7月は学校が夏休みに入る前で、会社の人事異動の時期からも外れています。そのため引っ越す人が少なく、繁忙期の3月や4月に比べて料金が安いです。
7月に引っ越す場合、暑い中で作業することとなるため荷物の湿気や熱中症に注意が必要です。
7月の引越し料金の相場
7月の引越し料金のシミュレーション
人数と距離、引越し月に「7月」を入力すると、引越し料金の平均値、最安値、最高値のシミュレーションできます。計算結果はミツモアの依頼データから算出しています。
※ ミツモアにおける引越し依頼への応募価格から算出しています。(2023年5月1日~2024年3月20日)
7月の単身の引越し費用相場
単身者が7月に引っ越すときの費用は、同じ都道府県なら2万5500円~2万6300円が相場です。
移動距離 | 単身 |
---|---|
0~15km未満 (同一市区町村) |
25,500円 |
15~50km未満 (同一都道府県程度) |
26,300円 |
50~200km未満 (同一・近隣地方程度) |
39,100円 |
200~500km未満 (近・中距離地方程度) |
69,700円 |
500km~ (遠距離地方程度) |
134,700円 |
※ミツモアにおける引越しの平均見積もり価格(2023年7月時点)
引越し費用は荷物量や移動距離が増えると料金も上がります。遠方への引越しは10万円以上かかることがある一方、近距離で荷物も数点なら1万円以内で済む場合も。
正確な費用を知りたい場合、実際に見積もりをとって確認するのがオススメです。
7月の家族の引越し費用相場
2名以上の家族で7月に引っ越すときの費用は、同じ都道府県なら3万7000円~5万1700円が目安です。
移動距離 | 2人暮らし | 3人家族 | 4人家族 | 5人以上の家族 |
---|---|---|---|---|
0~15km未満 (同一市区町村) |
37,000円 | 41,000円 | 42,500円 | 41,200円 |
15~50km未満 (同一都道府県程度) |
41,100円 | 51,100円 | 40,400円 | 51,700円 |
50~200km未満 (同一・近隣地方程度) |
52,900円 | 55,500円 | 76,800円 | 48,700円 |
200~500km未満 (近・中距離地方程度) |
81,200円 | 93,700円 | 98,700円 | 71,300円 |
500km~ (遠距離地方程度) |
159,100円 | 167,100円 | 178,000円 | 142,200円 |
※ミツモアにおける引越しの平均見積もり価格(2023年7月時点)
ファミリー引越しは世帯によって荷物量も異なり、料金に差が出やすいです。
オプションサービスの有無でも料金は異なります。たとえば引越し先は5km圏内でも、2トントラック2台分の梱包や荷ほどき、家具の解体・組立まで頼んで、約14万円になる例もあります。
正確な料金を知るためには、実際に見積もりを取ってみるのがオススメです。
7月の引越しは6月や8月と比べて安い?
7月の引越しは6月より若干高く、8月より安めの傾向です。
梅雨の時期である6月よりも、夏休みに突入する7月の方が引越し需要が増し、料金も上がります。同様に夏休み期間の長い8月より、7月の方が安いです。
引越し料金はひと月ずれるだけでも価格が異なります。6月、8月の引越し料金については、以下の記事で詳しく紹介しています。
6月の引越し料金相場
8月の引越し料金相場
月ごとの引越し費用を比較したい人は、以下の記事を参照ください。
2024年7月の引越し料金が安い日程
7月で引越し費用が安い日は、上旬の平日です。2024年7月の場合、3日(水)、4日(木)、9日(火)、10日(水)といった平日の中でも中日がとくに安く引っ越せます。
7月は上旬が比較的安い
7月は下旬に夏休みがあるため、学生の単身引越しの需要が高まります。上旬が比較的安く、中旬以降は高くなる傾向です。
時期 | 単身 | 2人暮らし | 3人家族 | 4人家族 |
---|---|---|---|---|
上旬 | 3万5200円 | 4万2700円 | 4万3800円 | 5万2700円 |
中旬 | 3万5900円 | 4万4900円 | 4万5200円 | 4万5700円 |
下旬 | 3万7600円 | 4万1600円 | 4万9400円 | 4万7700円 |
※ミツモアにおける引越しの平均見積もり価格(2023年7月時点)
2024年7月の引越し料金カレンダー
大手引越し業者等の料金予測や、ミツモアでの料金の傾向をもとに、引越し料金の予測カレンダーを独自で作成しました。
7月はとくに、海の日がある連休前後と隣接しない、平日の引越し費用が安いです。学校や幼稚園の夏休みが始まる下旬になると、料金が高めの日が続きます。
7月の引越し費用を安くおさえるコツ
「引越しの時期は変えられないけど、費用をなるべく安く抑えたい」という人も多いかと思います。7月の引越し費用を安くおさえる方法を紹介します。
7月の引越し費用を安くする方法 | 節約できる料金 |
---|---|
夏休み前の7月上旬に引っ越す | 5000円~数万円 |
海の日の連休を避ける | 5000円~数万円 |
あえて気温が高い昼に引越しを頼む | 1000円~1万円 |
夏物アイテムを見直して荷物を減らす | 5000円~1万円 |
エアコン取り付けを同時に依頼するとお得 | 1万円~2万円 |
年間を通じて使える引越し費用を安くする方法は、以下で詳しく紹介しています。
夏休み前の7月上旬に引っ越す
7月は学生の夏休みが始まると引越しの需要が高まり、料金も割高になります。そのため7月の中でも上旬に引っ越すと、安く抑えられてオススメです。
また土日は閑散期であっても料金が高くなります。可能なら平日に引っ越しましょう。中でも仏滅や赤口といった、引っ越すには縁起が悪いとされる日は狙い目です。
引越しを避ける人もいるため、料金が安い可能性があります。2024年7月の仏滅は5日(金)、10日(水)、16日(火)、22日(月)、赤口は1日(月)、12日(金)、18日(木)、24日(水)、30日(火)です。平日に引っ越せるのであれば意識してみましょう。
海の日の連休を避ける
2024年は7月13日(土)~15日(月)は海の日を含んだ3連休があります。連休中は遠距離引越しや、荷解きまで完結させたい家族連れのニーズが高まり、普段の土日よりもさらに料金が高いです。
また連休前の7月12日(金)も料金が上がるでしょう。なるべく安く引越ししたい人は、連休は避けるのが無難です。
あえて気温が高い昼に引越しを頼む
7月は本格的に夏が始まり、連日猛暑日が続くこともあります。とくに午後2~3時は30度以上の気温となり、引越しする時間帯としては不人気です。
予約数が少ない時間ほど、引越し費用は安くなります。あえて昼頃の空いてそうな時間に予約するのも1つの手です。
引越しの搬入作業を手伝う場合は、熱中症や脱水症状に気をつけて、水分をしっかり補給しながら作業をしましょう。詳しくは「7月に引越しする場合の注意点」でも解説しています。
夏物アイテムを見直して荷物を減らす
引越し料金は荷物が多いほど高いです。引っ越す前に不用品を処分して、荷物量を減らしておきましょう。
7月の引越しであれば、古い扇風機やサーキュレーターはかさばるため、買い換える予定があれば処分しておくのがおすすめです。
もう着ない夏服や水着、サンダルなども整理しましょう。引越し日までに余裕があれば、リサイクルショップやフリーマーケットアプリで売却すると、引越し費用の足しにできます。
エアコン取り付けを同時に依頼するとお得
7月はエアコン設置の依頼が1年で最も多い月で、需要に応じて工事費用も上がりがちです。
引越し業者がエアコン取り付け工事にも対応している場合、料金を確認すると良いでしょう。別の業者に頼むよりもスムーズで、引越しとの同時依頼で割引をしてくれる可能性が高いです。
引越し料金が直接安くなるわけではないですが、総額費用を下げられるでしょう。旧居にあるエアコンが古い場合は、処分して新しいエアコンを設置するのも選択肢です。
7月に引越しする場合の注意点
7月に引っ越すときに注意しておきたい点をまとめました。
梅雨明けしていない地域は雨に濡れる可能性がある
梅雨シーズンは例年、7月16日ごろまで続きます。梅雨明けは地域によって異なるため、天気予報のチェックが欠かせません。雨予報の場合、荷物の濡れ対策が必要です。
段ボールは水にぬれると強度が落ちてしまうため、ビニールシートで外側を包みましょう。水が浸入しないように隙間なく覆い、テープでしっかりと固定することが大切です。
衣類や書籍、電化製品などの湿気に弱い荷物は、防湿剤を同梱するのも良いでしょう。引越し業者に対応を相談するのもオススメです。
湿気で荷物がカビたり傷んだりしやすい
7月は高温多湿な時期です。雨の日ではなくても、湿気には注意しましょう。引越しで使用した段ボール箱は、新居でなるべく早く開けるといった対策が必要です。
また冷蔵庫の中身の処理にも注意しましょう。炎天下で残った食材を持ち運ぶことは、食中毒のリスクがあり危険です。7月の引越しに限らず、食材は引越し前に食べ切ってしまうことをオススメします。
どうしても運びたい食材がある場合は、クーラーボックスで十分に中を冷やして運ぶか、クール便の利用を検討しましょう。
暑さで荷造り・荷ほどきが大変
7月は暑さが厳しく、引越し作業には過酷な環境です。エアコンを取り外してから設置するまでは冷房器具も使用できません。新居にカーテンをつけていない場合は、強い日差しが差し込む中で荷ほどき作業をすることになります。
水分や塩分をこまめにとる、帽子やサングラスを用意するなどで、熱中症対策をしましょう。扇風機だけ早めに搬入して涼めるようにするのも良いです。
エアコン取り付け工事が混み合う
7月は暑さに比例してエアコン設置の需要が高まる時期です。エアコン工事業者の予約が混み合うので、移設・設置の工事が希望日にできない可能性もあります。
旧居や新居のエアコン着脱が必要であれば、7月の引越しが決まった時点で早めに予約を確保しておくのがオススメです。
引越し業者のオプションで、エアコンの移設や新規取り付けも受け付けていることがあります。引越し見積もりをする際に、オプションで条件付けして料金や設置日を確認しましょう。
自分で工事を手配する場合は、引越し日程が決まったら、引越し業者探しと並行して早めにエアコン工事業者も探し始めます。最低でも引越し日の1週間前にはエアコン業者に工事を依頼しておきましょう。
7月の引越し料金を安く抑えるには相見積もりがオススメ
引越し費用は時期のみではなく、引越し業者によっても大きく異なります。最も安い引越し業者を見つけるために、相見積もりをして料金を比較しましょう。
相見積もりで引越し業者を探すなら、最大5つの業者から見積もりがとれるミツモアを利用してみてはいかがでしょうか。
エアコン取り付けをセットで依頼できるお得な業者なども簡単にわかります。料金だけではなく、業者の口コミを見れるので安心です。