれない家庭を支援するNPO等の団体が寄付を受け付けていることがあります。

引取に手数料がかかることもありますが、単に不用品として処分してしまうより、必要としている人に使ってもらうことを重視したい方にはおすすめです。

寄付を受け付けている団体例

以下に物品の寄付を受け付けている団体の例を紹介します。

モノギフト

大阪を拠点に、ホームレス状態になってしまった方の生活再建支援を行うNPO団体「Homedoor」が運営する不用品の活用事業です。

直接使える物品はそのまま寄付され、金銭に換えられる物品は買取額を査定の上、その金額がホームレスの方々の生活再建のための資金になります。

参考:モノギフト

ワールドギフト

ワールドギフトは、90ヵ国もの国に支援をしてきた団体です。

集荷料金を銀行に振り込めば、自宅に寄付したい品物を取りに来てくれます。不用品はダンボールに詰め、家具・家電はダンボールなどで包んで梱包しておきましょう。

集荷エリアは沖縄・離島を含む全国対応です。詳しい料金や集荷してくれる品は公式サイトでご確認ください。

参考:不用品の再利用・物資支援活動|ワールドギフト

パワーセラー

東南アジアの国々を対象に、送料の負担のみで不要な食器や家電を寄付することができます。

店舗に直接持ち込みもOKなので、お近くの方は送料をかけずに渡すことが可能です。

参考:不用品の宅配回収|パワーセラー

自治体・引越し業者・不用品回収業者の処分費用・手間を比較

自治体・引越し業者・不用品回収業者に不用品の回収を依頼した場合の費用目安は以下の通りです。

不用品 自治体 引越し業者 不用品回収業者
ベッド 1,000円~2,000円 4000円~6,000円 4,000円~
テーブル 300円~1,000円 2,000円~4,000円 1,000円~3,000円
タンス 300円~2,000円 3,000円~ 4,000円~8,000円
ソファ 600円~1,000円 3,000円~8,000円 5,000円~

引越し業者に依頼するのが最も手間がかからない方法ですが、費用はやや高めです。

自治体の粗大ごみ回収はかなり安く処分できますが、回収を申し込んで処理券を手配したり、自分で玄関先まで運んだりする手間はあります。

引っ越しのときに処分しにくいごみの捨て方

引越しを機に処分したいけれど、処分方法がよくわからない……というものも多いのではないでしょうか。捨て方に迷いがちな以下のアイテムについて、どう処分すれば良いのか解説します。

  • 自治体のごみ回収に出せない製品
  • 包丁
  • ガスコンロ
  • 調味料・調理油
  • マニキュアや除光液
  • 自転車

自治体のごみ回収に出せない製品

品目 手続き
家電4品目(エアコン・テレビ・洗濯機・冷蔵庫) ・家電量販店、引越し業者などにリサイクル料金を払って回収してもらう
・不用品回収業者に引き取って再利用してもらう
小型家電 ・自治体の回収ボックスに出す
パソコン本体・ノートパソコン・液晶ディスプレイ等 ・メーカー、家電量販店の回収に出す
タイヤ・バッテリー・消火器等 ・購入店舗や専門店で回収してもらう

家電製品やパソコンについては法律で処分方法が決められているため、適切なリサイクル手順を踏むようにしましょう。

まだ使える家電であれば、リサイクルショップや買取専門業者に査定してもらって売却するという手段もあります。

家電4品目のリサイクル料金

家電4品目を処分する際の費用相場は以下の通りです。

家電4品目 回収費用
エアコン 3,990円~
テレビ 4,870円~
冷蔵庫 6,740円~
洗濯機・衣類乾燥機 5,530円~
関連記事:リサイクルから廃棄まで!電化製品の正しい処分方法!|ミツモア

包丁の捨て方

包丁を捨てるときには、住んでいる地域の分別方法にしたがって処分すればOKです。

しかしそのままごみ置き場に出してしまうと、ほかの人がケガをしてしまう恐れがあるので、以下の手順で包装しましょう。

  1. 包丁の刃を新聞紙やチラシ数枚で包む
  2. 紙で巻いた上からガムテープでぐるぐる巻きにして固定
  3. 「刃物」「キケン」などと大きく書いたごみ袋に入れてごみに出す

ガスコンロの捨て方

ガスコンロは基本的に粗大ごみとして扱う地域が多いですが、自治体によっては違う分別に当たるのでまずは確認してみましょう。

捨てるときには、電池の抜き忘れに注意してください。電池を抜いて取り外したコンロからはガスや火が出ることはないので、特別な処置をする必要はありません。

関連記事:ガスコンロの処分方法7選|安く手間をかけずに処分しよう!|ミツモア

調味料・調理油の捨て方

意外と見逃しなのが、中身の残った調味料・調理油などの捨て方です。外側はプラスチックや瓶なので、中身とは別々に捨てましょう。

中身の分別方法はいずれも「普通ごみ」でOKなのですが、きちんと処理をしたうえでごみに出しましょう。

液状の調味料

(醤油、料理酒、みりん、ドレッシングなど)

新聞紙やキッチンペーパーで液体を吸わせ、ごみ袋で2重に包むなどして捨てる
固形の調味料

(マヨネーズ、バター、味噌、塩、砂糖など)

新聞紙やキッチンペーパーで包み、ごみ袋に入れて捨てる
調理油 市販の凝固剤で油を固めてから、ごみ袋に入れて捨てる

それぞれの捨て方は上記のとおりです。とくに油分が豊富な調味料は水道に流して捨てないように注意してください。

マニキュアや除光液の捨て方

マニキュアや除光液も、調味料と同じく中身と容器とを別々にごみに出しましょう。中身の捨て方も調味料と同じで、新聞紙やキッチンペーパーでくるんでごみに出せばOKです。

関連記事:マニキュアをそのまま捨てるのはNG!捨て方を知って正しく分別を|ミツモア

自転車の捨て方

多くの自治体では、自転車は粗大ごみとして扱われます。手順としては「自治体で申し込み、回収日にごみとして出す」だけなのですが、問題は「防犯登録」です。

粗大ごみとして出す場合でも、回収する前に盗まれてしまうとトラブルに発展しやすいので、防犯登録を抹消しなくてはいけません。

防犯登録の抹消方法は都道府県によって違うので、地域の警察署ホームページなどを確認しましょう。ちなみに防犯登録が期限切れの場合は、とくに何も処置する必要はありません。

また引っ越しのときに別の人に譲る場合は、防犯登録を抹消する以外に「譲渡証明書を渡す」「防犯登録の控えを渡す」という方法もあります。

関連記事:自転車の処分方法8選。防犯登録の抹消は必要?無料処分や業者も解説!|ミツモア

不用品の処分が間に合わないときの対処法

「ぎりぎりまで荷物の片付けが終わらず、不用品が処分できないまま引っ越し日が迫ってきてしまった」「粗大ごみの回収日程が引っ越し日まで空いていない」などで困るケースもあります。

不用品の処分がぎりぎりになってしまったときの、詳しい対処法を解説します。

【当日】引っ越し業者に不用品を新居まで運んでもらう

処分できないまま引っ越し当日になってしまい、すぐに旧居を引き渡さなければならない場合は、いったん新居まで運ぶしかありません。

引っ越し業者に「あらかじめ申告しておいた荷物よりも多くなってしまう」と伝え、運んでもらえるかどうか相談しましょう。

予定よりもあまりに荷物量が増えない限りは、引っ越し業者も対応してくれることが多いです。当初の見積もり金額より高くなる可能性があることは覚悟しましょう。

【前日~1週間前】対応してもらえる不用品回収業者を探す

「粗大ごみの回収に間に合わず、リサイクルショップなどに持ち込む時間もない」という場合は、すぐに対応してくれる不用品回収業者に依頼しましょう。

なかには即日対応してくれる業者もいます。前日になってしまっても諦めず、まずは連絡をとって相談してみることをおすすめします。

ただし時間がないからといって目についた業者に適当に依頼をしてしまうと、悪質な業者につかまってしまう恐れがあるので気を付けましょう。

最低限、以下のような業者を避けるよう意識すると良いです。

  • チラシで無料回収をうたっている
  • 住宅街を大音量で宣伝しながら巡回している
  • 事業所所在地や営業許可番号が公開されていない
  • 口コミに悪評が多い

不用品回収業者を探す

不用品回収も対応してくれるおすすめ引越し業者8選

「ミツモア」に登録している引越し業者のうち、不用品回収サービスも提供している事業者を紹介します。

イーキャリー

神奈川県川崎市幸区遠藤町
  • 首都圏の荷物の少ない引越しに特化して最大限コストを削減、格安で引越し・不用品回収を依頼できる

東京都を中心とした関東エリアで引越し・不用品回収事業を展開するイーキャリー。年間1,000件以上の引越し依頼を受注するベテラン事業者ながら、小規模店である強みを活かして1人1人に合わせた柔軟なサービスを提供してくれるのが魅力的。また荷物の少ない引越しに特化している分、車両や作業員のコストを抑え、最安5,500円~と格安なサービスを実現しています。

100件を超える口コミの評価はなんと平均5.0点。スムーズで丁寧な仕事ぶりに多くの利用者から高い評価が集まっています。


営業エリア東京都全域、神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県の一部
営業時間全日 9時〜18時
資格貨物軽自動車運送業
古物商 第308851806971号
口コミ

まめハコ

東京都福生市福生
  • 女性作業員が多数在籍、一人暮らしの女性でも安心して依頼できる

まめハコは東京都西東京市を拠点として引越しや不用品回収のサービスを提供する事業者です。女性の作業員が多数在籍していることが同社の強みの1つ。男性スタッフを家に上げるのが不安という一人暮らしの女性でも、安心して引越し・不用品回収の作業を依頼できます。利用者からはテキパキとした迅速な作業が評判で、スタッフが女性でも作業のスピードには心配ありません。

同社に引越しと不用品回収をあわせて依頼した場合は割引がきくことも。何かとお金のかかる引越し時にはうれしい特典です。


営業エリア東京都ほぼ全域、埼玉県・千葉県の一部
営業時間全日 8時〜17時
資格貨物軽自動車運送業
古物商 第308902007402号
口コミ

エースサポート

神奈川県横浜市泉区岡津町
  • 口コミ評価平均4.9点、細やかな連絡が利用者から高評価
  • 経験15年だから安心して任せられる
  • 料金を抑えたい方へ、不用品の買い取りにも対応

神奈川県横浜市を拠点として不用品回収や引越しのサービスを提供するエースサポート。同社に寄せられた口コミの点数は5点中平均4.9点。時間などのきめ細やかな連絡や、丁寧な作業ぶりが利用者から高い評価を受けています。


15年の経験をもち、店舗やオフィスの移転などにも対応できる作業スキルの高さがあるので、大事な家財を安心して任せられますよ。


不用品の買い取り対応も行っています。不用品回収にかかる費用をできる限り抑えたい方にとって助かるサービスです。

営業エリア神奈川県・東京都・埼玉県・千葉県・山梨県全域、静岡県の一部
営業時間全日 8時〜22時
資格貨物軽自動車運送業
古物商 第451920003606号

口コミ

株式会社シナプス

愛知県名古屋市昭和区檀溪通
  • 営業時間が長く早朝・夜間の対応も相談可能、時間の融通が利かない方にもおすすめ

株式会社シナプスは愛知県名古屋市を中心に引越しや不用品回収のサービスを展開する事業者です。同社は営業時間が0~24時と長いのが特徴。早朝や夜間の作業を柔軟に相談できるので、日中に時間がとりづらい方でも安心して依頼できます。

利用者からの口コミは平均5.0点とかなりの高評価。相場と比べて安いのにもかかわらず丁寧でスムーズな仕事ぶりが評判です。


営業エリア愛知県の尾張・西三河地区、岐阜県・三重県の一部
営業時間全日 0時〜24時
資格貨物軽自動車運送業
古物商 第541172204500号
口コミ

株式会社START

大阪府門真市下島町
  • 買取できる不用品があれば引越し料金から割引、不用品を処分しながら安く引っ越しできる

株式会社STARTは大阪府門真市に拠点を置いて引越しや不用品回収を行う事業者です。同社では不用品の買取にも対応しており、買取できる家具や家電があれば査定額分を引越し代金から割り引いてもらえます。不用品を処分しながら引越し費用も節約できるのは嬉しいですね。

同社は引越しの梱包アイテムの無料レンタル、洗濯機やエアコンなどの家電取り付けにも対応。社名通り、新生活のスタートに必要なあらゆる作業をおまかせできるのでとてもラクです。


営業エリア大阪府北部・中部、兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・愛知県の一部
営業時間全日 9時〜20時
資格貨物軽自動車運送業
古物商 第62127R021606号
口コミ
  • 単身者の引越し+不用品処分プランが18,000円~23,000円とリーズナブル

39サンキューサービスは福岡県福岡市に拠点を置く引越し・不用品回収業者です。同社の魅力の1つはリーズナブルな料金設定。特に単身者向けのプランは引越し+不用品処分で18,000円~とかなりお得。不用品買取にも対応しているので、まだ新しくて捨てるのがもったいない家具・家電があれば相談してみることをおすすめします。

利用者からは「作業完了まで驚くほど早かった」「手際がよく作業も丁寧だった」という口コミ評価が多く集まっており、作業のクオリティやスピードにも期待できます。


営業エリア福岡県西部、佐賀県の一部
営業時間全日 8時〜17時
資格貨物軽自動車運送業
古物商 第901071910041号
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不用品回収業者を探すなら相見積もりで比較がおすすめ

悪徳業者を避け、信頼できる不用品回収業者を見つけるためには、3~5社の事業者から見積もりをとって以下の3点を比較することが大切です。

  • 見積もり金額
  • 口コミ評価
  • 対応の丁寧さ

複数の事業者を比べることで、相場から大きく外れる金額を提示する事業者や、利用者からの評判がよくない事業者を見分けられます。

複数業者の比較をかんたんに行うには、見積もりプラットフォームミツモアがおすすめ。「ミツモア」を使う5つのメリットを紹介します。

ミツモアの不用品回収のメリット

①質問に答えるだけで最大5社からすぐに見積もりが届く

スマホやパソコンから簡単な質問に答えるだけで、求める条件にぴったりの事業者から最大5件の見積もりが届きます

チラシやインターネットで1件ずつ事業者の情報を探したり、個別に見積もり依頼をしたりする手間はありません。

忙しい方でもかんたんに相見積もりができます。

②審査を合格した事業者の見積もりが届くので安心

ミツモアを通して届くのは、「古物商許可」の取得が確認できた事業者の見積もりのみ。再利用目的で不用品を回収できる資格を持っています。

ルールを守ってサービスを提供していることがあらかじめわかるので安心です。

③見積もり料金と口コミを比較して選べる

各事業者の見積もり料金はもちろん、過去にその業者に仕事を依頼したユーザーからの口コミ評価も確認できます

「相場より金額が高すぎたり安すぎたりしないか」「悪い口コミが集まっていないか」など、複数の観点で事業者を比べられますよ。

④契約や相談はすべてオンラインで完結

訪問見積もりや電話をしなくても、オンラインで見積もり依頼から契約まで完了。サイト内のチャットで見積もり内容に関する相談もでき、忙しい方でもスキマ時間で対応しやすいです。

チャットのやり取りを通して、事業者の対応が丁寧かどうかも訪問前に見きわめることができますよ。

⑤万が一のトラブルにも最高1億円の補償あり

ミツモアを通して依頼した作業で事故やトラブルが発生した場合、修理や治療にかかる費用を最高1億円まで補償します。万が一事業者と連絡がとれなくなってしまった場合でも、最大10万円の保証を受けられます

不用品回収業者を比較する

不用品回収サービスとは?

まだ使い道のある不用品を、リユース目的で回収してくれるサービスです。
「古物商許可」を取得した事業者のみが不用品回収を行えます。
壊れていても修理できるものや部品が再利用できるものは引き取ってもらえますが、廃棄物として捨てるための回収はできません。

FAQ:不用品回収で回収できないものについて