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引っ越しが安い時期はいつ?2025年の料金カレンダーでお得な日がわかる

最終更新日: 2024年12月19日

引越しでは1月から2月にかけて料金が上がっていき、新生活の準備シーズンである「3月15日~4月7日前後」に料金が最も高くなります。2025年1月2月3月の料金カレンダーでも価格差は明確です。

4月に入ると学生や社会人の引越しがなくなり、ゴールデンウィークを過ぎたあたりから一段階料金が下がります。その後、6月、7月、8月が最も安いシーズンです。ただ、9月には料金が反転し、10月から11月、そして年末にかけて料金が再び上昇します。

また、月間では土曜日や連休前は引越しを希望する人が増えるため、料金が若干上がります。引越し料金を安く抑えるには、1カ月の中でも需要が高まる日を避けることがポイントです。

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引越し料金が年間で最も安い時期

引越し料金の年間推移グラフ

引越し料金は時期によって大きく変動します。そこで1年間を1月~12月にわけて、単身と家族の料金一覧表にしました。引越し料金は「6月、8月、7月、9月、10月、5月、4月、11月、12月、2月、1月、3月」の順に高くなっており、2025年の料金も同様の推移が予測されます。

また、データ元は「ミツモアの引越しサービスにて、2023年3月21日~2024年3月20日に依頼された501,437件の見積もり金額」から算出しています。

月別 単身 家族 平均値との差 平均値との比率 特徴
1月 33,000円 63,080円 +4,580円 +16% 年が明けると引越し需要が一段階上がり、料金も高くなる
2月 32,200円 63,610円 +3,780円 +13% 新年度の進路が決まり始めて、引越しの予約が急増する
3月 34,390円 67,930円 +5,970円 +21% 新生活の需要がピークになり、予約できない人もいる
4月 27,200円 53,730円 -1,220円 -4% 1週目までは混雑しているが、2週目からは平常に戻る
5月 27,230円 52,040円 -1,190円 -4% ゴールデンウィークを避けると、料金を抑えられる時期
6月 24,750円 47,310円 -3,670円 -13% 梅雨に入ると引越し需要が陰り、最も人気がなくなる
7月 25,300円 48,360円 -3,120円 -11% 夏休み中は学生が引越しするが、大規模な移動は少ない
8月 25,030円 47,830円 -3,390円 -12% 暑さで不動産屋に行く人が減り、賃貸物件も値引きされる
9月 25,580円 48,880円 -2,840円 -10% 秋は結婚する人が増えるが、引っ越す人はまだ少ない時期
10月 26,130円 49,930円 -2,290円 -8% 人事異動で勤務地が変わり、引越し料金も若干高くなる
11月 29,150円 55,720円 +730円 +3% 年内需要が徐々に高まって、引越し料金が上がり始める
12月 31,080円 59,400円 +2,660円 +9% 年末までに引っ越したい人が集中して、料金が割高になる

1月は年末年始の休日が続いた反動から引越しが集中します。2月と3月は新年度の進学・入社・転勤がスタートする直前であり、引越しの需要が非常に高まります。

4月は春休みの1週目のみ、5月はゴールデンウィークのみ引っ越す人が一時的に増えますが、全体的には落ち着く通常期です。

6月は梅雨の時期で不動産屋に訪問する人が減って、結果的に引越し需要も減少します。7月も同様に暑さによって不動産屋が閑散期になります。8月は夏休みの影響で家族の引越しが増加傾向にありますが、それでも引越し需要は少ないです。

9月は結婚する人が増えますが、残暑が厳しくて引っ越す人はまだ増えず、料金も安くなる傾向にあります。10月は会社の異動時期と重なるため、需要が段々と高まります。11月と12月は年内引越しの需要が高まって、料金も上昇傾向になります。

引越し料金が月間で最も安い時期

1カ月間のうちの平均料金は「上旬」が最も安く、中旬と下旬は同じくらいになります。これは進学、転職、転勤といった新生活が1日からスタートする人が多いためです。上旬の1~10日では引越しが早すぎることもあり、中旬や下旬に引っ越して来月1日を迎えます。

また、データ元は「ミツモアの引越しサービスにて、2023年3月21日~2024年3月20日に依頼された501,437件の見積もり金額」から算出しています。

月別 単身
上旬
単身
中旬
単身
下旬
2人暮らし
上旬
2人暮らし
中旬
2人暮らし
下旬
3人家族
上旬
3人家族
中旬
3人家族
下旬
1月 44,700円 46,400円 44,900円 53,700円 55,700円 54,300円 55,000円 64,400円 61,500円
2月 47,000円 51,100円 52,500円 58,600円 60,900円 60,900円 61,200円 67,200円 68,500円
3月 60,300円 60,000円 55,700円 67,700円 67,700円 60,700円 80,400円 71,800円 70,000円
4月 49,400円 45,200円 44,800円 62,600円 55,500円 53,600円 68,100円 59,900円 59,600円
5月 40,100円 40,700円 37,500円 45,900円 46,100円 47,300円 54,900円 50,800円 48,500円
6月 35,600円 35,600円 38,100円 42,700円 44,700円 41,300円 43,800円 45,500円 49,600円
7月 35,200円 35,900円 37,600円 42,700円 44,900円 41,600円 43,800円 45,200円 49,400円
8月 25,900円 24,900円 26,600円 37,800円 37,500円 38,000円 44,000円 43,300円 43,100円
9月 36,700円 38,800円 35,800円 45,200円 49,200円 48,600円 50,900円 50,400円 51,600円
10月 38,000円 38,000円 38,800円 44,100円 50,400円 51,900円 46,900円 49,800円 53,500円
11月 39,600円 38,000円 40,400円 49,400円 42,600円 47,900円 59,200円 50,500円 52,600円
12月 41,400円 44,700円 41,600円 50,400円 50,000円 47,200円 58,900円 49,200円 57,400円

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2025年1月~3月の安いがわかるカレンダー

料金カレンダーでは料金の安い日が詳しくわかります。全体的な特徴としては上旬の平日が安くなり、土日は高い傾向があることです。

2025年1月の中で比較的安い日

2025年1月引越し料金カレンダー

条件 単身
~15km未満
2人暮らし
~15km未満
3人家族
~15km未満
4人家族
~15km未満
1月最安値 19,080円 26,860円 29,520円 28,180円
1月平均値 31,590円 46,550円 54,750円 58,100円
1月最高値 37,320円 57,900円 69,570円 74,900円

2025年1月で特に引越し料金が安い日は、1月6日(月)、8日(水)、9日(木)、16日(木)など、月の前半の平日です。

一方、土日祝日は平日に比べて引越し需要が高く、料金も割高になる傾向があります。特に1月11日(土・大安)、12日(日)、13日(月・成人の日)の3連休は、休みを利用して荷ほどきを完了させる人が多いため、需要が増して料金が上がる傾向があります。

また、1月5日(日)、11日(土)、17日(金)、23日(木)は大安であり、通常の平日よりも混むことが多いです。

2025年2月の中で比較的安い日

2025年2月引越しカレンダー

条件 単身
~15km未満
2人暮らし
~15km未満
3人家族
~15km未満
4人家族
~15km未満
2月最安値 18,950円 26,270円 29,500円 31,080円
2月平均値 30,740円 47,110円 55,300円 59,390円
2月最高値 36,200円 58,950円 69,110円 74,840円

2025年2月は、平日の中でも2月6日(木)、12日(水)、13日(木)、19日(木)といった中旬の平日が特に引越し料金が安い日とされています。

ただし、2月下旬になると平日であっても料金が高くなる傾向があるため注意が必要です。特に2月22日(土)、23(日)、24日(月・天皇誕生日)を含む3連休以降は引越し需要が増え、費用がさらに高くなる可能性があります。

また、2月2日(月)、8日(土)、14日(金)、20日(木)、26日(水)は大安であり、通常の平日よりも混むことが多いです。

2025年3月の中で比較的安い日

2025年3月の引越し料金カレンダー

条件 単身
~15km未満
2人暮らし
~15km未満
3人家族
~15km未満
4人家族
~15km未満
3月最安値 20,240円 28,050円 31,500円 33,200円
3月平均値 32,830円 50,310円 59,060円 63,430円
3月最高値 38,670円 62,960円 73,810円 79,930円

2025年3月は全般的に高いです。特に3月15(土)、16(日)、22(土)、23(日)は割高になっていて、4月が近づくにつれて駆け込み需要が増加し、料金が高騰する傾向があります。

その中でも引越し料金が安い日は、3月4日~6日や11日~13日など、3月前半の平日に集中しています。

また、3月3日(月)、9日(日)、15日(土)、21日(金)、27日(木)、31日(月)は大安であり、通常の平日よりも混むことが多いです。

引越し料金は閑散期と繁忙期で料金差は?

引越し料金は時期によって大きく変動します。引越し料金が安い5月~1月は、引越し料金が高い2月~4月と比べて、平均25%程度の差が出ます。以下の表は、世帯人数別の引越し料金を通常期と繁忙期で比較したものです。

表を見ると、すべての世帯人数において、通常期の引越し料金が繁忙期を下回っていることがわかります。1人暮らしは単価のわりに料金差が大きく、27.8%も差がありました。

世帯人数別の引越し平均料金

時期 1人暮らし 2人暮らし 3人家族 4人家族 5人家族以上
閑散期
5月~1月
39,900円 48,100円 52,600円 56,100円 54,600円
繁忙期
2月~4月
50,800円 60,300円 64,500円 69,600円 57,400円
料金差
繁忙期-閑散期
+10,900円 +12,200円 +11,900円 +13,500円 +2,800円

※ ミツモアにおける引越し依頼への応募価格の平均値(2023年5月1日~2024年3月20日)

次に移動距離別の引越し料金について、安い時期と高い時期で比較し、最安値と最高値の料金幅を算出しました。

安い時期の料金はすべての距離において、料金が低い傾向があります。表では20%程度の差異が見られますが、日によっては50%の差になることもあるため、引越しでは日付選びが大切です。

移動距離別の引越し料金

時期 ~15km未満
同じ市区町村
15~50km未満
同じ都道府県
51~200km未満
同一地方
201~500km未満
近隣地方
500km以上
遠距離
閑散期
5月~1月
15,900~61,100円 18,100~80,200円 25,700~89,000円 50,000~149,500円 91,200~242,100円
繁忙期
2月~4月
18,400~71,700円 20,400~99,100円 28,700~99,900円 52,700~155,100円 91,600~265,600円

※ ミツモアにおける引越し依頼への応募価格の平均値(2023年5月1日~2024年3月20日)

引越し料金が安くなる曜日は?

曜日別の引越し料金グラフ

一般的には月曜日から木曜日は安く、金曜日から日曜日は高くなるとされていますが、年間を通してでは曜日による差はそれほど大きくありません。これは引越し業者から見ても、平日も休日も作業内容そのものは変わらないためです。

ただし、連休前後の土日は高くなる傾向があったり、繁忙期の2~3月は特に土日の料金が高まる傾向もあります。

賃貸物件の初期費用が安くなる時期は?

不動産業界は6~8月が閑散期となる

6月、7月、8月は雨が増えたり、猛暑で外を出歩く人が少なくなることで、不動産業界と引越し業界は閑散期です。

物件オーナーにとっては1番損する空室状態が続くため、初期費用の負担額が少なくなるキャンペーンなどを実施しています。掘り出し物が見つかることもありますし、家賃と引越し代ともにお得に引っ越せます。

家賃より礼金や手数料を値下げする

家賃を安くできれば、初期費用と毎月の負担が抑えられます。しかし、周辺物件と比べて明らかに家賃が高かったり、必要な設備が設置されていなかったりの根拠がないと、家賃の値下げ交渉は成功しにくいです。

もし節約したいのであれば、礼金や仲介手数料で値下げ交渉をするか、それらの費用がかからない物件を探すことをおすすめします。ただ、敷金0円の物件は退去時にハウスクリーニング代などの負担が発生することが多いため、注意が必要です。

引越し時期と一緒に安く引っ越すコツ4選

学校や職場の都合などにより、引越し料金が安い時期に引っ越せないことがあります。そのようなときもできるだけ引越し料金は安く抑えたいです。引越しの時期がずらせない場合も安く引っ越す方法を4つご紹介します。

1. 相見積もりを取って業者を比較する

引越し業者を選ぶときは相見積もりを取りましょう。引越し業者によって料金と内容が異なるため、相見積もりを取ることをおすすめします。

相見積もりは一括見積もりサービスが簡単です。1回の情報入力で複数の引越し業者から見積もりを受け取れるため、手間がかかりません。

2. 不用品を処分して運ぶ荷物を減らす

引越しはいらないものを捨てるチャンスです。使わないものや壊れているものは不用品回収業者に引き取ってもらえば比較的安価に処分できます。

家具や家電を1点から回収するプランやトラックの乗せ放題定額プランがあるため、引き取ってもらいたい不用品の量に応じて最適な不用品回収業者を選びましょう。

3. 最低限の家具と家電のみを運ぶ

引越しでは運びたい荷物が多いほど料金は高くなってしまいます。

引越し業者にはすぐに使う生活必需品のみを運んでもらい、残り、生活が落ち着いてから送ってもらったりすれば、比較的料金を安く抑えられます。

引越しの当日から使うものや引越し後すぐに揃えたいもの

4. 午後便やフリー便で引っ越しする

引越しで人気があるのは朝1番で作業を始める午前便です。業者によっては1便など別の呼び名があります。

他の依頼者の引越し作業が終わった後に作業をする午後や夕方の便は朝の便に比べると人気が低いため作業料金が安くなります。

引越し日を1日空けられるのであれば、作業開始タイミングを業者の都合に合わせるフリー便にしてもらうと格安料金で引っ越せる可能性が高いです。

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引越し業者を探すときには一括見積もりを活用しましょう。自分にあった複数の引越し見積もりが閲覧できるため、最も安い引越し業者が見つかります。

一括見積もりをすると電話やメールがしつこいというイメージがありますが、ミツモアでは営業は一切ありません。引越し業者とのやり取りもアプリ内チャットで完結します。自分のペースでやり取りができるためにおすすめです。

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