11月は引越し需要が急増する年末年始と、2月、3月、4月の繁忙期を前にした最後の1カ月間です。1年間の中でも引越し件数は少ない時期であり、ピーク時よりも料金が割安な傾向があります。
引越し業者の予約も取りやすく、寒さが本格化する前で作業しやすい気候です。ただし、11月は9月や10月よりは比較的高くなりますし、文化の日と勤労感謝の日の祝日前後は割高です。11月の引越し費用相場や2024年11月の中で安い日、11月の引越し費用を安くするコツを解説します。
11月の引越し料金の相場
11月の引越し料金のシミュレーション
人数と距離、引越し月に「11月」を入力すると、引越し料金の平均値、最安値、最高値のシミュレーションできます。計算結果はミツモアの依頼データから算出しています。
※ ミツモアにおける引越し依頼への応募価格から算出しています。(2023年5月1日~2024年3月20日)
単身引越しの11月の料金相場
11月の単身引越しの料金相場は、同じ都道府県への引越しが1万5700円~3万1518円、別の都道府県への引越しが3万8500~13万4500円です。荷物量が少なかったり、距離が近かったりすると1万円台で引っ越せる場合があります。
移動距離 | 平均費用 | 相場 |
---|---|---|
0~15km未満 同一市区町村 |
26,100円 | 15,700~31,000円 |
15~50km未満 同一都道府県 |
26,600円 | 17,934~31,518円 |
50~200km未満 同一・近隣地方 |
38,100円 | 26,200~44,715円 |
200~500km未満 近・中距離地方 |
73,400円 | 51,521~87,384円 |
500km以上 遠距離地方 |
144,900円 | 94,200~179,141円 |
※ミツモアにおける引越しの見積もり価格(2023年11月時点)
家族引越しの11月の費用相場
11月の単身引越しの料金相場は、同じ都道府県への引越しが3万7700~7万6900円、別の都道府県への引越しが5万3400~20万2600円です。
移動距離 | 2人暮らし | 3人家族 | 4人家族 | 5人以上の家族 |
---|---|---|---|---|
0~15km未満 同一市区町村 |
37,700円 | 45,800円 | 48,800円 | 48,000円 |
15~50km未満 同一都道府県 |
41,000円 | 54,000円 | 67,000円 | 76,900円 |
50~200km未満 同一・近隣地方 |
53,400円 | 66,900円 | 78,600円 | 61,900円 |
200~500km未満 近・中距離地方 |
89,900円 | 108,400円 | 139,800円 | 120,400円 |
500km以上 遠距離地方 |
195,700円 | 186,300円 | 202,600円 | 191,000円 |
※ミツモアにおける引越しの平均見積もり価格(2023年11月時点)
引越し費用は荷物量が多くて、移動距離が長いほど高くなります。11月の日付や引越し業者によって料金設定が違うため、安く済ますなら相見積もりをしてみて、料金を比べることがおすすめです。
11月の引越しは12月より安くてメリットが多い
11月の引越し費用は、年間を通してみるとそれほど安価ではないように見えます。しかし、10月と比べると単身引越しは若干高くなるくらいですし、2人暮らしの引越しは10月よりむしろ安くなっています。また、引越し需要が急増する12月、1月、2月、3月、4月に比べると、全体的にかなり割安です。
11月は進学や就職のシーズンでもなく、転勤する人も少ないです。年末年始のような大型連休がないため、料金が割安以外にも次のメリットがあります。
- 賃貸物件が埋まりにくく、値下げされている物件がある
- 引越し業者のスケジュールに空きがあり、予約が取りやすい
- 涼しい気候のため、引越し準備や梱包作業がしやすい
- 人員が確保しやすいため、引越しがスムーズに終わる
11月は「物件数が少ない」されていますが、実際は転勤シーズン後の新しい空き物件が一定数存在しています。市場に出回る物件は繁忙期より少なめですが、競争が激しくないため、掘り出し物件を見つけられる可能性が高いです。
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10月の引越し料金相場
月別や人数別、建物条件、荷物条件を含めた引越し費用を計算したい人は、無料シミュレーションでわかります。
2024年11月で引越し料金が安い日
11月は連休がない中旬が特に安い
11月の引越し費用が最も安い日は、中旬の平日です。実際にミツモアのおける2023年11月の引越し見積もりデータから、11月の時期別の料金を算出しました。
時期 | 単身 | 2人暮らし | 3人家族 | 4人家族 |
---|---|---|---|---|
上旬 | 39,600円 | 49,400円 | 59,200円 | 57,100円 |
中旬 | 38,000円 | 42,600円 | 50,500円 | 55,000円 |
下旬 | 40,400円 | 47,900円 | 52,600円 | 63,500円 |
※ミツモアにおける引越しの平均見積もり価格(2023年11月時点)
データによると11月中旬の引越し料金は上旬より1000~7000円、下旬より2000~7500円ほど安くなっています。
11月中旬であれば土日祝日であっても、下旬より安いです。例えば「単身の15km以内の引越し」は、11月中旬の土日が平均2万4700円ですが、下旬は2万9000円となっています。
2024年11月の引越し料金カレンダー
ミツモアでの料金傾向や大手引越し業者の料金予測をもとに、引越し料金の予測カレンダーを作成しました。
11月は就職や転勤といったライフイベントが重ならない閑散期のため、引越し件数が少なく全体的に料金が安いです。ただし閑散期であっても、土日や祝日は引越し需要が増すため、平日より料金が高くなります。11月の中でも安く引っ越したいなら、平日の火~木曜日がおすすめです。
2024年11月の引越し料金が安い日は、6(水)、7(木)、13(水)、19(火)であり、大手引越し業者でも安く依頼できます。
参考:引っ越しお得日カレンダー|アート引越しセンター
2024年11月で引越しの縁起が良い日
11月の縁起の良い日は次の通りです。特に11月2日は縁起が良い日が重なり、若干混むことがあるため、早めの予約しましょう。
11月の縁起が良い日 | 内容 |
2 | 大安、一粒万倍日 |
5 | 一粒万倍日 |
8 | 大安 |
14 | 大安 |
17 | 一粒万倍日 |
18 | 一粒万倍日 |
20 | 大安 |
26 | 大安 |
29 | 一粒万倍日 |
30 | 一粒万倍日 |
11月の引越し費用を安くおさえるコツ
11月の引越しをもっとお得にするために、費用をなるべく安く抑えるコツです。
11月の引越し費用を安くする方法 | 節約できる料金 |
---|---|
11月中旬の平日に引っ越す | 1000~3万円 |
文化の日と勤労感謝の日周辺を避ける | 5000~3万円 |
日没16時30分以降やフリー便で依頼する | 5000~1万円 |
冬物を処分して荷物を減らす | 1000~5000円 |
エアコンクリーニングは引越し時に頼む | 1000~数万円 |
1. 11月中旬の平日に引っ越す
なるべく安く引っ越したい場合は、11月中旬の平日を選びましょう。特に11月15日は七五三もあるため、引っ越す人が少なくねらい目です。
六曜で縁起の悪い日を避ける人も多いため、仏滅や赤口を引越し日に選ぶこともおすすめです。2024年11月で平日かつ仏滅は、7(木)、13(水)、赤口は15(金)となっています。
2. 文化の日と勤労感謝の日周辺を避ける
文化の日と勤労感謝の日を含む3連休周辺は、11月の中で引越し依頼が最も集中する期間です。上旬と下旬が中旬より割高になる理由も、11月3日の文化の日と、11月23日の勤労感謝の日があることが影響しています。連休中は荷造りから荷解きまで1度に終わらせられるために人気がありますが、それらを避けることで引越し料金は下がりやすくなります。
2024年は文化の日が4日の月曜日であり3連休になっています。勤労感謝の日は23日の土曜日であるため、そこまで高くならないと予想できますが、予約はしにくいです。
3. 日没16時30分以降やフリー便で依頼する
荷物の到着が夜間や翌日になっても構わない人は、日没の16時30分以降に引越しを依頼することもおすすめです。
一般的に午前中や昼過ぎの引越し依頼は、当日中に荷物を搬入できるため人気があり、午後の依頼よりも需要が高くなります。特に11月は日没後の気温が低く、暗くなるのが早いです。多くの人が午前中、遅くても15時頃までの新居への搬入を希望するため、夕方以降の引越し料金は比較的安くなる傾向があります。
夜間の作業でも気にならない人や、翌日以降の搬入になっても支障がない場合は、夕方以降の引越しを検討しましょう。
4. 冬物を処分して荷物量を減らす
引越し料金は荷物量に応じて増加します。特に冬物のコートやダウンジャケットは生地が厚くかさばりやすいため、数が多いとダンボール箱が増えてしまいます。
新しくコートや服を購入する予定がある人は、もう着ないであろうコートやダウン、ジャケットをリサイクルショップに出して、荷物量を減らしましょう。また冬服の買取価格が9~12月中はアップします。
5. エアコンクリーニングは引越し時に頼む
一般的に気温が20℃を下回ると、暖房を使い始める人が増えます。寒さが厳しくなる12月や1月はエアコンクリーニングを頼む人も多く、料金が割高になります。
そのためエアコンクリーニングは11月の引越し時に済ませることで、12月以降に別途依頼するより割安になります。引越し費用を直接下げる方法ではありませんが、トータルの費用を安くする手段として有効です。
11月に引越しする場合の注意点
朝夕は冷え込むため、寒さ対策が必要
11月の平均気温は東京でも7~18℃です。日中は比較的快適ですが、朝方や夕方以降は10℃以下の気温になります。
引越し作業中はドアの開け閉めを頻繁にするため、室内にいても冷え込みを感じやすいでしょう。防寒対策としてコートやジャケットを着ておくか、外の移動に備えて手元に持っておくようにします。
年末調整の書類など住所を間違えやすい
会社勤めの人は、11月に年末調整の書類を提出することが多いです。年末調整の書類に書く住所は、原則「年末調整後の1月1日時点で住んでいる住所」と決まっています。
そのため11月に引っ越す場合、新居の住所を年末調整書類に書きましょう。提出時点で新住所が決まっていなければ、いったん現住所を記入しても問題ありません。
11月の引越し料金を安く抑えるには相見積もりがおすすめ
11月は引っ越す人が少ないことから引越し料金が安い月です。年末年始からは料金が高くなるため、お得に引っ越したいなら11月中がおすすめです。
一方、引越し業者によって料金差がかなりあります。引越しの相見積もりをして、最もリーズナブルな引越し業者を見つけましょう。
ミツモアでは簡単な質問に答えるのみで、最大5つの引越し見積もりがすぐに届きます。料金が比べられますし、口コミ評価も見れます。やりとりはチャットで完了、営業電話もないため安心して依頼できるでしょう。