6月は連休がなく雨天の日も多いため、年間で最も引越し件数が少ない時期です。そのため繁忙期に比べて安く引っ越せますが、雨や湿気に備えた対策が必要です。
6月の引越し費用相場や、より安く抑える方法、6月に引っ越すときの注意点を紹介します。
6月の引越し料金の相場
6月の引越し料金のシミュレーション
人数と距離、引越し月に「6月」を入力すると、引越し料金の平均値、最安値、最高値のシミュレーションできます。計算結果はミツモアの依頼データから算出しています。
※ ミツモアにおける引越し依頼への応募価格から算出しています。(2023年5月1日~2024年3月20日)
6月の単身の引越し費用相場
単身者が6月に引っ越すときの費用は、同じ都道府県内なら2万5600円~2万7100円です。
移動距離 | 単身 |
---|---|
0~15km未満 (同一市区町村) |
25,600円 |
15~50km未満 (同一都道府県程度) |
27,100円 |
50~200km未満 (同一・近隣地方程度) |
35,700円 |
200~500km未満 (近・中距離地方程度) |
67,500円 |
500km~ (遠距離地方程度) |
140,800円 |
※ミツモアにおける引越しの平均見積もり価格(2023年6月時点)
引越しは移動距離が長いほど費用が高くなります。たとえば東京から福岡など500km以上の引越しなら10万円以上かかるでしょう。
正確な費用を知りたい場合、実際に見積もりを取って確認するのがオススメです。
6月の家族の引越し費用相場
2名以上の家族が6月に引っ越すときの費用は、同じ都道府県なら3万6400円~6万5500円です。
移動距離 | 2人暮らし | 3人家族 | 4人家族 | 5人以上の家族 |
---|---|---|---|---|
0~15km未満 (同一市区町村) |
36,400円 | 42,000円 | 45,400円 | 45,700円 |
15~50km未満 (同一都道府県程度) |
43,300円 | 42,900円 | 65,500円 | 34,800円 |
50~200km未満 (同一・近隣地方程度) |
56,600円 | 60,700円 | 75,100円 | 79,400円 |
200~500km未満 (近・中距離地方程度) |
92,100円 | 106,100円 | 82,000円 | 97,900円 |
500km~ (遠距離地方程度) |
17,0700円 | 161,500円 | 201,100円 | ー |
※ミツモアにおける引越しの平均見積もり価格(2023年6月時点)
家族引越しは世帯によって荷物量も異なり、料金にも差が出やすいです。引越し先が400~500kmの遠方で、荷物量が2トントラック2台分などの家族引っ越しでは10万円~20万円はかかります。
料金相場を確認するため、実際に複数の引越し業者から見積もりを取るのがオススメです。
6月の引越しは5月や7月と比べて安い?
6月は見積もり金額がほぼ底値になる、年間を通して最も引越し費用が安い月です。5月や7月と比べても安く引っ越せます。
5月はゴールデンウィーク期間があるため、6月よりも引っ越す人が多く料金が高めです。7月とは平均価格がほぼ変わらないですが、6月の方が若干安めです。
引越し料金は需要に合わせて大きく変動するので、ひと月ずれるだけでも価格が異なります。5月と7月の引越し料金については、以下の記事で詳しく紹介しています。
関連記事:7月の引越し料金相場
月ごとの引越し費用を比較したい人は、以下の記事を参照ください。
2024年6月の引越し料金が安い日程
6月の引越し料金が安い日程は、上旬~中旬の平日です。とくに上旬の月曜日から木曜日は、6月の中でも安く引っ越せるでしょう。
6月は上旬の引越し料金がとくに安い
実際のミツモアの引越し見積もりデータから、6月上旬・中旬・下旬の費用を比較しました。
下旬と比べて、上旬の引越し料金の方が単身者は3000円、3人家族5000円ほど安いです。
時期 | 単身 | 2人暮らし | 3人家族 | 4人家族 |
---|---|---|---|---|
上旬 | 35,600円 | 42,700円 | 43,800円 | 52,700円 |
中旬 | 35,600円 | 44,700円 | 45,500円 | 46,400円 |
下旬 | 38,100円 | 41,300円 | 49,600円 | 47,200円 |
※ミツモアにおける引越しの平均見積もり価格(2023年6月時点)
2024年6月の引越し料金カレンダー
大手引越し業者の料金予測や、ミツモアでの料金の傾向をもとに、引越し料金の予測カレンダーを独自で作成しました。
6月は月間を通じて連休や大きな生活の変化もなく、引越し費用が安い日が多いです。中でも上旬の月曜日から木曜日は、とくに安く引っ越せます。
なお6月であっても、仕事が休みで引っ越す人が多い土日は料金が高めです。
6月の引越し費用を安くおさえるコツ
引越し費用を安くするコツについて、6月で使える方法に絞って紹介します。
6月の引越し費用を安くする方法 | 節約できる料金 |
---|---|
6月上旬~中旬の平日に引っ越す | 1000~3万円 |
梅雨入り後の値引きを狙う | 1000~5000円 |
衣替えなどで私物を整理し荷物量を減らす | 5000~数万円 |
気温上昇前にエアコン清掃を同時依頼するとお得 | 1000~5000円 |
年間を通じて使える引越し費用を安くする方法は、以下で詳しく紹介しています。
6月上旬~中旬の平日に引っ越す
土日祝日は引っ越す人が多いため、平日よりも料金が高い傾向です。日程に融通が利くなら6月上旬~下旬の平日に引っ越すと、費用を抑えられます。
仏滅や赤口の日の引越しを選ぶするのもおすすめです。縁起の悪い日とされており、引越しを避ける人もいるため料金が安価に設定されている可能性があります。
2024年6月で平日の仏滅は6月11日(火)、17日(月)、赤口は3日(月)、13日(木)、19日(水)、25日(火)です。
梅雨入り後の値引きを狙う
梅雨シーズンは引越しを控える人が多く予約数が減るため、費用が安くなりやすいです。引越し日に雨が降ってしまうと、荷物が濡れたり作業時間が長引くことがあるためです。
気象庁のデータによると、平年6月7日ごろに全国的に梅雨入りします。とくに単身者や大型家電が少ない人は、雨で濡れて困る家財が少なくお得に利用できるでしょう。
雨の日の引越しの注意点は「梅雨シーズンで荷物が濡れるリスクがある」も参考ください。
衣替えで整理した服を処分し荷物量を減らす
引越しをする前に不要な衣服や家具を処分することで、荷物量が減り、料金が安くなります。
6月は気温が暖かくなり衣替えをする人も多い季節です。着なくなった冬物・春物のコートやジャケットは、不用品回収やリサイクルショップに出してしまいましょう。
また傘などの雨具はかさばるため、必要最低限だけ残して処分するのがおすすめです。湿気に弱い、使わなそうな調味料や食品なども処分しましょう。
気温上昇前にエアコン清掃を同時依頼するとお得
6月は引越しと同時にエアコンクリーニングすると、7月以降に別途依頼するよりも割安です。
7月になるとエアコンクリーニングの需要が増して料金が高くなります。シーズン前の6月に、引越しのタイミングでエアコンクリーニングも済ませてしまいましょう。早めの依頼でエアコン内部のカビの繁殖も防げます。
引越しの料金を直接下げられるわけではないですが、新生活にかかるトータル費用を安くすることが可能です。
6月に引越しする場合の注意点
6月に引っ越すときに注意しておきたい点をまとめました。
梅雨シーズンで荷物が濡れるリスクがある
6月は全国的に梅雨の時期であり、雨が降る日が多く湿度も高いです。
雨が降っても基本的に引越し作業は行われますが、積み込み・積み下ろしのときに荷物が濡れてしまうおそれがあります。
天気予報を確認し、引越し日に雨が降る可能性があるかどうかを確認しておきましょう。
書籍や電子機器などの濡らしたくない荷物は、ビニール袋に入れてから段ボールに詰めるなどの対策をすると安心です。搬入時に水滴を拭く用の雑巾を、複数枚用意しておくのも良いでしょう。
大型家具・家電は引越し業者が濡れないように配慮してくれることが多いですが、心配な場合は事前に対応を聞いておくのがおすすめです。
なお雨に濡れた段ボールをそのままにしておくと、湿気で中の荷物が痛んだり、カビが生えたりするおそれがあります。荷ほどきは早めに行いましょう。
通常期でも土日の引越しは割高
引越し閑散期と言われる6月であっても、土日の引越しは年中需要重要が高く、平日と比べると割高です。場合によっては繁忙期の平日の方が、6月の土日よりも安いケースもあります。
安く引っ越したいなら平日に引越し日を調整するか、「荷物を減らす」「相見積もりをとる」といった方法を試しましょう。
6月の引越し料金を安く抑えるには相見積もりがおすすめ
6月は1年のなかでもとくに安く引っ越せる月です。ただし「雨天時に荷物が濡れる」「土日は料金が高い」といった点には気を付けなければなりません。
また引越し料金は、同じ荷物量、距離でも業者によって大きく異なります。少しでも安くするために、複数の引越し業者から見積もりを取って、料金を確認しましょう。
ミツモアなら最大5社まで同時に料金がわかり、同じサービスを利用した人の口コミも見れて便利です。